JP4643378B2 - 平刺し用縫着装置 - Google Patents
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Description
ところで、畳は「框縫い工程」「平刺し工程」「隅止め工程」「返し縫い工程」の各工程を経て製作される。そして「平刺し工程」においては、裁断ユニットを備えた平刺し用縫着装置によって、畳床の長辺側の側部上面に縁及び縁下紙を畳表とともに畳床に縫い付けながら前記長辺側の側部を所定の幅寸法になるように裁断する。
このようなスケールは、その目盛りが見づらく、畳床の厚みの変化に応じて取り付け取り外しが必要となるなど作業が煩雑となり、該スケールを用いた作業は実用上困難なものとなっていた。
以下、本発明の第1実施例について図1乃至図5を参照して説明する。
まず、平刺し用縫着装置1の要部の正面を示した図1及び側面を示した図2において、ミシン本体2の下部は、図示しない駆動装置によって畳床3の側面に沿う第一の方向(図2中、矢印Y方向)へ往復走行自在に設けられたミシンベッド4により構成されている。このミシンベッド4の上面には、薄板状の支持部4aが設けられ、この支持部4aの上面において、畳表が被せられた畳床3の側部を下方から支持するようになっている。また、ミシンベッド4の上面には、ミシン本体2の上部を構成するミシンアーム5が固定されている。
前記ミシン頭部7は、詳細には、ミシンアーム5の端部5bに設けられたレールを介してミシン本体2に前記第一の方向(矢印Y方向)に対して直交し且つ上下方向となる第二の方向(矢印Z方向)へ移動可能に設けられており、その下方に下向きの平刺し用の縫い針8を備えて構成されている。また、ミシン頭部7には、取付部材9を介して垂直裁断ユニット10と基準位置検出部11とがミシン頭部7と一体に矢印Z方向へ移動するように配設されている。
前記レール18は、詳細には、ミシンアーム5の端部5aにおいてミシン頭部7の移動方向(矢印Z方向)及びミシン本体2の移動方向(矢印Y方向)に対して直交する第三の方向(矢印X方向)に延びるように、図示しないボルトにより固定されることで取り付けられるとともに、図3中左部に示すような送り機構19を備えている。この送り機構19は、レール18の端部の軸受18aを介して矢印X方向に対して平行に支持された送りねじ軸20と、この送りねじ軸20を回転させる送りハンドル21とを備えており、前記ユニットベース6aに連結部材22aを介して設けられたナット部材22が送りねじ軸20に螺合することで構成されている。これにより、ハンドル21を回転操作すれば送りねじ軸20も一体となって回転し、送りねじ軸20に螺合されたナット部材22との協動により、ユニットベース6aひいては傾斜裁断ユニット6が送りねじ軸20に沿って矢印X方向へと摺動されるようになっている。
さらに、傾斜裁断ユニット6は、傾斜基準部31を有する基準部材32を備えている。この基準部材32は、例えば薄板状のもので構成され、その一方の側部(図1において右側部)に直線状に形成された傾斜基準部31が傾斜裁断刃24と平行になるように取付部材32aを介して軸受25aに固定されていて、傾斜裁断ユニット6と一体に矢印X方向へ移動されるようになっている。
また、畳床3の側面に対する傾斜裁断刃24の傾斜角を変更する場合には、傾斜裁断ユニット6全体の傾斜を変更する。このとき、傾斜裁断刃24と傾斜基準部31は、平行状態が維持される。
まず、厚さt2の薄い畳床3を加工する場合、畳床3の厚みの変化量Δt(t1―t2)に応じてミシン頭部7を矢印Z方向のうち下方向に移動させて、縫い針8及び垂直裁断刃14による加工を可能とする(図4と、図5(b)の二点鎖線参照)。このとき、図5(a)の二点鎖線で示すように、基準位置検出部11もミシン頭部7とともに下方へ移動するため、実線で示す傾斜基準部31と二点鎖線で示す十文字11aの中心点とが交差しないようになる。そこで、これらが交差するように送りハンドル21を操作して傾斜裁断ユニット6を矢印X方向のうち図1、図5の左方向に移動させる。すると、傾斜裁断刃24は傾斜裁断ユニット6と一体にΔw移動し、厚さt2の畳床3の上面における矢印X方向の該傾斜裁断刃24の位置が厚さt1のときの位置と同一となる(図5(b)の二点鎖線参照)。図4は、傾斜裁断ユニット6を矢印X方向へΔw移動させた状態が示されている。
図6乃至図8は、本発明の第2実施例を示すものであり、第1実施例と異なるところを説明する。
基準位置検出部11に代わる基準位置検出部34は、第1実施例の基準位置検出部11とは、以下の点について相違する。即ち、図6に示すように基準位置検出部34は、例えばレーザ光を投光する発光部34aと、これより投光された光(以下、検出光35(図8参照)と称す)を受光する受光部34bとを備えた光電センサにより構成されており、ミシン頭部7と一体に矢印Z方向へ移動するように取付部材36を介して該ミシン頭部7に配設されている。尚、検出光35は、図6に示す正面から見た場合、位置的には第1実施例の十文字11aの中心点に相当するものであり、光電センサは、検出光35と傾斜基準部31とが交差するように配設されている。
図6中、左部に示すように、送りねじ軸20の端部にはプーリー37が配設され、その下方には送りモータ38が傾斜裁断ユニット6側に設けられている。このモータ38の回転軸に取着されたプーリー39と前記プーリー37との間にベルト40が掛けられることにより、送りモータ38の回転がベルト40を介して送りねじ軸20に伝達されるようになっている。
厚さの異なる畳床3を加工する場合、ミシン頭部7は、畳床3の厚みの変化量Δtに応じて矢印Z方向へ移動され、このミシン頭部7の移動に伴い、検出光35と傾斜基準部31とが離間する。
また、本実施例によれば、傾斜裁断刃51の移動量Δwの演算は不要であり、その演算のための制御装置を設ける必要が無いので、簡単な構成とすることができる。
上記実施例では、ミシン本体2を畳床3の側面に沿う矢印Y方向へ移動させるようにしたが、これに代えて、ミシン本体2を固定し、代わりに畳床3を矢印Y方向へ移動させるようにしてもよい。
また、第2実施例において、ミシン頭部7に畳床3の上面を検出するためのセンサと、ミシン頭部7を上下動させるためのモータとを設けて、畳床3の厚さに応じたミシン頭部7の上下動をも自動的に行うように構成してもよい。
Claims (4)
- 畳表が被せられた畳床と平刺し用のミシン本体のうちの少なくともどちらか一方を畳床の側面に沿う第一の方向へ移動させて、前記畳床の側部を裁断するとともに、前記畳床に対して平刺しを行う構成の平刺し用縫着装置において、
下向きの平刺し用の針を有し、前記ミシン本体に前記第一の方向に対して直交し且つ上下方向となる第二の方向へ移動可能に設けられたミシン頭部と、
前記ミシン本体に前記ミシン頭部の移動方向と直交する第三の方向に移動可能に設けられ、前記畳床の側面に対して傾斜し畳床の側部を傾斜状態に裁断する傾斜裁断刃を有する傾斜裁断ユニットと、
前記ミシン頭部にこれと一体に前記第二の方向へ移動するように設けられた基準位置検出部と、
前記傾斜裁断ユニットにこれと一体に前記第三の方向に移動可能に設けられ、前記傾斜裁断刃と平行な傾斜基準部とを備え、
前記ミシン頭部を前記畳床の厚さに応じて前記第二の方向へ移動させた状態で、前記傾斜裁断ユニットを前記第三の方向へ移動させて前記傾斜基準部を前記基準位置検出部に対応させることにより、前記傾斜裁断刃の位置決めを行うようにすることを特徴する平刺し用縫着装置。 - 前記ミシン頭部に前記畳床の側面を垂直に裁断する垂直裁断刃を有する垂直裁断ユニットを設けたことを特徴とする請求項1に記載の平刺し用縫着装置。
- 前記傾斜裁断刃及び前記傾斜基準部は、これらが互いに平行を維持した状態で、前記畳床の側面に対する傾斜角を変更可能に構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の平刺し用縫着装置。
- 前記基準位置検出部は、光電センサにより構成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の平刺し用縫着装置。
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