JPH11330890A - バンドパスフィルタ - Google Patents

バンドパスフィルタ

Info

Publication number
JPH11330890A
JPH11330890A JP13929398A JP13929398A JPH11330890A JP H11330890 A JPH11330890 A JP H11330890A JP 13929398 A JP13929398 A JP 13929398A JP 13929398 A JP13929398 A JP 13929398A JP H11330890 A JPH11330890 A JP H11330890A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
band
variable voltage
frequency
order
bandpass filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP13929398A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Aoki
芳之 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Advantest Corp
Original Assignee
Advantest Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Advantest Corp filed Critical Advantest Corp
Priority to JP13929398A priority Critical patent/JPH11330890A/ja
Publication of JPH11330890A publication Critical patent/JPH11330890A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filters And Equalizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、次数が少なくても急峻な減衰特性
と広い比帯域が得られ、また中心周波数が所望の値に設
定でき、かつリップルの少ないバンドパスフィルタを提
供する。 【解決手段】 多次数のバンドパスフィルタにおいて、
各次数における共振周波数の誤差を制御電圧により補正
できるバラクタと、遮断特性を急峻にするトラップ回路
とを具備した解決手段。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、減衰が急峻でリッ
プルの少ないバンドパスフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】最初に、従来技術のバンドパスフィルタ
について概要を説明する。一般に、計測器等に使用され
るバンドパスフィルタは、減衰が急峻な遮断特性で、か
つ比帯域が広い特性が要求される。ここに、比帯域と
は、バンドパスフィルタの中心周波数に対する通過周波
数帯域幅をいう。そして、急峻な減衰特性とするために
次数を多くしてバンドパスフィルタを構成している。し
かし、次数を多くすると大型化するので、小型化が必要
な計測器等では3次以下のバンドパスフィルタが主に使
用されている。
【0003】次に、図3と図4とを参照して3次のバン
ドパスフィルタの構成と特性について説明する。図4に
示すように、従来の3次のバンドパスフィルタの構成
は、結合コンデンサC1、C2、C3、C4と、インダ
クタL2、L3、L4と、キャパシタC5、C6、C7
とで構成している。そして、インダクタL2とキャパシ
タC5、インダクタL3とキャパシタC6、インダクタ
L4とキャパシタC7とは、1次、2次、3次の並列共
振回路を構成している。
【0004】この場合、インダクタのインダクタンスや
キャパシタの容量は、所望の特性を得るために設計値ど
おりの値の物を使用することが望ましい。しかし、市販
のインダクタのインダクタンスやキャパシタの容量は、
種類が限定されているし、また製造誤差もある。そのた
め、図3に示すようにバンドパスフィルタの特性は、実
際の中心周波数Foと設計上の中心周波数Fcとがず
れ、通過周波数帯域でのリップルも大きくなる。従っ
て、バンドパスフィルタは、次数を多くすることにより
急峻な特性と広い比帯域が得られるが、所望の設計値の
特性を得るのが難しい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記説明のように、バ
ンドパスフィルタは、次数を多くして急峻な特性と広い
比帯域が得られるが、所望の設計値の特性を得るのが難
しいそこで、本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
ので、その目的は、次数が少なくても急峻な減衰特性と
広い比帯域が得られ、また中心周波数が所望の値に設定
でき、かつリップルの少ないバンドパスフィルタを提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、上記目的を達成す
るためになされた本発明の第1は、多次数のバンドパス
フィルタにおいて、各次数における共振周波数の誤差を
制御電圧により補正できるバラクタと、遮断特性を急峻
にするトラップ回路と、を具備したバンドパスフィルタ
を要旨としている。
【0007】また、上記目的を達成するためになされた
本発明の第2は、多次数のバンドパスフィルタにおい
て、電圧が可変できる可変電圧源と、該可変電圧源によ
り各次数における共振周波数の誤差を補正するバラクタ
と、通過周波数帯域外の近傍に共振周波数を有して遮断
周波数を急峻にするトラップ回路と、を具備して急峻な
減衰特性とリップルの少ないことを特徴としたバンドパ
スフィルタを要旨としている。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態は、下記の実
施例において説明する。
【0009】
【実施例】本発明の実施例について、図1〜図3を参照
して構成と特性について説明する。本発明の多次数のバ
ンドパスフィルタの3次の一例は、図1に示すように、
結合コンデンサC2、C3と、インダクタL2、L3、
L4と、キャパシタC5、C6、C7との従来構成に、
インダクタL1、L5と、キャパシタC8、C9と、バ
ラクタB1、B2、B3と、抵抗R1、R2、R3と、
可変電圧源V1、V2とを追加した構成になっている。
【0010】バラクタB1、B2、B3は、印加電圧を
変化させることにより容量を可変できるコンデンサで、
バリキャップ、可変容量ダイオードともいう。そして、
可変電圧源V1、V2からバラクタB1、B2、B3に
抵抗R1、R2、R3を介して制御電圧を印加してい
る。
【0011】抵抗R1、R2、R3は、バラクタB1、
B2、B3側からみた可変電圧源V1、V2側のインピ
ーダンスを高くして、高周波信号が可変電圧源V1、V
2側へ流入するのを阻止している。一般に、3次のバン
ドパスフィルタの場合、キャパシタC5とC7との容量
は同じ設計値となる。そのため、バラクタB1、B3に
印加する可変電圧源V1は共通としている。
【0012】従って、バラクタB1、B2、B3に印加
する可変電圧源V1、V2の電圧を制御して、インダク
タL2、L3、L4と、キャパシタC5、C6、C7の
容量の誤差をそれぞれ補正して、各共振回路の共振周波
数を補正することができる。そして、図3に示すよう
に、バンドパスフィルタの中心周波数Foを、可変電圧
源の電圧を変化させて、設計上の中心周波数Fcに合わ
せることができる。
【0013】また、可変電圧源V1、V2の電圧を微変
化させて最適値にすることで、バンドパスフィルタの通
過周波数帯域におけるリップルを小さくすることもでき
る。たとえば、従来のバンドパスフィルタのリップルが
2dBのとき、本発明のバンドパスフィルタのリップル
は0.5dBに改善できた。
【0014】さらに、本バンドパスフィルタでは、イン
ダクタL1とキャパシタC8、またインダクタL5とキ
ャパシタC9は、それぞれトラップ回路を構成してい
る。ここに、トラップ回路とは、望ましくない信号を減
衰させて除去する同調回路である。そして、このトラッ
プ回路は、図2に示すように、L1、C8の共振周波数
と、L5、C9の共振周波数とをそれぞれバンドパスフ
ィルタの通過周波数帯域外の低域側と高域側との近傍と
なるように設定する。
【0015】その結果、トラップ回路が無いばあいと、
トラップ回路が有る場合とで通過帯域幅は影響を受けな
いので、比帯域は同じ広いままとすることができる。ま
た、通過周波数帯域外の遮断周波数における減衰特性
は、トラップ回路が無い場合(図2の点線)に比較し
て、トラップ回路が有る場合(図2の実線)に急峻な特
性とすることができる。たとえば、各トラップ回路の共
振周波数における減衰量が10dBとしたとき、各トラ
ップ回路の共振周波数におけるバンドパスフィルタの減
衰量は30dBの改善ができた。
【0016】ところで、本実施例のバンドパスフィルタ
を構成するインダクタや結合コンデンサは、集中定数型
の回路により示したが、マイクロ波帯域で使用する場合
は、分布定数型のパターンにより構成しても同様に実現
できる。また、キャパシタC5、C6、C7と直列接続
したバラクタB1、B2,B3は、キャパシタC5、C
6、C7と並列接続して構成しても同様に実施できる。
そして、トラップ回路は、目的に応じて通過周波数帯域
外の一方にだけ設けてもよい。さらに、本実施例では3
次のバンドパスフィルタの例で説明したが、3次以外の
バンドパスフィルタでも同様に実現できる。
【0017】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。即ち、
バンドパスフィルタの各次数における共振周波数を調整
できるようにしたので、次数が少なくても急峻な減衰特
性と広い比帯域が得られ、また中心周波数が所望の設計
値に補正でき、かつリップルの少ないバンドパスフィル
タが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバンドパスフィルタの一例の回路図で
ある。
【図2】本発明のバンドパスフィルタの特性図例であ
る。
【図3】バンドパスフィルタの設計上の特性と実際の特
性図である。
【図4】従来のバンドパスフィルタの回路図例である。
【符号の説明】
C1、C2、C3、C4 結合コンデンサ C5、C6、C7、C8、C9 キャパシタ L1、L2、L3、L4、L5 インダクタ B1、B2、B3 バラクタ R1、R2、R3 抵抗

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多次数のバンドパスフィルタにおいて、 各次数における共振周波数の誤差を制御電圧により補正
    できるバラクタと、 遮断特性を急峻にするトラップ回路と、 を具備したバンドパスフィルタ。
  2. 【請求項2】 多次数のバンドパスフィルタにおいて、 電圧が可変できる可変電圧源と、 該可変電圧源により各次数における共振周波数の誤差を
    補正するバラクタと、 通過周波数帯域外の近傍に共振周波数を有して遮断周波
    数を急峻にするトラップ回路と、 を具備して急峻な減衰特性とリップルの少ないことを特
    徴としたバンドパスフィルタ。
JP13929398A 1998-05-21 1998-05-21 バンドパスフィルタ Withdrawn JPH11330890A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13929398A JPH11330890A (ja) 1998-05-21 1998-05-21 バンドパスフィルタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13929398A JPH11330890A (ja) 1998-05-21 1998-05-21 バンドパスフィルタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11330890A true JPH11330890A (ja) 1999-11-30

Family

ID=15241915

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13929398A Withdrawn JPH11330890A (ja) 1998-05-21 1998-05-21 バンドパスフィルタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11330890A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007267344A (ja) * 2006-02-28 2007-10-11 Saito Kiyouchiyou Tokushu Kiki Kk 有極型帯域阻止フィルタ
JP2008141450A (ja) * 2006-12-01 2008-06-19 Dx Antenna Co Ltd 双方向増幅器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007267344A (ja) * 2006-02-28 2007-10-11 Saito Kiyouchiyou Tokushu Kiki Kk 有極型帯域阻止フィルタ
JP2008141450A (ja) * 2006-12-01 2008-06-19 Dx Antenna Co Ltd 双方向増幅器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6879224B2 (en) Integrated filter and impedance matching network
US10211799B2 (en) High-frequency filter
JP3080723B2 (ja) フィルタ回路及びフィルタ集積回路
CN108964626B (zh) 模拟带通滤波器
US5499002A (en) Resonator filter utilizing cascaded impedance inverters
US20080287089A1 (en) Input filter for image frequency suppression
EP0318119B1 (en) Bandpass filter circuit arrangement
US5157362A (en) Narrow band notch filter with extended passband
JPH11330890A (ja) バンドパスフィルタ
CA1112726A (en) Multiple pole bandpass filter having monolithic crystal elements
US4994693A (en) Second order active filters
JP3136867B2 (ja) 可変同調バンドパスフィルタ
US7639069B2 (en) Tunable balanced loss compensation in an electronic filter
JP2853702B2 (ja) 誘電体フィルタ
US20210126620A1 (en) Radio frequency filtering circuitry
TWM250454U (en) An improved pi-type band pass filter
JP2832392B2 (ja) 遅延等化器及びこれを接続した圧電フイルタ
JPH0344208A (ja) 水晶ノッチ・フィルタ
JPS61135214A (ja) 電圧制御可変帯域幅ろ波器
JPH0583069A (ja) 高周波フイルタ
JPH1146128A (ja) 複数の通過帯域を持つフィルタ回路
CN116707485A (zh) 一种带通滤波电路、带通滤波器和电子设备
JP2005341279A (ja) 電圧制御フィルタ、帯域阻止型フィルタ、帯域通過型フィルタおよび無線装置並びにその制御方法
JPH0832393A (ja) フィルタ回路
JPS588769B2 (ja) 圧電帯域通過フイルタ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050802