JPS5884995A - アルミニウムまたはその合金の電解着色法 - Google Patents
アルミニウムまたはその合金の電解着色法Info
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- JPS5884995A JPS5884995A JP18323081A JP18323081A JPS5884995A JP S5884995 A JPS5884995 A JP S5884995A JP 18323081 A JP18323081 A JP 18323081A JP 18323081 A JP18323081 A JP 18323081A JP S5884995 A JPS5884995 A JP S5884995A
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- Japan
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- time
- intermediate treatment
- electrolytic coloring
- peak current
- aluminum
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はアルミニウムまたはその合金の3次電解着色法
に関し、更に具体的には、−その中間処理液濃度の変動
による色調の変化を防止することの可能なアルミニウム
またはその合金の6次電解着色法に関する。
に関し、更に具体的には、−その中間処理液濃度の変動
による色調の変化を防止することの可能なアルミニウム
またはその合金の6次電解着色法に関する。
アルミニウムまたはその合金(以下アルミニウム材とい
う)の3次電解着色法は前処理、陽極酸化、中間処理、
電解着色の各工程から成り、従来の浅田法では得られな
い特殊な色調を得るだめの方法である□上記工程のうち
、中間処理は硫酸、燐酸等の酸性処理液中にて交流を通
電することによって実施されるが、その目的はアルミニ
ウム材素地と陽極酸化により形成された陽極酸化皮膜の
多孔質層との間に存在するバリヤ一層中に第2の多孔質
層を形成することにある。
う)の3次電解着色法は前処理、陽極酸化、中間処理、
電解着色の各工程から成り、従来の浅田法では得られな
い特殊な色調を得るだめの方法である□上記工程のうち
、中間処理は硫酸、燐酸等の酸性処理液中にて交流を通
電することによって実施されるが、その目的はアルミニ
ウム材素地と陽極酸化により形成された陽極酸化皮膜の
多孔質層との間に存在するバリヤ一層中に第2の多孔質
層を形成することにある。
従来の中間処理は通電開始時よりの経過時間を設定する
ことにより所望の色調を得たが、処理液の濃度が変動す
ると、得られる色調もそれ捧つれて変化してしまう欠点
があった。例えばグリーンの色調を得る場合、硫酸を1
50’P/、e含む処理液中AC5Vで25分間通電す
る必要があるが、硫酸濃度が100 P/l−に低下す
ると、同一通電条件でもグレーの色調になってしまう。
ことにより所望の色調を得たが、処理液の濃度が変動す
ると、得られる色調もそれ捧つれて変化してしまう欠点
があった。例えばグリーンの色調を得る場合、硫酸を1
50’P/、e含む処理液中AC5Vで25分間通電す
る必要があるが、硫酸濃度が100 P/l−に低下す
ると、同一通電条件でもグレーの色調になってしまう。
勿論、処理液の濃度を一定に保つことによりニ定の色調
を得ることも理論上可能であるが、実際上処理液の濃度
を一定に保持することは不可能に近い。
を得ることも理論上可能であるが、実際上処理液の濃度
を一定に保持することは不可能に近い。
本発明者は上記問題点の解決策を求めて鋭意研究の結果
、中間処理ピーク電流到達後の通電時間を設定すること
により、中間処理液の濃度が変動しても、実質的にほぼ
同一の色調が得られることを見出し本発明の完成に至っ
た。
、中間処理ピーク電流到達後の通電時間を設定すること
により、中間処理液の濃度が変動しても、実質的にほぼ
同一の色調が得られることを見出し本発明の完成に至っ
た。
すなわち、本発明はアルミニウム材の3?:に電解着色
法における中間処理工程において、ピーク電流到達以降
の通電時間を設定することにより、中間処理液濃度の変
動による色調の変化を防止することを特徴とする。
法における中間処理工程において、ピーク電流到達以降
の通電時間を設定することにより、中間処理液濃度の変
動による色調の変化を防止することを特徴とする。
中間処理ピーク電流の到達時点は電流、電圧記録計等に
より容易に検知でき、その後の通電時間もタイマー等を
連動させることによって容易に設定可能であるから、本
発明は作業能率のみならず、色調のばらつき等を防止す
ることにより、製品歩留りを向上することもできる。
より容易に検知でき、その後の通電時間もタイマー等を
連動させることによって容易に設定可能であるから、本
発明は作業能率のみならず、色調のばらつき等を防止す
ることにより、製品歩留りを向上することもできる。
なお、本発明の方法は硫酸を含有する中間処理液のみな
らず、燐酸等、他の中間処理液を用いる場合にも効果的
に適用可能である。
らず、燐酸等、他の中間処理液を用いる場合にも効果的
に適用可能である。
例えば下記陽極酸化アルミニウム材を下記条件で中間処
理した場合、その際の処理時間と電流値の関係はほぼ第
1図に示した通りになる。
理した場合、その際の処理時間と電流値の関係はほぼ第
1図に示した通りになる。
アルミニウム材
A1200P 2x70x150(w)兜y」口14
丘 H意80. 150P/7 電 圧 AC6V 浴温度 20土1°C 処理時間 20分 所望の色調を得るためには、それに対応する処理時間を
A−B間の時間により設定してきた。しかしながら処理
液の濃度が異なると第1図の処理時間と電流値の関係を
示すグラフは違ったものとなり、千のため設定処理時間
に従って中間処理を行なっても着色処理によって得られ
る色調は予期していたものと違ってしまう。例えばグリ
ーンの色調を得る′場合、H倉S0.150y−/7、
AC5Vでλ55分間処理を行なう必要があるが、H,
SO,の液濃度が100 t/l、になると同一条件で
ダレ−色となってしまう。本発明はそのような処理液濃
度の変動による色調の変化を防止するものであって、そ
のためピーク電流到達以降の通電時間を設定するもので
ある。以下、本発明の実施例を記載する。
丘 H意80. 150P/7 電 圧 AC6V 浴温度 20土1°C 処理時間 20分 所望の色調を得るためには、それに対応する処理時間を
A−B間の時間により設定してきた。しかしながら処理
液の濃度が異なると第1図の処理時間と電流値の関係を
示すグラフは違ったものとなり、千のため設定処理時間
に従って中間処理を行なっても着色処理によって得られ
る色調は予期していたものと違ってしまう。例えばグリ
ーンの色調を得る′場合、H倉S0.150y−/7、
AC5Vでλ55分間処理を行なう必要があるが、H,
SO,の液濃度が100 t/l、になると同一条件で
ダレ−色となってしまう。本発明はそのような処理液濃
度の変動による色調の変化を防止するものであって、そ
のためピーク電流到達以降の通電時間を設定するもので
ある。以下、本発明の実施例を記載する。
実施例 1
上記アルミニウム材と同じものを用いて、H2SO4の
濃度を100 t/Zと150 t/!、のそれぞれに
ついて処理時間と電流との関係を調べた結果を第2図に
示す。図中、Aはそれぞれの濃度のピーク電流到達時を
示す0 通常の方法により陽極酸化を行なったアルミニウム材2
点につき、それぞれのH,so、濃度条件でピーク電流
到達点から1分間中間処理を行なった(即ち、A、B)
。得られた中間処理済アルミニウム材を下記組成の着色
浴中で、ACloVにて1分間着色処理したところ、両
アルミニウム材共、グリーンに着色された。
濃度を100 t/Zと150 t/!、のそれぞれに
ついて処理時間と電流との関係を調べた結果を第2図に
示す。図中、Aはそれぞれの濃度のピーク電流到達時を
示す0 通常の方法により陽極酸化を行なったアルミニウム材2
点につき、それぞれのH,so、濃度条件でピーク電流
到達点から1分間中間処理を行なった(即ち、A、B)
。得られた中間処理済アルミニウム材を下記組成の着色
浴中で、ACloVにて1分間着色処理したところ、両
アルミニウム材共、グリーンに着色された。
着色浴組成
S n 5O45P/13
H1SO41ot
NiSO425Lif
CH,C,H,(OH)So、 H10P/1同様にそ
れぞれのH,SO,濃度条件でピーク電流到達点、さら
に2分間中間処理を行なった(即ち、A−C)。得られ
た中間処理済アルミニウム材を上記組成の着色浴中で1
4Vにて1分間着色処理したところ、両アルミニウム材
共、レッドに着色された。
れぞれのH,SO,濃度条件でピーク電流到達点、さら
に2分間中間処理を行なった(即ち、A−C)。得られ
た中間処理済アルミニウム材を上記組成の着色浴中で1
4Vにて1分間着色処理したところ、両アルミニウム材
共、レッドに着色された。
実施例 2
実施例1と同様に、陽極酸化を行なったアルミ、=ラム
材ヲH,S04濃[50S’/A、100 P/i、1
50?/! の条件でそれぞれピーク電流到達後0.
5分間、AC6,5V、浴温20土1°Cにて中間処理
した0得られた中間処理済アルミニウム材を下記組成の
着色浴中、下記の電解着色条件で青色処理したとコロ、
いずれもブロンズに近いグレイ色が得られた。
材ヲH,S04濃[50S’/A、100 P/i、1
50?/! の条件でそれぞれピーク電流到達後0.
5分間、AC6,5V、浴温20土1°Cにて中間処理
した0得られた中間処理済アルミニウム材を下記組成の
着色浴中、下記の電解着色条件で青色処理したとコロ、
いずれもブロンズに近いグレイ色が得られた。
着色浴組成
Sn (5OsNHt)t 7.3 P/ZN
H2SO,H25t/、e N + 804 15 P/ACH,Cl
H8(OH)301H11/7着色条件 電圧 ACIO分 時 間 1分 浴温度 20±1°C 実施例 6 H,90,濃度を1 oDf!/7.150y−/、g
、 200P/z、とし、ピーク電流到達後の通電時間
をそれぞれ1.0分とし、それ以外の条件を実施例2と
同一にして、陽極酸化を行なったアルミニウム材を中間
処理および電解着色処理した。その結果、いずれの濃度
においても、緑の強いダレイ色が得られた。
H2SO,H25t/、e N + 804 15 P/ACH,Cl
H8(OH)301H11/7着色条件 電圧 ACIO分 時 間 1分 浴温度 20±1°C 実施例 6 H,90,濃度を1 oDf!/7.150y−/、g
、 200P/z、とし、ピーク電流到達後の通電時間
をそれぞれ1.0分とし、それ以外の条件を実施例2と
同一にして、陽極酸化を行なったアルミニウム材を中間
処理および電解着色処理した。その結果、いずれの濃度
においても、緑の強いダレイ色が得られた。
以上の各実施9、例から、中間処理液中のH,So、濃
度が違っても、それぞれのピーク電流到達後の処理時間
を同じにすることにより、はぼ同一の色調が得られるこ
とが確認された。
度が違っても、それぞれのピーク電流到達後の処理時間
を同じにすることにより、はぼ同一の色調が得られるこ
とが確認された。
なお、上記実施例において用いられたアルミニウム材の
陽極酸化条件は次の通りであった。
陽極酸化条件は次の通りであった。
陽極酸化条件
電流密度 1.5A〜
時 間 35分
皮膜厚さく目標)14μm
浴温度 20±1°C
第1図および第2図はそれぞれ各中間処理液の濃度に対
する処理時間と到達電流値との関係を示すグラフである
。
する処理時間と到達電流値との関係を示すグラフである
。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (11アルミニウムまたはその合金の3次電解着色法に
おける中間処理工程において、ピーク電流到達以降の通
電時間を設定することにより、中間処理液濃度の変動に
よる色調の変化を防止することを特徴とするアルミニウ
ムまたはその合金の電解着色法。 ■、特許請求の範囲第1項に記載の方法において、前記
中間処理液が硫酸を含有するアルミニウムまたはその合
金の電解着色法。 (■、特許請求の範囲第1項に記載の方法−において、
前記中間処理液が燐酸を一含有するアルミニウムまたは
その合金の電解着色法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18323081A JPS5884995A (ja) | 1981-11-16 | 1981-11-16 | アルミニウムまたはその合金の電解着色法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18323081A JPS5884995A (ja) | 1981-11-16 | 1981-11-16 | アルミニウムまたはその合金の電解着色法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5884995A true JPS5884995A (ja) | 1983-05-21 |
JPS6148598B2 JPS6148598B2 (ja) | 1986-10-24 |
Family
ID=16132055
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18323081A Granted JPS5884995A (ja) | 1981-11-16 | 1981-11-16 | アルミニウムまたはその合金の電解着色法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5884995A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6268044B1 (en) | 1998-04-15 | 2001-07-31 | Societe De Conditionnement Et Industrie Societe Anonyme Ceisa | Heat-shrinkable polyethylene film of high clarity which is easy to open for the wrapping of groups of products |
-
1981
- 1981-11-16 JP JP18323081A patent/JPS5884995A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6268044B1 (en) | 1998-04-15 | 2001-07-31 | Societe De Conditionnement Et Industrie Societe Anonyme Ceisa | Heat-shrinkable polyethylene film of high clarity which is easy to open for the wrapping of groups of products |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6148598B2 (ja) | 1986-10-24 |
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