JPS588973Y2 - 物品の取付装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は物品の取付装置に関し、容易に取付けられるよ
うにすると共に、一旦取付けた物品に外力が加わっても
容易に外れることがないようにするものである。

以下本考案を一実施例として示した洗濯機のタイマーの
取付装置の図面に基き説明する。

１は洗濯機本体、２はコントロールボンクスでこのボッ
クス２内にタイマーが取付けられている。

従来、このタイマーの取付けは、第２図及び第３図に示
す如く、コントロールボックス２０合成樹脂製前面パネ
ル３の裏側に突設した中空ボス４の開口５よシ、タイマ
ー６の一方の取付片７をボス４内へ挿入し、他方の取付
片８を、前面パネル３の裏側より一体に突設した一対の
突片９，９の上部の押え爪１０．１０間にその弾性に抗
し嵌め込み、この取付片８を押え爪１０．１０と前面バ
ネネル３に一体に突設した基台１１間に挾持することに
より、タイマー６を前面パネル３に取付けていた。

１２は基台１１に突設した位置決め用突起で、前記他方
の取付片８の穴１３に嵌１り込むものである。

１４はタイマー軸１５に固定されたタイマー嫡子、１６
は前記パネル３の前面に装着された化粧板である。

このような従来の取付方法では、タイマー６に矢印Ａ方
向の外力が加わると、前記一対の突片９゜９が外側へ開
いて取付片８が押え爪１０．１０より外れてしｌう恐れ
があり、そのため突片９，９が容易に開かないように、
リブ１７，１７を設けて剛性を持たせるようにしたもの
があったが、このようにすると今度は取付片８が押え爪
１０．１０間に嵌まシにくぐなって作業性が悪くなる等
の問題があった。

本考案はかかる点に鑑みてなされたもので、第４図乃至
第６図に示す如く、前面パネル３より、互いに相対する
押え爪１８，１ぎを有する一対の突片１９，２０を突設
し、一方の突片１９の上端よシ薄肉ヒンジ２１を介して
回動自在な固定片２２を一体に連設し、この固定片２２
の先端部には係着穴２３を設け、さらに他方の突片２０
の上端には係着突部２４を形成している。

そしてタイマー６の取付片８を押え爪１８．１８’間に
その弾性に抗して嵌め込んだ後、前記固定片２２を薄肉
ヒンジ２１を中心に回動して、係着穴２３に係着突部２
４を嵌め込んで第４図の如く弾性係着せしめている。

このようにすれば、タイマー６に外力が加わり突片１９
，２０が開こうとしても、固定片２２が係着突部２４に
係着しているので開かず、特に突片１９，２Ｇが開こう
とすればするほどこの係着力が強１す、確実に取付片８
を押え爪１８．１８’間に嵌め込んだ状態で保時でき、
外れることがない。

このことにより、突片１９，２Ｇは充分に弾性を持たせ
ることができ、取付片８を押え爪１８゜１８′間に簡単
に嵌め込むことができて取付作業性を良好にすることが
できる。

以上の如く本考案の取付装置によれば、簡単に取付けら
れると共に、一旦取付けてしｌえは容易に外れることが
ない優れた効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案取付装置を洗濯機のタイマーの取付けに適
用した場合を示し、第１図は洗濯機の上部斜視図、第２
図は従来例を示す第１図■−■線に基く断面図、第３図
は第２図■−■線に基ぐ断面図、第４図乃至第６図は本
考案を示し、第４図は第３図に相当する断面図、第５図
は取付前における断面図、第６図は同平面図である。 ３・・・合成樹脂製前面パネル（基板）、１９゜２０・
・・突片、１８．１８’・・・押え爪、２１・・・薄肉
ヒンジ、２２・・・固定片、２３・・・係着穴、２４・
・・係着突部（係着部）。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 合成樹脂製基板より一体に突設された一対の突片と、と
   の突片に夫々互いに相対するよう形成された押え爪と、
   前記一方の突片の上端より薄肉ヒンジを介して一体に連
   設され、このヒンジを中心として回動した際前記他方の
   突片の上端係着部に係着する固定片とよりなり、前記押
   え爪間に物品を嵌め込み前記固定片を前記係着部に係着
   させて物品を取付固定した物品の取付装置。