JPS589218A - 磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents
磁気記録媒体の製造方法Info
- Publication number
- JPS589218A JPS589218A JP56107259A JP10725981A JPS589218A JP S589218 A JPS589218 A JP S589218A JP 56107259 A JP56107259 A JP 56107259A JP 10725981 A JP10725981 A JP 10725981A JP S589218 A JPS589218 A JP S589218A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording medium
- magnetic recording
- magnetic layer
- edta
- corrosion resistance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/62—Record carriers characterised by the selection of the material
- G11B5/72—Protective coatings, e.g. anti-static or antifriction
- G11B5/722—Protective coatings, e.g. anti-static or antifriction containing an anticorrosive material
Landscapes
- Magnetic Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は磁気記録媒体の製造方法に関する。
２ パフ。
鉄、コバルト、ニッケルあるいはそれらを主成分とする
合金の薄膜を真空蒸着、スパッタリング、イオンブレー
ティング、鍍金などの方法て基板フィルム上に形成させ
た金属薄膜型磁気記鋒テープあるい社それらの金属粉末
を樹脂バインダーで結合させた金属粉末型磁気記録テー
プは、従来の酸化鉄を主体とする強磁性粉末を樹脂バイ
ンダーで結合させた通常の塗布型テープとは異なり、高
湿度中あるいは腐蝕性ガス中で！食を生じ易い。。
合金の薄膜を真空蒸着、スパッタリング、イオンブレー
ティング、鍍金などの方法て基板フィルム上に形成させ
た金属薄膜型磁気記鋒テープあるい社それらの金属粉末
を樹脂バインダーで結合させた金属粉末型磁気記録テー
プは、従来の酸化鉄を主体とする強磁性粉末を樹脂バイ
ンダーで結合させた通常の塗布型テープとは異なり、高
湿度中あるいは腐蝕性ガス中で！食を生じ易い。。
そのため金属薄膜型１＋は金属粉末型の磁気記録用テー
プの表面をグロー放電による酸化、あるいはきわめて薄
い樹脂コーティングなどの防錆処理を施してその安定化
を行りているが、実用上十分に満足する状態のものが得
られ難い現状にある。
プの表面をグロー放電による酸化、あるいはきわめて薄
い樹脂コーティングなどの防錆処理を施してその安定化
を行りているが、実用上十分に満足する状態のものが得
られ難い現状にある。
とくに我国の多くの地方には梅雨シーズンがあり、その
期間はとくに高温多湿で金属の腐食の面からみるときわ
めて悪り条件であシ、実際にこの時期に各種の金属部品
の腐食クレームの発生が多い傾向がある。
期間はとくに高温多湿で金属の腐食の面からみるときわ
めて悪り条件であシ、実際にこの時期に各種の金属部品
の腐食クレームの発生が多い傾向がある。
また我国は周囲を海で囲まれておシ、海岸近くの住人は
常に塩分を含む強い腐食性雰囲気に悩まされている。さ
らに我国は火山国であり、多くの地区で温泉や火山性噴
出ガスが発生しているが、このような地区では多くの場
合、硫化水素（）１２Ｂ）、二酸化いおう（８０２）、
アンモニア（ＮＨ３）などの腐食性ガスを発生させてい
る。また多くの地域に工業地帯があ゛す、それらの中に
は各種の腐食性ガスや粉じんを発生させている場合があ
る。
常に塩分を含む強い腐食性雰囲気に悩まされている。さ
らに我国は火山国であり、多くの地区で温泉や火山性噴
出ガスが発生しているが、このような地区では多くの場
合、硫化水素（）１２Ｂ）、二酸化いおう（８０２）、
アンモニア（ＮＨ３）などの腐食性ガスを発生させてい
る。また多くの地域に工業地帯があ゛す、それらの中に
は各種の腐食性ガスや粉じんを発生させている場合があ
る。
周知のように鉄は一般的な環境下でも腐食するし、他方
ニッケルやコバルトは鉄と比較すると耐食性の面ですぐ
れてはいるが、前述したような環境下では腐食する。と
くに金属板とは異なり、真空蒸着、スパツタリング、イ
オンブレーティング、鍍金などの方法でつくられた金属
薄膜は、一般に金属板に比較して活性が強く腐食されや
すい傾向がある。
ニッケルやコバルトは鉄と比較すると耐食性の面ですぐ
れてはいるが、前述したような環境下では腐食する。と
くに金属板とは異なり、真空蒸着、スパツタリング、イ
オンブレーティング、鍍金などの方法でつくられた金属
薄膜は、一般に金属板に比較して活性が強く腐食されや
すい傾向がある。
磁気記録されたカセットテープは、それが音声記録、映
像記録Ｋかかわらず長期間腐食変質することなく保存で
きることが必要である。例えば人間の幼時期の映像記録
などについては長期間の場合には１０〜２０年の耐食性
が要求されるであろう。
像記録Ｋかかわらず長期間腐食変質することなく保存で
きることが必要である。例えば人間の幼時期の映像記録
などについては長期間の場合には１０〜２０年の耐食性
が要求されるであろう。
鉄、ニッケル、コバルトまたはそれらの合金を真空蒸着
法によりてつけただけの蒸着テープは、各種の雰囲気中
に放置すると、比較的短期間で腐食する場合がある。例
えば６０〜６０℃、相対湿度９０チの雰囲気中では数週
間で腐食が生じることがあシ、また梅雨時に屋内に放置
したものについても数、ケ月で白色はん点状の腐食生成
物が認められることがある。このような腐食による変質
を防止するために、表面層のグロー放電による酸化やコ
ーティング等を行りているが、それ、でもきわめて長期
間の耐食性を完全に保障することは困難である。
法によりてつけただけの蒸着テープは、各種の雰囲気中
に放置すると、比較的短期間で腐食する場合がある。例
えば６０〜６０℃、相対湿度９０チの雰囲気中では数週
間で腐食が生じることがあシ、また梅雨時に屋内に放置
したものについても数、ケ月で白色はん点状の腐食生成
物が認められることがある。このような腐食による変質
を防止するために、表面層のグロー放電による酸化やコ
ーティング等を行りているが、それ、でもきわめて長期
間の耐食性を完全に保障することは困難である。
本発明は、コバルト金属又はコバルト合金の強磁性金属
薄膜よシ成る磁気記録媒体の磁Ｉ）１層の表面を、ＥＤ
ＴＡ、過酸化水素及び硫酸を含む水溶液で所定の温度及
び時間処理し、磁軸層表面の耐食性を向上させようとす
るもので以下本発明の説明を行なう。
薄膜よシ成る磁気記録媒体の磁Ｉ）１層の表面を、ＥＤ
ＴＡ、過酸化水素及び硫酸を含む水溶液で所定の温度及
び時間処理し、磁軸層表面の耐食性を向上させようとす
るもので以下本発明の説明を行なう。
ＥＤＴＡ＠ｆｉｌが０．０５〜２％、 過酸化水素ＩＩ
ＩＩ カ０．１〜６％及び硫酸濃度がｏ、ｏｏｏａ
〜０．００！Ｎ（規定）となるように調製し７＋（ａ者
の混合水溶液を、５〜６０℃の温度に設定した処理槽中
に２〜２ｏ分の範囲で磁性層を浸漬して処理する。゛処
理後の磁性層はイオン交換水又は蒸留水で十分に洗って
付着残存している薬品類を完全に洗い流す。
ＩＩ カ０．１〜６％及び硫酸濃度がｏ、ｏｏｏａ
〜０．００！Ｎ（規定）となるように調製し７＋（ａ者
の混合水溶液を、５〜６０℃の温度に設定した処理槽中
に２〜２ｏ分の範囲で磁性層を浸漬して処理する。゛処
理後の磁性層はイオン交換水又は蒸留水で十分に洗って
付着残存している薬品類を完全に洗い流す。
磁性層上の水滴は、そのまま放置して乾燥すると”しみ
”とな”ｌ’残るので乾燥濾紙のようなものではさ゛み
、余分の水分を除去して後、６Ｏ−ＥＫ）℃で１０〜２
０分間乾燥させる。
”とな”ｌ’残るので乾燥濾紙のようなものではさ゛み
、余分の水分を除去して後、６Ｏ−ＥＫ）℃で１０〜２
０分間乾燥させる。
この様に処理し九磁性層の耐食性は、高湿度試験（６０
℃、Ｒ０Ｈ９０％）かあるいは発露腐食試験で試験後、
光学顕微鏡で観察して耐食性を評価する。
℃、Ｒ０Ｈ９０％）かあるいは発露腐食試験で試験後、
光学顕微鏡で観察して耐食性を評価する。
本発明に係る方法で処理した磁性層の耐食性が向上する
理由はつぎのように推論できる。
理由はつぎのように推論できる。
エチレンジアミンナト２酢酸（ＥＤＴＡ）は下記１−−
の構造を有し、多くの金属イオンとキレート化合物を形
成する。
成する。
しかし西酢酸の形では水に溶解しないので、通常はニナ
トリウム塩か、西ナトリウム塩が市販されている。
トリウム塩か、西ナトリウム塩が市販されている。
コバルト（ＩＩ）とＥＤＴＡの錯化合物Ｃｏ （ＩＩ）
−ＥＤＴＡの安定度定数はｌｏｇ ＫＣｏ（１）Ｙ＝
１６．３１ とかなり大きな値で、ｐＨ３〜１ｏで
ｊｉ：ＤＴＡと定量的に反応する。またＣ０２＋か弱酸
性下で過酸化水素、硫酸セリウム、過マンガン酸カリウ
ムなどの酸化剤の、共存下でＥＤＴＡと反応するとＣｏ
（ｍ） −ＥＤＴＡを形成する。これはきわめて安定
であり、Ｌ ｏ ｇ Ｋ（２ｏｏｉ）Ｙ ＝ ４０．７
である。
−ＥＤＴＡの安定度定数はｌｏｇ ＫＣｏ（１）Ｙ＝
１６．３１ とかなり大きな値で、ｐＨ３〜１ｏで
ｊｉ：ＤＴＡと定量的に反応する。またＣ０２＋か弱酸
性下で過酸化水素、硫酸セリウム、過マンガン酸カリウ
ムなどの酸化剤の、共存下でＥＤＴＡと反応するとＣｏ
（ｍ） −ＥＤＴＡを形成する。これはきわめて安定
であり、Ｌ ｏ ｇ Ｋ（２ｏｏｉ）Ｙ ＝ ４０．７
である。
そのため、コバルトを主体として成る磁性層のコバルト
の一部がイオン化し、これが酸化剤共存下でＣｏ２＋−
１−Ｃｏ３＋に酸化され、これがＥＤＴＡと反応してＣ
ｏ＠） −ＥＤＴＡ錯体を形成して安定な化７ 合物として一部が磁性層上に固定される。
の一部がイオン化し、これが酸化剤共存下でＣｏ２＋−
１−Ｃｏ３＋に酸化され、これがＥＤＴＡと反応してＣ
ｏ＠） −ＥＤＴＡ錯体を形成して安定な化７ 合物として一部が磁性層上に固定される。
その結果、とくに磁性層上の耐食性の劣る部分、換言す
ればグロー放電酸化による酸化皮膜の欠陥部、すなわち
コバルト金属の露出部に優先的に固定され、薄い皮膜（
１００ＡＪｇ下）を形成し、保護作用をする。ＣｏＱｌ
）−ＥＤＴＡが磁性層上に形成されていることは光電子
分光分析（ＥＳＣＡ）あるいは電子線回折によりて確認
されている。
ればグロー放電酸化による酸化皮膜の欠陥部、すなわち
コバルト金属の露出部に優先的に固定され、薄い皮膜（
１００ＡＪｇ下）を形成し、保護作用をする。ＣｏＱｌ
）−ＥＤＴＡが磁性層上に形成されていることは光電子
分光分析（ＥＳＣＡ）あるいは電子線回折によりて確認
されている。
磁性層を本発明に係る方法で処理する場合、その条件は
下記の範囲が望ましい。
下記の範囲が望ましい。
（ｌ ＥＤＴＡＩＩｆ ：ｏ、ｏｅｓ〜２％（
２）過酸化水素濃度 ：０．１〜６チ（３） 硫酸濃
度 ： ０．０００５〜０．００５ Ｎ（４）処
理温度 ：６〜６０℃ （６）処理時間 ：２〜２０分 上記条件を大きくはずれた条件で処理すると、磁性層を
溶解することがあるため注意が必要である。
２）過酸化水素濃度 ：０．１〜６チ（３） 硫酸濃
度 ： ０．０００５〜０．００５ Ｎ（４）処
理温度 ：６〜６０℃ （６）処理時間 ：２〜２０分 上記条件を大きくはずれた条件で処理すると、磁性層を
溶解することがあるため注意が必要である。
また各々の処理条件の組合せも重要であシ、例えば、処
理剤の濃度が大きい場合には低温で処理することが必要
であり、また処理温度が高い場合には短時間の処理が必
要・となる。
理剤の濃度が大きい場合には低温で処理することが必要
であり、また処理温度が高い場合には短時間の処理が必
要・となる。
これは本発明に係る方法で処理することによりて避けら
れない磁性層の溶解を出来る限り極少にするためである
。
れない磁性層の溶解を出来る限り極少にするためである
。
つぎに具体的に実施例について説明する０実施例１
磁性層材質 ：Ｃｏ：Ｎ１＝８０：２０ｊｃＤＴＡ
： ｔ ％ ＨＯ：２チ ２ Ｈ８０： ｏ、００１Ｎ ４ 処理温度 ：２６℃ 処理時間 ：６分 上記条件で処理したものは、この処理をしないものに比
較して発露腐食試験で約３倍の耐食性を示した。
： ｔ ％ ＨＯ：２チ ２ Ｈ８０： ｏ、００１Ｎ ４ 処理温度 ：２６℃ 処理時間 ：６分 上記条件で処理したものは、この処理をしないものに比
較して発露腐食試験で約３倍の耐食性を示した。
実施例２
磁性層材質 ： Ｃｏ ：Ｎｉ＝ ８０ ： ２０
ＫＤＴＡ ：ｏ、１ チＨ２Ｏ２：０．
５チ ９ 、・ Ｈ２ＳＯ４：ｏ、ｏｏｏａＮ 処理温度 ＝４０℃ 処理時間 ：１０分 上記条件で処理したものは、この処理をしないものに比
較して高湿度試験（６０℃、Ｒ，Ｈ，９０％）で約６倍
の耐食性を示した。
ＫＤＴＡ ：ｏ、１ チＨ２Ｏ２：０．
５チ ９ 、・ Ｈ２ＳＯ４：ｏ、ｏｏｏａＮ 処理温度 ＝４０℃ 処理時間 ：１０分 上記条件で処理したものは、この処理をしないものに比
較して高湿度試験（６０℃、Ｒ，Ｈ，９０％）で約６倍
の耐食性を示した。
以上に述べたように、不発１１に係る方法で製造した磁
気記録媒体は、すぐれた耐食性を示し、処理法も簡単で
、長尺物の連続処理も可能であるためその効果は著しく
大きい。
気記録媒体は、すぐれた耐食性を示し、処理法も簡単で
、長尺物の連続処理も可能であるためその効果は著しく
大きい。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 （１） コバルト金属又はコバルト合金からなる磁性
層の表面を、ＥＤＴＡ（エチレンジアミン四酢酸）、過
酸化水素及び硫酸を含む水溶液で処理することを特徴と
する磁気記録媒体の製造方法。 ＠） ！ＩＤＴ心過酸化水素及び硫酸の濃度が、それ
ぞれｏ、ｏｓ〜２％、０．１〜６チ及びα０００５〜ｏ
、ｏｏｅｓＮ（規定）であることを特徴とする特許請求
の範囲第１項記載の磁気記録媒体の製造方法。 （３）水溶液で処理する温度が６〜６０℃の範囲にある
ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の磁気記録
媒体の製造方法。 （４）水溶液で処理する時間が２〜２０分の範囲にある
ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の磁気記録
媒体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56107259A JPS589218A (ja) | 1981-07-08 | 1981-07-08 | 磁気記録媒体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56107259A JPS589218A (ja) | 1981-07-08 | 1981-07-08 | 磁気記録媒体の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS589218A true JPS589218A (ja) | 1983-01-19 |
Family
ID=14454509
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56107259A Pending JPS589218A (ja) | 1981-07-08 | 1981-07-08 | 磁気記録媒体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS589218A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61194478A (ja) * | 1985-02-25 | 1986-08-28 | パイオニア株式会社 | 車載ナビゲ−シヨン装置 |
| JPS61194482A (ja) * | 1985-02-25 | 1986-08-28 | パイオニア株式会社 | 車載ナビゲ−シヨン装置による到達度表示方法 |
| JP2007038270A (ja) * | 2005-08-04 | 2007-02-15 | Nippon Steel Corp | 金属帯の巻き付け方法および巻き付け装置 |
-
1981
- 1981-07-08 JP JP56107259A patent/JPS589218A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61194478A (ja) * | 1985-02-25 | 1986-08-28 | パイオニア株式会社 | 車載ナビゲ−シヨン装置 |
| JPS61194482A (ja) * | 1985-02-25 | 1986-08-28 | パイオニア株式会社 | 車載ナビゲ−シヨン装置による到達度表示方法 |
| JP2007038270A (ja) * | 2005-08-04 | 2007-02-15 | Nippon Steel Corp | 金属帯の巻き付け方法および巻き付け装置 |
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