JPS58830A - パ−ムヤシの変異果実作出方法 - Google Patents

パ−ムヤシの変異果実作出方法

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Publication number
JPS58830A
JPS58830A JP9711681A JP9711681A JPS58830A JP S58830 A JPS58830 A JP S58830A JP 9711681 A JP9711681 A JP 9711681A JP 9711681 A JP9711681 A JP 9711681A JP S58830 A JPS58830 A JP S58830A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pollen
palm
fruit
oil
kernel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9711681A
Other languages
English (en)
Inventor
松本 三良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOKAI REBERAA KOGYO KK
TOUKAI REBERAA KOGYO KK
Original Assignee
TOKAI REBERAA KOGYO KK
TOUKAI REBERAA KOGYO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by TOKAI REBERAA KOGYO KK, TOUKAI REBERAA KOGYO KK filed Critical TOKAI REBERAA KOGYO KK
Priority to JP9711681A priority Critical patent/JPS58830A/ja
Publication of JPS58830A publication Critical patent/JPS58830A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Breeding Of Plants And Reproduction By Means Of Culturing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はパームヤシの変異果実作出方法に関するもの
である。
パームヤシ(学名 Elaeis  guineens
is)は中央アフリカ及びマダガスカル原産の植物で、
その果実から油を採取する目的でインドネシア、マレ−
シアに於いてもひろく栽培がなされている。
パーム−トシの栽培種は主にテネラ種と呼ばれるもので
、花は風媒花であり花粉を多量に作る。そのため放任状
態でも結実がある程Fi41il床BrLる〃・、栽培
上は人工受粉を行ない結実効率を高めている。
パームヤシには直径約3CIR長さ約41の長円状の果
実が多数密集して房状に生ずる。果実Nは第1図(C)
に示すように厚さ約2闘の内果皮lで包まれた核2が中
心部にあり、その周囲に中果皮(以下果肉と呼ぶ)3が
あり、その外側が薄い外果皮4で包まれている。
果肉3の圧搾により得られるパーム油は融点30〜43
°Cで、その脂肪酸組成はパルミチン酸とオレイン酸が
主成分である。パーム油はマーガリン、ショートニング
などの食用として、あるいは切削油、さび止め油、石け
んなどの工業用として利用される。又、核2から圧搾法
により得られるパーム核油は融点23〜30°Cで、そ
の脂肪酸組成はラウリン酸、オレイン酸、ミリスチン酸
が主成分となっている。パーム核油はマーガリン、ショ
ートニングなどの食用や石けん、化粧品などに利用され
ている。
+jil記のようνこパーム油とパーム核油とはその脂
肪酸Ml成が大きく異なっているため、核2と果肉3と
を分離せずにいっしょに搾油することは好ましくない。
従って搾油する場合には核2と果肉3とを分離しなけれ
ば/lらず、処理が面倒であった。
又、核2の含油率は果肉3の含油率よりも少ないため、
一定重量の果実からの搾油鼠は核2が小さいほど多くな
る。
近年、パーム油がその熱安定性、製品風味、嗜好性など
の面から即席めん用のフライオイルとして多く利用され
るようになっている。そして、今後、パーム油はヌード
ル類の保存性、栄養上の面からもその使用量がますます
増加していくものと推測されている。
この発明の目的は果実の搾油の際に、核2と果肉3との
分離処理を必要とせず、しかも今後の使用液の増加が推
測されるパーム油のみを得ることができるパームヤシの
変異果実作出方法を提供することにある。
この発明のパームヤシの変異果実作出方法は、パームヤ
シの花粉を非極性有機溶媒で花粉の色が変色するまで処
理、した後、乾燥し、次にX線照射装置eこよりxkを
照射した花粉を、バームヤシの雌花に人工受粉して結実
させることを特徴とする。
この発明が適用されるバームヤシは一般に栽培が行なわ
れているテネラ種である。処理を行なうための花粉は花
が咲いてからあまり日数が経っていないものを使用し、
開花直後のものを集めるのが好ましい。集めた花粉を非
極性有機溶媒で処理する場合は、口紙を置いた漏斗に花
粉を入れた状態で、その上から四塩化炭素、石油ベンジ
ン、エーテル等の非極性有機溶媒を注ぎ、花粉を洗浄す
るようにして処理する。この場合前記各溶媒は単独でも
、混合して使用してもどちらでもよい。11」記の処理
により初め黄色であった花粉の色が白っぼく変色する。
フラスコ等の容器内【こ入れられた非極性有機溶媒中に
花粉を浸漬することによっても花粉の処理を行なうこと
ができる。なお、花粉の処理を極性溶媒を用いて行なっ
た場合νこは、膨潤などにより花粉のηd胞が破壊や損
傷を受け、花粉が発芽せず受粉能力を失う。
次に前記のようQこ非極性有機溶媒処理をした花粉をデ
シケータ−に入れ室温で乾燥する。乾燥剤としてはシリ
カゲル、塩化カルシウムなどが使用される。乾燥された
花粉にX線照射装置を用いてX線照射を行なうことによ
り、一連の花粉処理操作が終了する。
前記のように一連の処理を行なった花粉をバームヤシの
母木の雌花に人工受粉する。この場合前記処理花粉以外
の花粉との交雑を防止するために、母木付近の雄花をあ
らかじめ除去しておく必要がある。無処理花粉を人工受
粉した場合、受粉後果実が熟するに要する期間は約5ケ
月であり、本方法シこより処理した花粉を人工受粉した
場Uも受粉1孟はぼ同期間で果実が熟した。
得られた果実の外部形態は、第1図(a)、(b)に示
す無処理花粉から得られたものに比較して、目口記方法
Vこよる処理花粉〃・ら得らnたものは、第2図(a)
+’ (b)に示すようしこ若干長細くなっているが、
両者;ζはあまり差異が見られなかった。これに対して
果実の内部形態は両者の間に大きな差異が見ら/した。
すなわち処理花粉により得−られな果実の大部分は核2
が極端に小さくなり、更に第2図((:) )で示すよ
うに核2が消失し内果皮1のみが果肉3の中心部に痕跡
程度に残るだけのものも見られた。′なふ・、非極性有
機溶媒処理をせず、単にX−照射処理のみを行なった花
粉を使用した場合は無処理の場合と変わりがなかった。
なお、この発明に係る処理は花粉のみを変化させ、母木
の形質を変化させるものではtlいので、毎回同じ操作
を繰り返す必要がある。
以上詳述したようにこの発明はパームヤシの花6r非極
性有機溶媒で花粉の色が変色するまで処理した後、乾燥
し、次tこX線照射装置eこよりX線を照射した花粉を
パームヤシの雌花、こ人工受粉して結実させること1ζ
より、得られた果実は核の部分が極端に小さくなり、更
には核が消失し内果皮のみが果肉の中心部に痕跡程度に
残るだけとなる。
従って果実を搾油する際に従来と異なり、果肉と核とを
分離する必要がなく、しかも単位原料あたりのパーム油
の搾油量?増大させることができるという優れた効果を
奏する。
実施例 開花直後のパームヤシの雄花から集めた花粉を、漏斗に
置いた口紙上に入れ、黄色の花粉が白っぽくなるまで石
油ベンジンを注ぎ処理した。次にこの花粉を乾燥剤とし
てシリカゲルが入ったデシケータ−中に入れて乾燥した
。乾燥した花粉に対してX線照射装置により毎分19レ
ントゲンの照射線量で26分20秒間照射を行なった。
次に、自然受粉を防止するためにあらかじめ付近の雄花
?除去した10年生の母木の雌花にIJd記処理花粉で
人工受粉を行なつ人。人工受粉技約5ケ月で果実が熟し
た。果実収量は果房全体重量が4okg、果”実の数が
2040個、果実の総重量が18.87に9、果実1個
あたりの重量が9.257であった。得られた果実の大
部分は核が極端に小さくなり、更に核が消失し内果皮の
みが果肉の中心部に痕跡程度に残るだけのものもあった
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は無処理花粉Vζより得られたパームヤシ
の果実の平面図、第1図(b)は同じく正面図、第1I
A(c)は同じく横断面図、第2図(a)はこの発明e
こより得られたパームヤシの果実の平面図、第2図(b
)は同じく正面図、第2図(c)は同じく横J面図であ
る。 内果皮1.核2.凍肉3.外果皮4.果実N0持許出願
人   東海レペラー鋼業体式会社代理人 弁理士 恩
田博宣 第1図 (a) 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 パームヤシの花粉を非極性有機溶媒で花粉の己が変
    色するまで処理した後、乾燥し、次にX線照射装置によ
    りX線を照射した花粉を、パームヤシの雌花tこ人工受
    粉して結実させることを特徴とするパームヤシの変異果
    実作出方法。
JP9711681A 1981-06-22 1981-06-22 パ−ムヤシの変異果実作出方法 Pending JPS58830A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9711681A JPS58830A (ja) 1981-06-22 1981-06-22 パ−ムヤシの変異果実作出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9711681A JPS58830A (ja) 1981-06-22 1981-06-22 パ−ムヤシの変異果実作出方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS58830A true JPS58830A (ja) 1983-01-06

Family

ID=14183592

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9711681A Pending JPS58830A (ja) 1981-06-22 1981-06-22 パ−ムヤシの変異果実作出方法

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Country Link
JP (1) JPS58830A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112018002899B4 (de) 2017-06-09 2022-09-01 Denso Corporation Elektrische Pumpenvorrichtung

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE112018002899B4 (de) 2017-06-09 2022-09-01 Denso Corporation Elektrische Pumpenvorrichtung

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