JPS5889627A - 再生セルロ−ス微多孔膜 - Google Patents

再生セルロ−ス微多孔膜

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JPS5889627A
JPS5889627A JP18779781A JP18779781A JPS5889627A JP S5889627 A JPS5889627 A JP S5889627A JP 18779781 A JP18779781 A JP 18779781A JP 18779781 A JP18779781 A JP 18779781A JP S5889627 A JPS5889627 A JP S5889627A
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cellulose
porous membrane
regenerated cellulose
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Seiichi Manabe
征一 真鍋
Michitaka Iwata
岩田 道隆
Mamoru Inoue
守 井上
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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、表裏面のうち少なくとも一面(裏面)は非円
形状の孔で、他の一面(表面)の平均孔径が0.01〜
1011′rnである再生セルロース多孔膜に関する。
さらに詳しくは、セルロース分子の平均分子量が5 X
 10’以上で、かつ結晶領域が実質的にセルロース■
結晶あるいは[[−2結晶あるいは両者が混在する結晶
で構成される再生セルロース多孔膜において、該層の表
裏面の少なくとも一面(裏面)には非円形状の孔を有し
、該膜の皐均孔径が1〜’zaμm、非円形状の孔を有
する面内の空孔率が50〜?0チで、かつ他の一面(表
面)の平均孔径が0.01〜1oR1であシ、−さらに
表裏面の孔径比が1/3〜1 、/ 1−”Ooである
ことを特徴とする再生セルロース徽多孔膜に関する。゛
ここで、再生セルロース多孔膜とは、後述するX線回折
図の結晶部分がセルロース■あるいはセルロース[−2
あるいは両者の混在した回折図で表現できるものを意味
する。
物質の分1Ilk精製技術の中で膜分離技術が注目され
つつある。蒸留と異なり分離に伴なう温度変化を必要と
しないこと、分離に必要なエネルギーが少ないこと、さ
らに工程がコンパクトであるという膜分離プロセスの特
徴を生かし、広範囲の分野で高分子膜が利用されている
。たとえば、酪農、水産畜産、食品加工、医薬品、化学
工業、繊維染色加工、鉄鋼、機械、表面処理、水処理、
原子カニ業などである。将来膜分離システムiz中心と
なる可能性のある分野として0)低温での濃縮、精製、
回収を必要とする分野(食品、生物化学工業分野)、■
無菌、無馬を必要とする分野(医薬品および治療′機関
、電子工業)、■微量な高価物質の濃縮回収(原子力、
重金−分野)、■特殊婆量°゛分離分野(医療分針)、
■エネルギー多消費分離分野(蒸留)が考えられる。こ
れらの分野に利用される膜として、孔径の大きな、取扱
いの容易な親水性膜の必要性が高まっている。
親水性高分子の典型例である七ルi−スで構成される多
孔膜としては、平均孔径が10OA(0,01μvn)
以下の人工腎臓用多孔膜が知られている。また、酢酸セ
ルロースあるいは硝酸セルロースなどのセルロース−導
体膜をアルカリ水溶液でケン化することによね、再生セ
ルロース多孔膜が得られている。このような方法で得ら
れた多孔膜の平均孔径は、0.01〜2μmの範囲であ
抄、再生後のセルロース分子の分子量ij3,5X10
4以下である。
その良め乾燥状態での多孔膜の力学的性質(特に強度)
は著しく低く、かつ脆い。たとえば多孔膜の空孔率をP
rとすれば、強度IfitXは10’ (1−Pr)”
dyn/cIIである。水圧よる湿潤状態での強度は、
乾燥状態にくらべてさらに低くなるため、セルロース誘
導体から得られた従来の再生セルロース膜は、取扱い時
に破損することがある。
本発明再生セルロース多孔膜の第1の%黴は、線膜が平
均分子量5 X 104以上のセルロース分子で構成さ
れている点にある。再生セルロース膜は乾燥状態で#i
脆い。分子量の増大に伴なって多孔膜の強度が上昇し、
脆さが改善される。その大め多孔膜の堆扱いが容易とな
り、多孔膜の破損は減少するセルロースの平均分子量が
大きければ大きい#1ど、岡−の空孔率で比較した場合
の破損率は減少する。該平均分子量の膜物性に及ぼす影
曽は、平均分子量が大きくなるにしたがって飽和する傾
向が認められる。したがって、平均分子量は5×1゛0
4以上であれば、実用上の取扱い易さの点でさしつかえ
ない。多孔膜の作製の容易さから、平均分子量はS X
 1 G1以下が望ましい。
本発明の第2の特徴は、結晶領域がセルロース■あるい
はセルロース[−2あるいは両者が混在した結゛晶で構
成されている点にある。セルロース■あるいはセルロー
ス[−2あるいは両者が混在した結晶で結晶領域が構成
されていることは、結晶領域内部が実質的にセルロース
分子で構成され、セル目−ス誘導体などのようにセルロ
ース分子中の水酸基が他の基で置換されていないことを
意味する。セルロース■あるいは[1−2あるいは両者
が混在した結晶は、化学的、熱的にも安定である。
本発明の最大の特徴の一つは、多孔膜の少なくとも一面
(裏面)には非円形状の孔を有し、該孔の平均孔径は1
〜20μmであシ、該非円形状孔を有する面内の空孔率
は5o〜90fiであシ、かつ他の一面(表面)の平均
孔径が0.01〜1oIt′Inである点にある。ここ
で、非円形状孔とは第1図において、孔…の周囲に2個
以上で外接する外接円(210半径をrmとし、これと
中心をIWJ−にする内接円13)の半径trnとする
と、rn/rmが0.5未満である孔を意味する。多孔
膜の孔形は膜中で必ずしも一定ではないが、rn / 
rm (0,5t−満足する孔の存在確立が80−以上
であるものを非円形状孔を有する多孔膜面と定義する。
非円形状の孔は、種々の孔径の粒子を捕捉することが可
能であるが、一方、逆洗(清浄液を濾過方向と逆方向か
らF遇することによシ多孔膜函を洗浄すること)Kよる
濾過性能の回復がよくない。
非円形状孔を有する裏面内の空孔率が50−以上となる
と、線膜を用い九濾過速度は大幅に増加し、またV過容
量も増大する。理論的には、濾過速度は空孔率に比例し
、p過容量もほぼ空孔率に比例する。しかし、非円形状
孔管有する膜では、空孔率が50−以上になると、空孔
率の増大に伴なう濾過速度およびFjl容量は共に加速
度的に増大する。したがって、空孔率は5〇−以上であ
れば、大きければ大きい#1どよい。ただし、多孔膜の
取扱い易さ、多孔膜の力学的性質から、空孔率として9
0−以下が望ましい。被濾過液体は多孔膜の表向から裏
面へ向って濾過される0表面の平均孔径が同一で、かり
空孔率が同一の槍々のt。
組合せで濾過速度を比較した場合、裏面の孔径は表面の
孔径、より大きく、平均孔径1μm以上であれば濾過速
度は大きい。一方、表面の孔は平均孔径0.01μm以
上である。すなわち、本発明膜は、スクリーンフィルタ
ーの性能を持つ有孔性膜であシ、その孔は電子顕微鏡で
観察可能である。従来の脱塩用膜では、孔が存在しても
、その孔を直接観察することはできず、本発明とは明瞭
に区別できる。
本発明物の他の特徴として、表裏面の孔径比が1/3〜
1/10である点にある。被濾過流体に直接接触する面
を表面とした際、濾過速度は表面の平均孔径および空孔
率のみでなく、裏面の孔径の影響を受ける。表面の孔径
が大きくなるにしたがって、濾過速度は大きくなる。ま
た、V過後の膜の逆洗性は、表裏面の孔径比を減少させ
ると増大していく。しかし、孔径比が175以下では、
さらに孔径比を下げても逆洗性の増大はほとんど認めら
れない。し次がって、孔径比ij1/l以下で1/10
以上であればよい。1/10以下であれば膜表面の孔数
が著しく減少し、同一孔径で比較したときの濾過速度は
低下する。
多孔膜の外形の形状としては、平面膜状、゛チューブ状
、中空糸状物すべてを含む。また、平均孔半径とは、(
11式によって定義される7、を意味する。
故に本発明でいう平均孔径とij 2 FMで定義され
る。
多孔膜1c11当りの孔半径がr’wr+drに存在す
る孔の数をN (r) drと表示すると(N(r)は
孔径分布関数)、平均孔半径〒5Fi11+式で与えら
れる。
#1は類似した平均孔径および空孔率を持つ多数の再生
セルロース多孔膜の濾過特性を検討した。
その結果、たとえば圧力差110001(以下の圧力で
限外F遇する場合には、セルロース■結晶における(1
01)jfiが多孔膜面に平行に配向している方が水の
選択濾過性がよい。しかし、水に浸漬した際の膜厚の変
化量は、上記のように配向した場合には、そうでない場
合よシ大きい。これらの原因は現在不明であるが′、水
酸基がj[面上に直立する方〔すなわち、(,101)
面が多孔膜面に平行に配列する方〕が水を選択的に吸着
し、膜の無定形領域内部に水を保有し易いためと考えら
れる。
このような水の選択透過性は、(101)面の多孔膜面
上での配向度が60−以上の場合に顕著に出現する。
さらK11j定周波数110 Hzにおける力学的損失
正接tanδ一温度曲線において、ピーク温度’l’m
axが200〜250℃であれば、多孔膜の熱的安定性
が増大し、また多孔膜に実施される後加工(樹脂加工、
溶剤処理)後の物性低下が少ない。Tmarが200℃
以下では熱的に不安定となシ、熱水処理により濾過速度
が大幅に減少する。Tmaxが250℃以上では水の選
択濾過性が減少するばかりでなく、多孔膜の後処理後の
物性低下が著しく、特に樹脂加工により脆くなる。本発
明物の熱的安定性および寸法安定性を^めるには、(”
+01)面の微結晶の大きさが25X以上で、結晶完全
度が0.15以下である必要がある。ただし、水湿潤時
の多孔膜の膨潤は不可避であシ、この膨潤を低めるには
、液安処理あるいは樹脂加工等がある。
目的に応じて本発明多孔膜を、これらの方法で後処理す
ることはなんらさしつかえない。
本発明膜が利用できる分離対象として、水を含む液体ま
たは気体混合物中の目的とする成分の分離除去、たとえ
ば人工腎臓用あるいは人工肝臓、人工弊臓用膜などであ
、)。その細限外濾過膜として利用できるほとんどすべ
ての分野で利用できるが、親水性で力学的性質に優れる
本多孔膜は、生体関連分野(医学、生物化学工業)ある
いは食品醗酵分野が特に適する。    ・ 本発明物社、たとえと7−(重量)のセルロース銅アン
モニア溶液中にシクロヘキサノールを10−混入し、さ
らにケイ酸ソーダの水溶液(ケイ酸ノーグ一度sロー)
を711混入した溶液を、厚さ50μmで通常の方法で
流延し、直ちに20℃の2チ硫酸水溶液に浸漬機水洗し
、しかる後該層を20℃のアセトン中に浸漬することに
より、該膜中の水分を7七トンで置換し、乾燥すること
によって得ることができる。なお、セルロース■結晶の
多孔膜を液体アンモニア中に浸漬−、アンモニアを室温
付近で除去すれば、簡単にセル一−スll[−2結晶會
持つ多孔膜p;得ちれるb 実施例に先立ち、発明の5aatt説明中で用いも ・
れた各樵物性値の測定方法を以下に示す。
く平均分子量〉 銅アンモニア溶液中(20℃)で測定された極限粘度数
〔ダ)(f/、g)を次式に代入することによシ、平均
分子量(粘度平均分子量) Myを算出する。
MV= (y) x s、2x 1oiくセルロース■
および■−2結晶の同定、微結晶の大きさ、結晶完全度
、配向度〉 理学電機社製X線発生装置(RU−200PL)とゴニ
オメータ(SG−?R) 、計数管にはシンチレーショ
ンカウンター、計数部には波高分析器を用いてX線回折
強度を測定する。30KV% 80mAでX@発生装置
を運転し、ニッケルフィルターで単色化したCu −K
αII(波長λ= 1,5416盈)を入射X線とする
結晶構造の同定、微結晶の大きさ、結晶完全度の測定の
場合には、フィルム面に垂直方向、または中空糸の場合
には、繊維軸に垂直方向からX線を入射する。スキャニ
ング速f1°/分、チャート速度101117分、タイ
ムコンスタント1秒、ダイバージェンススリットは17
2°、レシービングスリット#io、s■1、スキャツ
タリングスリットは172°において回折角2θが4〜
35°の範囲でXm回折強11測定する。
セルp−ス■結晶#i2#=12°((101)面から
の反射)、20.2°((101)面からの反射)、2
1°((002)1面からの反射)の5種の回折で特徴
づけられる。セルロースi[−2結晶は2#が約12@
、20’の2個の回折で特徴づけられる。
微結晶の大きさを求めるに社、たとえlj、 L、!。
アレキサンダー着[lllli分子X線回折」化学刈入
出版、第7章のシェラ−(Bcberrer )の式を
用いる。
20テア〜35°の間を直線で結び1鎌とする。
回折ビークの頂点から基線に垂IiIを下し、ピークと
基線間の中点を求め、中点を通る水平線を回折強度曲線
の間に引き、ピークの肩からの相離を求め、それ1を2
倍し、この値をラジアン表示に換算してライン幅とする
。さらにライン幅を次式で補正する。
p=JB*   6* Bti、ill定したライン幅、bはレリコン単結晶會
用いて測定されたライン幅である。微結晶の大自さAC
8(X)は(2)式で与えられる。
AC8(X)= λ/β・coso     (2)λ
はX線の波長1.s 4* a 1である。
結晶完全度は(3;式で定義される。
ここで、Hlとは(101)面からの反射と(002)
面反射の間のX@回折強度の最小値であり、Hiは(1
oe)面反射の最大回折弾度、H,とは(002)面反
射の鍬大回折強度である。
結晶完全度の値が1のとき最も結晶の完全性が高く、0
のとき最も低い。
((101)面の配向度の測定〉 平1kiMの場合には、Xll1!を膜面に平行に入射
させる。中空糸の場合には、中空糸を平面状に圧縮し、
中空糸の空隙部をなくし、見掛上2枚の積層膜の伏線に
変形する。該積層膜平面に平行KX線を入射させる。2
#=12°にゴニオメータ−をセットする。対称透過法
を用いて方位角方向を−SO°〜+30°走査し、方位
角方向の回折強度を記録する。さらに−18Q0と+1
60”の方位角方向の回折強度を記録する。このときの
スキャニング速度4°/分、チャート速度10■腸/分
、タイムコンスタント1秒、コリメーター″2曽φ、レ
シービングスリット縦幅1,9m、横幅5.51である
。得られた方位角方向の回折強度曲線から配向度COを
求める。まず±1800で得られた回折強度の平均値を
取シ、水平fiIt引き、−ベースラインとする。ピー
クの頂点からベースラインKli線を下し、その高さの
中点を求める。中点を通る水子at−引き、これと回折
強度曲線との二つの交点間の相離を測定し、この値全角
度(’)に換算し喪値を配向角H(O)とする。結晶配
向度COは次式で与えられる。
Co(1G)=  ((180−H)/ 180)X 
100結昂が無配向の場合には、Hは180”とな)、
COは0である。
く空孔率Pr > 平向状の多孔膜を47■lφの円形に切シ出し、線膜を
真空中で乾燥し、水分率を0.5′−以下とする。乾燥
後の多孔膜の厚さt ’ (5m) 、重量をW (t
)とすると、空孔率Pr (−表示)Fi(41式で与
えられる。
中空糸の場合、中空糸の内径をDt(cIII)、外径
をDI (tW&)とし、中空糸の長さをt (cm)
 、重量をw (r)とすると、Pr F1151式で
与えられる。
く平均孔半径rs> 走査型電子顕微鏡を用いて、表裏面の電子顕微鏡写真を
とる。該写真から公知の方法で孔径分布関数N (r)
を算出し、゛これを本文中の111弐に代入する。なお
、非円形孔の場合には、孔に内接する円の直径の最大値
を、その孔の孔径(直径)と定義する。もし球状の孔が
多数連結して生じた3次元的に非円形孔の場合には、孔
が球状であるとして確立されている通常のステレオロジ
ーの解析手段でN (r)を決定する。すなわち、孔径
分布を求めたい部分の走査型電子顕微鏡写真を適当な大
きさくたとえば20ernX 20cIII)に拡大焼
付けし、祷られた写真上に等間隔にテストライン(直線
)を20本描く。おのおのの直線は多数の孔を横切る。
孔を横切った際の孔内圧存在する直線の長さを測定し、
この頻度分布関数を求める。この頻度関数を用いて、た
とえば、ステレオロジー(たとえば、膣訪紀夫著、定蓋
形態学、岩波書店)の方法でN (r)を定める。面内
空孔率Pr ij N (r)を用いて、次式で算出さ
れる。
Pr(1) = K f r鵞N(r)dr X 10
0(tanδ一温度曲線〉 幅1冨11長さ55Iの短冊状の試料を多孔膜−から切
シ出し、東洋ボールドウィン社製Rheo Vjbro
nDDV−][c型を使用し、測定・周波数11011
g、乾燥空気下で平均昇温速度10℃/−で測定する。
測定されたtanδ一温度曲線から、tanδのピーク
温度Tmax (C)を読み取る。
実施#1′ 、セルロースリンター(平均分子量2,3X10・)を
公知の方法で調製した銅安溶液中K 7,0 % (重
量)の1111度で溶解後、該溶液にシクロヘキサノー
ルを11−(重量)混入し、さらにケイ酸ソーダの水溶
液(ケイ酸ソーダ濃度3o−)を1oチ(重量)混入し
1許後、ガラス板上に厚さ50μmK流延し、直ちに2
0℃の2−硫酸水溶液に20分間浸漬し、その後水洗す
る。水洗後該層を20℃のアセトン中に浸漬し、v紙に
はさんで乾燥する。得られた多孔膜の厚さFil 0 
pmであった。
乾燥後走査型電子顕微鏡で膜の表裏面を観察した結果、
裏面の孔の形状は非円形状の孔をなし、その平均孔径は
5.5μmであった。線膜を構成するセルロースの平均
分子量は5,8 X 104であった。
空孔率Fi67%で、表裏面の孔径比が174であった
。tた、鎖長孔膜はセルロース■結晶で構成され、微結
晶の大きさus 1X、結晶完全度は0.11であり、
(101)面の結晶配向度は70チであ。
p、Tmaxは245℃であった。線膜の水に浸漬時の
膨潤度に異方性があシ、厚さ方向は約30チ、膜平面方
向に約10−であつ°た。膜平向方向への水膨潤率は、
セルロース誘導体から再生した農と比較して約1/2で
あシ、膜の装置内での俟着が容易である。なお、本腰の
表面の電子顕微鏡写真を第2図に、同裏面の電子顕微鏡
写真を第3図に示す。
実施例2 実施例1において、銅安溶液中のセルロース濃度および
シクロヘキサノール濃度を変動させて作製した溶液中に
、ケイ酸ソーダの水溶液(ケイ酸ソーダ淡皺50優)を
10−混入後、実施例1と同様な方法で製膜し次。得ら
れた多孔膜の該特性値を、セルロース濃度、シクロヘキ
サノール濃度と共゛にまとめて第1表に示す。
実施例3 公知の方法で得られたセルロースアセテート多孔膜(U
8P3,885,626 )をpH13,0の苛性ソー
ダ水溶液を用いて、30℃でケン化し、再生セルロース
多孔膜を得た。該再生セルロースの分子量ij2.lX
104、線膜の膜厚は220^m1平均孔径Fi0.5
6μm、空孔率は76チ、孔形状は表裏面共に非円形状
孔である。この膜は力学的性質が著しく劣シ、約s o
’ の角度で2個に折るとすぐ破れを生じる。また、T
max Fil 82℃で著しく耐熱性が劣る。
【図面の簡単な説明】
第1図は非円形孔を示す模式図、第2図は本発明膜の表
面の走査型電子顕微鏡写真、第5図は同裏面の走査型電
子顕微鏡写真である。 ′tr11穐

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 11+  セルロース分子の平均分子量が5 X 10
    4以上で、かつ結晶領□域が実質的′にセルロース■結
    晶あるいはセルロース■−2結晶あるいは両者が混在す
    る結晶で構成される再生セルロース多孔膜において、#
    膜の表裏面の少なくと4−面(裏面)には非円形′状の
    孔を有し、該膜の平均孔径が1〜20−m1裏面の面内
    の空孔率が50〜90−で、かつ他の一面(表面)の平
    均孔径が0.01〜10μmであシ、さらに表裏面の゛
    孔径比が1ン3〜1/1Qであることを゛特徴とする再
    生セルロース微多孔膜。 12)  セルロース■結晶のみで構成される再生セル
    ロース多孔膜において、−(101)面の多孔膜面に対
    する配向贋が60−以上である特許請求の範囲[1項記
    載の再生セルロース微多孔膜。 (31測定周波数110 Hlにおける力学的損失正接
    tanδのピーク温度Tm*xが200〜250℃であ
    る特許請求の範囲第1項または第2項記載の再生セルロ
    ース微多孔膜。 +41(101)面の微結晶の大きさが25X以上で、
    結晶完全度が0.15以下である特許請求の範囲第5項
    記載の再生セルロース微多孔膜。
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