JPS588582A - フツ素含有廃水の浄化方法 - Google Patents
フツ素含有廃水の浄化方法Info
- Publication number
- JPS588582A JPS588582A JP10509481A JP10509481A JPS588582A JP S588582 A JPS588582 A JP S588582A JP 10509481 A JP10509481 A JP 10509481A JP 10509481 A JP10509481 A JP 10509481A JP S588582 A JPS588582 A JP S588582A
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- JP
- Japan
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- fluorine
- waste water
- anion exchange
- exchange resin
- silicon
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- Pending
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- Treatment Of Water By Ion Exchange (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
換樹脂を用いてフッ,素を除去する方法に関する。
近年、環境保全、公害防止の立場から公共水域へ放流さ
°れる廃水中のフッ素濃度は15■/を以ノ 下、一部の地域では1η/4以下に規制されている。フ
ッ素を含有すゑ廃水は、半導体製造工場、表面処理工場
などから排出されるが、この様な廃水をフッ素濃度1
1ng/ を以下に浄化するには、カルシウム沈殿法で
は不可能であり、イオン交換樹i旨を用いる方法が良い
と言われている。事実、一部− ・部の工場では、弱塩基性及び/または強塩基性の陰イ
オン交換樹脂を用いる方法が実施されている。
°れる廃水中のフッ素濃度は15■/を以ノ 下、一部の地域では1η/4以下に規制されている。フ
ッ素を含有すゑ廃水は、半導体製造工場、表面処理工場
などから排出されるが、この様な廃水をフッ素濃度1
1ng/ を以下に浄化するには、カルシウム沈殿法で
は不可能であり、イオン交換樹i旨を用いる方法が良い
と言われている。事実、一部− ・部の工場では、弱塩基性及び/または強塩基性の陰イ
オン交換樹脂を用いる方法が実施されている。
しかしながら、この種の従来方法では大部分のフッ素を
1価の陰イオンとして陰イオン交換樹脂に捕捉、除去し
ているが、フッ素イオンは陰イオン交換樹脂に対する親
和力が小さいので、捕捉され難い。特に、工場から排出
される廃水のように各種のイオンが共存する液から陰イ
オン交換樹脂に対する親和力の小さいフッ素イオンを捕
捉するには、他の陰イオンの大部分と一緒にフッ素イオ
ンを捕捉除去しなければならず、浄化の効率が悪いとい
う欠点がある。更に、他の陰イオン濃度が高いと、浄化
処理水のフッ素濃度がやや高くなる欠点があり、これは
弱塩基性陰イオン交換樹脂を使用する場合に起り易い。
1価の陰イオンとして陰イオン交換樹脂に捕捉、除去し
ているが、フッ素イオンは陰イオン交換樹脂に対する親
和力が小さいので、捕捉され難い。特に、工場から排出
される廃水のように各種のイオンが共存する液から陰イ
オン交換樹脂に対する親和力の小さいフッ素イオンを捕
捉するには、他の陰イオンの大部分と一緒にフッ素イオ
ンを捕捉除去しなければならず、浄化の効率が悪いとい
う欠点がある。更に、他の陰イオン濃度が高いと、浄化
処理水のフッ素濃度がやや高くなる欠点があり、これは
弱塩基性陰イオン交換樹脂を使用する場合に起り易い。
本発明は、前記の従来技術の欠点を解消し、フッ素の陰
イオン交換処理の効率を向上させ、浄、化処理水のフッ
素濃度を低減させ得るフッ素含有廃水の浄化方法を提供
することを目的とする。
イオン交換処理の効率を向上させ、浄、化処理水のフッ
素濃度を低減させ得るフッ素含有廃水の浄化方法を提供
することを目的とする。
この目的は本発明によれば、廃水に珪素化合物を添加す
ることにより、廃水中のフッ素を珪フッ化錯体に変えた
後、廃水を陰イオン交換樹脂と接触させることによって
達成される。
ることにより、廃水中のフッ素を珪フッ化錯体に変えた
後、廃水を陰イオン交換樹脂と接触させることによって
達成される。
珪素化合物としては、珪酸、珪酸アルカリ金属塩、水酸
化珪素、二酸化珪素等が挙げられる。例えば珪酸を使用
する場合、この珪酸は廃水中のフッ素イオンと容易に反
応して下記の式により水に可溶性のへキサフルオロ珪酸
を生ずる:H45iQ番+6 HF−4Hp+5iFa
+ 4 HgO珪素化合物は一般にフッ素イオンと゛
良く反応するので、珪酸以外の珪素化合物を使用した場
合にも、同様に珪フッ化錯体を生成する。こうして、フ
ッ素イオン”は・2価の一イオンであるヘキサフルオロ
珪酸イオン(SiF6” ) として陰イオン交換樹
脂によシ捕捉され、除・、去される。このヘキサフルオ
ロ珪酸イオンは、1価のフッ、素イオンより陰イオン交
換樹脂に対する親′和力が著しく高く、従って本発明方
法によれば、イオン交換処理の効率が著しく向上し、し
かも極めて高いフッ素除去率が達陰イ1ン交換樹脂とし
ては、弱塩基性及び/または強塩基性陰イ・オン交換樹
脂を使用することができる。
化珪素、二酸化珪素等が挙げられる。例えば珪酸を使用
する場合、この珪酸は廃水中のフッ素イオンと容易に反
応して下記の式により水に可溶性のへキサフルオロ珪酸
を生ずる:H45iQ番+6 HF−4Hp+5iFa
+ 4 HgO珪素化合物は一般にフッ素イオンと゛
良く反応するので、珪酸以外の珪素化合物を使用した場
合にも、同様に珪フッ化錯体を生成する。こうして、フ
ッ素イオン”は・2価の一イオンであるヘキサフルオロ
珪酸イオン(SiF6” ) として陰イオン交換樹
脂によシ捕捉され、除・、去される。このヘキサフルオ
ロ珪酸イオンは、1価のフッ、素イオンより陰イオン交
換樹脂に対する親′和力が著しく高く、従って本発明方
法によれば、イオン交換処理の効率が著しく向上し、し
かも極めて高いフッ素除去率が達陰イ1ン交換樹脂とし
ては、弱塩基性及び/または強塩基性陰イ・オン交換樹
脂を使用することができる。
次に実施例に基づいて本発明を詳述するが、本発明はこ
れに限定されるものではない。
れに限定されるものではない。
例 1
フッ化ナトリウムをフッ素として1001+9/を含む
pH3の溶液を調製し、これを原水とした。
pH3の溶液を調製し、これを原水とした。
この原水に珪酸を当量より少し過剰に加え1攪拌混合・
し、陰イオン交換樹脂に対する親和力を調べるた峠にヘ
キサフル\オロ珪酸ナトリウムをフッ素として計算して
100Mg/を含む溶液を調製し、そのpHを3に調整
した。
し、陰イオン交換樹脂に対する親和力を調べるた峠にヘ
キサフル\オロ珪酸ナトリウムをフッ素として計算して
100Mg/を含む溶液を調製し、そのpHを3に調整
した。
原水及びヘキサフルオロ珪酸ナトリウム溶液をそれぞれ
、強塩基性陰イオン交換樹脂の充填層に通水し、浄化−
処理し、処理水のフッ素濃度が1〜/lになるまでの通
水倍量(樹脂充填容積に対する通液量の比)を求めた。
、強塩基性陰イオン交換樹脂の充填層に通水し、浄化−
処理し、処理水のフッ素濃度が1〜/lになるまでの通
水倍量(樹脂充填容積に対する通液量の比)を求めた。
結果を第1表に示す。
第′1 表
第1表か・ら判るように、本発明方法によれば通水倍量
は大幅に増加する。即ち、本発明方法によれば同じ樹脂
量で約3倍量の原水を処理することが可能になり、樹脂
の再生頻度は電となり、浄化効率が向上する。1 例 2 例1と同様の実験を弱塩基性陰イオン交換樹脂を用いて
待なった。ただし、本例では処理水のフッ素濃度が3■
/lにりるまでの通水倍量を求めた。結果を第2表に示
す。
は大幅に増加する。即ち、本発明方法によれば同じ樹脂
量で約3倍量の原水を処理することが可能になり、樹脂
の再生頻度は電となり、浄化効率が向上する。1 例 2 例1と同様の実験を弱塩基性陰イオン交換樹脂を用いて
待なった。ただし、本例では処理水のフッ素濃度が3■
/lにりるまでの通水倍量を求めた。結果を第2表に示
す。
第 2 表
第2表から判るように、本発明方法によれば弱塩基性陰
イオン交換樹脂を用いた場合にも、例1と同様の効果が
達成された。
イオン交換樹脂を用いた場合にも、例1と同様の効果が
達成された。
なお、前記の例において陰イオン交換樹脂として強塩基
性と弱塩基性のものとそれぞれ単独に用いた場合につい
て説明したが、両者を組合せて使用しても同等、の結果
が得られる。
性と弱塩基性のものとそれぞれ単独に用いた場合につい
て説明したが、両者を組合せて使用しても同等、の結果
が得られる。
前記のように本発明方法に′よればフッ素含有廃水中の
フッ素を陰イオン交換樹脂により効率良く、かつ容易に
低濃度まで除去することができる。
フッ素を陰イオン交換樹脂により効率良く、かつ容易に
低濃度まで除去することができる。
Claims (2)
- (1) フッ素含有廃水に珪素化合物を添加して、廃
水中のフッ素を水に可溶性の珪フッ化錯体に変え、その
後陰イオン交換樹脂と該廃水とを接触させることを特徴
とするフッ素含有廃水の浄化方法。 - (2) 珪素化合物が珪酸、珪酸アルカリ塩、水酸化
珪素、または二酸化珪素である時俯請求の範囲第1項記
載の方法。 <X3+ 陰イオン交換樹脂が弱塩基性陰イオン交換
樹脂及び/捷たけ強塩基性陰イオン交換樹脂である特許
請求の範囲第1項または第2項記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10509481A JPS588582A (ja) | 1981-07-07 | 1981-07-07 | フツ素含有廃水の浄化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10509481A JPS588582A (ja) | 1981-07-07 | 1981-07-07 | フツ素含有廃水の浄化方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS588582A true JPS588582A (ja) | 1983-01-18 |
Family
ID=14398319
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10509481A Pending JPS588582A (ja) | 1981-07-07 | 1981-07-07 | フツ素含有廃水の浄化方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS588582A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1993017972A1 (en) * | 1992-03-13 | 1993-09-16 | Daikin Industries, Ltd. | Method of recovering volatile acids |
WO2003078330A1 (fr) * | 2002-03-18 | 2003-09-25 | Organo Corporation | Procede de supression d'un complexe metallique anionique |
-
1981
- 1981-07-07 JP JP10509481A patent/JPS588582A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1993017972A1 (en) * | 1992-03-13 | 1993-09-16 | Daikin Industries, Ltd. | Method of recovering volatile acids |
WO2003078330A1 (fr) * | 2002-03-18 | 2003-09-25 | Organo Corporation | Procede de supression d'un complexe metallique anionique |
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