JPS587718B2 - 電気メツキラツク - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は電気メッキ装置に関するものであり、特に電
気メッキされる被処理物を固定しメッキ液に沈めるため
のラツクに関するものである。

回路板、工具、器具および種々の装飾的および実用的要
素等の被処理物の電気メッキにおいて、メッキされる被
処理物は普通はラックに固定され、ラックは被処理物と
ともにメッキ液に沈められる。

ラックは一般に複数のクランプを有し、クランプは被処
理物を適当な位置に保持するだけでなく、各処理物への
適当な電気接続が達成される。

ラックおよびクランプの要素部分がメッキされることを
回避するため、絶縁構造が使用され、ラックおよびクラ
ンプの種々の導電要素はメッキ液から隔離される。

この発明の目的は、ラックに使用されるクランプの種々
の導電要素をメッキ液から隔離するための改良された絶
縁構造を提供するにある。

この発明の他の目的は、クランプねじと対向クランプパ
ツドを含み、これによって適当な把持力と必要な電気接
続を提供し、かつシールを形成してクランプの導電要素
をメッキ液から隔離するようにしたクランプ構造を提供
することにある。

この発明の他の目的は、望ましい把持およびシール作用
を達成する見地に立って選定された材料を使用した合成
構造をクランプねじにもたせた前記クランプ構造を提供
することにある。

この発明の他の目的は、容易に使用することができ、か
つ低減維持コストで長い期間にわたって安心して使用す
ることができる電気メツキラツククランプ構造を提供す
ることにある。

この発明の他の目的は、容易に入手できる材料で経済的
に製造された高い品質の電気メッキラックを提供するこ
とにある。

この発明を簡単に説明すると、メッキされる被処理物が
ラツクに固定され、メッキ液に沈められ、電気接触がラ
ツクと被処理物の間に形成される電気メッキラックにお
いて、被処理物をラツクに固定し、電気的に接続するた
めのクランプが提供され、クランプはラツクに接続され
た伝導材料のコアを被覆する弾性絶縁材料のさやとを含
むクランプフレームを備え、クランプフレームにねじ開
口部が形成され、ねじ開口部はコアを貫通してのびる第
１ねじ部分と、第１ねじ部分の一端からさやの対応部分
を貫通してのびる第２ねじ部分と、第１ねじ部分の他端
からさやの対応部分を貫通してのびる第３ねじ部分とを
含み、さらに、操作ヘッドと、クランプ面と、操作ヘッ
ドとクランプ面の間を軸方向にのびねじ開口部に収容さ
れるねじ軸部とを有するクランプねじが備えられ、ねじ
軸部はねじ開口部の第１ねじ部分に係合してこれと電気
的に接触する導電材料の第１ねじ部分と、ねじ軸部の第
１ねじ部分とヘッドの間を軸方向にのびねじ開口部の第
２ねじ部分に係合する弾性絶縁材料の第２ねじ部分とを
含み、ねじ軸部の第２ねじ部分とねじ開口部の第２ねじ
部分の相対的大きさおよび相対的弾性は第２ねじ部分の
係合時に第１シールが形成されるように設定され、ねじ
軸部はさらにねじ軸部の第１ねじ部分とクランプ面の間
にのびねじ開口部の第３ねじ部分に係合する弾性絶縁材
料の第３ねじ部分を有し、ねじ軸部の第３ねじ部分とね
じ開口部の第３ねじ部分の相対的な大きさおよび相対的
な弾性は第３ねじ部分の係合時に第２シールが形成され
るように設定され、これによって第１および第２シール
が効果的に係合第１ねじ部分をメッキ液から隔離し、ク
ランプ面は被処理物を係合させる伝導面を含み、伝導面
をねじ軸部の第１ねじ部分に接続する伝導手段が設けら
れ、クランプフレームにねじ開口部に対向するクランプ
パッドが設けられ、被処理物をクランプねじとクランプ
パツドの間に把持することができる。

以下この発明の実施例を図面について詳細に説明する。

図において特に第１図及び第２図を参照すると、この発
明に従って構成された電気メッキラツク１０が示されて
いる。

ラツク１０はクロスバー１２から懸下され、メッキ液１
６のメッキタンク１４内に下方に伸びる。

回路板１８の形で示されている被処理物がクランプ２０
によってラツク１０に固定され、メッキ液１６内に沈め
られている。

ラツク１０は導電材料の細長いロツド２２を含み、その
材料はステンレススチールなどの適当な伝導性をもった
高い耐侵蝕金属であることが好ましい。

ロツド２２はその先端にラツク１０をクロスパー１２に
取付けるためのネジ２６をもった杷持構成２４を有する
。

ハンドル２７がロツド２２の先端に設けられ、ラツク１
０を操作できるようになっている。

クランプ２０はロツド２２に沿って長さ方向に間隔をお
いた位置に配置され、各クランプ２０はラツク１０の伝
導ロツド２２に機械的に、かつ電気的に接続された伝導
コア３０を有するクランプフレーム２８を含む。

クランプフレーム２８はそれぞれ少なくとも１つのクラ
ンプねじ３２と各クランプねじに対向するクランプパツ
ド３４とをもつ。

回路板１８はクランプねじ３２とクランプパツド３４の
間に把持することができ、回路板１８をラツク１０に固
定することができる。

第３図に最もよく示されているように、各回路板１８は
その各対向面３８において鋼などの伝導材料からなるシ
一ト３６を有し、各シート３６はメッキタンク１４内に
配置される。

したがって各シート３６とメッキ電流源の間を電気的に
接続せねばならない。

後述するように、シート３６をコア３０及びロツド２２
及びクロスパー１２に電気的に接続するクランプパツド
３４及びクランプスクリュー３２内の電気接触手段によ
って極当な接続がなされる。

ロンド２２及びクランプフレーム２８のコア３０がメッ
キされることを防止するため、ロツド２２及びコア３０
は絶縁材料のさや４０で被ラされる。

さや４０はプラスチゾルなどの弾性合成樹脂材料からな
っていることが好ましく、この場合は組立てられたロツ
ド２２とコア３０を加硫されていないプラスチゾル内に
含浸させることによってロツド２２及びコア３０を被覆
し、メッキ液１６が浸透しないさや４０を形成すること
ができる。

クランプねじ３２及びクランプパツド３４がメンキされ
ることも絶縁構造を設けることによって防止されるがこ
の絶縁構造は後述するように各クランプ２０によって対
応回路板１８をラツク１０に固定しかつ電気的に接続す
ることができるように構成される。

第３図〜第５図を参照すると、第１図及び第２図と同様
に各クランプフレーム２０はクランプフレーム２８を貫
通して軸方向に伸びるねじ開口部４２を有し、ねじ開口
部４２はコア３０を通って両端４６及び４８間に伸びる
第１ねじ部分４４、一端４６からさや４０の対応部分５
２を貫通して伸びる第２ねじ部分５０及び他端４８から
さや４０の対応部分５６を貫通して伸びる第３ねじ部分
５４を含む。

各クランプねじ３２は操作ハンドル５８の形の操作ヘッ
ド、クランプ面６０及びハンドル５８とクランプ面６０
の間を軸方向に伸びるネジ軸部６２を有する。

第４図に最もよく示されているように、クランプねじ３
２のねじ軸部６２は第１ねじ部分６４、第２ねじ部分６
６及び第３ねじ部分３８に分割される。

クランプねじ３２はステンレススチールなどの高い強度
及び耐侵蝕性をもった導電材料の中央部材７０、弾性合
成樹脂材料の第１スリーブ７２及び弾性合成樹脂材料の
第２スリーブ７４によって構成され、スリーブ７２及び
７４は中央部材７０によって支持される。

中央部材７０は第１ねじ部分６４をもった単一のねじカ
ラー７６を含む。

クランプねじ３２がねじ開口部４２内に収容されると、
軸部６２の第１ねじ部分６４は開口部４２の第１ねじ部
分４４に係合し、中央部材７０とコア３０の間が電気的
に接続される。

更に中央部材７０の軸方向部分８２を通ってクランプ面
６０の伝導面８０に電気的に接続される。

連結伝導部分４４及び６４をメッキ液１６から隔離する
ため第１ねじ部分４４の端部４６及び４８に近接した位
置にシールが設けられる。

したがって、スリーブ７２はプラスチゾルなどの弾性合
成樹脂材料から構成され、これはさや４０の材料のデュ
ロメーターよりも大きいデュロメーターを有する。

ねじ開口部４２の第２ねじ部分５０と軸部６２の第２ね
じ部分６６の相対的な大きさ及び相対的な弾性は第３図
に示されているように、第２ねじ部分５０及び６６が係
合すると第２ねじ部分の間にシールが形成され、メッキ
液１６の流入が防止されるように設定される。

したがって、第２ねじ部分５０及び６６の相対的な大き
さ及び弾性は、開口部４２の第２ねじ部分５０がわずか
に拡大して軸部６２の対応第２ねじ部分６６をシール関
係をもつで把持するように設定され、メッキ液１６の流
入は防止される。

さや４０の好ましい材料としては、約６８〜７４のデュ
ロメーター（ショア Ａ スケール）をもつプラスチゾ
ルがある。

スリーブ７２の材料には約９０の大きいデュロメーター
（ショア Ａ スケール）のものが選定される。

スリーブ７２の適当な材料としてプラスチゾルがある。

中央部材７０は横方向に伸びるピン８６の形のハンドル
部分が設けられ、操作ハンドル５８はスリーブ７２に一
体に成形され、同一の材料で構成されていることが好ま
しい。

したがって、ハンドル５８は伝導性がなくメンキされな
い。

第２スリーブ７４はねじカラ−７６からクランプ面６０
に軸方向に伸びる軸部６２の第３ねじ部分６８を有する
。

軸部６２が開口部４２に係合すると、第３ねじ部分５４
及び６８は第３ねじ部分５４及び６８の相対的な大きさ
及び相対的な弾性によってシールを形成する。

したがって、第３ねじ部分５４及び６８の相対的な大き
さ及び弾性は開口部４２の第３ねじ部分５４が拡大して
軸部６２の対応第３ねじ部分６８をシール関係をもって
把持するように設定され、メッキ液１６の流入は防止さ
れる。

係合された第３ねじ部分５４及び６８に沿って設けられ
る軸方向のシールに加えて径方向の端部シールが形成さ
れ、クランプ面６０の伝導面８０をメッキ液１６から隔
離する。

この目的でスリーブ７４はクランプ面６０に伸びる第５
図に示されているように伝導面８０を包囲する絶縁クラ
ンプ面８８を提供する。

クランプ面６０が回路板１８に向かつて付勢されると、
クランプ面８８が回路板１８を適当な位置に把持する働
きをするだけでなく、スリーブ１４の材料の弾性が把持
面８８に沿った径方向のシールを形成し、このシールは
伝篤面８０をメッキ液１６から隔離する。

第３ねじ部分６８及び把持面８８に沿った望ましい軸方
向及び径方向のシールを得るため、スリーブ１４の材料
は弾性をもったものにする必要があるが、把持面８８の
適当な把持力を得るため、ある程度のレニテンス（ｒｅ
ｎｉｔｅｎｃｅ）が要求される。

フルオロカーボン合成樹脂は弾性とレニテンスを兼ね備
え、テトラフルオルエチレンはスリーブ７４の好ましい
材料である。

更にテトラフルオルエチレンは十分な熱抵抗及びメッキ
に対する高い抵抗をもつことが知られており、殊の他、
寿命が長い。

スリーブ７４は軸方向部分８２の正方形の断面形状によ
って中央スリーブ７０の軸方向部分８２に回転可能に連
結される。

スリーブ７４が中央部材７０の軸方向部分８２に適正に
配置されることを保証するため、クランプネジ３２の使
用時にスリーブ７４の少なくとも１つ又は２つのねじ８
９が常時コア３０の第１ねじ部分４４に係合される。

各クランプパツド３４も回路板１８とクランプフレーム
２８のコア３０の間を電気的に接続するための構成を含
む。

各クランプパツド３４は対応クランプねじ３２のクラン
プ面６０に対向するクランプ面９０を提供する。

中央部材が導電ピン９２の形で示されており、これはス
テンレススチールなどの金属からなることが好ましく、
肩部９６からピン９２の内端に向かって軸方向に伸びる
突出部９４を有する。

ピン９２の外端はクランプ面９０に配置され、伝導面９
８を提供する。

ピン９２はコア３０の孔１００に配置され、固定され、
伝導面９８はコア３０に係合された肩部９６によってコ
ア３０に対し正確に配置される。

スリーブ１０２はピン９２を包囲し、伝導面９８の周り
の絶縁把持面１０４を提供する。

クランプ９０が回路板１８に向かつて付勢されると、把
持面１０４が回路板１８を適当な位置に把持する働きを
するたけでなく、スリーブ１０２の材料の弾性がクラン
プ面１０４に沿って径方向のシールを形成し、このシー
ルは伝導面９８をメッキ液１６から隔離する。

スリーブ１０２はテトラフルオルエチレンなどのフルオ
ロカーボン合成樹脂によって構成されていることが好ま
しい。

これはクランプ面１０４に沿って望ましいシール及び杷
持力を与える場合に望ましい適当な割合で弾性及びレニ
テンスをもつ。

更にテトラフルオルエチレンは十分な熱抵抗及びメッキ
に対する高い抵抗をもっていることが知られており、殊
の他、寿命が長い。

さや４０が少なくとも部分的にスリーブ１０２に沿って
軸方向に伸びるコア３０をメッキ液１６から隔離するシ
ールを形成する。

このシールを補強するためスリーブ１０２はその外周に
沿って伸びる横方向の溝１０６が設けられ、さや４０が
溝１０６内に伸びる一体シールリング１０８が形成され
、シールの完全性が維持される。

クランプねじ３２の伝導面８０と回路板１８の対応シ一
ト３６の間を良好に電気接続するためボス１１０の形で
示されている伝導面８０の少なくとも１部が包囲把持面
８８を超えて非常に小さい距離をもって軸方向に伸びて
いる。

したがって、ボス１１０はシ一ト３０に係合し、その内
部にわずかに埋められ、スリーブ７４のレニテンスは伝
導面８０の接触圧力を減少させる傾向があるが、それに
関係なく良好な電気接触が形成される。

同様にボス１１２がクランプパツド３４の伝導面９８に
設けられ、把持面１０４を超えてわずかに軸方向に伸び
、スリーブ１０２のレニテンスの接触圧力を減少させる
傾向に関係なく回路板１８の対応シート３６との良好な
電気接触を形成する。

肩部９６は伝導面９８及びボス１１２がクランプ面１０
４に対し適正に配置されている状態を保持する。

更にリング１０８と溝１０６は機械的に連結され、スリ
ーブ１０２はピン９２の適当な位置に固定される。

メッキ電流の外部の供給源はクロスパー１２を介してラ
ツク１０に接続される。

前述したように完全な電気回路がメッキされる全ての被
処理物に形成される。

しかしながら、メッキ液１６はラックの全ての伝導要素
からは排除され、これによって経済的なメッキ作業を容
易に行なうことができ、電気メッキラツクの寿命及び維
持を増進させることができる。

この発明は前記実施例の他に種々の変形例が考えられる
。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に従って構成された電気メンキラック
の正面図、第２図は第１図の矢印の方向に見た破断測面
図、第３図は第１図の３−３線に沿った拡大断面図、第
４図は第３図の要素の分解断面図、第５図は第４図の５
−５線に沿った端面図である。 １０・・・・・・ラツク、１６・・・・・・メッキ液、
１８・・・・・・回路派、２０・・・・・・クランプ、
２８・・・・・・クランプフレーム、３０・・・・・・
伝導コア、３２・・・・・・クランプねじ、３４・・・
・・・クランプパッド、４０・・・・・・さや、４２・
・・・・・ねじ開口部、５８・・・・・・操作ヘッド、
６０・・・・・・クランプ面、６２・・・・・・ねじ軸
部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ メッキされる被処理物がラックに固定され、メッキ
   液内に沈められ、ランクと被処理物との間には電気的な
   接触が形成される電気メッキランクであって、被処理物
   をラックに固定し電気的に接続するためのクランプを有
   し、前記クランプはラックに接続された伝導材料からな
   るコアおよび前記コアを被覆する弾性絶縁材料からなる
   さやを含むクランプフレームと、 前記クランプフレームのねじ開口部とを備え、前記ねじ
   開口部はコアを貫通してのびる第１ねじ部分と、前記第
   １ねじ部分の一端からさやの対応部分を貫通してのびる
   第２ねじ部分と、前記第１ねじ部分の他端からさやの対
   応部分を貫通してのびる第３ねじ部分とを含み、 さらに、操作ヘッドと、クランプ面と、前記操作ヘッド
   とクランプ面の間を軸方向にのび前記ねじ開口部に収容
   されるねじ軸部とを有するクランプねじを備え、前記ね
   じ軸部は前記ねじ開口部の第１ねじ部に係合されこれと
   電気的に接触する導電材料からなる第１ねじ部、および
   前記ねじ軸部の第１ねじ部と前記ヘッドの間を軸方向に
   のび前記ねじ開口部の第２ねじ部に係合される弾性絶縁
   材料からなる第２ねじ部を含み、前記ねじ軸部の第２ね
   じ部と前記ねじ開口部の第２ねじ部の相対的大きさおよ
   び相対的弾性はこれら第２ねじ部の係合時に第１シール
   が形成されるように設定され、前記ねじ軸部は前記ねじ
   軸部の第１ねじ部と前記クランプ面の間にのび前記ねじ
   開口部の第３ねじ部に係合される弾性絶縁材料からなる
   第３ねじ部を有し、前記ねじ軸部の第３ねじ部と前記ね
   じ開口部の第３ねじ部の相対的大きさおよび相対的弾性
   は前記第３ねじ部の保合時に第２シールが形成されるよ
   うに設定され、これによって第１および第２シールが係
   合された第１ねじ部をメッキ液から効果的に隔離するよ
   うにし、 前記クランプ面は被処理物を係合させるための伝導面を
   含み、 さらに、前記伝導面をねじ軸部の第１ねじ部に接続する
   伝導手段と、 前記ねじ開口部に対向させてクランプフレームに設けら
   れたクランプパッドとを備え、被処理物を前記クランプ
   ねじとクランプパツドの間に把持することができるよう
   にしたことを特徴とする電気メッキラック。 ２ 前記クランプねじは 前記クランプ面と操作ヘッドの間にのびる金属からなる
   中央部材を含み、前記ねじ軸部の第１ねじ部は前記中央
   部材と一体であり、前記伝導手段は前記中央部材の軸方
   向から成り、 前記中央部材に沿って前記ねじ軸部の第１ねじ部と操作
   ヘッドの間を軸方向にのびる弾性絶縁材料からなる第１
   スリーブを含み、前記第１スリーブはねじ軸部の第２ね
   じ部を有し、 前記中央部材の軸方向の部分に沿ってねじ軸部の第１ね
   じ部とクランプ面の間を軸方向にのびる弾性絶縁材料か
   らなる第２スリーブを含むことを特徴とする特許請求の
   範囲第１項に記載の電気メッキラック。 ３ 前記クランプねじのヘッドはねじ軸部の第２ねじ部
   と一体に成型された弾性絶縁材料からなる操作ハンドル
   を含むことを特徴とする特許請求の範囲第１項または第
   ２項に記載の電気メッキラツク。 ４ 前記クランプねじのヘッドは第１スリーブと一体に
   成型された弾性絶縁材料からなる横方向にのびる操作ハ
   ンドルを含み、前記中央部材は操作ハンドル内を横方向
   にのびるハンドル部分を含むことを特徴とする特許請求
   の範囲第１項ないし第３項のいずれかに記載の電気メッ
   キラック。 ５ 弾性絶縁材料からなる第２スリーブはクランプ面に
   軸方向にのび、かつ伝導面を包囲する把持面を含んでい
   ることを特徴とする特許請求の範囲第２項または第３項
   に記載の電気メッキラック。 ６ 前記さやの材料は絶縁合成樹脂からなり、第２ねじ
   部の材料は前記さやの材料よりも高いかたさの合成樹脂
   からなることを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載
   の電気メンキラック。 ７ 前記さやの材料のかたさは６８〜７４（ショアＡス
   ケール）であり、第２ねじ部の材料のかたさは９０（シ
   ョアＡスケール）であることを特徴とする特許請求の範
   囲第６項に記載の電気メッキランク。 ８ 前記軸部の第３ねじ部分の絶縁材料は軸方向に前記
   クランプ面にのび、伝導面を包囲する把持面を含んでい
   ることを特徴とする特許請求の範囲第１項または第２項
   に記載の電気メッキラック。 ９ 前記さやの材料はプラスチゾルであり、軸部の第３
   ねじ部分の材料はフルオロカーボン合成樹脂材料であり
   、軸部の第３ねじ部分の材料は被処理物をクランプ内に
   係合させ、固定し、その上伝導面のまわりにシールを形
   成して伝導面をメッキ液から隔離するに十分なレニテン
   スを有することを特徴とする特許請求の範囲第８項に記
   載の電気メッキラック。 １０ 第３ねじ部分の材料はテトラフルオルエチレンで
   あることを特徴とする特許請求の範囲第８項に吉己載の
   電気メッキラック。 １１ 伝導面の限られた部分が軸方向にわずかに包囲把
   持面を越えてのびていることを特徴とする特許請求の範
   囲第８項、第９項または第１０項に記載の電気メンキラ
   ック。 １２ 前記さやの材料はプラスチゾルであり、第２スリ
   ーブの材料はフルオロカーボン合成樹脂であり、第２ス
   リーブの材料は被処理物をクランプ内に係合させ、固定
   し、その上伝導面のまわりにシールを形成して伝導面を
   メッキ液から隔離するに十分なレニテンスを有すること
   を特徴とする特許請求の範囲第５項または第６項に記載
   の電気メッキランク。 １３ 第２スリーブの材料はテトラフルオルエチレンで
   あることを特徴とする特許請求の範囲第５項に記載の電
   気メツキラック。 １４ 伝導面の限られた部分が軸方向にわずかに包囲把
   持面を越えてのびていることを特徴とする特許請求の範
   囲第５項または第１１項に記載の電気メンキランク。 １５ 前記クランプパツドは前記クランプねじのクラン
   プ面に対向する付加クランプ面を含み、この付加クラン
   プ面は被処理物を係合させるための付加伝導面と、この
   付加伝導面をクランプフレームのコアに連結する付加伝
   導手段とを含んでいることを特徴とする特許請求の路囲
   第１項に記載の電気メッキラック。 １６ 前記クランプパツドはクランプフレームのコアと
   前記付加伝導面の間を軸方向にのびる絶縁合成樹脂から
   なる付加スリーブを含み、この付加スリーブに横方向の
   溝が形成され、前記溝はクランプフレームのコアと並列
   されたスリーブの先端に近接して付加スリーブの外周の
   まわりにのび、前記さやは前記付加スリーブに沿って溝
   内にのび、シールを形成して前記付加スリーブの並列端
   とコアの対応部分をメッキ液から隔離するようにしここ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１５項に記載の電気メ
   ッキランク。 １７ 前記クランプパツドはコアと前記付加クランプ面
   の間を軸方向にのびる金属からなる付加中央部材を含み
   、前記付加伝導手段は前記付加中央部材の軸方向の部分
   からなり、前記付加スリーブは軸方向こ前記付加中央部
   材に沿って前記付加クランプ面にのび、前記付加伝導部
   材を包囲する付加把持面を含んでいることを特徴とする
   特許請求の範囲第１６項に記載の電気メッキラツク。 １８ さやの材料はプラスチゾルからなり、前記付加ス
   リーブの材料はフルオロカーボン合成樹脂からなり、前
   記付加スリーブの材料は被処理物をクランプに係合させ
   、かつ前記付加伝導面のまわりにシールを形成して前記
   付加伝導面をメッキ液から隔離するに十分なレニテンス
   を有していることを特徴とする特許請求の範囲第１７項
   に記載の電気メッキラック。 １９ 前記付加スリーブの材料はテトラフルオルエチレ
   ンであるこきを特徴とする特許請求の範囲第１８項の電
   気メッキラツク。 ２０ 前記付加伝導面の少なくとも限られた部分が軸方
   向にわずかに前記付加包囲把持面を越えてのびているこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１７項ないし第１９項
   のいずれかに記載の電気メツキラツク。 ２１ 前記付加中央部材はコアと並列された先端に近接
   した肩部を含み、これをコアに接触させて前記付加中央
   部材をコアに対し正確に位置決めするようにしたことを
   特徴とする特許請求の範囲第１７項ないし第１９項のい
   ずれかに記載の電気メッキラツク。