JPS5881392A - 回転ヘツド型磁気録画再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、互にアジマス角度が異なる２個の回転磁気ヘ
ッドを交互に使用して、１フイールドの映像信号が磁気
テープの長手方向に対して傾斜した１本の記録軌跡とな
るよう順次映像信号の記録再生を行うヘリカルスキャン
方式の磁気録画再生装置（ＶＴＲ）に関するものである
。この種のＶＴＲとして例えばＶＨ８方式ＶＴＲがある
。

このＶＨ８方式ＶＴＲは、一般にテープ速度を切換えて
２時間モード（トラックピッチ５８μｍ）と６時間モー
ド（トラックピッチ略１９μｍ）の選択が可能に構成さ
れている。

この両モードにおいて、再生時に、記録時のテープ速度
より速いテープ速度で再生する高速再生画像、記録時の
テープ速度より遅いテープ速度で再生する低速再生画°
像および磁気テープを停止せしめた状態で１フイールド
の映像信号金連続的に得るフィールドスチル像をそれぞ
れ良好に得るために、２時間モード専用のヘッド対と６
時間モード専用のヘッド対の合計４個のヘッドを設ける
ことが考えられる。

第１図において、Ｒ，Ｌは一対の６時間モード用の磁気
ヘッド対であり、Ｒ’、Ｌ’は一対の２時間モード用の
磁気ヘッド対であり、それぞれのへ１．ド幅はＲが３５
μｍ、Ｌが３５μｍ、Ｒ’が３２ｐｍ。

Ｌ′が４５７７ｍである。

そして、磁気ヘッドＲとＬ′およびＲ′とＬとの間隔は
磁気テープ上の１水平走査期間の記録軌跡長（３７０μ
ｍ）になるよう同一平面上に設定されている。すなわち
、２時間モードの記録再生時にはＲ’　、　Ｌ’の磁気
ヘッド対を、６時間モードの記録再生時にはＲ，Ｌの磁
気ヘッド対を使用して記録再生を行う。

こめような磁気ヘッドを使用すると時間モードの記録再
生においては、比較的良好な高速再生、低速再生および
フィールドスチル像が得られるが、２時間モードの記録
再生においては高速再生時に問題が生じる。

すなわち、２時間モードにおいては、トラックピッチ６
８μｍに対してヘッド巾が３２μｍと４５μｍと狭いた
め高速再生時に、再生画像の半分以上が雑音となり良好
な高速再生像が得られない。

第２図ａは６倍速における高速早送り再生モード時の記
録軌跡とヘッド走査軌跡との関係を示すもので、Ｒ’、
Ｌ’はそれぞれヘッドＲ／　、　Ｅによる記録軌跡であ
り、１はヘッドＷの走査軌跡である。

この時のヘッドＲ′の再生信号は、第２図すにＲ′とし
て示すようエンベロープの信号となり、信号欠除部が多
く発生する。

この時、ヘッドＷに隣接する他の組の逆アジマスのヘッ
ドＬの再生信号は第２図ｂ［Ｌで示すエンベロープとな
り、この両者を順次選択すれば、良好な高速再生信号が
得られる。この構成の１実施例を第３図に示す。

第３図において、２は前記のヘッドＲとり、Ｒ’とＬ′
を有するヘッドシリンダであり６，７，８．９はそれぞ
れヘッドＬ、Ｒ，Ｌ’、Ｒ’の各ヘッドアンプであり、
端子１ｏに印加されるヘッドシリンダ２の回転位相に関
連して発生するヘッドスイッチングパルスにより、ヘッ
ドアンプ６と７，８と９が交互にシリンダ２の半回転毎
に導通するよう構成されている。′ヘッドアンプ６と７
の出力は、ミキシング回路１１により、ヘッドアンプ８
と９の出力はミキシング回路１２により混合され、それ
ぞれ切換スイッチ１３の接点ａとｂに導かれている。

１４．１５は、前記ミキシング回路１１．１２の出力の
エンベロープを得る検波回路であり、その検波回路１４
．１５の出力は比較回路１６により、そのレベルが比較
され、その出力は高速再生時には閉成されるスイッチ１
８を介して検波回路１４の出力のレベルが高い時には、
切換スイッチ１３はｄ接点に、検波回路１６の出力のレ
ベルが高い時にはｂ接点に接するように駆動される。

すなわち、切換スイッチ１３の出力である出力端子１７
には、前記互にアジマス角度の異なるヘットＲ′　　と
り、ＲとＬ′の内のよりレベルの高い再生信号が選択的
に得られるように構成されている。

以上の構成によれば、２時間モードにおいても良好な高
速再生画像が樽られるが、高速再生状態から通常再生状
態に移行する際に問題が生じる。

高速再生時から、通常再生時への移行時には、磁気テー
プの速度が順次変化するため、磁気テープと回転ヘッド
との相対速度が変化し、第２図ａで示す高速再生時のよ
うに回転ヘッドの走査軌跡が一定角度にならない。

従って、高速再生状態から通常再生状態に移行する際、
第３図に示すスイッチ１８を切断して、切換スイッチ１
３の切換動作を停止する（切換スイッチ１３は接点すに
固定される）と、この過渡状態において、ヘッドＲ′と
Ｌ′　のみでは良好な再生画像は得られない。

本発明は、この過渡状態においても良好な再生画像が得
られるよう構成したものであり、高速再生状態から通常
再生状態に切換えても、磁気テープ嚇；通常再生状態に
なるまでの間、高速再生状態と同様に前記切換スイッチ
１３を駆動せんとするものである。

その１実施例を第４図に示す。

第４図の第３図と異なる点は、６時間モードの高速記録
再生時に閉成されるスイッチ１９を遅延回路２ｏに接続
し、その遅延回路２ｏの出力でスイッチ１８を閉成する
よう構成した点にある。　゛前記遅延回路２ｏは、スイ
ッチ１９が押圧され、電圧が印加されると速やかに出力
を発生し、スイッチ１９が開放された場合には、磁気テ
ープが高速再生状態から通常再生状態に移行するに要す
る時間だけ遅れて、出力が消滅するよう構成したもので
あり、例えば第５図に示すように、高速再生状態時にス
イッチ１９により印加される制御信号（第６図ａ）を微
分回路２１により微分し、その立下りに応じた出力によ
り、単安定マルチバイブレータ２２を駆動し、その出力
（第６図ｂ）を前記制御信号ａと混合してスイッチ１８
を駆動する信号Ｃとすれば良い。

−そして、前記単安定マルチバイブレータ２２の遅行す
るに要する時間以上に設定すれば良い。

なお、この高速再生状態から通常再生状態に移行する際
には、前述のように再生時のヘッド走査軌跡と記録軌跡
との関係が一致しないため、垂直同期信号が欠除するこ
とがある。この欠除された垂直同期信号の補正としては
、第７図に示すようにヘッドスイッチングパルスａより
単安定マルチバイブレタを使用して、一定時間ＴＡだけ
遅れた疑似垂直同期信号すを作成し、この疑似垂直同期
信号すを、過渡期間である前記第６図すのｔ時間だけ、
再生信号中の垂直同期信号と置換すれば良いものである
。

以上のように本発明によれば、高速再生時から通常再生
時への移行時においても良好な再生像が得られるもので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に使用される回転ヘッドの配置の一例を
示す平面図、第２図ａは高速再生時の記信号エンベロー
プを示す図、第３図は本発明の前段階の構成を示すブロ
ック図、第４図は本発明の１実施例を示すブロック図、
第６図は同要部のブロック図、第６図は同要部の動作説
明波形図、第７図は垂直同期信号の欠除を補正するだめ
の手段の動作波形図である。 ２・・・・・・回転シリンダ、６，７，８，９・・・・
・・ヘッドアンプ、１１．１２・・・・・・ミキシング
回路、１３・・・・・・切換スイッチ、１４．１５・・
・・・・検波回路、１６・・・・・比較回路、１８，１
９・・・・・・スイッチ、２ｏ・・・・遅延回路。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 第２図 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. それぞれが互にアジマス角度の異なる２個の磁気ヘッド
   よりなる２つの磁気ヘッド対を、各対の磁気ヘッドは互
   に略１８ｏ０の割出し角度を有し、異なる磁気ヘッド対
   間の磁気ヘッドは、互にアジマス角度が異なる磁気ヘッ
   ドが近接するよう同一平面上に回転シリンダに設け、そ
   れらの磁気ヘッドの回転軌跡に沿って磁気テープを巻回
   せしめ、磁気テープを２種のテープ速度に選択的に切換
   えて走行せしめ、そのテープ速度に対応して前記２つの
   磁気ヘッド対の１つを選択し、その選択された磁気ヘッ
   ド対の２つの磁気ヘッドを順次切換えて順次映像信号を
   記録し、再生時にテープ速度を記録時の速度より速くし
   て高速再生画像を得る高速画像再生状態およびその高速
   画像再生状態から記録時のテープ速度と等しい通常再生
   状態に移行する過渡状態−には、前記４個の磁気ヘッド
   を使用し、近接する２個の磁気ヘッドからの再生信号エ
   ンベロープを比較し、そのエンベロープの大なる磁気ヘ
   ッドの出力を選択して出力信号とすることを特徴とする
   回転ヘッド型磁気録画再生装置。