JPS5881946A - Al系焼結軸受合金およびその製造方法 - Google Patents

Al系焼結軸受合金およびその製造方法

Info

Publication number
JPS5881946A
JPS5881946A JP17702681A JP17702681A JPS5881946A JP S5881946 A JPS5881946 A JP S5881946A JP 17702681 A JP17702681 A JP 17702681A JP 17702681 A JP17702681 A JP 17702681A JP S5881946 A JPS5881946 A JP S5881946A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alloy
powder
strength
matrix
added
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17702681A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Marai
馬来 義弘
Akira Matsuyama
晃 松山
Hiroshi Kiyono
清野 洋
Masahiko Shioda
正彦 塩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP17702681A priority Critical patent/JPS5881946A/ja
Publication of JPS5881946A publication Critical patent/JPS5881946A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sliding-Contact Bearings (AREA)
  • Powder Metallurgy (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、At系焼結軸受合金特にソリッドブッシン
グタイプの焼結軸受合金およびその製造方法に関する。
従来、ソリッドブッシングタイプのAt系焼結軸受合金
としては、 (イ)A4−8n系焼結合金 (ロ) 紅系焼結体の空孔にpbやホワイトメタルを溶
浸し九合金 fう At−Cu −Pb系焼結合金 等が開発されている。
しかし、(イ)の人t −an系焼結合金性強度的には
比較的弱く、軸受特性としてはいまだ不十分で一層の改
良が望まれている。また、(→のムL系焼結体の空孔に
pbやホワイトメタルを溶浸し九合金は軸受特性には優
れているが、焼結工種のほかに溶浸工程が別に必要であ
ること、溶浸時のpb蒸気が身体に悪影響を及ぼしたり
、溶浸時の寸法変化が大きくなったりすることなどの欠
点がある。
さらに、(ハ)のAL −Cu −Pb系焼結合金は、
pbが粒内に粒状で分布するのみであって粒界に網目状
には分布しないので軸受特性が不十分であること、また
、強度的にも不十分なものしか得られないことなどの問
題点がある。
一方、ソリッドブッシングタイプではなく、鋼などのパ
ックメタル上に粉末圧延等によりAt系粉末をライニン
グするタイプのものでは、At−Pb −8n −Si
 −Cu系の合金粉あるいは混合粉から優れ友軸受特性
を持つ合金を得ることが行われているが、これもあくま
でパックメタル上への粉末圧延という工程を加えること
により得られるものであり、AL −Pb −Sn −
Si −Cu系の合金粉あるいは混合粉を単に成形・焼
結するだけではソリッドブッシングタイプの軸受合金と
して満足できる強度ならびに軸受特性は得られないもの
であこの発明は、軸受特性および強度に優れた紅系焼結
軸受合金およびその製造方法を提供することを目的とし
、合金組成は、重量%で、Pb:3〜15チ、si :
 2〜81 Mg : 0.3〜2 %。
Cu:0.5〜6チ、Sn : Pb量の5〜309b
、および残部実質的にAtからなるものとし、その組織
は、PbがA/=系マトリックスの粒内に粒状として分
布していると共にマトリックス粒界にも網目状に分布し
ているものとし、さらに当該軸受合金の製造方法として
、Pb t 81 t Mg t Cu 、 sn s
pよびAtt−含む金属粉末を、陶については陶粉末単
独又はAj−均合金粉末として、Pbについては前記各
金属のうち少くともAtとの合金粉末として、Sl e
 Cu 、 Snおよび前記淘あるいはpbとの合金だ
けでは不足するAjについて絋、それぞれ単独の粉末あ
るいはこれら成分同士の組合せによる合金粉末あるいは
前記のpb 1含む合金粉末例えばAA −Pb −S
n −Si −Cu系合金粉末としてあらかじめ調整し
、次いでこれらの金属粉末を混合して成形し、次いで焼
成して製造するようKして前述の問題点を解決し九もの
である。
この発明によるAt系焼結軸受合金の大きな特徴は、A
t系マトリックス中のpbの分布状況にある。すなわち
、この発明によるAt系焼結軸受合金は、後で詳述する
第1図および第2図に示すように、PbFiM系マトリ
ックスの粒内に粒状となって存在すると共に粒界に沿っ
て網目状にも分布している。
これに反してAt系焼結体にPbあるいはホワイトメタ
ルを溶浸させた合金の場合は、Pbは空孔中にのみ存在
するだけであり、tft、、、AA −Cu −pb系
焼結合金の場合は、Pbは粒界に塊状となって点在する
だけである。
そのため、ホワイトメタル溶浸材やAt−Cu −pb
系焼結合金に比較して、この発明による軸受合金は、軸
受特性に好影響を与えるpbがより均一に分布している
ので、少ないpb添加量でホワイトメタル溶浸材に匹敵
する軸受特性が得られるという利点がある。
次に、この発明による軸受合金の各成分を前記の範囲(
重量gI)に限定した理由とその作用効果についてまと
めて列記する。
(1)pb:3〜15% pbはAAに添加することにより潤滑効果を高め、軸受
特性を向上させる。しかし、Pbの添加量が3−未満で
は添加の効果が期待できず、またpb添加量が15%を
超えるとpbが均一に細かく分散した合金粉末の製造が
困難となるため、最終的な製品のpbの分布が不均一に
なること、および粒界に沿って網目状に分布するpbの
量が多くなりすぎるため強度が弱くなってしまうことな
どの欠点が生じる。したがって、3〜15チの範囲とす
るのが、特に好ましい範囲は7〜101sである。
(2)st:2〜8チ Atマトリックス中に硬さの大きい81粒子が細かく点
在することにより、表面の軟らかいAtマトリックスの
みが摩耗してミクロ的に表面が凹凸状となり、凸部のS
iは非凝着性を維持しながら高荷重に耐え、凹部が油溜
めの如き役割を果し、高荷重、薄油膜、更に金属接触に
も耐えるという効果をも九らす。また、81はAtマト
リックス中に固溶することにより、あるいは鞠と結びつ
いてMg5Sit−析出することにより強度を向上させ
る。
しかし、Sl添加量が2−未満では上記した耐摩耗性の
効果が発揮されず、8%を超えて添加すると粉末の成形
性が悪くなると共に、強度を逆に低下させてしまう。し
たがって、Sl含有量は2〜8チの範囲とするが、特に
好ましい範囲は3〜5−である。
(3)Cu : OJ 〜6 % CuはAAマトリックスの強度を上昇させる。そして特
に疲労強度を上昇させるには非常に有効であるが、硬く
なりすぎると馴染性に問題が生じる。
すなわち、Cuの添加量が0.51未満であると強度を
向上させるという添加の効果がなく、また添加量が6チ
を超えると逆に強度が低下してしまうことの他、軸受と
してのなじみ性が悪くなってしまう。したがって、Cu
含有量は0.5〜6チの範囲とするが、特に好ましいの
は1〜3チである。
(4)Mg : o、a〜2チ 狗はAt系粉末の焼結性を改善する。すなわちこの発明
による合金ではMxt添加することによって始めて成形
・焼結1楊のみである111fの強度が得られる。つま
り、MXt添加すると焼結温度でAt−Mg系の2元〜
多元液相が発生し、この液相がAt系粉末の表面をおお
っている酸化膜1抱き込む形となって、焼結が進行する
。また、発生した液相は後述するSnと一諸になって、
液相の状態になっているpbt粒界に沿って網目状に分
布させる働きもする。この狗の添加量としては、0.3
−未満では添加の効果がなく、一方、2−を超えて添加
すると逆に焼結後の強度が低下してしまう。したがって
、珈含有量は0.3〜296の範囲とするが、特に好ま
しいのは帆5〜tSである。
(5) Sn : Pb添加量に対し5〜3θチSnは
pbの劣化潤滑油に対する耐食性を改善する一方、前述
し喪ように陶と一諸になってpb を粒界に沿って網目
状に分布させる働きをする。しかし、Sn添加量がpb
添加量に対し5qI11未満であるとpbの耐食性を改
善する効果が発揮されず、かつpbが十分粒界に沿って
廻らない。i7t、Sn添加量がpb添加量に対して3
0チを超えても耐食性は向上せず、かえって強度を下げ
てしまう。
し九がって、Snの含有量は5〜aO*とするが、特に
好ましいのはpbに対して10〜20%である。
以上、各成分範囲の限定理由について説明したが、この
発明による合金において、Pbが粒内に微粒状として存
在するだけでなく、粒界に沿って網目状にも分布してい
るのは次の理由による。
すなわち、Pbは少くともAAとの合金(AA−pb系
)例えばAt−Pb−81−8n系あるいはAt−Pb
 −81−an。−Cu系のアトマイズ合金粉末の形で
添加すると、これらの合金粉末においてはpbはAAマ
トリックスにはほとんど固溶せず、粉末内部あるいは粉
末表面に微細粒の形で存在している。この合金粉末にM
gt−加えである温度で加熱することにより前述したよ
うK AL−Mg系の2元以上の共晶液相が発生して焼
結が進行する。この焼結温度は一般に500℃〜600
℃とpbの融点よりも高いため、粉末表面に存在してい
念、・pbは溶けて液相となる。また、粉末内部でも比
較的粉末表面に近い所にあったpbも、廻りの1トリツ
クスがAt−Mg系の2元以上の共晶液相として溶は出
すのに伴い一諸に液相となって溶けだす。
このような経過をへて液相となったpbは3nが存在し
ないとAA系マトリックスとの濡れ性が悪いため、粒界
に沿って網目状には廻らずに比較的大きな塊として粒界
のとζろど仁ろに点在する形となる。しかし、ここにS
nが存在するとpbとAt系マトリックスとの濡れ性が
よくなりpbは粒界に沿って網目状に廻る。
以上述べたような理由により、アトマイズ合金粉末内部
のpbはそのまま微粒子の状態で残り、粉末表面あるい
は粉末表面に近いところにあったpbは溶は出すことに
より粒界に網目状に廻り、第1図(100倍)およびに
2図(400倍)に示すような組織となる。
また、Pbt 81 e Mg @ Cu 、 3nの
それぞれの元素について、純金属粉末の形で添加するか
、合金粉末の形で添加するか、また合金粉末の場合どの
ような種類の合金粉末がよいかについて以下に説明する
(a)Pb t Sl # sn : pbはμ系マトリックス中の粒内にも存在させなければ
ならないと七から、少くともAtとの合金粉末すなわち
At−Pb系合金粉末にする必要がある。このAt−P
b系合金粉末の製造方法としては、例えば、ボールミル
等を用いた機械的混合法やアトマイズ法が考えられるが
、機械的混合法によってpbを微粒子の形でAAAtト
リックスに分散させる九めには極めて長時間の混合が必
要であるのに対して、アトマイズ法によればpb微粒子
がMマトリックス中に分散したAt−Pb系合金粉末が
比較的短時間にかつ安定的に得ることができる。したが
って、PbはA″t ’L pb系の2元以上のアトマ
イズ合金粉末の形で添加することが好ましいといえる。
Slは硬さの大きなSi粒子を細かく点在させることに
より耐摩耗性を向上させる一方、Atマトリックス中に
固溶することにより強度も向上させる。そのため、Sl
はより均一に分布していることが好ましいことから、前
述したAj −Pb系に81を加えたAA−Pb−8t
系の三元以上のアトマイズ合金粉末の形で添加すること
が好ましいが、単独でも良い。
Snはpbの劣化潤滑油に対する耐食性を改善する一方
、Pbf:Atマトリックスの粒界に沿って分布させる
働きをもつ。こめ働きをするにはSnはAtマトリック
ス中にできるだけ均一に分布してpbと結びついている
か、あるいは結びつきやすくなっていることが好ましい
。そのためにはSn純金属粉末や、At −Sn 2元
合金粉末の形より紘前述し7’jAt−Pb −81系
に5nt−加えたAA −Pb−31−Snの4元以上
のア)−vイズ合金粉末の形で添加することが好ましい
したがって、以上の理由から、pb 、 SL 、 8
nはAA−Pb−8t−8nの4元以上のアトマイズ合
金粉末の形で添加するのがより好ましいといえる。
(b)Cu: CuはAAマトリックスの強度を上昇させる。この強度
を向上させる働きの一つはマトリックス中に固溶するこ
とによりマトリックス自体の強度をあげるところにあり
、そのためには始めからCuを前述したAj −Pb 
−SL −Sn合金粉に加えたAA −Pb −St 
−Sn −Cu合金粉の形で添加することが好ましい。
一方、Cuが強度向上をさせ暮働きの、もう一つは、狗
はど顕著ではないが、焼結性を改善することにより粒界
強度を向上させるところにあり、このためにはCuは焼
結温度で共晶液相を発生しやすい純Cu粉末かあるいは
At−Cu合金粉末の形で添加することが好ましい。
そこで、この両者の働きをうまく行なわせ、全体として
の合金の強度をもつとも高めるためにはCuをAj−P
b−8t −8n−Cuアトマイズ合金粉末の形と純C
uToるいはht −Cu合金粉末の形、02種類にわ
けてこれを混ぜたものとして添加する1ことがより好ま
しい。
(c)Mg: 陶は焼結温度で紅−素糸の2元〜多元の共晶液相を発生
させ、との液相がAA系粉末の表面をおおっている酸化
膜の微細なりラックから中に入り込み、ついには酸化膜
を抱き込む形となって焼結が進行する。しかし、陶を*
t−Pb−81−cu −Sn −mのアトマイズ合金
粉の形で添加すると、ht−Mg系の共晶液相が十分発
生せず、焼結が進行しないため強度が向上しない。
そこで、ht−Mg系の共晶液相を適量発生させ、焼結
性を改善して強度の優れたAA系焼結軸受合金を得る九
めには、淘はできるだけ活性の強い状態で添加すること
が望ましい。す−なわち、狗の活性は純淘粉が最も高く
、次いでμ−陶系の2元合金であり、後は陶に他の元素
を添加してゆくに従って活性拡低下していく。
以上のことから、陶の添加方法としては、純淘粉あるい
はAz−Mg系の合金粉末にする必要がある。そして、
特にAL −Mg合金粉を用いる場合は、融点が焼結温
fより10〜50℃程度低い組成の合金粉末が好ましい
以上に実施例によりさらに詳細に説明する。
〈実施例〉 表IK本発明合金ならびに従来合金および比較合金のA
L系焼結軸受合金の化学成分を示す。
本発明合金ムロ〜19の製造方法の概略は以下に示すと
おりである。まず、備考欄に示し九合金粉末あるいは純
金属粉末を所定の割合になるよう秤量し死後、潤滑材と
して市販の脂肪酸系のワックスt−1,5重量−添加し
、これIv型プレンダで20分間混粉した。次いで、混
粉が終了した粉末を金型に装入して3.5 ton /
 国”の加圧力で加圧して粉末成形体を作り、この粉末
成形体を露点−40℃のN、ガス中で400℃×1時間
の条件で脱ろうした後、570〜b 件で焼結して本発明合金による軸受と試験用板材とを製
造した。この場合、軸受は外径50■、内径40 as
 、長さ35■の円筒状であり、試験用板材は厚さ5.
5−の板状のものである。
なお、従来合金轟1,2および比較合金/I64゜5に
ついても上記と同じ方法で製造したものであり、従来合
金ム3は加圧力1−Ojon / (@”で加圧成形し
死後上記と同じ条件で脱ろうおよび焼結して多孔率15
−の焼結体をつくり、これKPb−3n合金の溶湯を高
圧により強制含浸させたものである。そして、本発明合
金の場合と同じ寸法の軸受および試験用板材を製造した
以上述べた方法により製造したA1〜ム19の合金につ
き、圧壌強さ、焼付荷重、摩擦係数、摩耗量を求めた。
ここで、圧環強さはJIS Z 2507の規定に準じ
念方法で試験した。また、焼付荷重。
摩擦係数の測定条件を表2に、摩耗量の測定条件を表3
に示す。
表    2     ゛ 表    3 このようにして得られた各合金A1〜419の圧環強さ
、焼付荷重、摩擦係数、摩耗量の値を表4に示す。なお
、試験片は、圧環強さについては前記円筒状の軸受を使
用し、他の試験については前記試験用板材から断面5×
5蛎の角柱状に切出したものを使用した。さらに、屈1
2の合金について顕微鏡写真で組織を調べたうその結果
を第1図(100倍)および第2図(400倍)に示す
表4より次のようなことが明らかである。
A1合金は11− Sn系焼結合金であるが、この合金
の欠点はソリッドブッシングタイプとした時の圧環強さ
が不足することである。そして、焼付荷重、摩擦係数は
比較的良好な傾向を示すが、マトリックス強度が低い九
めに摩耗量が多くなっている。
A2合金は人L −Pb −Cu系の焼結含油タイプの
合金であるが、この合金の欠点は、含油タイプの念め空
孔が多く強度が弱いこと、ならびにpbの分布が粒界に
塊状となって点在しているだけの喪めpbの潤滑効果が
十分に上らず摩耗特性も悪くなっていることである。
A3合金はAz−st−cu−Mg焼結体の空孔にpb
 −Sn合金を溶浸し念ものであり、この合金は強度な
らびに摩耗特性とも比較的優れ九特性を示す、しかし、
とのム3合金は前述したように製造方法に問題がある。
すなわち、製造に際して溶浸工程例えばオートクレーブ
で加圧しながらpb を含浸したり、スーパーヒートし
てpb t−含浸し九すする工程が別に必要であること
、溶浸工程での寸法変化が大きいことなど−の問題点が
ある。
44、A5合金はともに本発明の比較例としてあげたも
ので、ム4合金は淘添加をゼロとし、A5合金はS1添
加をゼロとした場合の特性を示し友ものである。その結
果、ム4合金では造ヲ添加していないので焼結が十分に
行なわれないため、圧環強さおよび摩耗特性とも極めて
低い値しか出ていない。また、J65合金はSt無添加
の場合であるが、51t−添加しないとSlのマトリッ
クスへの固溶あるいはMg 、S iの析出による強度
上昇がはかれないため圧環強さがいま一歩であり、かつ
初晶Stによる耐摩耗性上昇が期待できないことから、
摩耗量も比較的大きくなっている。
一方、厘6〜屈19は本発明合金であるが、圧環強さ、
焼付荷重、摩擦係数、摩耗量はそれぞれに若干の差異は
あるもののすべて良好な値を示している。ま九、第1図
および第2図からも明らかなように、PbがAt系マト
リックスの粒内に微細に分布しているのみならずマトリ
ックス粒界にも網目状に分布している。そして、他の本
発明合金についてもはソ同様の組織管示してい良。
なお、崖6および扁7はpb添加量のそれぞれ下限およ
び上限の合金、A8およびム9はS1添加量のそれぞれ
下限および上限の合金、A10およびAllはpb添加
量を7−としたときのSn添加量のそれぞれ下限および
上限の合金、A12はCu添加量の下限の合金、ム13
はl612に純Cu粉を2.5−添加した合金(純Cu
粉を添加することによって圧環強さが上昇)、414お
よびム15は狗添加量のそれぞれ下限および上限の合金
、l616はA15の合金の陶の添加方法を純金属造粉
からAt−Mg合金粉に変えた合金(強度。
摩耗特性かわらず)、A17はPb 、 Sl 、 S
n 。
Cu、Kgとも添加量下限の合金、A18はpb 。
81 e 8n 、 Cu e Mgとも添加量上限の
合金、419は本発明合金の最も好ましいと思われる付
近の組成の合金である。
以上説明してき友ように、この発明によれば、第1図お
よび第2図に示すように、PbがM系マるだけでなく、
マトリックス粒界にも網目状に分布している組織を有す
る合金であって、重量−で、Pb:a 〜15%、St
 : 2〜8 S、 Mg : 0.3〜2f’4SC
u: 0.5〜6 %、3n : pb添加量に対し5
〜301および残部実質的にAjからなるAA焼結軸受
合金とし、さらに合金の製造に際しては淘およびpbに
ついて前述のように特定の成分で金属粉末tv4@t、
、次いでこれらの粉末を混合成形したのち焼成するよう
にしたから、焼結後の溶浸工程や、鍛造・押出等の工程
を加えずに強度ならびに耐摩耗性の優れた軸受合金が安
価にかつ安定的に得られるという効果が得られる。
また、本発明によれば、得られる合金の寸法収縮量が比
較的一定しており、かつサイジング特性が優れているこ
とから、寸法精度の極めて高いものが得られるという効
果もある。
さらに、本発明合金は焼結のままの状態で使用すること
を基本としているが、さらに強度の高い合金が必要な場
合は、本発明合金に鍛造、押出しを加えることが可能な
ことはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明合金の顕微鏡組織(X100 :アンエ
ツチ)の代表例を示す図、第2図は本発明合金の顕微鏡
組織(X400:アンエッチ)の代表例を示す図である
。 特許出願人  日産自動車株式会社

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)重量−で、Pb : 3〜151Si:2〜81
     Mg : 0.3〜2 i Cu : 0.5〜61
    L Sn :Pb量に対し5〜301、および残部実質
    的にAjからなり、Pbがμ系マトリックスの粒内に粒
    状として分布していると共にマトリックス粒界にも網目
    状に分布していることを特徴とする。U系焼結軸受合金
  2. (2)  Pb I 81 tag tcu t Sn
    およびAA’に含も金属粉末を、陶については単独又は
    Mとの合金粉末として、Pl)Kついては前記各金属の
    うち少くともμとの合金粉末として、81 、 Cu 
    、 amおよび前記μでは不足の場合の不足分μについ
    ては単独またはyIIEを除く他の金属成分との合金粉
    末として調整し、これら船末會混合して成形し、次いで
    焼成することを特徴とするμ系焼結軸受合金の製造方法
  3. (3)  CutAt−Pb−8n−81−Cm系のア
    トマイズ合金粉末と純Cu粉あるいはμ−Cu合金粉と
    を混ぜたものとして添加することを特徴とする特許請求
    の範囲第(2)項記載のAt系焼結軸受合金の製造方法
JP17702681A 1981-11-06 1981-11-06 Al系焼結軸受合金およびその製造方法 Pending JPS5881946A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17702681A JPS5881946A (ja) 1981-11-06 1981-11-06 Al系焼結軸受合金およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17702681A JPS5881946A (ja) 1981-11-06 1981-11-06 Al系焼結軸受合金およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS5881946A true JPS5881946A (ja) 1983-05-17

Family

ID=16023851

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17702681A Pending JPS5881946A (ja) 1981-11-06 1981-11-06 Al系焼結軸受合金およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5881946A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6112844A (ja) * 1984-06-26 1986-01-21 Nissan Motor Co Ltd アルミニウム系押出軸受合金およびその製造方法
JPS63192837A (ja) * 1987-02-05 1988-08-10 Nissan Motor Co Ltd アルミニウム系軸受合金
US5104444A (en) * 1988-08-05 1992-04-14 Nissan Motor Company, Limited Aluminum matrix bearing metal alloy
US5292358A (en) * 1989-12-29 1994-03-08 Showa Denko K.K. Sintered aluminum-alloy
CN103260796A (zh) * 2010-12-13 2013-08-21 Gkn烧结金属有限公司 具有高导热性的铝合金粉末金属
CN108672696A (zh) * 2013-09-13 2018-10-19 Ntn株式会社 Egr阀用烧结轴承及其制造方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6112844A (ja) * 1984-06-26 1986-01-21 Nissan Motor Co Ltd アルミニウム系押出軸受合金およびその製造方法
JPH0569894B2 (ja) * 1984-06-26 1993-10-04 Nissan Motor
JPS63192837A (ja) * 1987-02-05 1988-08-10 Nissan Motor Co Ltd アルミニウム系軸受合金
US5104444A (en) * 1988-08-05 1992-04-14 Nissan Motor Company, Limited Aluminum matrix bearing metal alloy
US5292358A (en) * 1989-12-29 1994-03-08 Showa Denko K.K. Sintered aluminum-alloy
CN103260796A (zh) * 2010-12-13 2013-08-21 Gkn烧结金属有限公司 具有高导热性的铝合金粉末金属
EP2651582A1 (en) * 2010-12-13 2013-10-23 GKN Sinter Metals, LLC Aluminum alloy powder metal with high thermal conductivity
EP2651582A4 (en) * 2010-12-13 2014-07-09 Gkn Sinter Metals Llc PULVERULENT ALUMINUM ALLOY METAL WITH HIGH THERMAL CONDUCTIVITY
US10058916B2 (en) 2010-12-13 2018-08-28 Gkn Sinter Metals, Llc Aluminum alloy powder metal with high thermal conductivity
CN108672696A (zh) * 2013-09-13 2018-10-19 Ntn株式会社 Egr阀用烧结轴承及其制造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5482670A (en) Cemented carbide
US7232473B2 (en) Composite material containing tungsten and bronze
KR100187616B1 (ko) 소결 마찰재와 이에 사용되는 복합 동합금 분말 및 이들의 제조방법
KR100206502B1 (ko) 고강도 고온용 자기 윤활성 복합 재료 및 그의 제조 방법
JP6006342B2 (ja) 粉末金属部品の製造方法
KR20090053934A (ko) 금속 분말
US4537167A (en) Engine cylinder liners based on aluminum alloys and intermetallic compounds, and methods of obtaining them
US7041250B2 (en) Combined liquid phase and activated sintering of refractory metals
JPS5881946A (ja) Al系焼結軸受合金およびその製造方法
US4432795A (en) Sintered powdered titanium alloy and method of producing same
JP4008597B2 (ja) アルミニウム基複合材およびその製造方法
US6355207B1 (en) Enhanced flow in agglomerated and bound materials and process therefor
US5975039A (en) Process for manufacturing valve seat made of sintered FE alloy and valve seat made of sintered FE alloy
US5613184A (en) Aluminium alloys
CN108883472B (zh) Cu基烧结滑动材料及其制造方法
US4236925A (en) Method of producing sintered material having high damping capacity and wearing resistance and resultant products
JP2001131660A (ja) 銅系高強度焼結部品用合金粉末
JP2002348601A (ja) 粉末冶金法及び焼結金属体
JPH01230740A (ja) 含油軸受用焼結合金材およびその製造法
JP2019070183A (ja) 焼結体並びにこの焼結体を含む接合体、及び焼結体の製造方法
JP2932658B2 (ja) 粉末焼結チタン及び粉末焼結チタン基合金の製造方法
WO2001034330A1 (en) Aluminium alloy and method for the production thereof
JP4140083B2 (ja) NiAlMoスパッタリングターゲットおよびその製造方法
JP3443336B2 (ja) 耐摩耗性部材、その製造方法、ならびにそれに使用するアルミニウム合金粉末
JP2001181753A (ja) 銅系高強度焼結部品用合金粉末