JPS587839B2 - 油回転真空ポンプの油逆流防止装置 - Google Patents
油回転真空ポンプの油逆流防止装置Info
- Publication number
- JPS587839B2 JPS587839B2 JP52035187A JP3518777A JPS587839B2 JP S587839 B2 JPS587839 B2 JP S587839B2 JP 52035187 A JP52035187 A JP 52035187A JP 3518777 A JP3518777 A JP 3518777A JP S587839 B2 JPS587839 B2 JP S587839B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- vacuum pump
- rotary vacuum
- prevention device
- backflow prevention
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は油回転真空ポンプの油逆流防止装置に関する
ものである。
ものである。
従来の油回転真空ポンプは、運転を停止するとローター
室は勿論、真空系路内部が負圧であるため、これらの箇
処に油溜め室の油が逆流充満し、再始動の時、ローター
はこの逆流した油のためロツクされ、再始動が不可能で
あったり、これに附随し種々の不都合を生じる。
室は勿論、真空系路内部が負圧であるため、これらの箇
処に油溜め室の油が逆流充満し、再始動の時、ローター
はこの逆流した油のためロツクされ、再始動が不可能で
あったり、これに附随し種々の不都合を生じる。
このため従来は真空系路の適当な箇処にリーク弁或はス
トップ弁を設け、運転停止と同時に上記弁を作動させて
油の逆流を防止するか、再始動の際、ローター室及び真
空系路中より油を抜き去るかじなければならなかった。
トップ弁を設け、運転停止と同時に上記弁を作動させて
油の逆流を防止するか、再始動の際、ローター室及び真
空系路中より油を抜き去るかじなければならなかった。
上記リーク弁或はストップ弁を設ける方法はその構成が
簡単ではあるが油の逆流を完全に防止することができな
く、又油を抜き去る方法だと再始動操作に多犬な時間を
要する欠点があった。
簡単ではあるが油の逆流を完全に防止することができな
く、又油を抜き去る方法だと再始動操作に多犬な時間を
要する欠点があった。
この欠点を除去できるようにしたものとしては、例えば
、実公昭４３−３１５００号公報に示されたものの様に
、電磁式スライド型真空弁を使用しピンチャーと大気チ
ャージを自動的に行なわせるものもあるが、この方法だ
とポンプの運転停止時における油の逆流は略完全に防止
できるが、反面ポンプの運転停止時、或いは再始動時毎
に電磁式スライド型真空弁を電気的に作動させなければ
ならずその構成は複雑であった。
、実公昭４３−３１５００号公報に示されたものの様に
、電磁式スライド型真空弁を使用しピンチャーと大気チ
ャージを自動的に行なわせるものもあるが、この方法だ
とポンプの運転停止時における油の逆流は略完全に防止
できるが、反面ポンプの運転停止時、或いは再始動時毎
に電磁式スライド型真空弁を電気的に作動させなければ
ならずその構成は複雑であった。
この発明はその構成最も簡単、作用確実な油回転真空ポ
ンプの油逆流防止装置を提供するのをその目的とする。
ンプの油逆流防止装置を提供するのをその目的とする。
図示の実施例により、その構成を説明すると、この油回
転真空ポンプの油逆流防止装置は、油回転真空ポンプ１
（この実施例ではゲーデ型である）の油溜め室２中に油
回転真空ポンプ１のローター軸３を延長して設け、該ロ
ーター軸３の延長端４には翼車５を、該油溜め室２中に
浸漬して設け、該翼車５の上方には、ロークーケーシン
グ６の軸承部７に固定された、下部が開放されている。
転真空ポンプの油逆流防止装置は、油回転真空ポンプ１
（この実施例ではゲーデ型である）の油溜め室２中に油
回転真空ポンプ１のローター軸３を延長して設け、該ロ
ーター軸３の延長端４には翼車５を、該油溜め室２中に
浸漬して設け、該翼車５の上方には、ロークーケーシン
グ６の軸承部７に固定された、下部が開放されている。
横断面矩形の筒状囲い８′を設け、該筒状囲い８′はそ
の一面８を邪魔板とし、上部が油面９を突き抜けて突出
するようにし、前記翼車５が油溜め室２中で油慄浸漬さ
れた状態で回転された時、油が筒状囲い８′中に追い込
まれ、第２図に示すように、筒状囲い８′中の邪魔板８
に当って油面９が持上るように作り、この持上り部９′
に一端１０を開口させた油吸入管１１の他端１２を真空
ポンプ１の給油部例えばロークー軸３の軸受内部１３に
連通させた構成を有するものである。
の一面８を邪魔板とし、上部が油面９を突き抜けて突出
するようにし、前記翼車５が油溜め室２中で油慄浸漬さ
れた状態で回転された時、油が筒状囲い８′中に追い込
まれ、第２図に示すように、筒状囲い８′中の邪魔板８
に当って油面９が持上るように作り、この持上り部９′
に一端１０を開口させた油吸入管１１の他端１２を真空
ポンプ１の給油部例えばロークー軸３の軸受内部１３に
連通させた構成を有するものである。
なお、この実施例では邪魔板８を横断面矩形の筒状囲い
８′の一部としたがこの形に限らず油面９に持上り部９
′ができるようなものならば邪魔板８として使用できる
ものとする。
８′の一部としたがこの形に限らず油面９に持上り部９
′ができるようなものならば邪魔板８として使用できる
ものとする。
なお又図中１４は摺動翼、１５はローター、１６は吸気
口、１７は排気口を夫々示す。
口、１７は排気口を夫々示す。
この実施例は叙上のような構成を有するから真空ポンプ
１を始動し、ローター１５をローターケーシング６中で
回転させると、ローター軸３と一体的に設けられた翼車
５は回転し、筒状囲い８′中に油を追い込み、該筒状囲
い８′の一部である邪魔板８に油面の持上り部９′を生
じ、油吸入管１１の一端１０は該持上り部９′中に浸漬
される。
１を始動し、ローター１５をローターケーシング６中で
回転させると、ローター軸３と一体的に設けられた翼車
５は回転し、筒状囲い８′中に油を追い込み、該筒状囲
い８′の一部である邪魔板８に油面の持上り部９′を生
じ、油吸入管１１の一端１０は該持上り部９′中に浸漬
される。
一方ローター１５の回転によりローターケーシング６中
は次第に負圧になって行き軸承内部１３をも負圧にする
ので持上り部９′の油は吸引されて給油必要部に給油が
行われ、真空ポンプ１の運転を支障なく行なわせる。
は次第に負圧になって行き軸承内部１３をも負圧にする
ので持上り部９′の油は吸引されて給油必要部に給油が
行われ、真空ポンプ１の運転を支障なく行なわせる。
若し真空ポンプの運転を停止すると翼車５の回転も行な
われないので、邪魔板８の油面の持上り部９′は消滅し
、油吸入管１１は空気を吸入する。
われないので、邪魔板８の油面の持上り部９′は消滅し
、油吸入管１１は空気を吸入する。
このため真空ポンプ１中の真空系内部には空気が充満す
るので負圧によって生じる油の逆流が無くなりローター
１５の再始動は差支えなく行なわれる。
るので負圧によって生じる油の逆流が無くなりローター
１５の再始動は差支えなく行なわれる。
この発明は叙上のような構成、作用を有するから、真空
ポンプの停止時には、モーター以外の他の系統を駆動す
ることなく自然と油吸入管から空気のみが吸入され、真
空ポンプ中の真空系内部への油の逆流が無く、再始動時
にはこれ亦モーター以外の他の系統を駆動することなく
自然と必要部に給油が行われ、その作用は全く油溜め室
２の中の翼車５とその上方の油面を突き抜けて突出して
いる邪魔板８とそこに開口している油吸入管１１と云う
簡単な機械的要素のみから構成されており、電気的要素
など全く伴なわないので、それだけ構成も簡単で、而も
再始動確実容易な真空ポンプの油逆流防止装置が得られ
る。
ポンプの停止時には、モーター以外の他の系統を駆動す
ることなく自然と油吸入管から空気のみが吸入され、真
空ポンプ中の真空系内部への油の逆流が無く、再始動時
にはこれ亦モーター以外の他の系統を駆動することなく
自然と必要部に給油が行われ、その作用は全く油溜め室
２の中の翼車５とその上方の油面を突き抜けて突出して
いる邪魔板８とそこに開口している油吸入管１１と云う
簡単な機械的要素のみから構成されており、電気的要素
など全く伴なわないので、それだけ構成も簡単で、而も
再始動確実容易な真空ポンプの油逆流防止装置が得られ
る。
図面はこの発明にかゝる油回転真空ポンプの油逆流防止
装置の一実施例を示し、第１図は縦断正面図、第２図は
翼車の部分の側面図、第３図は第１図中■−■線に沿っ
て見た縦断側面図を夫々示し、１は油回転真空ポンプ、
２は油溜め室、３はローター軸、４はローター軸３の一
端、５は翼車、８は邪魔板、９は油面、１０は油給入管
１１の一端、１１は油給入管、１２は油給入管の他端を
夫夫示す。
装置の一実施例を示し、第１図は縦断正面図、第２図は
翼車の部分の側面図、第３図は第１図中■−■線に沿っ
て見た縦断側面図を夫々示し、１は油回転真空ポンプ、
２は油溜め室、３はローター軸、４はローター軸３の一
端、５は翼車、８は邪魔板、９は油面、１０は油給入管
１１の一端、１１は油給入管、１２は油給入管の他端を
夫夫示す。
Claims (1)
- １ 油回転真空ポンプ１のローター軸３を油溜め室２中
に延長して設け、該ローター軸３の延長端４には翼車５
を、該油溜め室２中に浸漬して設け、該翼車５の上方に
、油面９を突き抜けて突出させた邪魔板８を設け、前記
翼車５の回転による前記邪魔板８に当って生じる油面の
持上り部９′に一端１０を開口させた油吸入管１１の他
端１２を真空ポンプ１の給油部に連通したことを特徴と
する油回転真空ポンプの油逆流防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52035187A JPS587839B2 (ja) | 1977-03-31 | 1977-03-31 | 油回転真空ポンプの油逆流防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52035187A JPS587839B2 (ja) | 1977-03-31 | 1977-03-31 | 油回転真空ポンプの油逆流防止装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS53121208A JPS53121208A (en) | 1978-10-23 |
| JPS587839B2 true JPS587839B2 (ja) | 1983-02-12 |
Family
ID=12434838
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP52035187A Expired JPS587839B2 (ja) | 1977-03-31 | 1977-03-31 | 油回転真空ポンプの油逆流防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS587839B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CA1196615A (en) * | 1980-05-09 | 1985-11-12 | David E. Hanson | Gerotor vacuum pump |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4331500Y1 (ja) * | 1965-12-28 | 1968-12-20 |
-
1977
- 1977-03-31 JP JP52035187A patent/JPS587839B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4331500Y1 (ja) * | 1965-12-28 | 1968-12-20 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS53121208A (en) | 1978-10-23 |
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