JPS58763B2 - 浮き防氷堤 - Google Patents

浮き防氷堤

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JPS58763B2
JPS58763B2 JP53086798A JP8679878A JPS58763B2 JP S58763 B2 JPS58763 B2 JP S58763B2 JP 53086798 A JP53086798 A JP 53086798A JP 8679878 A JP8679878 A JP 8679878A JP S58763 B2 JPS58763 B2 JP S58763B2
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JP
Japan
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icing
ice
main
main anti
attached
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JP53086798A
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English (en)
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JPS5516119A (en
Inventor
菊井敬三
大島正直
八島信良
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd filed Critical Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Priority to JP53086798A priority Critical patent/JPS58763B2/ja
Publication of JPS5516119A publication Critical patent/JPS5516119A/ja
Publication of JPS58763B2 publication Critical patent/JPS58763B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は外洋に面した港、入江、湖などに流氷が侵入
することを防止する浮き防氷堤に関するものである。
領海200海里が国際的に定着しつつある現在、漁具類
あるいは藻類などの養殖が再認識され、冬期になると流
氷が来往する地方でも帆立貝やコンブなどその地方の環
境に適したものの養殖が盛んに行なわれるようになって
きた。
一般に帆立貝などの養殖は外洋に面した湾や湖など比較
的に波が静かでまた流氷の影響も少ない海域で行なわれ
るが、海流や風波の状態で大量の流氷が養殖海域に侵入
し、これが風波により動揺するため上記養殖に大きな被
害をもたらし、まだこの流氷による被害は上記養殖関係
のみに止まらず、湾港内の船や設備その他にも及んでお
り、適切な流氷対策が切望されているのが現状である。
この発明は上記現状に鑑み、潮の出入など自然環境を変
えることなく、流氷の侵入のみを防止するようにした浮
き防氷堤を提供することを目的とするものである。
その第1の特徴は、湾口などに浮設して潮流を阻害する
ことなく、押し寄せる流氷の湾内への侵入を防止する一
方、流氷の圧力は湾口などの所要箇所に立設した支持柱
で受けるようにしまた浮力を備えだ主防氷体の外側面に
着脱自在に取り付けだ防氷板によって、氷片の乗り越え
やくぐり抜けを防止し、さらに上記主防氷体の内側面に
、長手方向に間隔をおいてこの主防氷体と直交せしめて
アームを突設し、この各アームの自由端を連結するよう
取り付けた浮力を有する補助防氷体によりこの浮き防氷
堤の安定性を確保するとともに、もしも流氷の氷片が一
部主防氷体を乗り越えあるいはくぐり抜けたとしてもそ
の防氷を、主防氷体と上記補助防氷体との間で形成され
る氷片捕捉域内で確実に捕捉し得るようにした点にあり
、第2の特徴は、湾口などの巾が広く一基の主防氷体で
は防氷が無理な場合、あるいはその他の理由で主防氷体
を分割する必要がある場合、複数個の主防氷体を連結で
きるようにした点にある。
ついで、この発明の浮き防氷堤を実施例により図面を参
照しながら説明する。
第1図には浮き防氷堤に関する第1の実施例が斜視図で
示されており、また第2図には第1図の■−■断面が側
面図で示しである。
図面に示したように、第1実施例の浮き防氷堤Aは、主
防氷体1の外側面に着脱自在に防氷板2を取り付け、ま
だこの主防氷体の内側面に、長手方向に間隔をおいてこ
の主防氷体1と直交せしめてアーム3を突設し、この各
アーム3の自由端を連結するよう浮力を有する補助防氷
体4を取り付けて、この補助防氷体4と前記主防氷体1
との間に氷片捕捉域7を形成し、さらに上記主防氷体1
の両端部を支持する支持柱5を湾などの入口の所要位置
にそれぞれ立設することにより構成されている。
上記主防氷体1は、全体として弓状に湾曲した梁状に形
成してあり、流氷が押し寄せる力すなわち流氷力や波力
を、上記支持柱5に伝えうるようになっており、まだそ
の内部には多数の空室が設けられ、この空室により主防
氷体1に適当な浮力を付与している。
6,6は上記主防氷体1の両端部に形成した綴金凹部で
、上記支持柱5の横断面形状と相似形をなす形状に形成
され、上記この発明の浮き防氷堤Aを設置する際、主防
氷体1の上記綴金凹部6を支持柱5の側面に着脱自在に
綴金して取付け、上記浮き防氷堤Aが潮位の変動に追従
して自動的に昇降しうるようになっている。
上記防氷板2の形状は、押し寄せる流氷の流氷力を減少
せしめる。
あるいは氷片が上記主防氷体を乗り越えるのを防止し、
又は氷片が主防氷体の下面をくぐり抜けるのを防止しう
るような形状、例えば第3図に列挙するような形状に形
成されるものである。
上記補助防氷体4は上述のように、上記主防氷体1の内
耐面に複数本のアーム3を介して取り付けられているが
、この各アーム3及び補助防氷体4はそれぞれ適当な浮
力を有するように形成されており、流氷力や波力によっ
て主防氷体1が転倒するのを確実に防止するとともに、
氷片が上記主防氷体1を乗り越えあるいはくぐり抜けた
際に、この氷片を主防氷体1とこの補助防氷体4との間
に形成される氷片捕捉域T内で捕捉しうるようになって
いる。
上記支持柱5は、この発明の浮き防氷堤Aを浮設する際
に、湾などの出入口の所要位置に適当な手段例えば打ち
込み、あるいは基礎工事後立設するなどして設置される
が、この支持柱5は、上記主防氷体1に作用する強大な
流氷力や波力を支持しうるよう十分な強度が付与され、
またその形状は本実施例においては円筒状に形成され、
潮位の変動その他による主防氷体1の昇降動などが円滑
に行なわれるように配慮されている。
8は上記主防氷体1と支持柱5とを連結する連結装置で
あって、その一端は主防氷体1の上記綴金凹部6の外側
部に開閉自在に軸着されており、他端には係止具が取付
けられ、上記支持柱5に主防氷体1の綴金凹部6を綴金
した後この連結装置を回動して、そのバンド部9を支持
柱5の外周に巻き付は係止具により係止して、主防氷体
1が支持柱5から離脱するのを防止しうるようになって
いる。
またこの連結装置8は上記構造のものの他に、第1図に
図示されているように、主防氷体1の端部近くと、支持
柱の上部近くにフック10をそれぞれ設け、これらをワ
イヤあるいはくさり11で着脱自在に連結してもよく、
さらにこれら連結手段を併用してもよいのは勿論である
第4図に一部を省略した平面図で示されているのは、上
述した第1実施例の浮き防氷堤Aを複数基使用した例で
ある。
湾などの出入口が広い場合あるいは流氷力が非常に大き
いと予想され長スパンの浮き防氷堤が使用できない場合
又はその他の理由で複数基の浮き防氷堤Aを浮設する場
合は図示のように所要箇所に支持柱5を立設し、この各
支持柱内に上述のように各浮き防氷堤Aをそれぞれ浮設
するものである。
なお、本実施例において主防氷体1は前述のように全体
として少許湾曲した梁状に形成しであるが、これは直梁
状に形成してもよいのは勿論である。
次に、この発明の他の実施例について図面を参照しなが
ら説明する。
第5図には浮き防氷堤に関する第2の実施例が一部を省
略した平面図で示しである。
図面に示したように、第2実施例の浮き防氷堤Bは、そ
の主要な構成に関しては上記詳述した第1実施例のもの
と同一構造に構成されているのでここでの詳細な説明は
省略するが、この実施例の主防氷体1の一端は、そ扛ぞ
れ相互に揺動しうるように連結できる構造になっている
この連結部12の構造は、例えば第6図に断面図で示す
ように、各主防氷体1の一端を相互に噛合するように形
成し、この噛合部に連結棒13を緩挿し、流氷力や波力
には十分耐えるが組立及び分解作業を容易に行なえる簡
単な構造にするのが望ましく、また必要があれば主防氷
体1に取付けた各補助防氷体4の相対向する箇所にも連
結部14を設は連結棒15で揺動自在に連結する。
また上記主防氷体1と支持柱5との当接部は、上述の第
1実施例については、主防氷体1の端部に綴金凹部6を
形成し、との綴金凹部6を支持柱5の外周面に綴金する
ことにより当接していたが本第2実施例においては、主
防氷体1の支持柱5側端部に、第5図に図示したように
支持柱5の横断面形状と相似形をなす形状に形成した当
接体16を固着し、この外端面を支持柱5の外周面に綴
金することにより、上記主防氷体1の端部と支持柱5と
を当接し、主防氷体1に作用する強大な流氷力や波力を
支持柱5に適確に伝達せるとともに、潮位の変動その他
による主防氷体1の昇降動などが円滑に行なわれるよう
に配慮されている。
またこの第2実施例における主防氷体1は、直梁状に成
形されているので、その浮設に当って上記連結部12が
各支持柱5よりも外洋側に適宜凸出させることにより、
上記主防氷体1に作用する強大な流氷力や波力の大部分
が、その軸線上に作用するようにして、主防氷体1を保
護するとともに流氷力や波力を適確に各支持柱5に伝達
するものである。
この発明は上述のように構成しだから、湾の出入口など
の所望の箇所にきわめて容易に浮設することができるの
は勿論、魚貝類や藻類などの養殖に必要な潮流を全く阻
害することなく、押し寄せる流氷が湾内などに侵入する
のを確実に防止することができ、また浮力を備えた主防
氷体の外側面に着脱自在に取り付けた防氷板によって、
氷片の乗り越えやくぐり抜けを防止できる一方、上記主
防氷体の内側面に、長手方向に間隔をおいてこの主防氷
体と直交せしめてアームを突設し、この各アームの自由
端を連結するよう浮力を有する補助防氷体を取り付け、
この補助防氷体と前記主防氷体との間に氷片捕捉域を形
成したから、この浮き防氷堤の安定性を確実に確保する
ことができるばかりでなく、もしも流氷の氷片が一部上
記主防氷体を乗り越えあるいはくぐり抜けたとしても、
その氷片を上記主防氷体とこの補助防氷体との間に形成
される前記氷片捕捉域内で適確に捕捉することができ、
従って流氷片による被養殖物などへの被害を確実に防止
することができる。
さらにこの発明における浮き防氷堤は前述したとかり、
複数個の主防氷体を相互に連結できるようにも構成でき
るから、湾口などの巾が広く一基の主防氷体では防氷が
無理な場合、あるいはその他の理由で主防氷体を分割す
る必要がある場合には、所望数の主防氷体を連結して、
上記要求に適確に対処することができるものである。
またこの発明の浮き防氷堤は、大別して2つのブロック
すなわち主防氷体と支持柱とから構成され、その構造も
上述のようにきわめて簡単であるから、設置現場から遠
く離れた造船所などで建造しても、これを容易に設置現
場まで曳航することができるのは勿論、据え付けに要す
る現地工事が簡単でかつ少ないので著しく工期を短縮す
ることができ、加えて流氷が去った後は、すぐ取外して
船などの航行を自由にすることができ、また保守点検も
容易である。
従ってこの発明は、小規模な防氷堤から大規模な防氷堤
まで自然環境を変えることなく安全性がきわめて高い有
効適切な防氷堤を著しく経済的に得ることができるなど
その効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の実施例を示すもので、第1図は第1実
施例の概略斜視図、第2図は第1図の■−■断面図、第
3図は防氷板の使用例を列挙した概略説明図、第4図は
上記第1実施例の浮き防氷堤を連続して設置した状態を
示す概略平面図、第5図は第2実施例の概略平面図、第
6図は第2実施例の浮き防氷堤の連結部を示す概略断面
説明図である。 A・・・第1実施例の浮き防氷堤、B・・・第2実施例
の浮き防氷堤、1・・・主防氷体、2・・・防氷板、3
・・・アーム、4・・・補助防氷体、5・・・支持柱、
7・・・氷片捕捉域。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 外側面に防氷板を着脱自在に取り付けると共に、内
    部に多数の空室を設けて浮力を付与した梁状の主防氷体
    の内側面に、長手方向に間隔をおいてこの主防氷体と直
    交せしめてアームを突設し、この各アームの自由端を連
    結するよう浮力を有する補助防氷体を取り付けて、この
    補助防氷体と前記主防氷体との間に氷片捕捉域を形成し
    、さらに前記主防氷体の一端あるいは両端を、湾口など
    の所要位置に立設した支持柱に、潮位の変動に伴って自
    動的に昇降し得るように取り付けてなる浮き防氷堤。 2 外側面に防氷板を着脱自在に取り付けると共に、内
    部に多数の空室を設けて浮力を付与した梁状の主防氷体
    の内側面に、長手方向に間隔をおいてこの主防氷体と直
    交せしめてアームを突設し、この各アームの自由端を連
    結するよう浮力を有する補助防氷体を取り付けて、この
    補助防氷体との間に氷片捕捉域を形成し、さらに前記主
    防氷体の一端あるいは両端を、湾口などの所要位置に立
    設した光持柱に、潮位の変動に伴って自動的に昇降し得
    るよう取り付けてなる浮き防氷堤の前記主防水体の一端
    あるいは両端に、接手部を形成し、複数個の主防氷体を
    連結できるようにしたことを特徴とする浮き防氷堤。
JP53086798A 1978-07-18 1978-07-18 浮き防氷堤 Expired JPS58763B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52295A (en) * 1975-06-17 1977-01-05 Wellcome Found Production of antiiviral agent

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