JPS587840Y2 - 半導体装置の過電圧保護装置 - Google Patents

半導体装置の過電圧保護装置

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JPS587840Y2
JPS587840Y2 JP1981160986U JP16098681U JPS587840Y2 JP S587840 Y2 JPS587840 Y2 JP S587840Y2 JP 1981160986 U JP1981160986 U JP 1981160986U JP 16098681 U JP16098681 U JP 16098681U JP S587840 Y2 JPS587840 Y2 JP S587840Y2
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JP
Japan
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overvoltage
voltage
capacitor
thyristor
protection device
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JP1981160986U
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JPS5795098U (ja
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伊坂久
岩田幸治
松崎武
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株式会社日立製作所
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【考案の詳細な説明】 本考案は半導体装置の過電圧保護装置に係り、特に同期
機の界磁電流制御用のす゛イリスタ整流装置に界磁側か
ら加わる電圧上昇率の高い急峻な過電圧からの保護に好
適な半導体装置の過電圧保護装置に関する。
第1図は、発電機界磁整流回路と、その整流回路の過電
圧保護装置を示す図である。
第1図において、3相全波ブリツジ1は界磁コイル11
への励磁電流を制御しているが、発電機出力側に事故、
例えば3相短絡、2相短絡、脱調等が発生すると、急峻
な立上りのサイリスタ素子耐圧を越える過電圧が界磁コ
イル11に誘起される。
この過電圧は、そm間に対する電圧上昇率がサージアブ
ノーバ用抵抗3、放電抵抗4により制限されて、3相全
波ブリツジ1の各サイリスタに印加される。
過電圧保護装置12は、上記のような過電圧からサイリ
スタ素子を保護するために設けられている。
すなわち過電圧保護装置12では、印加された過電圧が
、検出回路5により検出され、3相ブリツジ1内の各サ
イリスタ耐圧以下の過電圧値でスイッチングサイリスタ
7が導通される。
そうすると変流器8を介してサイリスタスイッチ検出回
路10が動作し、スイッチング、サイリスタ7の導通後
一定限時をもって3相ブリツジ1をインバータ運転に切
換え、過電圧保護装置12の動作を停止させる。
ここで、リアクトル6はスイッチングサイリスタ7の導
通時の電流の時間変化率を制限するために、また抵抗9
はスイッチングサイリスタ7に流れる電流を制限するた
めに設けられており、さらに、正負両方向の過電圧に対
して保護できるように、スイッチングサイリスタ7およ
び検出回路5は逆並列に2個接続されている。
このような過電圧保護装置12は、次に挙げるような条
件を満す必要がある。
(1) 過電圧検出電圧値は、スイッチングサイリス
タ7が常時動作したり誤動作したりしないように、サイ
リスタ素子耐圧以下でなるべく高い電圧値に設定する必
要がある。
(2)時間に対する電圧上昇率の大きな過電圧が加わっ
た場合、過電圧を検出してからスイッチングサイリスタ
が導通するまでの遅れ時間は、(1)の条件を考慮する
と、極力短かくなるようにする必要がある。
(3)同期機等の界磁側に発生する過電圧は大電力であ
るから、スイッチングサイリスタ7のホットスポット等
による故障が生じないように、十分大きなゲートパワー
を与える必要がある。
以上が過電圧保護装置の役割と具備すべき条件であるが
、本考案はこの装置の中で重要な役割りを果す過電圧の
検出回路5の改良に係るものであり、まずその従来の回
路例を第2図および第3図を用いて説明する。
第2図および第3図において、印加された過電圧Eは、
バリスタ31.抵抗器33,36および41、放電抵抗
器48に分圧される。
バリスタ31に加わる電圧がバリスタ電歪を越えると、
バリスタ31の電圧電流特性で決まる放電電流20が抵
抗器33.36,41.放電抵抗器48を介して流れ始
める。
そうすると、抵抗器36(すなわちコンデンサ34)の
両端に生ずる電Ee1は式(3)に示す時定数τにより
上昇する:R=R33+R48 中R33(R33>R4B ) ・・・・・・・
・・・・べ1)1/C=1/C34+1/C39 =(C34+C39)/C34C39・・べ2)τ=R
C・・・・・・・・・・・べ3) このようにして電8Ee1がトリガーダイオード37の
ブレークオーバ電圧Vi以上になると、トリガーダイオ
ード37は導通し、補助サイリスタ32のゲートがトリ
ガされて補助サイリスタ32は導通する。
そうすると抵抗器33.36に分圧されていた電圧はバ
リスタ31に印加されることになり、バリスタ31の電
圧電流特性により電流20よりさらに大きな電流21が
流れてコンデンサ39を充電する。
コンデンサ39の両端電圧e2がトリガーダイオード4
2のブレークオーバ電圧v2以上になると、補助サイリ
スタ43は導通し、抵抗器45で決まる電流22により
スイッチングサイリスタ7のゲートがトリガされる。
このようにしてスイッチングサイリスタ7が導通し、過
電圧が抑制される。
しかるに、以上のような従来の検出回路には、次に述べ
るような欠点がある。
その第1として、スイッチングサイリスタ7のホットス
ポット等による故障を防ぐために、ゲートパワーを大き
くしようとしてコンデンサ34゜39の容量C34’
C39を大きくし、またコンデンサ39を充電するア
ノード電流21を大きくしようとして抵抗器33の分担
電圧を大きくする、すなわち抵抗値R33を大きくする
と、過電圧検出値E1より補助サイリスタ32が導通す
る過電圧抑制値E2(第3図)までの遅れ時間t□は、
式(3)の時定数τの形から明らかなように、大きくな
る。
したがって過電圧検出値E□を素子耐圧以下でなるべく
高い値に設定すると、遅れ時間t1のため電圧上昇率の
大きな過電圧に対しては過電圧抑制値E2を素子耐圧以
下に押えることができなくなるという欠点がある。
例えば、R3=12にΩ。
C34= C39: 2.2μF サイリスタ耐圧=2500V E1=1870V とすると、 τ=132μs で許容される電圧変化率は (2500−1s 70 )/132==4.sV/、
usで、これ以上の変化率を持つ過電圧に対しては半導
体素子の保護ができない。
しかるに、実際の同期機界磁巻線に誘起する過電圧の電
圧上昇率は200V/μSにも達する。
第2に、電圧上昇率の大きい過電圧に対して半導体素子
を保護できるようにするために、コンデンサ34,39
の容量を小さくして時定数τを小さくすると、補助サイ
リスタ32,43、およびスイッチングサイリスタ7の
ゲートパフ−が小さくなって、ホットスポット等のサイ
リスタ故障の要因となり、また温度によるターンオンタ
イムが大きく変化して過電圧抑制値E2が大幅に変動す
るため、過電圧抑制値E2の設計把握が困難となる。
さらに、コンデンサ34,39の容量が小さいため、ノ
イズに対する誤動作の可能性も増大するという欠点があ
る。
本考案の目的は、電圧上昇率の大きな大電力の過電圧を
も良好に素子耐圧以下に抑制できるような半導体装置の
過電圧保護装置を提供するにある。
上記の目的を達成するために、本考案においては、過電
圧検出回路に入力された過電圧が過電圧検出値を越える
と、その過電圧検出値を検出するための分圧抵抗を、該
分圧抵抗に並列接続したツェナーダイオードによりバイ
パスさせ、かくしてスイッチングサイリスタを導通させ
るための補助サイリスタ用のゲート回路のコンデンサの
充電時間を短縮するようにしたことを特徴としている。
以下、本考案の詳細を実施例により説明する。
第4図および第5図は、本考案になる過電圧保護装置の
検出回路の実施例を示す図、およびその動作波形を示す
図である。
第4図の構成が第2図の従来例と異なるのは、抵抗器3
3にツェナーダイオード50が並列接続され、トリガー
ダイオード37に直列にダイオード51が挿入されてい
る点である。
第4図および第5図において、検出回路5に印加された
過電圧Eは、バリスタ31.抵抗器33゜36.41.
および放電抵抗器48に分圧される。
バリスタ31に印加される電圧がバリスタ電圧以上にな
ると、バリスタ31の電圧電流特性で決まる放電電流2
0が抵抗器33,36,41.および放電抵抗器48を
介して流れ始める。
抵抗器330両端に生ずる電圧がツェナーダイオード5
0のツェナー電圧に達すると、放電電流20はツェナー
ダイオード50をバイパスして流れる。
したがって、コンデンサ340両端に生ずる電圧e1は
、ツェナーダイオード50をバイパスした放電電流20
により抵抗器33を介さないで直接充電されるから、バ
リスタ31に印加される電圧とほぼ等しい電圧上昇率で
上昇する。
このようにしてコンデンサ34の端子間電圧e1がトリ
ガーダイオード37のブレークオーバ電圧v1以上にな
ると、トリガーダイオード37が導通し、補助サイリス
タ32がトリガされて導通状態となる。
補助サイリスタ32が導通すると、今まで補助サイリス
タ32のアノードとカソード間に加わっていた電圧がバ
リスタ31に印加されることになり、バリスタ31の電
圧電流特注によって電流20よりさらに大きな電流21
でコンデンサ39力強、速充電される。
このコンデンサ390両端電圧e2がトリガーダイオー
ド42のブレークオーバ電圧V2以上となると、補助サ
イリスタ4,3が導通し、抵抗器45で決まる電流22
によりスイッチングサイリスタ7は導通し、過電圧が抑
制される。
以上述べたようにこの実施例によれば、次に述べるよう
な利点がある。
すなわち、ツェナーダイオード50でバイパスされた電
流20によりコンデンサ34は充電されるから、ゲート
パワーを大きくするためコンデンサ34,39の容量を
大きくしても、コンデンサ340両端電圧の上昇には時
間遅れはほとんど生じない。
したがって、印加過電圧が過電圧検出値をこえるとすぐ
に補助サイリスタ32をトリガできるから、ゲートパワ
ーを十分大きくとり、かつサイリスタ素子耐圧以内で高
い過電圧検出値および過電圧抑制値を設定することがで
き、さらに、これらの電圧値の設定も、ツェナーダイオ
ード50のツェナー電圧値を適当に設定することにより
容易に行なえるという効果もある。
本考案によれば電圧上昇率の大きな大電力の過電圧に対
し半導体装置を保護できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は発電機界磁整流回路とその整流回路の半導体素
子を保護するための保護装置のブロック図、第2図およ
び第3図は従来の過電圧検出回路およびその各部動作波
形を示す図、第4図および第5図は本考案に用いる過電
圧検出回路およびその動作波形を示す図である。 5・・・・・・過電圧検出回路、7・・・・・・サイリ
スタスイッチ、11・・・・・・界磁コイル、12・・
・・・・過電圧保護装置、32・・・・・・補助サイリ
スタ、50・・・・・・ツェナーダイオード。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スイッチングサイリスタのアノード・カソード間に接続
    されるバリスタと、第1分圧抵抗器と、第1のコンデン
    サと第2のコンデンサの直列回路と、前記バリスタと前
    記第1分圧抵抗器の接続点と前記第1のコンデンサと前
    記第2のコンデンサの接続点との間に順方向に接続され
    る第1補助サイリスタと、前記第1分圧抵抗器と前記第
    1のコンデンサの接続点と前記第1補助サイリスタのゲ
    ートとの間に接続される第1のトリガーダイオードと、
    前記第1のコンデンサの端子間に接続される第2分圧抵
    抗器と、前記第1補助サイリスタのカソードと前記スイ
    ッチングサイリスタのゲートとの間に接続される順方向
    第2補助サイリスタと抵抗器との直列回路と、前記第2
    補助サイリスタのアノード・ゲート間に接続される第2
    のトリガーダイオードとによって構成される過電圧検出
    回路を備え、同期機の界磁コイルに並列に接続され、該
    界磁コイルに電流を供給する半導体装置の過電圧保護装
    置において、上記バリスタと上記第1分圧抵抗器の接続
    点と上記第1分圧抵抗器と第1のコンデンサの接続点と
    の間に逆方向に接続されるツェナーダイオードを設けた
    ことを特徴とする半導体装置の過電圧保護装置。
JP1981160986U 1981-10-30 1981-10-30 半導体装置の過電圧保護装置 Expired JPS587840Y2 (ja)

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JPS5795098U JPS5795098U (ja) 1982-06-11
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57192380A (en) * 1981-05-19 1982-11-26 Ube Ind Ltd Preparation of 4-alkoxy-1,3-dioxane-5-carbonitriles

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57192380A (en) * 1981-05-19 1982-11-26 Ube Ind Ltd Preparation of 4-alkoxy-1,3-dioxane-5-carbonitriles

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