JPS589108B2 - ヘキサメチレンイミンノ セイゾウホウホウ - Google Patents

ヘキサメチレンイミンノ セイゾウホウホウ

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JPS589108B2
JPS589108B2 JP48141456A JP14145673A JPS589108B2 JP S589108 B2 JPS589108 B2 JP S589108B2 JP 48141456 A JP48141456 A JP 48141456A JP 14145673 A JP14145673 A JP 14145673A JP S589108 B2 JPS589108 B2 JP S589108B2
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JP
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reaction
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cobalt
rhenium
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鮎沢忠
下平貴志
金高純一
府賀伸彦
林邦昭
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    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
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    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔■〕発明の背景 本発明はε−カプロラクタムの接触水素化反応によりヘ
キサメチレンイミンの製造に関するものである。
ヘキサメチレンイミンは、生物生理活性物質、特に濃薬
の中間原料等として有用な化合物である。
この化合物の製造法としては、これまでε−カプロラク
タムを金属水素化物(例えば LiAlH4・NaBH4等)で還元する方法〔例えば
Hel.chim.Acta.32、544(49)、
Tetrehedron Letters、1968(
1)61.〕あるいはヘキサメチレンジアミンの脱アン
モニアによる方法〔例えばBer.96、924(19
63)、日化誌82、1700(1961)等〕等が提
案されている。
しかしながら、これらの方法は収率が低いとか原材料が
高価であるとか等の問題点を有していると思われ、決し
て工業的に有用な方法であるとは云い難い。
環状アミドの接触水素化反応によって環状アミンを生成
させる反応は環開裂反応等の副反応が起き易く、収率よ
く環状アミンを得ることは困難である。
加えるに、環状アミドの重合によるポリアミドの生成に
よる反応速度の著しい低下、及びアミノ酸生成による触
媒の被毒による活性低下等本反応を成功させるためには
解決しなければならない問題が山積している。
アミドの接触水素化反応によるアミンの製造触媒として
は銅−クロム触媒〔例えばHomerAdkins.J
.A.C.S.56、2419(1934)〕及びレニ
ウム触媒〔例えばH.−SmithBroadbent
、J.O.C.24、1847(1959)〕が良好で
あることが知られている。
しかしながら上記触媒の使用条件をみてみると、前者で
は反応温度200〜300℃、反応圧力200〜300
kg/cm2Gで触媒使用量が10〜20%またはそれ
以上と多量の触媒を使用している。
このように高圧下に多量の触媒を使用するのは、反応生
成する水がアミドを分解して酸を生成させ、それによっ
て触媒が被毒されるため反応を出来るだけ速やかに終了
させる必要があるからであると解される。
一方、後者のレニウム触媒の場合は、触媒の使用量は1
〜2%(反応物質に対し)であるが、反応温度150〜
250℃、反応圧力200〜300kg/cm2Gと高
圧下で反応を実施している。
また、水素化触媒を用いてε−カプロラクタムを還元し
てヘキサメチレンイミンを得る方法〔米国特許第218
1140号明細書〕も提案されており、触媒としては、
周期律表の8族元素のニッケル、またはコバルト、また
は1族B元素の銅、または2族B元素の亜鉛またはカド
ミウムをそれぞれ単独でもしくは2種以上の組合わせで
もしくは、それらと酸化クロムとの結びついた形で用い
うるとしているが、やはり200気圧の高圧下で実施し
ており、ε−カプロラクタムの転換率及びヘキサメチレ
ンイミンの生成率の記載がなく、詳細は不明であって、
触媒被毒による活性劣下などの前記問題点を解決し得る
ものではないと思われる。
事実、本発明者らが上記既知触媒をε−カプロラクタム
の接触水素化反応に適中したところ、予想通り活性が低
く、工業的実用には供し難いことが明らかとなり、新規
触媒の開発が必要であることを知らされた。
〔■〕発明の概要 本発明者等は上記の点に解決を与えてε−カプロラクタ
ムの接触水素化を効率よく実施することを目的とし、耐
酸性の良好な水素化触媒の使用および(または)特定の
水素化態様の採用によってこの目的を達成しようとする
ものである。
従って、この発明によるヘキサメチレンイミンの製造法
は、ε−カプロラクタムを接触水素化してヘキサメチレ
ンイミンを製造する方法において、使用する触媒が下記
の群から選ばれたものであること、を特徴とするもので
ある。
(1)ニッケル−モリブデス触媒 (2)ニッケル−コバルト−モリブデン触媒(3)ニッ
ケル−レニウム−モリブデン触媒(4)ニツケル−コバ
ルト−レニウム−モリブデン触媒 (5)コバルト−モリブデン触媒 (6)コバルト−レニウム−モリブデン触媒また、この
発明は、それを効率良く実施する態様として、水素化反
応に際し特定の溶媒、すなわちジオキサンあるいはジエ
チレングリコールジアルキルエーテルを使用することあ
るいは実質的に一定の温度に保持して接触反応帯域液相
に原料ε−カプロラクタムを液相で供給し、反応生成物
を水素ガス過剰分と共に蒸気相で反応帯域から取出す方
法を提供するものである。
このように、この発明はε−カプロラクタムの触媒水素
化の進行による反応帯域の酸性化あるいは生成物の分解
に基因する問題を、特定の耐酸性触媒の使用、場合によ
り特定の溶媒の使用または特定の水素化態様の採用によ
って解決したものであって、この触媒によれば前記公知
触媒によるよりも低圧ないし少触媒使用量の下に長時間
の運転を行なうことができ、またこの特定の運転態様に
よれば反応温度の制御が容易である上、生成したヘキサ
メチレンイミンの分解を最小限に留めることができる。
〔■〕発明の具体的説明 1,触媒 本発明方法に使用される触媒は、下記に示すものの中か
ら選ばれる。
(1)ニッケルモリブデン触媒 (2)ニツケル−コバルト−モリブデン触媒(3)ニッ
ケル−レニウム−モリブデン触媒(4)二ツケル−コバ
ルト−レニウム−モリブデン触媒 (5)コバルト−モリブデン触媒 (6)コバルト−レニウム−モリブデン触媒これら触媒
においてニッケル、コバルト、レニウム及びモリブデン
が緊密に合体していることが好ましい。
換言すれば、これら成分の緊密な複合体と云うことがで
きる。
上記6種の触媒のうち、特にコバルト−レニウム−モリ
ブデン触媒、コバルト−モリブデン触媒、コバルト−ニ
ッケル−レニウム−モリブデン触媒、ニッケル−レニウ
ム−モリブデン触媒が良好である。
この発明の触媒は担体の有無及び担体導入態様をも含め
て種々の方法により製造可能であるが、下記のようにし
て担体に担持した形に調製するのが好ましい。
その方法は、還元性雰囲気中で加熱することにより金属
ニッケルあるいは金属コバルトあるいはその両者を含む
金属に分解する化合物と還元性雰囲気中で加熱すること
により金属レニウムに分解するレニウム化合物と還元性
雰囲気中で加熱することにより金属モリブデンに分解す
るモリブデン化合物とを適宜選択し、担体上で緊密に合
体させ、生ずる集体な前記化合物が分解してニッケル−
モリブデン、コバルト−モリブデン、ニッケル−コバル
ト−モリブデン、ニッケル−レニウム−モリブデン、コ
バルト−レニウム−モリブデンあるいはニツケル−コバ
ルト−レニウム−モリブデンの合金が形成されるまで還
元性雰囲気中で加熱すること、からなるものである。
この方法は種々の態様によって実施することが出来るが
、前記の2種ないし4種の化合物を緊密に合体させるに
は溶液含浸過程を含む手段によるのが好ましい。
即ち、合体させるべき化合物そのものあるいはその前駆
体ないし誘導体を溶液、特に水溶液の形で担体上に導入
することが望ましい。
このような場合には、2種ないし4種の化合物の夫々の
溶液あるいは混合溶液を担体に含浸させる方法、これら
の化合物を溶液から沈澱剤で同時に担体に沈澱させる方
法、あるいは2種ないし4種の化合物のうちのいずれか
1種ないし3種を最初に沈澱させ、その後に残りの他の
成分を含浸させる方法など、いずれの方法も利用出来る
具体的には、例えば、可溶性の塩の形態でニッケル化合
物あるいはコバルト化合物あるいはレニウム化合物ある
いはその混合物とモリブデン化合物とを水溶液状態から
担体上に含浸させる方法、担体を分散したニッケル化合
物あるいはコバルト化合物あるいはその混合水溶液中に
沈澱剤を滴下してニッケルあるいはコバルトあるいはそ
の二成分を担体上に沈着させ、得られる担体付金属塩を
乾燥後、これに可溶性のレニウム化合物あるいは(およ
び)モリブデン化合物を水溶液状態で含浸させる方法、
沈澱剤を用いてニッケル化合物あるいは(および)コバ
ルト化合物から生じたニッケル塩ケ−キあるいは(およ
び)コバルト塩ケ−キにレニウム化合物あるいは(およ
び)モリブデン化合物を水溶液状態で均一に繰り込み、
これを担体上に混線付着させる方法などが実施可能であ
る。
ニッケルおよびコバルト化合物としては硝酸塩、硫酸塩
、塩化物、各種有機酸塩など、沈澱剤としては炭酸アン
モニウム、重炭酸アンモニウム、炭酸ナトリウム、水酸
化ナトリウムなど、レニウム化合物としてはレニウムヘ
プトオキサイド、過レニウム酸アンモニウムなど、モリ
ブデン化合物としてはモリブデン酸あるいはモリブテン
酸アンモニウムなどが一般的である。
担体を使用する場合には、一般に多孔性担体として知ら
れるものが好ましく、シリカ、アルミナ、ケイソウ士、
シリカ−アルミナ、活性炭、マグネシア、ジルコニア、
炭酸バリウムなど触媒担体として用いられるものはいず
れも使用可能であるがしかし、初期活性、長期使用での
ライフの長さ等で効果は必ずしも同等ではなく、特に長
期使用にはジルコニア、あるいはシリカ−アルミナが良
いようである。
上記の態様に従って製造されたニッケル化合物あるいは
(および)コバルト化合物あるいは(および)レニウム
化合物とモリブデン化合物の担体付混合物を80〜12
0℃の温度で充分に乾燥後、還元雰囲気中で300〜8
00℃、好ましくは350〜600℃の温度域で数時間
以上還元すれば、この発明の触媒が得られる。
また、この還元操作を行なう前に、空気あるいは窒素気
流中でこれら金属化合物を分解する工程を組み込むこと
も可能である。
上記の製造過程のいずれかの段階で、必要に応じて適当
なバインダ−を添加して適当な形状に賦形した触媒とす
ることも出来る。
このようにして作られた触媒は空気との急激な接触によ
って発火する性質を有するので、炭酸ガスあるいは不活
性ガスで稀釈した空気などで処理することによって、取
扱い上便利な触媒とすることもできる。
このように安定化された触媒は、使用に際して水素雰囲
気中で100〜200℃で予備還元するのが普通である
この発明による新規な触媒の各金属成分のうちニッケル
及びコバルト組成比は全く制限がなく、任意に選ぶこと
ができる。
レニウム含量については特に制限はないが、レニウムは
ニッケルあるいはコバルトあるいはモリブデンに比較し
て価格の高い成分であるから、その含量の決定には触媒
価格からの配慮も必要である。
従って、レニウム含量としてはレニウム対ニッケルある
いはコバルトあるいはその二成分系との原子比(Re/
Ni、またはRe/Co、またはRe/(Ni+Co)
〕として0.2以下、特に0.005以上0.1以下で
使用するのが適当である。
一方、モリブデンの含量については、好ましい範囲が存
在する。
すなわち、モリブテツが極く少量添加されただけで活性
及びヘキサメチレンイミンへの選択率が向上するが、さ
らにモリブデンを添加していくと好ましい最大添加効果
が現われたのち、かえって阻害効果が現われ、ついには
添加前より好ましくない性質をもつに至る。
これは、選択性の面ではモリブテツが過剰に添加されて
もさほど負効果が現われないのに対し、活性面ではいち
じるしい負効果が現われるためである。
望ましいモリブデンの含量は、ニッケルもしくはニッケ
ル−コバルトに対し原子比〔Mo/Ni,MO/Co、
またはMo/(Ni+Co)〕で0.001から0.1
、特に好ましくは0.005以上0.08以下の範囲で
ある。
前記のようにして裂造される触媒中でNi,Co、Re
,及びMOがどのような形態で存在するかは必ずしも明
らかではないが、これらはいずれも金属として、しかも
固溶体をなして存在するものと推定される。
2.水素化 ε−カプロラクタムの接触水素化が従来充分な成功をみ
なかったのは、一つには副生アミノ酸による触媒の被毒
が著るしかったからであり、また苛酷な反応条件のため
で生成したヘキサメチレンイミンの分解およびε−カプ
ロラクタムの重合が生じ、その結果ヘキサメチレンイミ
ンの収率が低下するからである。
この問題は、生成ヘキサメチレンイミンの蒸気相抜出し
を含むこの発明の運転態様によって解決することができ
る。
この運転態様によれば副生する水もヘキサメチレンイミ
ンと共に留去されるので、反応帯域中では水によってひ
き起されるε−カプロラクタムの加水分解により生じる
アミノ酸の副生が少なくなり、従って前記のようなこの
発明による触媒ほどは耐酸性が良好でない触媒の使用も
可能となる。
さて、一般に、ε−カプロラクタムの水素化反応を実施
する場合は、反応によって生成する水が触媒作用をなし
てポリカプロラクタムが生成するため、反応は事実上ポ
リカプロラクタムの水素化反応となって著しく反応速度
の低下を起す。
従って、水素化反応を実施するに当っては適当な溶媒を
使用するのが好ましい。
ε−カプロラクタムの水素化反応に使用しつる溶媒とし
ては水素化反応に不活性な溶媒であればいかなるものも
用いることができ、例えば、環状エーテル類、例えばジ
オキサン、モルホリン等;ジエチレングリコールアルキ
ルエーテル類、例えばジエチレングリコールモノメチル
エーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、
ジエチレングリコールジメチルエーテルジエチレングリ
コールジエチルエーテル等;グリセリンアルキルエーテ
ル類、例えばグリセリントリメチルエーテル等;炭化水
素類、例えばシクロヘキサン、デカン、シクロデカン、
デカリン等二または第三級アミン類、例えばトリ−n−
ブチルアミン等;である。
これら溶媒のうち、特にジオキサンあるいはジエチレン
グリコールージアルキルエーテルを用いた場合に高収率
でヘキサメチレンイミンを得ることができる。
この水素化反応実施条件である温度及び圧力は使用する
触媒量によって異なるが、通常反応温度は100〜35
0℃、好ましくは150〜300℃の範囲で行なわれる
反応圧力は特に制限はないが一般に5〜500気圧が使
用される。
この水素化反応を通常の回分式で実施した場合、反応で
生成する水及びその水でε−カプロラクタムが分解して
生成するε−アミノカプロン酸によって触媒が被毒され
る。
本発明による触媒はこのような被毒に抵抗性の強い触媒
であるとはいえ、このような触媒毒物は存在しない方が
好ましい。
また、適蟲なる溶媒を使用してポリカプロラクタムの生
成をある程度防止は出来ても、生成する水によってポリ
カプロラクタムの生成はまぬがれ得ない。
このように反応によって生成する水は本反応を遂行する
上に於て阻害物となるゆえ、生成と同時に速かに反応帯
域外に取出すのが望ましい。
また、この水素化反応を通常の回分式で実施した場合、
目的生成物であるヘキサメチレンイミンは、更に水素化
反応を受けて目的物以外の生成物を生成し、収率を低下
させるのみならず、重合体を生成して触媒上に付着しそ
の水素化能を低下させる原因となる。
従って、反応によって生成したヘキサメチレンイミンは
、生成と同時に速やかに反応帯域外に取出すのが望まし
い。
このように反応によって副生する水−及び目的生成物で
あるヘキサメチレンイミンを速やかに反応帯域外に取出
すのが望ましいが、それらを反応帯域外に取出す方法を
本発明者らは種々検討した結果、それらを水素ガス過剰
分と共に蒸気相で反応帯域から取出す方法が本反応に於
いて極めて有効であった。
3,実験例 以下に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明する。
なお本発明はその要旨を起えない限り、これら実施例に
よって制約されるものではない。
実施例1 硝酸コバルト(Co(NO3)2・6H2O)300g
を240gの蒸留水に溶かした水溶液に、重炭酸アンモ
ニウム(NH4HCO3)240グを1200gの蒸留
水に溶かした水溶液を攪拌状態で滴下すると、赤紫色の
塩基性炭酸コバルトの沈澱を生ずる。
この沈澱物を濾別し、更に蒸気水で洗浄して、塩基性炭
酸コバルト塩ケーキを得る。
このケーキのコバルト含有量は、12.5重量%であっ
た。
このケーキ23.6gにレニウムヘプトオキサイド(R
e2O7)0.363gとモリブデン酸アンモニウム(
(NH4)6Mo7O24・4H2O)4.57gとを
蒸留水150gに溶かした水溶液を加え、充分に混練し
た後、あらかじめ空気中で900℃で2時間焼成した粉
末状酸化ジルコニウム(ZrO2)5.90gを添加す
る。
得られた泥状物を80℃前後に加温しながら混練乾燥し
た後、80〜120℃で12時間乾燥する。
このようにして得られた粉末を流速約250cc/分の
空気流中で約2時間を要して270℃に昇温し、270
℃で30分保った後、更に約15分で450℃に昇温し
、空気流を窒素等の不活性ガス流で置換してから流速1
000cc/分の水素流に切り換える。
3時間たったら常温迄冷却し、次に水素流を窒素流にか
える。
その後、触媒温度が50℃を超えることがないように徐
々に加減しながら空気を加えてゆき、遂には空気流のみ
にしても触媒が発熱しなくなったら、取り出して密封保
存する。
このようにしてCo−Re−Mo−ZrO2触媒(触媒
−1)を得る。
この触媒−11gとε−カプロラクタム10gとを溶媒
としてのジエチレングリコールジエチルエーテル30m
lと共に容量100mlの電磁攪拌式オートクレープに
仕込み、攪拌速度1000r.p.mに保持しながら、
反応圧力80気圧、反応温度250℃で1時間水素と接
触させて反応を行なった。
反応終了後、反応物を触媒と分離して、内部標準法によ
るガスクロマトグラフ分析を行なった。
その結果を表1に示す。
実施例2、3 モリブデン酸アンモニウムの使用量を加減して、モリブ
デンのコバルトに対する原子比(Mo/Co)をそれぞ
れ0.050(触媒−2)、0.025(触媒−3)、
となるようにした他は触媒−1と同様にして得られた触
媒を用い、実施例1の反応例と同様の条件で反応を行な
った。
得られた反応結果を表−1に示す。
実施例4、5 触媒−4、5を、いずれも酸化ジルコニウムを用いず、
レニウムのコバルトに対する原子比(Re/Co)が0
.06でモリブデンのコバルトに対する原子比(Mo/
Co)が0.030(触媒−4)、0.015(触媒−
5)となるようそれぞれレニウムヘプトオキサイドとモ
リブデン酸アンモニウムの添加量を加減した他は触媒−
1と同様に作った。
このようにして得られた触媒のそれそれについて実施例
1と同様の反応条件で得られた結果を表−1に示す。
実施例6、7 触媒−6、7を、いずれも酸化ジルコニウムを添加せず
、モリブデンのコバルトに対する原子比(Mo/Co)
を0.030(触媒−6)、0.015(触媒−7)に
なるようそれぞれモリブデン酸アンモニウムの添加量を
加減した他は触媒1と同様に作った。
このようにして得られた触媒のそれぞれについて実施例
1と同様の反応条件で得られた結果を表−1に示す。
実施例8、9、10、および比較例1 触媒−8から10を、いずれも酸化ジルコニウムとレニ
ウムを添加せず、モリブデンのコバルトに対する原子比
(Mo/Co)を0.050(触媒−8)、0.030
(触媒−9)、0.013(触媒−10)、0(触媒−
A)となるようにそれぞれ・モリブデン酸アンモニウム
の添加量を加減した他は触媒−1と同様に作った。
このようにして得られた触媒のそれぞれについて実施例
1と同様の反応条件で得られた結果を表−1に示す。
実施例11 触媒−11を、実施例1の触媒調製に於て硝酸コバルト
の代りに硝酸ニッケル (Ni(N03)2・6H20)を用い、酸化ジルコニ
ウムの代りにアルミナ・シリカ (AL,03・Sin2)を用い、レニウムのニッケル
に対する原子比(Re/Ni)が0.03になるようレ
ニウムへプトオキサイドを用い、モリブデンのニッケル
に対する原子比(Mo/Ni)が0.075になるよう
モリブデン酸アンモニウムを用いて、触媒−1と同様に
して得た。
反応圧を120気圧にした他は実施例1と同様にして得
られた結果を表−2に示す。
実施例12 触媒1の調製の際に用いた、コバルト含有量12.5重
量%の塩基性炭酸コバルト塩ケーキ11.8gと、触媒
15の調製の際に用いたニッケル含有量12.2重量%
の塩基性炭酸ニッケル塩ケーキ12.3gを充分に混練
し更にレニウムへプトオキサイド(Re2O7)0.3
63gとモリブデン酸アンモニウム((NH4)6Mo
7O24・4H2O)0.914gとを蒸留水150g
に溶かした水溶液を加え、80℃前後に加温しながら混
線乾燥した後80〜120℃で12時間更に乾燥する。
このようにして得られた粉末を触媒1と同様にして分解
・還元安定化して触媒12を得た。
実施例1と同様にして反応させた結果な表−2に示す。
実施例13 触媒13を、レニウムを添加しないことと、モリブデン
のコバルトとニッケルに対する原子比(Mo/Co+N
i)が0.03であることを除き、他は触媒12と同様
に調製した。
触媒13を用いて実施例1と同様にして反応させた結果
、ε−カプロラクタムの転換率は39モル%、ヘキサメ
チレンイミンの収率は13モル%であった。
実施例14、比較例2 触媒14を、硝酸ニッケルとモリブデン酸アンモニウム
をモリブデンのニッケルに対する原子比(Mo/Ni)
が0.03になるようにそれぞれ用い、レニウムと酸化
ジルコニウムを添加することなく触媒1の製法に準じて
調製した。
触媒Bを、モリブデンを添加せずに硝酸ニッケルのみを
用いて触媒14と同様にして調製した。
それぞれの触媒で実施例1と同様にして得られた結果を
表−2に示す。
実施例15 表−3は、触媒2(触媒組成・Co−Re−Mo−Zr
O2)、溶媒としてジエチレングリコールジエチルエー
テルを用いて、連続蒸気相抜出し型反応器で長時間運転
した時の初期約100時間迄の結果を示すものである。
連続蒸気相抜出し型反応器とは、内容積2lの電磁攪拌
型オートクレープに供給ポンプを主とする原料供給系、
溶媒供給系、水素供給系、コンデンサー付きの蒸気相抜
出し系、焼結金属フィルター付液相抜出し系、それに液
面計を夫々取り付けたものであって、所定圧力の水素を
所要流速で反応槽に流通させて、反応によって生成する
触媒劣化の一因となる水やヘキサメチレンイミンを主成
分とする低沸の生成分や溶媒の1部をも蒸気相抜き出し
系を通して反応槽外に抜き出し、更に液化器で液化して
ガスと分離採取するようにしたものである。
運転中の反応槽内の原料濃度及び全液量の保持は、夫々
液相抜出し系から採取した槽内液の分析結果及び液面計
指示に従って、原料供給系と溶媒供給系と水素供給系の
操作で行なう。
反応速度は、反応温度によってコントロールする。
連続反応900時間後でもヘキサメチレンイミン収率8
5モル%で更に運転の続行が可能であった。
反応条件は、反応温度=210℃、反応圧力=120気
圧、仕込触媒量=30g、溶媒=ジエチレングリコール
ジエチルエーテル、反応槽内液量は約1000mlに保
持、反応槽内のε−カプロラクタム濃度は5〜10重量
%に保持、生成へキサメチレンイミン量=毎時20gで
あった。
実施例16〜19 触媒11(触媒組成Ni−Re−Mo− SiO2・Al2O3)を使い、種々の溶媒を用いて、
反応圧を120気圧で種々の反応時間を採用した他は実
施例1と同様に反応を行なった。
結果を表−4に用いた反応条件と共に示す。
実施例20〜25 触媒1(触媒組成Co−Re−Mo−ZrO2)を用い
、種々の溶媒を使用して反応時間2時間と用いたε−カ
プロラクタムが5gであることを除いて実施例1と同様
にして反応を行なった。
反応結果を表−5に示す。
実施例26 触媒1(触媒組成Co−Re−Mo−ZrO2)3.0
g、原料ε−カプロラクタム30.0g、溶媒としてジ
エチレングリコールジエチルエーテル150g、を使用
して、気相抜出し装置つきの300ccオートクレープ
中で反応温度230℃、水素圧80kg/cm2・Gに
設定し、水素を960nl/hの流速で反応帯域に吹き
込む。
気相で抜出された溶媒および反応生成液は、冷却器によ
り凝縮させる。
この凝縮液を30分毎に取り出し、n−プロパノールを
若干量加え、溶液を均一な状態にしてガスクロマトグラ
フ法により分析、定量した。
ヘキサメチレンイミンの収率は、3時間後66モル%、
5時間後92モル%、であった。
実施例27 表−6は次の条件を変更した以外は実施例15と同様に
行った結果を示す。
触媒=触媒4(触媒組成Co−Re−Mo)、仕込触媒
量10g 溶媒=ノルマルパラフィン(炭素数12、13、14の
混合物) 反応温度:200℃から220℃ 反応圧力:20気圧 生成ヘキサメチレンイミン量は実施例15と同様毎時2
0gであった。
連続反応、2500時間後でもヘキサメチレンイミン収
率85モル%で更に運転の続行が可能であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ε−カプロラクタムを液相接触水素化してヘキサメ
    チレンイミンを製造する方法において、使用する触媒が
    下記の群から選ばれたものであることを特徴とする、ヘ
    キサメチレンイミンの製造方法。 (1)ニッケル−モリブデン触媒 (2)二ツケル−コバルト−モリブデン触媒(3)ニツ
    ケル−レニウム−モリブデン触媒(4)二ツケル−コバ
    ルト−レニウム−モリブデン触媒 (5)コバルト−モリブデン触媒 (6)コバルト−レニウム−モリブデン触媒。
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US05/533,536 US4035353A (en) 1973-12-18 1974-12-17 Process for producing hexamethyleneimine
SU742093693A SU677658A3 (ru) 1973-12-18 1974-12-17 Способ получени гексаметиленимина
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