JPS588769B2 - 圧電帯域通過フイルタ - Google Patents
圧電帯域通過フイルタInfo
- Publication number
- JPS588769B2 JPS588769B2 JP10388177A JP10388177A JPS588769B2 JP S588769 B2 JPS588769 B2 JP S588769B2 JP 10388177 A JP10388177 A JP 10388177A JP 10388177 A JP10388177 A JP 10388177A JP S588769 B2 JPS588769 B2 JP S588769B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter
- bandpass filter
- differential transformer
- attenuation
- piezoelectric
- Prior art date
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- Expired
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- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は広い周波数帯域にわたって良好な減衰特性の得
られるヤーマン形の圧電帯域通過フィルタに関する。
られるヤーマン形の圧電帯域通過フィルタに関する。
第１図はこの種のヤーマン形の圧電帯域通過フィルタの
一例を示す図で、Ｌは入力信号に対してインピーダンス
を整合させる差動トランス、Ｚａ，Ｚｂは圧電素子、た
とえば所定共振周波数の水晶振動子等の共振子のインピ
ーダンス、ＺＬは負荷インピーダンスである。
一例を示す図で、Ｌは入力信号に対してインピーダンス
を整合させる差動トランス、Ｚａ，Ｚｂは圧電素子、た
とえば所定共振周波数の水晶振動子等の共振子のインピ
ーダンス、ＺＬは負荷インピーダンスである。
そしてＣは中点を接地した差動トランスＬの二次巻線Ｌ
２１，Ｌ２２とともに共振回路を形成する同調コンデン
サである。
２１，Ｌ２２とともに共振回路を形成する同調コンデン
サである。
ところで、このようなフィルタでは一次巻線しい二次巻
線Ｌ２１，Ｌ２２間の相互インダクタンスＭ１２，Ｍ１
３が十分にバランスしていない場合、二次側覗圧Ｖ２，
Ｖ３がバランスせず不平衡電圧成分νが発生し、上記二
次側電圧ｖ２，Ｖ３は次の１）式で示される。
線Ｌ２１，Ｌ２２間の相互インダクタンスＭ１２，Ｍ１
３が十分にバランスしていない場合、二次側覗圧Ｖ２，
Ｖ３がバランスせず不平衡電圧成分νが発生し、上記二
次側電圧ｖ２，Ｖ３は次の１）式で示される。
上記１）式でＶは平衡電圧成分で所望とするフィルタの
特性に有効なものであり、不平衡電圧成分νは所望とす
るフィルタの將性に有害なものである。
特性に有効なものであり、不平衡電圧成分νは所望とす
るフィルタの將性に有害なものである。
さらに上記不平衡電圧成分νは、一対の二次巻線間のり
ケージインダクタンスＬ２１＋Ｌ２２／２−Ｍ２３／２
と共振子の静電容量Ｃａ，Ｃｂおよび負荷インピーダン
スｚＬによって直列共振を生じ共振周波数の付近で大き
な出力電圧を発生し、急激な減衰量の低下を招く問題が
ある。
ケージインダクタンスＬ２１＋Ｌ２２／２−Ｍ２３／２
と共振子の静電容量Ｃａ，Ｃｂおよび負荷インピーダン
スｚＬによって直列共振を生じ共振周波数の付近で大き
な出力電圧を発生し、急激な減衰量の低下を招く問題が
ある。
この問題は原理的には二次側が完全にバランスした差動
トランスを用いることによって解決されるが、実際には
バランスさせるために差動トランスの二次側をパイファ
イラ巻等にするとＱの低下を招き、このフィルタ自体の
挿入損失が増大する等の問題がある。
トランスを用いることによって解決されるが、実際には
バランスさせるために差動トランスの二次側をパイファ
イラ巻等にするとＱの低下を招き、このフィルタ自体の
挿入損失が増大する等の問題がある。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので簡単な構成
によって不平衡電圧成分による特性の低下を防ぎかつ挿
入損失も少ない圧電帯域通過フィルタを提供することを
目的とするものである。
によって不平衡電圧成分による特性の低下を防ぎかつ挿
入損失も少ない圧電帯域通過フィルタを提供することを
目的とするものである。
以下本発明の一実施例を第１図と同一部分に同一符号を
付与して第２図に示すブロック図を参照して説明する。
付与して第２図に示すブロック図を参照して説明する。
図中Ｃ１，Ｃ２は差動トランスＬの二次巻線Ｌ２１ ，
Ｌ２２に直列に接続して同調回路を形成する一対の同
調コンデンサで、上記同調回路の共振周波数を略フィル
タの中心周波数ｆ。
Ｌ２２に直列に接続して同調回路を形成する一対の同
調コンデンサで、上記同調回路の共振周波数を略フィル
タの中心周波数ｆ。
に同調させる。
そしてＲは上記同調コンデンサＣ１，Ｃ２の接続点と基
準電位との間に介挿したＱダンプ抵抗で、この抵抗Ｒの
抵抗値Ｒｍは次の２）式を満足するように設定する。
準電位との間に介挿したＱダンプ抵抗で、この抵抗Ｒの
抵抗値Ｒｍは次の２）式を満足するように設定する。
ただし、ωは中心周波数ｆ０の角周波数
Ｃｍは同調コンデンサの静電容量
？のような構成であれば差動トランスＬの一次巻線Ｌい
二次巻線Ｌ２１ ， Ｌ２間の相互インダクタンスＭ１
２，Ｍ１３がバランスせず不平衡電圧成分が生じた場合
、抵抗Ｒによって、フィルタ特性に有害な不平衡電圧成
分に起因する二次線間のりケージインダクタンスＬ２１
＋Ｌ２２／２−Ｍ２３／２と共振子の静電容量Ｃａ，Ｃ
ｂおよび負荷インピーダンスＺＬによる直列共振のＱを
下げることができる。
二次巻線Ｌ２１ ， Ｌ２間の相互インダクタンスＭ１
２，Ｍ１３がバランスせず不平衡電圧成分が生じた場合
、抵抗Ｒによって、フィルタ特性に有害な不平衡電圧成
分に起因する二次線間のりケージインダクタンスＬ２１
＋Ｌ２２／２−Ｍ２３／２と共振子の静電容量Ｃａ，Ｃ
ｂおよび負荷インピーダンスＺＬによる直列共振のＱを
下げることができる。
したがって、上記直列共振にがる減衰量の低下を阻止し
得る。
得る。
一方、所望のフィルタ特性に有効な平衡電圧成分は抵抗
Ｒの両端には発生せず、したがって上記電圧成分による
電流は上記抵抗Ｒには流れないので上記フィルタ羽性に
は上記抵抗Ｒは伺ら影響しない。
Ｒの両端には発生せず、したがって上記電圧成分による
電流は上記抵抗Ｒには流れないので上記フィルタ羽性に
は上記抵抗Ｒは伺ら影響しない。
第３図は中心周波数ｆ１２ ４ ０ ｋＨｚの上記実施
例による１段構成のフィルタの回路図、第４図は減衰特
性図である。
例による１段構成のフィルタの回路図、第４図は減衰特
性図である。
なお第４図の減衰特性図において実線は第３図に示すフ
ィルタの判性、破線は従来の１段構成のフィルタの特性
である。
ィルタの判性、破線は従来の１段構成のフィルタの特性
である。
この特性図から明らかなように従来のフィルタでは中心
周波数ｆ０（２４０ｋＨｚ）の約８倍に共振点を有し、
この点で減衰量が約２５ｄＢ程度に低下しているのに比
して上記実施例によれば約５ ０ ｄＢの減衰量を広い
周波数帯域で保証することができる。
周波数ｆ０（２４０ｋＨｚ）の約８倍に共振点を有し、
この点で減衰量が約２５ｄＢ程度に低下しているのに比
して上記実施例によれば約５ ０ ｄＢの減衰量を広い
周波数帯域で保証することができる。
さらに第５図は中心周波数ｆ０， ２ ４ ０ ｋＨｚ
の上記実施例による２段構成のフィルタの回路図、第６
図は減衰特性図である。
の上記実施例による２段構成のフィルタの回路図、第６
図は減衰特性図である。
なお第６図の減衰特性図において、実線は第５図に示す
フィルタの特性、破線は従来の２段構成のフィルタの特
性である。
フィルタの特性、破線は従来の２段構成のフィルタの特
性である。
この羽性図からも明らかなように従来のフィルタでは中
心周波数ｆ０（２４０ｋＨｚ）の約７倍および９倍に共
振点を有し、この点で減衰量が約４５ｄＢ程度に低下し
ているのに比して上記実施例によれば約７０ｄＢの減衰
量を広い周波数範囲で得られる。
心周波数ｆ０（２４０ｋＨｚ）の約７倍および９倍に共
振点を有し、この点で減衰量が約４５ｄＢ程度に低下し
ているのに比して上記実施例によれば約７０ｄＢの減衰
量を広い周波数範囲で得られる。
以上詳述したように本発明はヤーマン形のフイフルタの
インピーダンス整合用の差動トランスの端子間に直列接
続にした一対の同調コンデンサを介挿し、かつこの同調
コンデンサの接続点と基準電位との間にＱダンプ抵抗を
介挿するようにしたものである。
インピーダンス整合用の差動トランスの端子間に直列接
続にした一対の同調コンデンサを介挿し、かつこの同調
コンデンサの接続点と基準電位との間にＱダンプ抵抗を
介挿するようにしたものである。
したがって、簡単な構成で不平衡電圧成分による特性の
低下を防ぐことができ、広い周波数帯域にわたって良好
な減衰特性が得られ、しかも挿入損失の少ない圧電帯域
通過フィルタを提供できる。
低下を防ぐことができ、広い周波数帯域にわたって良好
な減衰特性が得られ、しかも挿入損失の少ない圧電帯域
通過フィルタを提供できる。
第１図は従来のヤーマン形のフィルタの−例ヲ示す図、
第２図は本発明の一実施例を示すブロック図、第３図、
第４図は上記実施例による１段構成のフィルタの回路図
および減衰羽性図、第５図、第６図は上記実施例による
２段構成のフィルタの回路図および減衰特性図である。 Ｌ・・・差動トランス、Ｃ１，Ｃ２・・・同調コンデン
サ、Ｒ・・・Ｑダンプ抵抗。
第２図は本発明の一実施例を示すブロック図、第３図、
第４図は上記実施例による１段構成のフィルタの回路図
および減衰羽性図、第５図、第６図は上記実施例による
２段構成のフィルタの回路図および減衰特性図である。 Ｌ・・・差動トランス、Ｃ１，Ｃ２・・・同調コンデン
サ、Ｒ・・・Ｑダンプ抵抗。
Claims (1)
- １ ヤーマン形の圧電帯域通過フィルタにおいて、入出
力のインピーダンスを整合する中点タップを基準電位に
接続した差動トランスと、この差動トランスの端子間に
直列に接続され同調回路を形成する一対の同調コンデン
サと、この一対の同調コンデンサの接続点と基準電位と
の間に介挿したＱダンプ抵抗とを具備する圧電帯域通過
フィルタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10388177A JPS588769B2 (ja) | 1977-08-30 | 1977-08-30 | 圧電帯域通過フイルタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10388177A JPS588769B2 (ja) | 1977-08-30 | 1977-08-30 | 圧電帯域通過フイルタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5437552A JPS5437552A (en) | 1979-03-20 |
| JPS588769B2 true JPS588769B2 (ja) | 1983-02-17 |
Family
ID=14365767
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10388177A Expired JPS588769B2 (ja) | 1977-08-30 | 1977-08-30 | 圧電帯域通過フイルタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS588769B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6027218A (ja) * | 1983-07-22 | 1985-02-12 | Toyo Commun Equip Co Ltd | 複合型圧電通過帯域フィルタ |
-
1977
- 1977-08-30 JP JP10388177A patent/JPS588769B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5437552A (en) | 1979-03-20 |
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