JPS588211Y2 - ズボンハンガ− - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、極めて簡単にズボンを吊下し得るズボンハン
ガーに係るものにして、添付図面を参照にしてその構成
を詳述すると次の通りである。

ズボンａ巾より長いハンガー主板２の下方に、断面長方
形のように一側上縁に係止角部１０が形成されている同
長のズボン指板５をズボンａを介在し得る間隙すを置い
て対設し、使用の際不動なハンガー主板２に対しズボン
指板５を水平長さ方向の軸を支点として巾方向が傾斜す
るように廻動自在に軸着せしめる。

本図はハンガー主板２の中央部に懸架具１を付設し、ハ
ンガー主板２の両側に軸受片３，４を固定垂設し、一方
の軸受片３の中間に蝶番６を設け、他方の軸受片４に係
止孔８を形成し、軸受片３の下端にズボン指板５の一方
側面をピンにより枢着すると共に、ズボン指板５の反対
側面に軸杆７を突設し、この軸杆７を係止孔８に着脱自
在に挿入し、ズボン指板５を前記ピンと軸杆７とで巾方
向が傾斜するように廻動自在にし、ズボンａをハンガー
主板２とズボン指板５との間に挿入又はその間隙すより
ズボンａを取り外すときに、軸杆７を係止孔８より外し
、蝶番６を中心にしてズボン指板５を開き揺動させ、そ
の作業が容易になるようにしている。

本図は、係止孔８により軸杆７を着脱自在にしているが
、逆Ｕ字状の溝でも良く、その他の着脱機構を採用して
も良い。

また、図面のズボン指板５は断面角状のものを図示して
いるが、ズボン指板５の一側上縁に係止角部１０が形成
される形状であれば略楕円状、半円筒状、アングル状な
ど様々な形状のものでもよく、また挟着面に柔軟板のよ
うなスリップ防止材９を貼着するか若しくは滑り止め面
に形成することが望ましい。

ズボンハンガーには色々なタイプのものがあるが、ズボ
ンの滑落を防止する止め機構がポイントで構造簡単にし
て確実にズボンを止着吊下するものがなかった。

本考案はかかる欠点を解消したもので、ズボンａ巾より
長いハンガー主板２の下方に、断面長方形のように一側
上縁に係止角部１０が形成されている同長のズボン指板
５をズボンａを介在し得る間隙すを置いて対設し、使用
の際不動なハンガー主板２に対しズボン指板５を水平長
さ方向の軸を支点として巾方向が傾斜するように廻動自
在に軸着せしめたから、ズボンａの裾部だけを間隙すに
挿入し、この状態を保持せしめてズボンａの自重をズボ
ン指板５にかけると、ズボンａはズボン指板５を水平長
さ方向の軸を支点として巾方向が傾斜するように廻動せ
しぬ、このとき上方に移動したズボン指板５の係止角部
１０とハンガー主板２の裏面とでズボンａを挟持するこ
とになる。

この際ズボンａが滑落しようとすればする程てこの理に
より係止角部１０の挾持力が強く働くことになり、而か
も係止角部１０は角であることによって、それだけ一層
確実に強くズボンａを挟着保持することになる。

また、ズボンａの裾部を間隙すに挿入するだけの簡単な
動作でズボンａを確実に強く吊下し得ることになるので
、極めて使用に便利である。

また、一方の軸受片３の中間に蝶番６を設け、他方の軸
受片４へのズボン指板５の軸杆７の軸着を着脱自在に設
ければ、ズボン指板５は蝶番６を中心に振動し、間隙す
が大きく開かれることになるから、ズボンａを大きく開
かれたズボン指板５の上に置いてからズボン指板５の軸
杆７をハンガー主板２の軸受片４に止着すればより簡単
にズボンａを挾持吊下できる等方れた実用上の効果を発
揮するズボンハンガーとなる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示すものにして、第１図は斜
視図、第２図はズボン指板を開かせたときの斜視図、第
３，４図は使用状態を示す側面図である。 ａ・・・・・・ズボン、ｂ・・・・・・間隙、２・・・
・・・ハンガー主板、３．４・・・・・・軸受片、５・
・・・・・ズボン指板、６・・・・・・蝶番、７・・・
・・・軸杆、１０・・・・・・係止角部。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ ズボン巾より長いハンガー主板の下方に、断面長方
   形のように一側上縁に係止角部が形成されている同長の
   ズボン指板をズボンを介在し得る間隙を置いて対設し、
   使用の際不動なハンガー主板に対しズボン指板を水平長
   さ方向の軸を支点として巾方向が傾斜するように廻動自
   在に軸着せしめた事を特徴とするズボンハンガー。 ２一方の軸受片の中間に蝶番を設け、他方の軸受片への
   ズボン指板の軸杆の軸着を着脱自在に設けた実用新案登
   録請求の範囲第１項記載のズボンハンガー。