JPS5887176A - 感圧性接着テープの製造方法 - Google Patents

感圧性接着テープの製造方法

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JPS5887176A
JPS5887176A JP18643581A JP18643581A JPS5887176A JP S5887176 A JPS5887176 A JP S5887176A JP 18643581 A JP18643581 A JP 18643581A JP 18643581 A JP18643581 A JP 18643581A JP S5887176 A JPS5887176 A JP S5887176A
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emulsifier
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Makoto Sunakawa
砂川 誠
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道夫 薩摩
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Nitto Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はアクリル系の感圧性接着テープの製造方法に
関する。
従来、この種のテープの製造は、アクリル系重合体の有
機溶剤溶液をテープ支持体上に塗布し乾燥する方法が一
般的であったが、この方法は大損の有機溶剤か必要なた
め石油資源の問題や公害防止などの観点からこれに代わ
る方法か種々提案されてきている。たとえば、有機溶剤
溶液であるかその溶剤量を極力少なくしたいわゆるハイ
ソリッド型接着剤を用いる方法、有機溶剤を必要としな
いホットメルト を用いる方法などか知られている。
しかるに、ハイソリッド型接着剤ではその粘度か非常に
高く、高精度の塗工設備によらなけれは均一厚みの塗工
かできなくなるといった力1点かあり、工業的にはほと
んど実用化されていないのか実状である。また、ホット
メルト型接着剤は加熱溶融時の粘度が高いものでは均一
厚みの塗工が困難で、一方」−記粘度が低くなるような
ものは一般に塗膜の耐熱性に劣り、塗工作業性と耐熱性
との両立かIlシいという問題がある。
これに対し、エマルジョン型接着剤には−1−述の如き
問題は少なく、耐熱性にとくに悪影響を与えることなく
比較的良好な塗工作業性を得ることかできるか、反面塗
膜の耐水性や接着特性に欠ける憾みかある。すなわち、
この種の接着剤はアクリル系モノマーをエマルジョン重
合して拐だアクリル系重合体の乳化物をそのまま接着剤
として利用し?コものであるか、この場合、重合時に使
用したまた重合こ粘着付与松脂なとの添加剤を献金する
とき(こ使用した乳化剤か塗膜中に通常3〜]0可1搦
%という多量にiW人して、塗膜の耐水性を著るしく 
l!l害し、さらに接着特性にも悪影響をおよばず結果
となる。
一方、上記エマルジョン型接着剤の問題を回避するため
に、分子内に酸性基を有するアクリル系共重合体を実質
的に浴剤を含まない固形物とする一方、これにアルカリ
と水とを加えて」−記共重合体中の酸性基を中和すると
ともに水中に上記共重合体か微粒子状に乳化分散された
ヒドロシルを得る方法か提案されている。この提案法に
よれは、乳化剤を使用する必要かないため、従来のエマ
ルジョン型接着剤にみられたような塗膜の耐水性や接着
特性に悪影響をおよぼす心配かないが、その反面乳化分
散された共重合体の粒子径かきわめて小さいためにヒド
ロシルの粘度が高くなる傾向かあった。このため、固形
分濃度をそれほど高くできす、一般の膜厚30μ以上の
感圧性接着テープには適用しにくい問題かあった。
この発明は、以」−の観点から鋭意検問した結果、見い
出されたものであり、その要旨とするところは、アクリ
ル酸エステルないしメタクリル酸エステルを主体とした
生モノマー80〜98重量%と酸性基を有する共重合性
不飽和上ツマー20〜2重量%とからなるアクリル系共
重合体およびこの共重合体100重量部に対してO、0
2〜2,0重量部の乳化剤を主成分とした実質的に溶剤
を含まない固形物を調製し、これに飛散可能なアルカリ
と水とを加えて」1記共重合体中の酸性基の1部または
全部を中和する一方上記共重合体か水中に安定に乳化分
散された乳化物となし、これをテープ支持体上に塗着す
ることを特徴とする感圧性接着テープの製造方法にある
すなわち、この発明において、酸性基を有するアクリル
系共重合体と少量の乳化剤とを主成分とした実質的に溶
剤を含まない固形物を調製し、この固形物より前記手段
で乳化物を形成したときには、その粘度がAil記提案
のヒドロシルに較べて著るしく低くなり、実用的な固形
分濃度で充分に塗布可能な粘度が得られ、しかもこの乳
化物をテープ支持体上に塗着したときには、乳化剤の使
用量かこく僅かであるために前記提案のヒドロシルζこ
較べてはとんと遜色ない耐水性および接着特性を発揮し
、少なくとも従来のエマルジョン型接着剤に較べてはる
かに改善された耐水性および接着特性が得られることか
見い出された。
しかも、この発明法では、一般の感圧性接着剤に配合さ
れる粘着付与樹脂、軟化剤、架橋剤などの各種添加剤を
、予めアクリル系重合体と生計の乳化剤とからなる固形
物と混合しこれをアルカリと水とによって乳化させるこ
とにより、乳化物を構成する各粒子中に」−記添加剤を
均一に含有させることかできるから、接着特性が非常に
均質化される。これに対し、従来のエマルジョン型接着
剤では、乳化重合で得られた乳化物中に上記の各添加剤
とくに粘着付与樹脂を乳化分散させるものであるため、
各ポリマー粒子と添加剤粒子とが別体となり、この場合
かりに均一な分散性が得られたとしても接着特性の均質
化を図りにくく、また経時的な接着特性の変化も生しや
すい。
また、添加剤が架橋剤である場合、従来のエマルション
型接着剤では水に溶解ないし分散させた架橋剤かエマル
ジョン粒子の表面とのみ架橋反応に関与するのに対し、
前記この発明において架橋剤を予め固形物中に混合する
態様をとると、得られるエマルジョン粒子の内部で均一
な架橋反応をおこさせることができるから、接着特性と
くに凝集力の改善効果が顕著に現われ、また品質安定化
に非常に好結果かもたらされる。
このように、この発明法によれは、従来のエマルジョン
型接着剤の欠点をことごとく回避して、耐水性や接着特
性を大きく改善できるとともに、エマルジョン型接着剤
としての塗工作業性にもすぐれ、固形分濃度30〜55
重量%程度の高濃度にしてかつ従来の常用の塗工設備で
も均一厚みの塗工力(’nJ能となり、加熱乾燥時の熱
エネルギーが低減されるなどの利点がもたらされる。
この発明においてアクリル系共重合体および乳化剤を主
成分とした実質的に溶剤を含まない固形物を調製するひ
とつの方法としては、生モノマーと酸性基を有する共重
合性不飽和モノマーとを各種の重合法で共重合させて得
たアクリル系共重合体を実質的に溶剤を含まない固形物
としたのちに、乳化剤を混合する方法がある。
この方法においては、共重合に当たり、バルク重合法、
溶液重合法、乳化重合法、パール重合法などの従来公知
の方法をいずれも採用できるが、とくに好適にはバルク
重合法および溶液重合法である。これらの重合法のうち
バルク重合法ではこれにより得られたアクリル系共重合
体をそのまま固形物として使用できる。その他の重合法
ではそれぞれに用いた媒体を共重合ごに適宜の手段で除
去して実質的に溶剤を含まない固形物とする。すなわち
、溶液重合法では蒸留などの手段によって有機溶剤を除
去し、また乳化重合法では塩析によって凝固させ分離す
ることによって水分を除き、さらにパール重合法では粒
状の共重合体をろ取することによって水分を取り除く。
このとき、有機溶剤や水分は完全に除去されることが望
ましいが、多少であればその残存は許される。
なお、乳化重合法やパール重合法では、重合時に用いた
乳化剤か重合体粒子の表面に1部付着してくるが、この
乳化剤は上記の媒体除去操作時にまた必要なら洗浄によ
ってほぼ除去される。また、乳化重合法では、高度に三
次元化された共重合体か生成してくることがあるが、こ
のような三次元化ポリマーは引き続く工程での乳化が困
難なため、乳化重合に当たってかかるポリマーの生成を
できるだけ防ぐのか望ましい。もし、これが1部生成し
てきたときには、ミキシンクロールやパンバリーミキナ
ーなどを用いて高い剪断力の作用する条件下で素練りす
るのが望ましい。
このようにしてアクリル系共重合体からなる実質的に溶
剤を含まない固形物としたのちに、乳化剤を混合するが
、この際粘着付与樹脂、軟化剤、顔料、架橋剤などの一
般の感圧性接着剤に用いられている種々の添加剤を混合
することもできる。
また、これらの添加剤は、アクリル系共重合体をバルク
重合法や溶液重合法などで合成する場合は、予め重合時
にその系内に混合させておくようにしてもよい。ただし
、この場合はこれらの添加剤が重合反応に悪影響を与え
ないものであるときに限られる。これらの添加剤を上記
方法で固形物中に混合しておくことにより、接着特性の
向」ニないし均質化の面で好結果がもたらされる。
この発明においてアクリル系共重合体および乳化剤を主
成分とした実質的に溶剤を含まない固形物を調製するも
うひとつの方法としては、主モノマーと酸性基を有する
共重合性不飽和モノマーとからなるアクリル系共重合体
をとくにバルク重合法ないし溶液重合法で得る場合に、
重合系内に当初から乳化剤を混合し、乳化剤の存在下で
」−記重合を行なう方法かある。もちろん、溶液重合法
では共重合こに溶剤を揮散除去しなけれはならばい。
この方法においても、粘着付与樹脂、軟化剤、顔料、架
橋剤などの一般の感圧性接着剤を前記同様にして混合す
ることができる。
上記の各調製法においてアクリル系共重合体を得るため
に用いられる主モノマーとしては、アクリル酸エチル、
アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、ア
クリル酸イソオクチル、メタクリル酸エチル、メタクリ
ル酸ブチルなどのア/l/+ル基の炭素数が2〜15の
アクリル酸ないしメタクリル酸のアルキルエステルを主
体とし、これと共重合可能な他のモノマーを併用しても
よい。
上記他のモノマーとしては、アクリル酸メチルやメタク
リル酸メチルの如きアルキル基の炭素数が前記範囲外の
アクリル酸ないしメタクリル酸のアルキルエステル、酢
酸ビニル、アクリロニトリル、スチレン、アクリル酸2
−メトキシエチル、ビニルエーテルなどのほか、アクリ
ル酸りリシジル、メタクリル酸りリシジル、ヒドロキシ
エチルメタクリレート、アクリルアミド、メチロールア
クリルアミドの各種の官能性モノマーが広く含まれる。
上記の生モノマーとともに用いられる酸性基を有する共
重合性不飽和モノマーとしては、たとえはアクリル酸、
メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、マレイン酸、
フマル酸なとの酸性基としてカルボキシル基を有する不
飽和カルホン酸、スチレンスルホン酸、了りルスルホン
酸、スルホプロピルアクリレート、2−アクリロイルオ
キシナフタレン−2−スルホン酸、2−メタクリロイル
オキシナフタレン−2−スルホン酸、2−アクリルアミ
ド−2−メチルプロパンスルホン酸、2−アクリロイル
オキシベンゼンスルホン酸などの酸性基としてスルホン
基を有する不飽和スルホン酸などを挙けることができ、
またその他の酸性基を有するものであってもよく、これ
らの一種もしくは二種以上を使用する。
主モノマーと酸性基を有する共重合性不飽和モノマーと
の使用割合は、前者か80〜98重量%、後者が20〜
2重量%とする必要かあり、とくに好適には前者が90
〜97重量%、後者が10〜3重量%となるようにする
のがよい。酸性基を有孔化させるためにはアクリル系共
重合体と混合する乳化剤を多くしなければならないため
、耐水性や接着特性の面で好結果が得られない。また」
−記モツマ−が20重量%より多くなると、粘着性その
他の接着特性の低下をきたすためやはり不適当である。
上記使用割合で合成されるアクリル系共重合体の分子量
は、一般に重量平均分子量で10万〜100万の範囲で
あるのが望ましい。分子量が低すきると接着テープの凝
集力が乏しくなり、これを改善するために多量の架橋剤
を必要とするが、この場合乳化物の安定性が損なわれる
問題がある。
また分子量があまりに高くなりすきると、アルカリと水
とによる乳化が困難となり、粘着特性の面でも望ましく
ない。
このようなアクリル系共重合体に対して前述の方法で混
合される乳化剤は、実質的に溶剤を含まない固形物とさ
れた上記共重合体をアルカリと水とによって乳化させや
すくするために不可欠とされるものであり、この乳化剤
を用いなければ低粘度の乳化物か得られない。
このような乳化剤としては、ポリオキシエチレンノニル
フェニルエーテル(たとえば第1工業製薬社製のノイゲ
ンEA]、70)、ポリオキシエチレンラウリルエーテ
ル(たとえは東邦化学社製のベクノールL−8)、オキ
シエチレンオキシプロピレンブロツクポリマー(たとえ
ば日本油脂社製のプロノン204)などのノニオン系界
面活性剤や、ドデシルベンゼンスルホン 本油脂社’Elのニューレックスペースト)、ロジン酸
石鹸(東邦化学社製のディプロジンに−25)、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテルスルホン酸アンモニウム
塩(第1工業製薬社製のハイテノールNF13)、アリ
ルアルキルスルホコハク酸ナトリウム(工注化成社製の
エレミノールJl−2)の如き共重合性乳化剤などのア
ニオン系界面活性剤があり、これらのなかから一種もし
くは二種以上を使用する。なお、これらの乳化剤をアク
リル系共重合体のバルク重合時または溶液重合時に重合
系内に混合させる場合には、共重合性乳化剤のほか、重
合反応に悪影響を与えないものが適宜選ばれる。
この乳化剤の使用量は、アクリル系共重合体100重量
部に対して0.02〜2.0重量部、とくに好適には0
1〜10重量部の割合とされる。乳化剤が0.02重量
部に満たないときはアルカリと水とによって得られる乳
化物の粘度が高くなり、また2、0重量部蒋より多くな
ると耐水性の低下をきたすおそれがある。
この発明においては、」二連の如く調製されたアクリル
系共重合体および乳化剤を主成分とした(必要に応じて
粘着付与樹脂、軟化剤、顔料、架橋剤などが含まれた)
実質的に溶剤を含まない固形物に、アルカリと水とを加
えて攪拌混合することにより、共重合体中の酸性基の1
部または全部を中和する一方上記共重合体か水中に安定
に分散された乳化物を生成する。
ここで用いられるアルカリは、生成乳化物をテープ支持
体上に塗着したのち加熱乾燥する際に容易に飛散しつる
ものが選ばれる。このようなアルカリを用いることによ
って、アルカリ混入による接着特性への悪影響を防止で
き、良好な接着特性を得ることかできる。飛散b]能な
アルカリの代表的なものはアンモニアである。その他a
−アミンエチルアルコール、エチルアミン、プロピルア
ミンなども使用できる。アルカリの使用量はアクリル系
共重合体中に含まれる酸性基に対して通常約1/10〜
3/2当量となる割合でよい。
中和処理時の温度は、アクリル系共重合体の種類、性状
などに応じて一定温度下に保たれるか、一般には30〜
70°Cである。中和および乳化物の生成方法は、所定
量のアルカリと水とを一度に加えてよく攪拌混合する方
法で行なってもよいか、好ましくはます所定量のアルカ
リないしアルカリ水溶液を加えてよく攪拌混合したのち
、引き続き水を徐々に加えて転相させることにより、水
か連続相となりこのなかに共重合体粒子が分散された0
/W型の分散体を生成するようにするのがよい。
上記方法で得られる乳化物は、これをそのままアクリル
系感圧性接着剤として使用に供してもよいが、必要なら
ポリビニルアルコールその他の乳化物の安定性改良剤や
増粘剤などを添加することもできる。また、乳化物とす
る前の固形物中に粘着付与樹脂、軟化剤、顔料、架橋剤
の如き一般の感圧性接着剤に添加される種々の添加剤を
含ませていないときは、必要に応じてこれらの添加剤を
上記乳化物としたのちに添加するようにしてもよい。
とくにポリイソシアネート化合物、エポキシ樹脂、反応
性フェノール樹脂、メラミン樹脂および過酸化物の如き
架橋剤を上記添加方式で添加すると、これら架橋剤を固
形物中にあらかじめ混入しておく場合に較べて均一反応
性の面では多少劣るものの、ポットライフの面ではむし
ろ良好な結果が得ることができる。
このようにして得られる乳化物は、その粘度が低く、固
形分濃度を約30〜55重量%程度の高濃度としたとき
でも、プラスチックフィルム、不織布、織布、紙、箔な
どの各種のテープ支持体の片面または両面に常用の塗工
設備で均一厚みに塗工することができ、この塗工ご加熱
乾燥して水分を除きかつ飛散可能なアルカリを飛散させ
ることにより、目的とする耐水性および接着特性良好な
感圧性接着テープを得ることができる。
以上詳述したとおり、この発明によれば、低粘度でかつ
高固形分濃度の感圧性接着剤を調製できるとともに、こ
れをテープ支持体上に塗着することによって耐水性およ
び接着特性にすぐれる感圧性接着テープを製造できるな
どの利点がある。
以下に、この発明の実施例を記載してより具体的に説明
する。
実施例1 アクリル酸2−エチルヘキシル720y、アクリル酸エ
チル260f、アクリル酸50y、アクリル酸2−ヒド
ロキシエチル20y、アゾビスイソブチロニトリル2.
5y、チオクリコール酸0,7y、ノニオン系界面活性
剤1.6y、アニオン系界面活性剤0.4y、スチレン
樹脂150yおよびボリプロピレンオキサイド(軟化剤
)50yを均一に混合し、31の攪拌機付き3つ目フラ
スコに仕込んだ。充分に窒素置換したのち、内浴濡度5
5°Cで重合反応を開始し、約10時間で徐々に85°
Cまで昇高した。この間、粘度調節のため少量のトルエ
ンを添加した。そのこ、90°Cで2時間熟成して、重
量平均分子量約38万のアクリル系共重合体を含む重合
反応物を得た。
この重合反応物から減圧蒸留によってトルエンおよび未
反応のモノマーなどの低分子量化物を除去し、アクリル
系共重合体、ノニオン系およびアニオン系の界面活性剤
、スチレン樹脂およびポリプロピレンオキサイドを含む
実質上無溶剤の固形物を調製した。つきに、この固形物
を51の高粘度物攪拌機に投入し、これに1,4679
の水とアクリル系共重合体の酸性基(カルボキシル基)
に対して075当量のアンモニアとを加え、68°Cて
2時間攪拌したのち、さらに高速攪拌機で35時間攪拌
することにより、固形分濃度約45重量%の乳化物を得
た。
この乳化物全量に、5重量%のポリビニルアルコール水
溶液24yを加えて感圧性接着剤とし、これを38 I
I厚のポリエステルフィルム上に55μ厚に塗布したの
ち、130°Cで4分間加熱乾燥することにより、感圧
性接着テープを得た。
実施例2 アクリル酸の使用量を85yとした以外は、実施例1と
全く同様にして、感圧性接着剤および感、  属性接着
テープを得た。
実施例3 アクリル酸の使用用を180y、ノニオン系界面活性剤
の使用量を0.4y、アニオン系界面活性剤の使用量を
0.12とした以外は、実施例1と全く同様にして感圧
性接着剤および感圧性接着テープを得た。
実施例4 アクリル酸の使用量を2101i’、ノニオン系界面活
性剤の使用量を4.0y、アニオン系界面活性剤の使用
量を1.0yとした以外は、実施例1と全く同様にして
感圧性接着剤および感圧性接着テープを得た。
比較例1 アクリル酸の使用量を15fとした以外は、実施例1と
同様にして感圧性接着剤を得ようとしたが、乳化物の安
定性か非常に悪くポリエステルフィルム」−に塗布しう
るような接着剤が得られなかった。
比較例2 アクリル酸の使用量を20y、ノニオン系界面を 活性剤を25y、アニオン系界面活性Mayとした以外
は、実施例1と全く同様にして、感圧性接着剤および感
圧性接着テープを得た。
比較例3 アクリル酸の使用量を3002とした以外は、実施例1
と全く同様にして感圧性接着剤および感圧性接着テープ
を得た。
」1記の実施例1〜4および比較例2,3の各感圧性接
着剤の安定性と各感圧性接着テープの耐水性および接着
特性を調べた結果は、つぎの表に示されるとおりであっ
た。なお、各特性は下記の方法で測定、評価した。
〈安定性〉 感圧性接着剤をロールコータ−で塗工したときの性状を
調へ、エマルジョンの破壊がなく均一に塗工できたもの
を安定、エマルジョンが破壊し塗膜が不均一となるもの
を不安定とした。
〈耐水性〉 感圧性接着テープを20°Cの水中に7日間浸漬したの
ちの経日変化を調べ、7日こも白化現象が認められない
場合を(○)、3日こにやや白化現象が認められる場合
を(△)、1日とに白化現象か顕著に認められる場合を
(×)と評価した。
〈接着特性〉 20 mm巾、150+++m長さの試料を作成し、こ
れをJl’5Z−1528に定めるステンレス板に2 
K90−ル1往復にて貼り合せる。貼り合せ20分と、
ショツパ一式引張試験機で300I1mZ分の引張速度
で引き剥かし、このときの剥離接着力を測定した。なお
、貼り合せおよび引き剥がしの操作は20″C165%
RHの雰囲気にて行なった。また、この接着力試験では
、初期接着力と20°Cの水中に7日間浸漬したのちの
接着力とを調べた。
実施例5 アクリル酸ブチル800y、アクリル酸エチル】80y
、アクリル酸メチル20y、メタクリル酸65y、ラウ
リルメルカプタン0.3y、ポリビニルアルコールL2
y、アゾビスイソブチロニトリル15yおよび水2,1
30yを、5,000zの三つロフラスコに投入し、ゆ
っくりと攪拌しながら約1時間窒素置換を行なった。系
内の酸素が充分排除されたのち、70’Cに」二げ約6
時間反応させて粒状のアクリル系共重合体を得た。この
共重合体の重量平均分子量は約30万であった。
重合反応と、金網で粒状共重合体をろ取し、さらに減圧
蒸留により水を完全に取り除いて固形物となし、この固
形物1,0OOPをミキシンクロールで素練りしなから
ノニオン系界面活性剤1. Oyを加えた。そのこ、さ
らにα−アミノエチルアルコール35I7と水500y
とを加えてよく混合したのち、高粘度物攪拌機中に入れ
、水540gを追加し、攪拌することにより安定な乳化
物を生成した。この乳化物に10yのベンゾイルパーオ
キサイドを約509のトルエンに溶かして添加し、均一
に攪拌することにより、アクリル系感圧性接着剤を得た
。この感圧性接着剤の固形分濃度は45重量%であった
つきに、上記の接着剤をクラフト紙に30 ti厚に塗
布したのち、130°Cて5分間加熱乾燥して、感圧性
接着テープを得た。このテープの耐水性および接着特性
を前記同様にして調べた結果、実施例1〜4と同様に満
足できるものであった。
手続補正書 昭和57年 4月 5日 特許庁長官殿        覧 1、事件の表示 特願昭 56−186435号 2、発明の名称 感圧性接着テープの製造方法 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 代表−バ土方三部 4、代理人 郵便番号  530 5、補正命令の日付 6、補正の対象 明細書の1発明の詳細な説明」 7抽正の内容 A、明卸1書: (1)第4頁第11行目〜第5頁第5行11;「一方、
上記・・・・間額かあった。」とあるを削除いたします
(2)第6頁第4行1」1; [前記提案のヒドロシル 削除いたします。
(3)第6頁第8〜10行目; 「前記提案のヒドロシル とあるを削除いたします。
特許出願人  日東電気工業株式会省4二代理人 弁理
士  祢 亘元 邦 夫 ′(2)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  アクリル酸エステルないしメタクリル酸エス
    テルを主体とした生モノマー80〜98重量%と酸性基
    を有する共重合性不飽和モノマー20〜2重量%とから
    なるアクリル系共重合体およびこの共重合体100重量
    部に対して0.02〜280重量部の乳化剤を主成分と
    した実質的に溶剤を含まない固形物を調製し、これに飛
    散可能なアルカリと水とを加えて上記共重合体中の酸性
    基の1部または全部を中和する一方上記共重合体が水中
    に安定に乳化分散された乳化物となし、これをテープ支
    持体上に塗着することを特徴とする感圧性接着テープの
    製造方法。
  2. (2)主モノマーと酸性基を有する共重合性不飽和モノ
    マーとを各種の重合法で共重合させて得たアクリル系共
    重合体を実質的に溶剤を含まない固形物とし、そのごに
    乳化剤を混合することにより、アクリル系共重合体およ
    び乳化剤を主成分とした実質的に溶剤を含まない固形物
    を調製してなる特許請求の範囲第(1)項記載の感圧性
    接着テープの製造方法。
  3. (3)主モノマーと酸性基を有する共重合性不飽和上ツ
    マ−とを乳化剤の存在下でバルク重合法ないし溶液重合
    法によって共重合させ、溶液重合法ではそのこに溶剤を
    揮散除去することにより、アクリル系共重合体および乳
    化剤を主成分とした実質的に溶剤を含まない固形物を調
    製してなる特許請求の範囲第(1)項記載の感圧性接着
    テープの製造方法。
  4. (4)飛散可能なアルカリがアンモニアでアル特許請求
    の範囲第(1)項〜第(3)項のいずれかに記載の感圧
    性接着テープの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013253253A (ja) * 2006-11-06 2013-12-19 Three M Innovative Properties Co アミン可塑剤を含有するアクリル接着剤

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