JPS5886188A - 畳の平刺し機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、畳の平刺し機に関する。

畳を敷く部屋は、畳敷か同一であっても部屋の実寸法が
同一であるとは限らないので、部屋ごとに実寸法を測定
し、その測定結果に合わせて畳を製造している。その場
合、仕上げ寸法よりも若干太き一畳床を用意し、その左
右の側縁のうち畳を敷く際に隣の畳に接する側の側縁す
なわち上前を直線状に切断し、反対の敷居に接する側の
側縁すなわち下前を敷居の形状と近似的に一致するよう
に中央で内方もしくけ外方へ屈曲する「〈」の字形に切
断している。そして、上記の下前を所望の形状に切断す
る作業いわゆるくせ取りは、畳床に畳表を取付けたのち
に畳表の側縁に縁布および縁乍をそれぞれ裏表に重ねて
縫着する平刺しの際に、下前の平刺しと同時に行なわれ
ている。このような平刺し機として、第５図に示すよう
に、あらかじめ上前および両端のかまちが所定の寸法形
状に仕上げられた畳床１に所望の形状にくせ取りされた
畳表２を取付け、受台８の上面に上記畳床１を固定し、
受台８の側方に設けられている直線状のレール（図示さ
れていない）に沿ってミシン台（図示されていない）を
直進させると共に、上記ミシン台に幅方向摺動自在に設
けられているミシンを摺動させることにより、該ミシン
に設けられている畳床切断カッタ４を上記畳表２のくせ
取りされた切断端２ａに沿って移動させ、該畳床切断カ
ッタ４によって畳床１の下前を切断し、同時に上記切断
端２ａの若干内方に重ねられている縁布５および縁下６
をミシン針７で縫着するようにしたものが知られている
（実公昭５１−２８８０７号公報参照）。

しかじなガら、上記従来の平刺し機は、受台８に畳床１
を固定し、ミ、シン台を畳床１の長さ方向に往復させる
ものであり、しかもミシン台が受台８の片側のみに設け
られているので、上前の平刺し、下前のくせ取りおよび
平刺しを同時に行なうことができず、１枚の畳の平刺し
を行なうためには、ミシン台を２往復させる必要があり
、しかも上前または下前の平刺しごとにミシン台を後退
させて畳床１を着脱する必要があり、そのため多数枚の
畳を連続的に加工することができず、生産性が低かつ之
。そこで、位置を固定した上前用ミシンと幅方向摺動自
在の下前用ミシンとを幅方向に対向して設け、これらの
間を通るように畳床を直進させて上前の平刺し、下前の
くせ取りおよび平刺しを同時に行なうことが試みられた
が、畳床１は、切断面が鉛直面に対して若干傾斜するよ
うに切断されるので、高さが一定の摺動台の上面に畳床
１を載置して直進させた場合には、厚みの異なる畳床１
、例えば厚みがｈｆｌだけ小さい畳床を仕掛けてその上
面力；２点鎖１ｓＩＡまで下がったとき、下前用ミシン
を距ｇ６ｗｇだけ幅方向外方に移動させて畳床１の上面
の幅を仕掛は変更前に一致させる必要があり、下前用ミ
シンの位置制御か面倒になるという不都合かあった。特
に、上前をあらかじめ直線状に切断することを廃止し、
平刺し機の上前用ミシンに畳床切断カッタを設けて平刺
し機で上前の切断、平刺し、および下前の切断、平刺し
を同時に行なうようにした場合には、上記下前用ミシン
の位置制−御が一層面倒になる。

、この発明は、上前用ミシンと下前用ミシンとの間に畳
床を直進させる際に、畳床の厚みの大小に関係なく該畳
床の上面高さを一定に保持して骨を案内することにより
、上前の平刺し、下前のくせ取り軸よび平刺しを同時に
行なうと共に、厚みの異なる畳床が仕掛けられた場合に
も下前用ミシンの基準位置を変更する必要がなく、下前
用ミシンを畳床の厚みの大小に関係なく全く同様に位置
制御できるようにしたものである。

すなわち、この発明は、畳床の上面に接して該畳床を水
平方向に案内するための上面ガイドにその下方から畳床
を圧接して一定ピッチずつ直進させるようにした畳床移
送装置と、該畳床移送装置の幅方向片側に固定された上
前用ミシンと、くせ取り用の畳床切断カッタを備え上記
の上前用ミシンに対向して設けられた幅方向摺動自在の
下前用ミシンとからなる畳の平刺し機である。

以下にこの発明の実施例を第１図〜第４図によって説明
する。

第１ｖ！Ｊにおいて、畳床１の長さの２倍よりも若干長
い範囲に多数本のコンベヤローラ１１が配設されている
。これシのコンベヤローラ１１は、その長さが畳床ｌの
幅よりも若干短く設定されて、畳床ｌを載置した際に畳
床ｌの両側部がコンベヤローラ１１の端部から突出する
ようになっている。また、上記のコンベヤローラ１１は
、第２図に示すように、その細部１１ｍか位置を固定し
たアーム軸りに揺動自在に取付けられたアーム口の先端
に回転自在に支持されており、かつ上記のアームＵがス
プリング（図示されていない）によって上向き（矢印Ｑ
方向）に付勢されたものである。

上記１列のフンベヤローラ１１の上方には、フレ−ム１
４（第２図参照）に固定したブラケット１ｆｔによって
幅方向の４本のレバー軸１６が等しい間隔で配設され、
このレバー軸１６にＬ字しバー１７の屈曲部が回動自在
に嵌合１載る。上記のＬ字しバー１７は、上向きの垂直
アーム１７番と後向き（矢印Ｐの反対向き）の水平アー
ム１７ｂとからなり、４個のＬ字しバー１７の垂直アー
ム１７＆の上端が長さ方向の連結ロンド正によって互い
に連結され、この連結ロンド訪の一端に流体シリンダ１
９のピストンロッド加が接続され、該ピストンロッド加
の前後摺動によってＬ字しバー１７の水平アーム１７ｂ
が上下に揺動されるようになっている。そして、水平ア
ーム１７ｂの先端には、畳床ｌの長さの２倍よりも若干
長ψラックガイド２１がその長さ方向の４箇所に上向き
に固定した突片ｎおよび連結ピンｎによって水平に吊下
される。上記のラックガイドηは、第２図および第８図
に示すように、若干の間隔をもって対向する左右２枚の
ガイドフレーム２１ａ１２１ａと、これらのガイドフレ
ーム２１１Ｌ、２１＆のそれぞれの内側面に上下平行に
固定された合計４本のレール２１ｂとによって形成され
ている。なお、２枚のガイドフレーム２１　＆　、２１
　ａは、上縁の複数箇所で互ψに連結されて一体化され
ている。

上記のラックガイド４の長さ方向の中央上部に（第１図
参照）、幅方向のビニオン細々が回転自在に取付けられ
、このピニオン軸Ｕの一端に固定されたビニオン６に、
ラックガイド冴の左右のガイドフレーム２１　ａ　ｓ　
２１　＆の間に位置するラック謳がかみ合う。このラッ
ク視は、長さが畳床１よりも若干長く設定され、その左
右両側に突設された多数個のローラ軸ｉにそれぞれロー
ラ丞を回転自在に取付けなものであり、とのローラ昂が
上記ラックガイドηの上下のレール２１ｂ１２１ｂ間に
挿入される。なお、上記のローラ２Ｂｋ′ｉ、若干の高
さの差をもって上下２列に配設され、上段のローラ慈が
上段のレール２１ｂの下面に、また下段のローラ包が下
段のレール２１ｂの上面にそれぞれ接して転動される。

そして、上記のラックＩめ下面に８本の脚９を介して断
面長方形のバイブからなり上記のラック謳とほぼ同じ長
さを有する上面押さえバーＩもが固定され、この上面押
さえツタ−（資）の後端にブラケット３１を介して畳床
１のかまちと係合するかまち押し欅３１ｍの中央部が前
後摺動自在に取付けられ任意の位置に固定できるように
なっている。

上記のフンベヤローラ１１、ラックガイド２１、ラック
謳、上面押さえバーＩ等からなる畳床移送装置の片側に
、ミシン針３２１Ｌを備えた上前用ミシン皮が固定され
、その反対側にミシン針３３ａおよび畳床切断カッタ３
３ｂを備えた下前用ミシン羽が摺動台詞に沿って幅方向
（矢印Ｒ方向）に摺動自在に設けられる。そして、上記
の下前用ミシン３３は、所望の下前形状に切断された畳
表２の切断端を光電式、機械式等のフィーラ（図示され
ていない）によって検出し、上記切断端に畳床切断カッ
タ３３ｂの刃先がほぼ一致するように制御される。

なお、上記のラックガイド２１の後部側方には、第１図
に示すように、フレーム（図示されていない）に固定の
直線定規蕊がラックガイド力と平行に設けられ、この直
線定規蕊の下面に、後部のコンベヤローラ１１上に載置
された畳床（１）の上面が軽く接する・ようになってい
ｂｏ 上記の構造において、流体シリンダ１９のピストンロッ
ド加が引込められてラックガイド４が上方に位置し、か
つこのラックガイド■の後部にラック泌が位置するとき
、後部のコンベヤローラｌｌ上に２点鎖線で示す畳床（
１）が供給される。この状態で、直線定規蕊に畳床（１
）の側縁を合わせて位置決めを行なったのち、流体シリ
ンダ１９のピストンロツドクを押出すと、ラックガイド
４が下降し、その下方の上面押さえバー（９）により畳
床１およびコンベヤローラ１１がアームＵの付勢用スプ
リングの弾力に抗して押し下げられ、しかるのち上面押
さえパーＪ後端のかまち押し俸３１１が前方へ若干進め
られ、畳床１の後部かまちに接する位置でブラケット３
１に固定される。

次いで、ビニオン２が上前用ミシン羽および下前用ミシ
ン＆のミシン針３２ａおよびＷａと同期して間欠的に駆
動され、ビニオン６とかみ合うラック３が矢印Ｐ方向に
一定ピッチずつ進められ、上記のラック謳と一体の上面
押さえバーＪとコンペヤローラ１１との間に挾まれてい
る畳床１が矢印Ｐ方向に直線状に送られる。このとき、
畳床１に取付けられている畳表２の下前の形状に応じて
下前用ミシン羽が幅方向に変位するので、畳床１の下前
が畳床切断カッタ３３ｂによって所望の形状にくせ取り
され、同時に畳床１の供給側（第１図の右側）の左右上
方に設けられている巻枠から縁布５および縁下６がそれ
ぞれ引き出されて上前および下前に沿って縫着される。

また、畳床１の上面の高さがラックガイド２１等によっ
て一定に保持されるので、厚みの異なる畳床１が供給さ
れた場合にも、第４図に示すように、畳床１の下面の高
さが２点鎖１１１Ｂの位置に変化するに過ぎず、そのた
め畳床切断カッタ＆ｌｂの基準位置を変える必要がない
。そして、上記の平刺しが終了すると、ピニオン６の回
転が停止され、流体シリンダ１９のピストンロッド加が
引込められ、ラックガイド２１が上部位置に戻されて上
面押さえパー加が畳床１から分離され、しかるのちピニ
オン５が逆転されてラック謳が上面押さえバー（資）と
共に最初の位置に戻される。

上記の実施例は、ラックガイド４、ラック々および上面
押さえバー（資）等によって畳床１の高さ規正および直
線送りの双方を行なうものであるが、ラックガイド４の
左右両側に短いコンベヤローラを配設してこの短いコン
ベヤローラの下面に畳床ｌを下方のコンベヤローラ１１
によって圧接し、ラックガイド４等には直線送りのみを
行なわせるようＫしてもよい。また、上記の実施例にお
いて、コンベヤローラ１１の表面を粗面に形成して畳床
１のスリップを防止することができる。また、上記＾の
コンベヤローラ１１　ｉｊ　、スプリングに代えて流体
シリンダによって、またはこれらを併用して上向きに付
−勢してもよい。また、１本の長いコンベヤローラ１１
の代りに短い２本のコンベヤローラを若干の間隔をもっ
て並列してもよい。また、前後に並フ任意の２本のコン
ベヤローラ１１のアーム１３ヲ前後方向のリンクで連結
して平行リンク機構を形成し、付勢用のスプリングまた
は流体シリンダの個数を節約することができる。また、
ラックガイドη昇降用の流体シリンダ１９０代りに電磁
石を使用したり、Ｌ字しバー１７の代りに長さ方向に摺
動自在のカムを使用したりすることによってラックガイ
ド４を昇降させてもよい。また、ラック謳には、ローラ
公の代りに摺動片を固定し、該摺動片が上下のレール２
１ｂ％２１ｂ間に嵌合されるようにしてもよい。また、
上面押さえバーＩ後端のかまち押し棒３１は、電磁石、
モータ、空気シリンダ等によって前後に摺動させてもよ
い。また、上前用ミシン澄にも畳床切断カッタを取付け
て上前の仕上げ切断を同時に行なうことができる。更に
、畳床１にあらかじめくせ取りされた畳表２を取付けて
その切断端を検出する代りに、所望のくせ取り形状に形
成した型板を上面押さえバー（資）の上面または脚四に
取付けて該型板の側縁を検出してもよく、また上記の型
板やその検出用フイーラを使用する代りに下前用ミシン
田の摺動機構にコンピュータを連結し、このコンピュー
タにくせ取り形状を記憶させて下前用ミシン羽の幅方向
摺動を制御することができる。

以上に説明したようにこの発明は、上前用ミシンと下前
用ミシンとの間を畳床が直進し、しかもその際に畳床の
上面高さを一定に保持するようにしたものであるから、
上前の平刺し、下前のくせ取りおよび平刺しを同時に行
なうことができると共に、畳床の厚みが変更された場合
に下前用ミシンの基準位置を変更する必要がなく、上記
下前用ミシンの位置制御を容易に行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例の斜視図、第２図はラックガ
イドの一部の側面図、第８図は第２図の１１１−１線断
面図、第４図は下前用ミシン取付部の横断面図、第５図
は従来の平刺し機の要部の横断面図である。 １：畳床、１１　：コンベヤローラ（畳床移送装置り、
４ニラツクガイド（上面ガイド、畳床移送装置）、２６
：ピニオン（畳床移送装置）、２６：ランク（畳床移送
装置）、Ｉｌ：上面押さえバー（畳床移送装置）、３２
：上前用ミシン、３２＆、羽ａ：ミシン針、３３−下前
用之シン、３１１ｂ：畳床切断カッタ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 〔１〕畳床の上面に接して該畳床を水平方向に案内する
   ための上面ガイドにその下方から畳東を圧接して一定ピ
   ッチずつ直進させるようにした畳床移送装置と、該畳床
   移送装置の幅方向片側に固定された上前用ミシンと、く
   せ取り用の畳床切断カッタを備え上記の上前用ミシンに
   対向して設けられた幅方向摺動自在の下前用ミシンとか
   らなる畳の平刺し機。 ′〔２〕上面ガイドが畳床の上面に着脱自在に固定され
   たラックと該ラックをガイドするためのラックガイドと
   からなり、該ラックが間欠回転のビニオンによって駆動
   される特許請求の範囲第１項記載の畳の平刺し機。 〔８〕上面ガイドが畳床の上面に接する多数本の案内ロ
   ーラである特許請求の範囲第１項記載の畳の平刺し機。 〔４〕上前用ミシンが畳床切断カッタを備えたものであ
   る特許請求の範囲第１項ないし第８項のいずれかに記載
   の畳の平刺し機。 〔５〕畳床が上向きに付勢された多数本のコンベヤロー
   ラによって押上げられる特許請求の範囲第１項ないし第
   ４項のいずれかに記載の畳の平刺し機。