JPS58843Y2 - 渦電流探傷子 - Google Patents

渦電流探傷子

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Publication number
JPS58843Y2
JPS58843Y2 JP17637678U JP17637678U JPS58843Y2 JP S58843 Y2 JPS58843 Y2 JP S58843Y2 JP 17637678 U JP17637678 U JP 17637678U JP 17637678 U JP17637678 U JP 17637678U JP S58843 Y2 JPS58843 Y2 JP S58843Y2
Authority
JP
Japan
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eddy current
flaw detector
current flaw
magnetic pole
teeth
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Expired
Application number
JP17637678U
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JPS5597448U (ja
Inventor
丘 遠藤
良夫 江頭
武男 神村
Original Assignee
三菱重工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は被検体のクラック等の進展方向の影響を受け
ないようにした渦電流探傷子に関する。
細管等の検査に使用される従来の渦電流探傷子は、要部
が第1図に示すように近接配置された2個の円形コイル
1,2から構成されている。
そして円形コイル1,2は高周波電流で励磁され、この
結果、細管3には第2図に示すように渦電流Aが流れる
このとき細管3にクラック等の欠陥4が存在すると、こ
の欠陥4のところで渦電流Aの流路が変化するので、こ
れを電気信号として検出することによって、欠陥4の有
無が検知できる。
しかしながら、ここに渦電流Aの流れ方向に起因した問
題点がある。
それは、渦電流Aが円形状に流れるために第3図イの如
き管長方向の欠陥4に対してはその流れが良く変化する
が、同図口に示すような円周方向の欠陥4に対しては、
流れの変化が少ないことである。
すなわち、従来の渦電流探傷子によると、クラック等の
長さ、深さ9幅が同一であっても、その割れの進展方向
の如何によって検出能が変化する問題がある。
そこでこの考案の目的とするところは、被検体のクラッ
ク等の欠陥を検査するに際し、検出能が欠陥の進展方向
の影響を受けないようにした渦電流探傷子を提供するこ
とにある。
この考案の渦電流探傷子は、多数の歯を設けた丸鋸状の
磁極体にコイルが磁束が上記歯に交互に出入するよう巻
方向を歯ごとに変えて取付け、被検体に鎖状の渦電流を
生じさせるようにしたことを特徴とする。
以下、第4図〜第7図を参照してこの考案を一実施例に
基づいて詳しく説明する。
第4図はこの考案の渦電流探傷子が細管5内に挿入され
た状態を示しており、この渦電流探傷子は、多数の歯6
を備えた2枚の丸鋸状の磁極板7,8をシェル9に取付
けている。
磁極板7と8はいづれもフェライト等で構成され、画板
は第5図イに示す如く板厚tに相当する間隔をはなして
対向配置され、各々の歯6が互いに食い違うようにシェ
ル9に取付けられている。
そして同図へに示すように磁極板7も8も互に隣り合う
歯6にはケーブル10に接続する巻線11が、交互に時
計方向9反時計方向になるよう設けられており、この励
磁によって発生する磁束Bは、同図口に示す如く歯6ご
とに交互に出入りするようになっている。
ただしこの実施例では渦電流探傷子の径りを細管5の内
径の80%以上にすることが必要である。
また磁極板7,8の厚さtは、渦電流探傷子の径りと細
管5の内径との比によっても異なるが、たとえばDが1
8.5mmφ、細管5の内径が19.7mmφであれば
、およそ1mm程度で実用性を満足することができる。
上述した構成の渦電流探傷子を細管5内に挿入したとき
発生する渦電流の挙動は、第6図、第7図に示すとおり
である。
すなわち、磁極板7,8によって細管5に発生する渦電
流は、リングa状の小さな渦電流が集った鎖状の渦電流
Aとなった細管5を流れ、リングa状の渦電流の間では
、渦電流の分布が極端に減少することはない(リング状
渦電流の流れ方向が交互に異なるがら)。
したがってこの状態でクラック等の欠陥4の検出に利用
すると、第7図に示すように欠陥4が円周方向であろう
と管長方向であろうと、進展方向の如何によらず渦電流
Aの流れがよく阻害され、その結果巻線11のインピー
ダンスが変化し、それが電気信号の変化としてクラック
等の欠陥4を検出する。
また欠陥4が渦電流Aのリングaとリングaの接点を通
過する場合には、渦電流の流れが阻害されることが少な
くなるが、磁極板7,8の歯6が互に食い違って配置さ
れているので、7または8のいづれかの磁極板によって
欠陥4をよく検出することか′で゛きる。
なお、この考案では被検体を限定しないし、磁極板の配
設個数や歯数等も適宜変更できるが、細管等の検査では
前記実施例の構成が望ましい。
ちなみに前記実施例と同様な渦電流の分布をもたせるに
は、たとえば小さな棒状の磁極、コイルを多数使用して
も可能であるが、製作コストや製作の簡易さを考慮に入
れると、前記実施例が勝るものと考えられる。
以上で明らかなように、この考案の渦電流探傷子は、多
数の歯を設けた丸鋸状の磁極体にコイルを磁束が交互に
出入するように歯ごとに巻方向を交互に変えて取付け、
被検体に鎖状の渦電流を生じさせるようにしであるため
、クラック等の欠陥の進展方向の如何に拘らず、安定し
た検出能を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は細管に挿入された従来の渦電流探傷子の概略縦
断面図、第2図は同探傷子によって発生する渦電流の流
れを示す細管断面の説明図、第3図は同じく渦電流の流
れを示す細管表面の説明図である。 第4図はこの考案の一実施例を示す渦電流探傷子の概略
縦断面図で細管に挿入された状態を示す。 第5図は同実施例の要部を構成する磁極板の詳細を示す
もので、イは側面図、叫よ一部を欠除して示す正面図、
ハは巻線の配列を示す。 第6図および第7図は、上記磁極板による渦電流の挙動
を示す細管表面の説明図で、とくに第7図は方向が異な
る欠陥が存在する場合の説明図である。 1.2・・・・・・円形コイル、3・・・・・・細管、
4・・・・・・欠陥、5・・・・・・細管、6・・・・
・・歯、7,8・・・・・・丸鋸状の磁極板、9・・・
・・・シェル、10・・・・・・ケーブル、11・・・
・・・巻線、A・・・・・・渦電流、B・・・・・・磁
束。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 多数の歯を設けた丸鋸状の磁極体にコイルを磁束が前記
    歯に交互に出入するように歯ごとに巻方向を変えて取付
    け、被検体に鎖状の渦電流を生じさせるようにした渦電
    流探傷子。
JP17637678U 1978-12-22 1978-12-22 渦電流探傷子 Expired JPS58843Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17637678U JPS58843Y2 (ja) 1978-12-22 1978-12-22 渦電流探傷子

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17637678U JPS58843Y2 (ja) 1978-12-22 1978-12-22 渦電流探傷子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5597448U JPS5597448U (ja) 1980-07-07
JPS58843Y2 true JPS58843Y2 (ja) 1983-01-08

Family

ID=29184847

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JP17637678U Expired JPS58843Y2 (ja) 1978-12-22 1978-12-22 渦電流探傷子

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JPS5597448U (ja) 1980-07-07

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