JPS587967B2 - 光フアイバのためのコネクタ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、１つの光学装置の出力から他の光学装置の入
力への光の伝送、更に詳しくは伝送路に於いてファイバ
とファイバの端を結合することに関する。

孔に至るフレアー状ソケットを有する光ファイバコネク
タが、マーチン（Ｍａｒｔｉｎ）の米国特許第３，９４
８，５８２号に開示されている。

フレアー状ソケットは円錐状プラグを受け入れ、そして
この円錐状プラグからファイバが孔内に接触関係になる
ように延びる。

プラグの各々は、ファイバが貫通する孔を有している。

ファイバは所定の位置に接合される。

ファイバを接合する際の固有の困難さに加え、プラグの
整合を達成し且つファイバの損傷を回避することができ
る可能性は小さい。

本発明によって提供されるコネクタは、相互連結孔に至
る対向して整合せしめられたソケットを有する本体と、
ソケット内に嵌入する一対の細長いターミナルとを含む
。

ターミナルの各々は貫通路を有し、そして一端において
間隔を置いて配置されたフインガに分割されている。

フインガの端部は、通路を通って延びる光ファイバを整
合せしめるジョーになっている。

ファイバの各々は、ジョーの端を若干越えて延びる。

本体とターミナルには、ファイバの端部を孔の端部内に
せしめてターミナルをソケツト内に保持するためのラッ
チが存在する。

以下、添付図面を参照して本発明に従う光ファイバコネ
ククの好適具体例について説明する。

図示の光ファイバコネクタは、ターミナル１４を受け入
れて着座せしめるための、対向する複数対のソケット１
２を有する本体１０を含んでいる。

本体１０は対をなす部分１６、１８から組立てられ、タ
ーミナル１４の各々は一対の同等なチャンネル部材２０
から組立てられている。

部分１６、１８は、相補的な穴２３に圧入される一体に
形成されたピン２２を有する。

部分１８は水平な装着フランジ２４と鉛直な装着フラン
ジ２６とを有する。

本体１０の両端に於いては、３対のフインガ２８、３０
と対向して対をなすラツチ３２、３４とが、ソケット１
２に至る矩形の入口を規定している。

本体１０さターミナル１４は、夫々、ポリカーボネート
とポリエステルから成形されている。

他のプラスチックス、例えはアクリロニトリルーブタジ
エンースチレン（ＡＢＳ）、フエニレンオキサイド、ポ
リエター・スルフオン（ｐｏｌｙｅｔｈｅｒｓｕｌｆｏ
ｎｅｓ）及びＡＢＳとポリカーボネートの混合体も適し
ている。

ターミナルを成形するプラスチックは、例えばグラスフ
ァイバによって強化することができる。

第３図を参照して説明すると、ソケット１２の各々は、
断面が円形の細長い通路３６を含んでいる。

この通路３６はステップ３８まで延びておりそしてステ
ップ３８には円錐状のテーパが付けられた座４０、断面
が円形のカウンク孔４２、及び，対向して整合するソケ
ット１２α対を相互に連結する孔即ち相互連結孔である
もう１つのカウンタ孔４４が続いている。

第５図乃至第７図に図示する通り、チャンネル部材２０
の各々は、その内側表面４８にフレアー状チャンネル４
６を有する。

チャンネル部材の外側の幾伺学的形状は中間の肩部５０
にて、直線的な表面形状から部分５２に於ける丸い外形
に変化している。

部分５２はソケット１２内へ挿入されるようになってお
り、その自両端は５４の所で可撓性フインガ５６、５８
に分割されている。

フインガの各々の端部には、テーパのついた外側表面６
２と円筒状外形を有する拡大部分６４とを備えたジョー
６０がある。

表面６２と６４は、ステップ６６によって分けられてい
る。

光ファイバをクーミネートする際には、チャンネル部材
２０が固定具内に配置される。

次に、端部から重合体ジャケット７０が剥がされた光フ
ァ冫イバ６８が、第８図に図示する通りにチャンネル部
材上に配置され、ジャケツト７０が剥がされた端部がジ
ョー６０の直角にせしめられた端部（ｓｑｕａｒｅｄ
ｅｎｄ）を越えて延び、ジャケット７０が付いている部
分がチャンネル４６内に位置する。

しかる後に、第２のチャンネル部材２０が第１のチャン
ネル部材に合わせられてラッチされる。

この点に関して、チャンネル部材２０の各々は、中央ラ
ツチ７２と端部ラツチ７４とを有する。

ラツチ７２の各々は対をなすチャンネル部材２０の相補
的な凹部７６内に受け入れられ、ラツチ７４の各々は対
をなすチャンネル部材２０の相補的な凹部７８内に受け
入れられる。

かくしてチャンネル部材がラッチされると、ジャケット
付きのファイバがチャンネル４６内にグリップされる。

ｉ第γ図及び第８図に最も良く示されている通り、チャ
ンネル４６は皿状の形をしている。

肩部５０に隣接する部分のチャンネルの幅はジャケット
付きファイバの直径よりも大きく、その深さはジャケッ
ト付きファイバの直径の半分よりも若干小さい。

この関係により、組立ての際にジャケットを配置しグリ
ップすることが容易に遂行される。

チャンネル部材がラッチされ保持されると、ジャケット
が剥がされたファイバの端部が、ジョー６０（第４図）
の直角にせしめられた端部に近接するがそれより若干突
出した位置で切断される。

勿論、チャンネル４６をファイバのジャケットが剥がさ
れた端部をグリップするような寸法のものにせしめるこ
ともできる。

フインガ５６、５８の可撓度は変化せしめることができ
る設計上の特性であって、チャンネル部材２０がラッチ
される時にフインガ５６、５８をファイバ６８に対し緩
く被嵌せしめたり軽く加圧せしめたりすることができる
。

上記の通りであるので、図示の割りターミナルを用いる
と、光ファイバのむき出しの端部を、小さな通路に通す
ことなく或いはしばしはひっかき傷をつけたり破砕した
りすることになる摩擦枯動接触せしめることなく、正確
にクーミネイトさせることができる。

ひっかき傷をつけたり破砕したりする可能性は、ファイ
バがターミネイトされるまでその端部を切る必要がない
こと及びジョーに近接した比較的こわい部分を切ること
によって更に最小限度にせしめられる。

ターミナルが挿入される時、本体１０の部分１６、１８
上のフィンガ２８、３０及びラッチ３２、３４によって
規定される矩形入口部内に肩部５０の後方の直線的な部
分を嵌入することによって、回転方向の整合が維持され
る。

第８図及び第６図を参照すると、ラッチ７２の各々は徐
々に傾斜した前縁、急激に傾斜した後縁とを有している
。

挿入の際、ラッチ７２の前縁がラッチ３２、３４に対し
てカム作用をなし、そしてラッチ３２３４がラツチ７２
の後縁に引っ掛かる。

第３図に図示する通り、ラツチ３２、３４の引っ掛け表
面はラツチ７２の後縁に係合するように配置されている
。

ケーブルに軸方向の力が加えられる時、ラッチの協働す
る縁は加えられる力がケーブルを破壊する後方に達する
前にターミナル自身が放出せしめられることを可能にし
ている。

チャンネル４６内にフレアー状端部がある故に、ケーブ
ルは破壊されることなくそれが挿入されたターミナルに
関して移動される。

この点に関して、チャンネル内のフレアーの最大角はフ
ァイバが破壊される曲げ角よりも小さい。

ターミナルが挿入される時、部分６４によって中断され
た円筒状表面が、ソケット１２及び孔４４に関してター
ミナルを整合せしめる。

ジョー６０上のテーパが付いた表面６２は座４０に係合
して移動し孔４４とファイバ６８とを整合せしめる。

孔４４はファイバ６８よりも幾分大きな直径を有するよ
うに設計すべきである。

ターミナルがソケット１２及び孔４４に整合すると、表
面６２が座４０に係合することによってジョー６０内で
のファイバ端の整合、従って孔４４に対するファイバの
整合が確実に達成される。

従って、ファイバの突出端は本体１０に接触せず、損傷
されることがない。

もう１つのターミナル１４が対向側のソケット１２内に
挿入されると、２本のファイバの間隔を置いて位置する
端部が整合され、光が孔４４を介して一方から他方へ効
果的に伝送され得る。

２本のファイバ間の間隙は、むき出しのファイバ端部の
直径を越えてはならない。

また、最小限、ファイバの突出端は相互に接触してはな
らない。

ファイバ端が間隔を置いて近接せしめられると、注入成
形したままの部品によって許容できる水準の光ロスを達
成することができる。

間隙が増大すると、例えば成形された孔を摩くこと或い
はカソードスパッタリングによって孔の表面にアルミニ
ウムを沈着させることにより孔の反射率を増大せしめる
ことによって、光ロスの増加率を減少せしめる。

金及び多層絶縁フィルムの如き他のコーティング材料も
適している。

他の沈着技術としては、真空蒸着、化学的な蒸着等を挙
げることができる。

第１図に図示するコネクタは２対の整合ソケット１２を
有している。

かようなコネクタは、２本のジャケット付きファイバを
含む強化ジャケット付きケーブルを結合するのに特に適
している。

かかるケーブルは、本出願人がＲＦＸ−Ｐ２４０Ｒとし
て市販している。

ケーブルは２本のプラスチック光ファイバを含み、光フ
ァイバの各々は低反射率の重合体クラッデングｃｌａｄ
ｄｉｎｇ）内にポリメチル・メククリレートのコアを具
備している。

個々のファイバのジャケット及びケーフルのジャケット
は、難燃性（ｆｌａｍｅ ｒｅｔａｒｄｅｄ）ポリエス
テル・エラストマ製である。

勿論、上記のコネクタは、ケーブル内に収容されていな
いファイバや、例えば純粋なシリカ、不純物を含有する
シリカ、ガラスあるいはアクリルがグランドされたポリ
スチレンコア等から構成された他の構成のファイバにも
適用される。

【図面の簡単な説明】

第１図は、コネクタ本体と１つのターミナルとの拡大さ
れた分解斜面図、第２図は、構造の詳細を示すために一
部を切欠き一部を断面で示した、第１図に示すコネクタ
の部分平面図、第３図は、一方のターミナルのみの全体
が図示されている、第２図の線３−３に於ける部分断面
図。 第４図は、組立てられたコネクタ内での光ファイバの配
置を示す、第２図の線３−３に於けるコネクタの拡大さ
れた部分断面図、第５図及び第６図は、夫々、第１図乃
至第４図のターミナルの１つのチャンネル部材の斜視図
及び側面図、第７図は、第５図及び第６図に図示するチ
ャンネル部材の端面図、第８図は、組立ての際の光ファ
イバが配置された状態を示すチャンネル部材の側面図。 １０・・・・・・本体、１２・・・・・・ソケット、１
４・・・・・・ターミナル、２０・・・・・・チャンネ
ル部材、５６及び５８・・・・・・可撓性フィンガ、６
０・・・・・・ジョー、６８・・・・・・光ファイバ、
７０・・・・・・ジャケット。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 相互連結孔に至り、且つ各々が該孔に隣接したテー
   パが付いた座を有する対抗して整合されたソケットを有
   する本体と、 二対の細長いチャンネル部材を各々が具備する一対のタ
   ーミナルであって、該チャンネル部材の各々が一端にて
   フインガに分割されており、該フインガが、光ファイバ
   のはがされた端に接触し且つ整合するジョーで終ってお
   り、該ジョーがテーパの付いた外側表面を有し、且つ該
   ソケットの各各内にあるターミナルと、 該テーパが付いた表面を該座に係合せしめて、該ターミ
   ナルを該ソケット内に保持する、該ターミナル及び該本
   体に設けられた相互係合ラッチ手段とを具備することを
   特徴とする光ファイバのためのコネクタ。 ２ 該ソケットの各々が、その円錐座と該孔との間にカ
   ウンク孔を有し、該ターミナルの各々の該フインガがカ
   ウンタ孔内に直角にせしめられた端部を有する特許請求
   の範囲第１項記載のコネクタ。 ３ 該ジョーが該テーパ付きの外側表面に隣接した増大
   した半径方向段長部のセグメントを有し、該セグメント
   が、該ターミナルの各々が挿入される際にソケット内に
   該本体に滑動可能に係合するようになっている中断した
   円筒状表面を提供している特許請求の範囲第１項記載の
   コネクタ。 ４ ソケットの各々の該テーパの付いた座の端が、整合
   カラー内にて対抗して整合している特許請求の範囲第１
   項記載のコネクタ。