JPS5876055A - 熱水に分散可能な澱粉−界面活性剤生成物およびその製造方法 - Google Patents

熱水に分散可能な澱粉−界面活性剤生成物およびその製造方法

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JPS5876055A
JPS5876055A JP57171083A JP17108382A JPS5876055A JP S5876055 A JPS5876055 A JP S5876055A JP 57171083 A JP57171083 A JP 57171083A JP 17108382 A JP17108382 A JP 17108382A JP S5876055 A JPS5876055 A JP S5876055A
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acid
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、酸に安定なそして酸および凍結−解凍に安定
な食品用増粘剤を包含する熱水に分散可能な澱粉−界面
活性剤生成物の製造に関する。
澱粉は増粘剤または糊剤として食品用に広く用いられて
いる。澱粉は分離した粒子として存在することにおいて
炭水化合物の中でもユニーりなものである。しかしなが
ら、近代の食品加工および貯蔵における応用においては
、粒状の澱粉の性質は熱、酸、および凍結−解凍の条件
に耐えるように変化されなければならない。
粒状澱粉が過剰の水中でゲル化温度以トに加熱されると
、澱粉は水和を受け、ゲル化し、粘性の溶解したペース
トを形成する。実際には、澱粉粒子は使用時クツキング
する前に冷水に分散することを必要とする。
近年、熱水または冷水と混合したとき、再構成されたペ
ーストを与える予めゲル化した澱粉生成物が開発されて
いる。澱粉製造者は粒状澱粉をゲル化し、ついでゲル化
した澱粉を回転乾燥または噴霧乾燥などのような技術に
よって脱水する。不幸にも、この乾燥した予めゲル化し
た澱粉生成物は熱水にすみやかに分散せず、一様でない
ペースト粘度をもつ塊シだらけのペーストを与える凝集
した塊シが形成される。
乾燥した予めゲル化した澱粉に界面活性剤を含有させる
ことによシ分散性の問題を解決する試みがなされておシ
、そして幾分改良された分散性が米国特許第3,537
,893号;第3,582,350号;3.443,9
90号:および第4,260,642号に具体化された
ものとして得られている。澱粉ペーストに関する界面活
性剤の作用については、またE、 M。
Qsmanにより5tarch :Chemistry
 & Technology、 Vol 、 II。
Chapter■、 pp、 1897191 、 W
histler & Pa5chall gds、。
Academic Press 、 N、 Y、 (1
967)に記載されている。
自由に流動する、凝策した、加熱水分処理した澱粉生成
物が開発され、そして食品用に使用されている。これは
、例えば英国特許 第1,479,515号;米国特許第3,391,00
3号;米国特許3,578,497号;米国特許第4,
013,799号;西独特許619,984号;西独特
許第629,798号;西独特許第725.967号;
西独特許第739,632号に示されている如くである
1加熱水分処理した澱粉“という言葉は、当業界でよく
知られておシ、・通常、制御された水分条件下に加熱処
理を受けた澱粉を表わすものとして用いられている。そ
してこの条件は、Louis 5airにより Met
hods in (::arbohydrate Ch
e!Tl1stry、 Vol、 IV、 pp。
283−285 、 R,J、 Whistler、、
 Academic press、 N、 Y。
(1964)に、そしてE、 M、 Osmanにより
 5tarch:Chemistry & Techn
ology、 Vol、 II、 Chap、■、 p
p、 179−181゜Whistler & Pa5
chall、 Eds、、 Academic Pre
ss、 N、 Y。
(1967)に述べられているような澱粉がゲルイヒを
受けないしくすなわち複屈折の実質的損失を示さない)
またデキストリン化も受けない条件である。カロ熱水分
処理した澱粉を熱水に分散可能な食品に使用すると、沸
騰水中への混合物の分散は、やはり塊の形成を生じ、そ
して表面のゲル化により凝集したあるいは被覆された塊
シを生じ、この被覆障壁は澱粉を更に水和することを妨
げる。
改良された便利のためには、塊りをもたない、あるいは
それら同士で結合して凝集した塊をもたない均一なペー
ストを一貫して提供する熱水または沸騰水に分散可能な
澱粉生成物力(望ましいことである。熱水または沸騰水
に分散可能な澱粉増粘剤は、消費者が有効な澱粉を含有
するソースまたは肉汁ソースとしばしば結びついた厄介
なりッキング工程を行なうことを必要、とじないという
ように、家庭において調製される食品に対し特に望しい
ものである。本発明においては、熱水または沸騰水にお
いて完全な分散性を一貫して与える改良された澱粉−界
面活性剤複合体(Complex)が提供される。
澱粉とガム、または澱粉とガムと乳化剤の組合わせは一
般に知られている(例えば米国特許第3.917,87
5号;第4,081,566号;第4,081,567
号;第4,105,461号;第4,119,564号
; 4,120,986号;第4,140,808号お
よび第4,192,900号参照)。ガムはこれらの処
方においては増粘剤または安定剤として用いられている
。しかしながら、ガムは高価であるために、これらの食
品生成物においては、食品の処方はできるだけ多く澱粉
を用いるのが好ましいのである。ガムの性質および使用
については、I ndustrial Gums :P
o1ysaccharides and Their 
1)erivatives Roy L、 Whist
lerEd、、 Acadernic Press、 
N、 Y、 (1959)にもつと詳しく記載されてい
る。
クリーム様式の野菜におけるように遅延したゲル化およ
び加熱に対する抵抗性を要求する缶詰食品生成物におけ
る使用、およびパイの中身、サラダドレッンングなどの
ような酸性の食品系における使用に対して澱粉誘導体が
開発されている。遭遇する苛酷な酸および/または加熱
条救件のために、これら澱粉生成物は、これら条件に抵
抗する澱粉エステルおよび澱粉エーテルを製造するため
に、交叉結合され、そして化学的に誘導体化されている
。これらについては米国特許第3,238,193号;
第3,376.287号;第3,422,088号;第
3,699,095号;第3,555,009号;第3
,553,195号;第3,751,410号;第3.
804.828号および第3.832.342号に開示
されているとおシである。これらの生成物は高価であり
、そして困難な製造工程を要求する。
酸に安定で加熱にも安定である缶詰食品生成物および酸
性の食品系における食品用増粘剤として使用するのに適
する澱粉を基礎とした生成物を得ることが非常に望まし
いことである。もしもこの澱粉生成物が同時に凍結−解
凍安定性をもつならば、また望ましいことである。そし
て、もしもこれらの性質をもつこの澱粉を基礎とした食
品生成物が高価なそして厄介な化学的な澱粉の誘導体化
を必要としない簡単な工程によシつくることができるな
らば、もっとも望ましいことである。本発明においては
、これらの所望の性質をもつ澱粉−界面活性剤−ガム生
成物が簡単な物理化学的方法により提供されるのである
本発明にしたがい、粘状澱粉に澱粉の重量の少なくとも
約0.25%の脂肪酸部分(fatty acid m
oiety)含有界面活性剤および全重量の約10〜約
40%の水分含量を与えるのに十分な水を混合して半ば
湿った(semi−moist)粒状澱粉と界面活性剤
の混合物をつくシ、この混合物を約50〜約120℃の
温度で加熱処理して加熱水分処理した澱粉−界面活性剤
生成物を製造する工程からなる、熱水に分散可能な変性
澱、粉生成物を製造する方法が提供される。酸に安定な
生成物を得るためには、この酸に安定な澱粉−界面活性
剤生成物は、上記の澱粉−界面活性剤複合体をさらに全
重量の約0.5〜約10%の、キサンタン、グアー、ロ
ーカストビーン、アルギネート、カラギーナン、ガテイ
ー、またはカラヤからなる群から選ばれる1種またはそ
れ以上のガムと混合して酸に安定な澱粉を基礎した食用
増粘剤生成物を得ることによって製造される。
本発明は、また約60〜約100%の熱水分散性、およ
びその生成物が誘導される粒状澱粉よシも高い相対的ペ
ースト化温度(relative pastingte
mperature)をもつことにより特徴づけられる
加熱水分処理した澱粉−界面活性剤生成物を提供するも
のである。
さらに、本発明の熱水に分散可能な加熱水分処理した澱
粉−界面活性剤複合体は熱水または沸騰水に直接分散さ
れることができ、そしてペース)tたけソースを形成す
るためにクツキングすることができる。
他の具体化では、本発明は、粒状タピオカ澱粉と脂肪酸
部分含有界面活性剤と全量の約10〜約40%の水分含
量を与えるのに十分な水を混合して半ば湿った粒状澱粉
と界面活性剤の混合物をつ<シ、この混合物を約50〜
約120℃の温度で加熱処理して加熱水分処理した澱粉
−界面活性剤複合体をつ<シ、この澱粉−界面活性剤複
合体を全重量の約1〜約10%の、キサンタン、グアー
、ローカストピーン、アルギネート、カラギーナン、ガ
テイー、またはカラヤからなる群から選ばれる1種また
はそれ以上のガムと混合して酸および凍結−解凍に安定
な澱粉を基礎とした食品用増粘剤生成物を得る。ことよ
シなる、酸および凍結−解凍に安定なタピオカ澱粉を基
礎とした食品用増粘剤生成物の製造法を提供するもので
ある。
本発明は、また約60〜約100Xの熱水分散性、およ
びその生成物が誘導される粒状澱粉よりも高い相対的ペ
ースト化温度をもつことにより特徴づけられる加熱水分
処理した澱粉−界面活性剤生成物を提供するもの−とで
ある。
さらに、本発明の熱水に分散可能な加熱水分処理した澱
粉−界面活性剤複合体は熱水または沸騰水に直接分散さ
れることができ、そしてペーストまたはソースを形成す
るためにクツキングすることができる。
他の具体化において、本発明は、粒状タピオカ澱粉に脂
肪酸部分含有界面活性剤と全量の約10〜約40%の水
分含量を与えるのに十分な水を混合して半ば湿った粒状
澱粉と界面活性剤の混合物をつくシ、この混合物を約5
0〜約120℃の温度で加熱処理して加熱水分処理した
澱粉−界面活性剤複合体をつくり、この澱粉−界面活性
剤複合体を全重量の約1〜約10%の、キサトタン、グ
アー、ローカストビーン、アルギネート、カラギーナン
、ガテイー、またはカラヤからなる群から選ばれる1種
またはそれ以上のガムと混合して酸および凍結−解凍に
安定な澱粉を基礎とした食品用増粘剤生成物を得ること
よシなる、酸および凍結−解凍に安定なタピオカ澱粉を
基礎とした食品用増粘剤生成物を製造する方法を提供す
るものである。
本発明は、また上記の方法で製造され、そして少なくと
も約4サイクルの凍結−解凍安定性をもつことで特徴づ
けられる酸および凍結−解凍安定なタピオカ澱粉生成物
を提供するものである。
本発明にしたがって、粒状澱粉と界面活性剤の混合物は
、実質的に粒状澱粉−界面活性剤複合体が形成される加
熱水分処理を受ける。この澱粉−界面活性剤複合体は、
つぎに食用品の、酸性系においてすぐれた粘度、安定性
をもつ澱粉を基礎とした生成物を得るためにガムと混合
される。
加熱水分処理は、澱粉−界面活性剤ブレンドまたは混合
物を、澱粉が意味のあるゲル化または複屈折の損失を受
けず、そしてデキストリン化されないという制御された
水分条件下に加熱処理することによって行なわれる。こ
の加熱水分処理した混合物は場合によシ乾燥される。こ
の本発明の加熱水分処理した澱粉生成物は、熱水または
沸騰水に分散され、そして消費用食品をつくるためにク
ツキングされるソース、肉汁ソース、スープミックス、
ペーストおよび各種の澱粉含有食品混合物のような食品
生成物に使用するために調製される澱粉−界面活性剤複
合体である。
特に、本発明の澱粉食品用増粘剤生成物は、ガムと澱粉
−界面活性剤複合体の混合物からなり、このものは、酸
性系においてさえ、増加したゲル化温度、剪断下の改良
されたペースト安定性、劣化(reLrogradat
ion)に対する減少した傾向をもつ。澱粉がタピオカ
澱粉であるときは、上記生成物はまたすぐれた凍結−解
凍安定性をもつ。
上記の加熱水分処理した澱粉−界面活性剤複合体は、加
熱水分処理した澱粉に比べたとき、改良された熱水分散
性をもつことが発見された。
さらに、本発明の分散可能な澱粉生成物は、増加したゲ
ル化温度、剪断下における改良されたペースト安定性、
そして劣化に対する減少した傾向をもつことで特徴づけ
ら′れる。
劣化は微細な微結晶の沈澱物が形成するまでゲル化した
澱粉分子が漸進的に再会合(reassociate)
する現象である。劣化の進行は加熱したまたは醸暖い澱
粉ペーストを冷却することにより促進される。劣化の進
行は固体の状態においてさえも、例えばケーキまたはパ
ンの古くなることにおいて起る。劣化はペースト化直後
のペーストのブルックフィールド(13rookfie
ld)粘度を測定し、ついで3時間および24時間後の
室温での粘度を再び測定することにより決定される。3
時間と24時間の粘度の変化が小さければ小さいほど、
劣化の程度は小さい。
本発明によれば、粒状澱粉は先ず第1に食品用乳化剤の
ような界面活性剤と混合されなければならない。この乳
化剤は脂肪酸のグリセライド、好ましくはモノ−または
ジ−グリセライドであることができる。本発明の目的に
対し最も好ましい界面活性剤の例は、グリセリンモノス
テアレート、ナトリウムステアロイルラクチレートであ
る。パルミチン酸またはステアリン酸、D−グルコース
3−ステアレート、メチルα−D−クルコシドローステ
アレート、シュクロースモノステアレート、ンルビタン
テトラステアレート、ステアロイル−2−ラクチレート
およびそのアルカリ金属塩、ナトリウムステアロイルフ
マレートなどのような脂肪酸部分を含有する他の適当な
乳化剤が本発明方法に対し受は入れられるものである。
本発明に適する澱粉の例としては、コーン、タピオカ、
小麦、馬鈴薯、米、サゴ椰子、グレイン・ツルガムおよ
びワキシートウモロコシの澱粉が含まれる。増粘剤ペー
ストに対しては、タピオカまたは馬鈴薯の澱粉が好まし
い。
界面活性剤と粒状澱粉との混合においては、界面活性剤
をミキサーまたはダウ・プレンダ−(dough bl
ender)のような適当々手段で澱粉と直接混合する
。好ましくは、水分レベルを調整するために用いる水に
界面活性剤を分散し、これを均一性を確実にするために
混合しながら粒状澱粉上に噴霧する。さらに均一な水分
レベルを確実にするために、澱粉−界面活性剤一水の混
合物を加熱処理する前に平衡化させることができる。
平衡化した澱粉−界面活性剤一水の混合物の水分含量は
澱粉重量の約10〜約40%に変えることができる。上
記混合物の界面活性剤含量は澱粉重量の少なくとも約0
.25%であり、澱粉重量の約0.25〜約5%である
ことができ、澱粉重量の約0.25〜約5%であるのが
好適であシ、そして改良された熱水分散性に対しては、
好ましくは澱粉重量の約0.25〜約1%である。10
0%の熱水分散性を得ることが望ましい場合には、界面
活性剤含量は少なくとも約0.50%以上でなければな
らない。
つぎに澱粉−界面活性剤一水の平衡化した混合物は、こ
の混合物中に熱点をつくることなしに均一な熱の伝達を
与えるいくつかの方法のいづれか1つで加熱処理されな
ければならない。
好ましくは、この加熱処理は、加熱水分処理した澱粉−
界面活性剤生成物の制御された連続的製造に対し一定レ
ベルに水分が維持されることができるように閉鎖した容
器内で約50〜約12012の温度で行なわれる。約1
30℃以上の温度では、望ましくない分解およびデキス
トリン化反応が始まシ、澱粉の増粘能力を破壊する。加
熱処理の間の温度は、好ましくは約3〜約16時間では
約60〜約90℃である。例えば35%の水分および9
0℃で16時間という条件の使用は、最終生成物の減少
したペースト粘度を生ずるけれども、その生成物の分散
性は、該生成物“をより小さな粘度の澱粉生成物が受は
入れられる応用に対しては適格にするということを示す
。ここで述べた範囲内における水分、温度、および時間
に関する変化は最終生成物の所望の性質にしたがって当
業者が行なうことができる。
この澱粉−界面活性剤一水の混合物の加熱水分処理の後
、この生成物は、通常の方法で、その後の加熱処理を最
小にする条件を用いて全量の約5〜約15%の水分レベ
ルまで乾燥することができる。室温乾燥、強制通気オー
プン乾燥、超短波乾燥、または凍結乾燥のような種々の
乾燥手段を用いることができる。乾燥の目的は、好まし
くは約90°%の室温で平衡化した乾燥物質含量をもつ
使用するだめの最終乾燥生成物を得ることである。
場合によシ行なう工程として、この乾燥した澱粉−界面
活性剤生成物は適当な手段により磨砕または粉砕して所
望の粒子の大きさにすることができる。約250ミクロ
ンより小さい粒子の大きさが乾燥した澱粉−界面活性剤
生成物の均一性のために好ましい。
乾燥した加熱水分処理した澱粉−界面活性剤生成物は熱
水または沸騰水にすみやかに分散し、クツキング後ペー
ストを与えるけれども、冷水中の分散はゲル化なしに起
る。なぜならば、この生成物は現実には未だ実質的に粒
状であるからである。この澱粉−界面活性剤生成物のゲ
ル化温度は生の粒状澱粉または界面活性剤なしに加熱水
分処理した澱粉よシも高い。例えば生のタピオカ澱粉の
相対的ペースト化温度は約58℃であることがわかって
いる。同じタピオカ澱粉を27.5%の水分、90℃で
7時間加熱水分処理すると、約68℃の相対的ペースト
化温度を生じた。
同じタピオカ澱粉を、0.5重量%のモノグリセライド
の存在において、27.5%の水分、90℃で7時間加
熱水分処理すると、約80〜約85℃の相対的ペースト
化温度を生じた。
熱水分散性は、熱水分散性試験−この試験では、乾燥重
量基準で5.OOgの乾燥した加熱水分処理した澱粉−
界面活性剤生成物を絶縁した200m7のたけの高い型
のビーカーに入れ、これに100m1の沸騰蒸留水を添
加する−により測定される。15秒間混合後、試料を1
分間放置する。
つぎに20メツシユ(840ミクロン)の篩上で洗浄す
ることによシ凝集した粒子を除去する。どの凝集した物
を100mrnl(gで120℃で4時間乾燥する。熱
水分散性は篩を通過した凝集しなかった物の%で表現さ
れる。かくして100%の熱水分散性はすべての物が篩
を通過したことを意味し、それ故にすぐれた分散性を示
す。本発明の好適な生成物は、約60%よシも大きな熱
水分散性、そしてもつとも好ましくは100%のまたは
100%に近い熱水分散性をもつ。
本発明の乾燥した加熱水分処理した澱粉−界面活性剤生
成物は、またビスコ/グラフ(■1sco/Amylo
/Graph)粘度計(C,W、 Brabender
 In5trIfnents Inc、。
)(ackensack、 N、 J、によシ製造)を
用いてその粘度の面を測定することによシ特徴づけられ
る。このやり方では、乾燥基準重量35gの澱粉を50
0mlの冷水に分散し、制御せずに50℃に加熱し、そ
して50℃と95℃の間は1分につき1.5℃の一定割
合で加熱する。相対的ペースト化温度は、グラフにレコ
ードされるように、ユのピーク粘度が最初に発現する温
度である。95℃に到達した後、ペーストは30分間保
持し、ついで12分につき1.5℃で95℃から50℃
に冷却する。このペーストは50℃に30分間保持する
。粘度は700cmgのカートリッジを用いてプラベン
ダー(13rabender)単位で記録される。最終
のプラベンダーペーストは、6rpmで屋4の回転子を
用XAL■゛型ブルッタブルックフィールドookfi
eld)粘度計(Brookfield Engine
ering Labs、 Inc、。
Stoughton、 Mass、 )を使用して30
分間保持の完了直試験の蛸果は、本発明の加熱水分処理
した澱粉−界面活性剤生成物に対する増加したゲル化温
度、剪断下における改良されたペースト粘度安定性、お
よび劣化対する減少した傾向を証明する。
本発明者等は、本発明の詳細な説明するために何かの理
論に結びつけることを欲しないが、加熱水分処理の間に
界面活性剤の存在することが澱粉分子の直鎖部分をもつ
部分的に膨潤した澱粉マトリックス(matrix)内
に複合体形成を可能にすると信するのである。本発明で
得られるユニークな生成物は、加熱水分処理した澱粉単
独または界面活性剤と加熱水分処理した澱粉の混合物に
対してこれまで得られたよりも大きな熱水分散性をもつ
のである。さらに、本発明の加熱水分処理した澱粉−界
面活性剤複合体の形成は限られた水分環境によシ得られ
るのであシ、それにより制御された量の水分の存在が澱
粉がゲル化されていない状態でとどまる条件下に複合体
の形成を可能にすると信じられるのである。
加熱水分処理後、澱粉−界面活性剤複合体は酸に安定な
食品用増粘剤をつくるためにガムと混合することができ
る。使用されるガムのレベルは全重量の約0.5〜約1
0%である。好ましくはガムのレベルは、受は入れられ
る凍結−解凍安定性を得るためには、少なくとも全重量
の約1%以上であるべきである。好適には、澱粉−界面
活性剤複合体は、ガムと混合する前に全重量の約5〜約
15%の水分レベルまで乾燥されるが、しかしこれは必
要条件ではない。つぎに澱粉−界面活性剤複合体または
澱粉−界面活性剤/ガム混合物は、加熱処理による該複
合体の物理化学的変化を最小にする条件を用いて通常の
方法で乾燥される。室温乾燥、強制通気オープン乾燥、
超短波乾燥、または凍結乾燥のような各種の乾燥手段を
用いることができる。本発明の乾燥した澱粉含有増粘剤
生成物は、好ましくは約90%の室温で平衡化した乾燥
物質含量をもつ。
本発明の目的に対しては、キサンタン、グアー、ローカ
ストビ、−ン、アルギネート、カラギーナン、ガテイー
、カラヤおよびこれらの組合わせのようなガムが、例え
ばドウ・ブレンデーを用いて上記澱粉−界面活性剤複合
体と混合される。
本発明の酸に安定な生成物に対し適する澱粉の例として
は、コーン、タピオカ、小麦、馬鈴薯、米、サゴ椰子、
グレイン・ツルガムおよびワキシー・トウモロコシの澱
粉が含まれる。
粘度の性質は、高い糖−酸システムを用いるビスコ/ア
ミロ/グラフ粘度計(C,W、 BrabenderI
nstruments Inc、、 )iackens
ack、 N、 J、 )を使用して測定される。この
やり方では、乾燥基準重量27.0gの澱粉を、十分な
10%クエン酸溶液の添加によシ3.3に調整したpH
をもつ、乾燥基準重量100.0gの蔗糖を含有する重
量で450gの冷水に分散し、ついで制御しない加熱で
70℃に加熱する。ついで1分につき1.5℃の一定割
合で70℃から95℃に加熱する。95℃に到達後、こ
のペーストを15分間保持し、ついで1分につき1.5
℃で25℃に冷却する。ついで、このペーストを25℃
で15分間保持する。粘度は70cmgのカートリッジ
を用いてブラベンダ一単位で記録される。最後の25℃
におけるブラベンダーペーストは、15分間の保持時間
の完了後、20rpm、でA4または5を用いるRVT
型ブルックフィールド粘度計(Brookfield 
Engineering 1abs。
Inc、 Stoughton、 Mass、)タイプ
vSPを使用してプルツクフィルド粘度を測定する。
95℃保持の間の粘度における増加は、この生成物がす
ぐれた酸安定性をもつことを示す。95℃保持の間の粘
度における変化のないことないしは僅かな減少は受は入
れられる酸に安定な生成物を示す。95℃保持の間の減
少した粘度は酸に不安定性を示す。好ましい酸に安定な
生成物は、95℃保持の間に増加した粘度および25℃
における高い最終粘度をもつ。好適には、95℃保持の
間の約20〜約400プラベンダ一単位の粘度の増加が
本発明の澱粉−界面活性剤複合体とガムの混合物に対し
て得られる。
ペーストのコンシスチンシー(Cons 1stenc
y)は、l;’oodTech、 9.13−17(1
955)にデービス(1)avis)等により記載され
た方法を用いてポストウィック(Bostwick)コ
ンシストメーター(Central 5cientif
ic Co、、 Chicago、 Ill )で測定
される。この試験においては、コンシスチンシーの測定
は、測定量の材料が高い5cm幅の細長い箱形の槽中を
30秒に流れるcmでの距離である。それ故に、その値
はペーストのコンシスチンシーに反比例する。約19c
m730秒よシ小さいコンシスチンシーはこの試験では
良好と考えられる。約5.0〜約10.0cm/30秒
のコンシスチンシーが本発明のコーンまたはタピオカ澱
粉−界面活性剤複合体とガムの混合物に対して得られる
凍結−解凍安定性はブラベンダー粘度計からの最終ペー
ストの30mlを数個の50m1遠心分離管中に入れる
ことによシ測定される。この管を一30℃のフリーザー
中に置く。毎日、この管をフリーザーから出し、室温に
おき、ついで再凍結のためにフリーザーにもどす。これ
が1凍結−解凍サイクルを構成する。解凍後、試料を2
500rpmで30分間遠心分離し、もし分離した液が
あれば、その分離した液の容量をmlで記録する。
各サイクルにおいて、容量で25%またはそれ以上の液
体分離をもつ試料は受は入れられない安定性をもつと考
えられる。本発明の目的に対しては、25%の分離発生
なしに成就されたサイクル数の記録が記録される。好適
には少なくとも約4凍結−解凍サイクルが望しく、そし
て約6サイクル以上の凍結−解凍安定性がすぐれたもの
と考えられる。本発明方法により、約F3.5cm/3
0秒よシ小さいコンシスチンシーおよび25℃で約80
00cpsよシ大きな最終粘度とともに、約8より大き
な凍結−解凍サイクルをもつタピオカ澱粉−界面活性剤
複合体とガムの混合物が製造された。
次に例を示して本発明を具体的に説明するが、これらの
例によシ本発明はなんら制限されるものではない。
例1゛ 9.6%の水分含量をもつ2つの澱粉試料に、均一な水
分含量を得るために攪拌しながら、水分含量を20%お
よび35%に増加させるのに必要な量を噴霧した。これ
らの澱粉−水の試料を対照として用いた。
界面活性剤をもつ湿潤した澱粉試料を調製するだめに、
70℃でグリセリンモノステアレートを水に添加し、混
合して分散液を得、ついでこれを冷却した。つぎにこの
水−グリセリンモノステアレートの分散液を均一性を得
るために攪拌しながら澱粉上に噴霧した。グリセリンモ
ノステアレートの量は澱粉の重量基準で1.0%モノグ
リセライドのレベルを得るように調璽した。
B、加熱処理 重量基準で120.0gの澱粉−界面活性剤一水の混合
物を密封した1バインドのジャーに入れた。
このジャーを所望の温度の定温水浴中に入れ、所望の期
間加熱処理中、転倒回転させた。加熱処理後、このジャ
ーを開口する前に室温に冷却した。
澱粉−界面活性剤生成物をジャーから取シ出し、強制通
気オーブン中でほぼ10%の水分含量まで40℃で乾燥
した。
D、熱水分散性 熱水分散性試験を用い前記したようにして熱水分散性を
測定したところ、次の結果を得た。
0     20   60  3   28a)0 
    35   60 16   40b)0   
  20   90 16   59b)0     
35   90  3   54b)1     20
   60 16   38a)1     35  
 60  3  100b)1     20   9
0  3   98a)1     35   90 
16  100b)1359o161oob) 1     35   90 16  100b)a)
未粉砕生成物で測定した分散性 b)分散性試験の前に250ミクロンよシ小さい粒子に
粉砕した生成物 これらの結果は、35%の水分レベルで60〜90℃で
3〜16時間行なった澱粉−界面活性剤混合物の加熱水
分処理は、界面活性剤なしで加熱水分°:。
処理した生成物に比べてはるかにすぐれた熱水分散性を
もつことを示す。界面活性剤が存在しないと、最高の熱
水分散性は60%を越えないが、一方澱粉一界面活性剤
混合物の加熱水分処理により製造された生成物の満足的
に意義のある試料(すなわち6つの中の5つ)に対して
は98〜100%の分散性が達成された。
例2 熱水分散性に関する界面活性剤の効果は次のことによっ
て示される。
例1に記載した方法を用いて、タピオカ澱粉の加熱水分
処理を、澱粉重量の0.5%のモノグリセライド、27
%の水分、75℃で7時間実施し、そして熱水分散性を
前記したようにして測定したところ、次の結果を得た。
粒状(未処理)澱粉      0    25   
 65加熱水分処理した澱粉   0.5    50
    70a)界面活性剤は澱粉の水性スラリーに添
加され、このスラリーは45℃で4時間の条件に保持さ
れた。
b)界面活性剤は加熱水分処理した澱粉に噴霧された。
この比較例は、澱粉−界面活性剤混合物の加熱水分処理
はすぐれた熱水分散性を与えること、そして加熱水分処
理の間に界面活性剤の存在することは、澱粉の加熱水分
処理後に単に界面活性剤を添加することよシもずっと高
い熱水分散性を与えることを示し、更に本発明により予
期されない結果が得られることを例示する。
例3 界面活性剤のレベル、水分のレベル、加熱処理温度、お
よび加熱処理時間の影響が、例1に記載の方法にしたが
って製造された一連の加熱水分処理した生成物に関して
測定された。熱水分散性およびブルックフィールド粘度
が前記したようにして測定され、そして次の結果が得ら
れた。
/ これらの実験の結果は、界面活性剤なしの澱粉の加熱水
分処理は約60%より小さい最大分散性を生ずることを
再び示す。全重量の約20%という低い水分のレベルで
は、よシ高い温度およびより長い時間が澱粉−界面活性
剤の混合物の加熱水分処理による改良された熱水に分散
可能な生成物を製造するために要求される。澱粉重量の
約0,25%という界面活性剤の低いレベルでは、同様
によシ高い温度およびよシ長い時間が所望の生成物を得
るために要求される。約0.5重量%以上の界面活性剤
では、澱粉−界面活性剤混合物の加熱水分処理は、統計
的に意義ある数の、100%または100%近くの好ま
しい熱水分散性をもつ完全に望ましい生成物を製造する
例4 例3の加熱水分処理し乾燥した澱粉生成物は、前記した
方法を用いプラベンダー粘度計を用いてペースト化し測
定したところ1、次の結果を得これらの結果は、加熱水
分処理はゲル化温度を上げること、そして澱粉−界面活
性剤混合物の加熱水分処理はずっと高い相対的ペースト
化温度をもつ生成物を製造することを示す。その上、こ
のデータと例3におけるデータとの比較は、100%の
熱水分散性をもつ本発明の生成物は認め得るほどの粘度
が発現する前に95℃での保持を必要とすることを示し
、さらに熱水または沸騰水への直接分散に対し適切とす
る、そして遅延したゲル化特性をもつ澱粉生成物を要求
する他の食品用に対し適切とする、加熱水分処理し、乾
燥した澱粉−界面活性剤生成物のユニークな性質を示す
例5 A、澱粉の湿潤化 9.6%の水分含量をもつタピオカ澱粉に、全重量の2
5%に水分含量を増加させるのに必要な量の水を噴霧し
ながら、均一な水分含量を得るため混合した。これらの
澱粉−水の試料を対照として使用した。
澱粉に、均一性を得るため攪拌しながらナトリウムステ
アロイルラクチレートの水性分散液を噴霧することによ
り界面活性剤をもつ湿潤した澱料試料を調製した。使用
したす) IJウムステアロイルラクチレートの量は澱
粉重量基準で5%モノグリセライドのレベルになるよう
に調整した。
B、加熱処理 125gの乾燥基準重量の澱粉−水、または澱粉−界面
活性剤−水混合物を密封した1バインドのジャーに入れ
た。このジャーを90℃の1定のオーブンに入れ、所望
の時間加熱処理する間、15分毎に手で振盪した。加熱
処理後、開封す石油にジャーを室温に冷却した。
−JJL 上記の加熱水分処理した澱粉または澱粉−界面活性剤生
成物をジャーから取シ出し、強制通気オーブン中でほぼ
10%の水分含量にまで40℃で乾燥し、ついでガムと
混合する前にワーリング・プレンダー□□□aring
 Blender)中で粉砕した。
D、混合 上記の乾燥した、加熱水分処理した澱粉、または澱粉−
界面活性剤複合体の95gを1つまたはそれ以上の天然
ガムの5.Ogと混合し、そして酸−糖システlを用い
て粘度安定性を測定し、凍結−解凍安定性をタピオカ澱
粉に対し測定し、次の結果を得た。
粘度安定性 澱粉              320    21
0澱粉−界面活性剤複合体     190    3
70※ 25%液体分離以下の最高サイクル最終ペース
ト 凍結−解凍 ペースト 粘1i  cps、    サイクル※  コンシスチ
ンシー2500       6      18.0
6400       2       8.5790
0      10       6.011500 
      4       7.013000   
    8       7.012000     
  8       5、010600      1
0       6.0これらの結果は、タピオカ澱粉
−界面活性剤複合体とガムの混合物のすべてが、少なく
とも約4サイクルのすぐれた凍結−解凍安定性、高い粘
度、95℃での改良された酸性粘度安定性、および約5
.0〜7,0cm730秒の改良されたコンシスチンシ
ーをもつことを示す。比較として、未処理のタピオカ澱
粉は良い凍結−解凍安定性をもつが、95℃での貧弱な
粘度安定性および低い最終ペースト粘度をもつ。対照の
澱粉−界面活性剤複合体は未処理の澱粉よシも僅かに高
い粘度をもつが、最小の凍結−解凍安定性をもつ。6サ
イクルより大きな高い凍結−解凍安定性は、酸−糖シス
テムにおける粘度の損失なしに澱粉−界面活性剤複合体
/ガム混合物に対して意外にも得られた。そしてこれは
本発明の予期できない特性を示すものである。
例6 タピオカ激務に対する比較のために、コーン澱粉および
馬鈴薯澱粉を使用する以外は例5に記載した方法を実施
し、次の結果が得られた。
32 コーン澱粉 澱粉               340    3
00澱粉−界面活性剤複合体     190    
200※ 25%液体分離以下の最高サイクル4300
      2       10.06200   
   2        6.59300      
2        5、09300       2 
        5、5馬鈴薯−檀。
澱粉               660    3
80澱粉−界面活性剤複合体      100   
 140324− 4100       6        14.03
00       2        24 +600
0      ’2        10.04200
       2        11.0これらの比
較は、ガムとコーン澱粉−界面活性剤複合体または馬鈴
薯澱粉−界面活性剤複合体の混合は明らかに受は入れら
れる凍結−解凍安定性を与えることができないことを示
し、さらに例5のガムとタピオカ澱粉−界面活性剤複合
体の混合物の優秀性を示す。これらの結果は、凍結−解
凍安定性が要求されない食品系において価値をもつ、す
ぐれた酸に安定な澱粉を基礎とした食品用増粘剤がコー
ンまたは馬鈴薯のような澱粉からつくることができるこ
とを示す。
例7 さらに、タピオカ澱粉−界面活性剤複合体の加熱水分処
理がすぐれた結果を与えることを示す比較実験において
、加熱水分処理の間は界面活性剤が存在しない澱粉−水
の試料をつくるために例5に記載したと同様にして加熱
水分処理した澱粉を調製した。この加熱水分処理した澱
粉に界面活性剤およびガムを添加し、粘度の性質をビス
コ/アミロ/グラフ粘度計で測定し、その結果を加熱水
分処理した澱粉−界面活性剤これらの結果は、澱粉と界
面活性剤の混合物の加熱水分処理は、酸性系でペースト
にしたときにすぐれた粘度安定性をもち、そして界面活
性剤の不存在における加熱処理によシ達成されない改良
されたペースト・コンシスチンシーをもつ加熱水分処理
した殿粉−界面活性剤複合体を生ずることを示す。
本発明をその特別な具体例と結びつけて記載したが、本
発明はさらに変化が可能なことは理解されるべきである
。本発明は、本発明のいかなる変化、使用または適用を
含むこと、そして本発明が属する技術分野における公知
のまたは慣用の実施に入るような本発明の開示技術から
出発したもの、そして前記した本発明の肝要な性質に適
合されるような、および本発明の範囲に入るような本発
明の開示技術から出発したものを包含するものである。
第1頁の続き 優先権主張 01981年10月1日[相]米国(US
)[有]307551

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (IXa)粒状澱粉に、澱粉重量の少なくとも約0.2
    5%の脂肪酸部分含有界面活性剤および全重量の約10
    〜約40%の水分含量を与えるのに十分な水を加えて半
    ば湿った粒状澱粉と界面活性剤の混合物を形成させる工
    程、および (b)  この混合物を約50〜約120℃の温度で加
    熱処理して加熱水分処理した澱粉−界面活性剤生成物を
    製造する工程 よシなる熱水に分散可能な澱粉−界面活性剤生成物の製
    造方法。 (2、特許請求の範囲第1項記載の方法で得た澱粉−界
    面活性剤生成物を、全重量の約0.5〜約10%の、キ
    サンタン、グアー、ローカストビーン、アルギネート、
    カラギーナン、ガティー1.またはカラヤの群から選ば
    れる1つまだはそれ以上のガムと混合して酸に安定な澱
    粉生成物を製造する工程を含む特許請求の範囲第1項記
    載の方法。 (3)澱粉−界面活性剤生成物を全重量の約5〜約15
    %の水分レベルに乾燥する付加的な工程を包む特許請求
    の範囲第1項または第2項記載の方法。 (4)加熱処理温度が約60〜約90℃である特許請求
    の範囲第1項または第2項記載の方法。 (5)加熱処理時間が約3〜約16時間である特許請求
    の範囲第1項または第2項記載の方法。 (6)界面活性剤のレベルが約0.25〜約5.0重量
    %である特許請求の範囲第1項または第2項記載の方法
    。 (7)界面活性剤のレベルが澱粉重量の約0.25(4
    )1.0%である特許請求の範囲第1項または第2項記
    載の方法。 (8)界面活性剤のレベルが澱粉重量の少なくとも約0
    .5%である特許請求の範囲第1項または第2項記載の
    方法。 (9)界面活性剤がモノグリセライドである特許請求の
    範囲第1項または第2項記載の方法。 (io)モノグリセライドがグリセリンモノステアレー
    トである特許請求の範囲第1項または第2項記載の方法
    。 (11)界面活性剤がナトリウムステアロイルラクチレ
    ートである特許請求の範囲第1項または第2項記載の方
    法。 (12)澱粉がタピオカ澱粉である特許請求の範囲第1
    項または第2項記載の方法。 (13)約60〜約100%の熱水分散性をもつ、特許
    請求の範囲第1項記載の方法によシ製造した熱水ド分散
    可能な加熱水分処理した澱粉−界面活性剤生成物。 (14) 100%または100%近くの熱水分散性を
    もつ、特許請求の範囲第13項記載の加熱水分処理した
    澱粉−界面活性剤生成物″′0 (15)澱粉が馬鈴薯澱粉である特許請求の範囲第13
    項記載の澱粉−界面活性剤生成物。 (16)澱粉がコーン澱粉である特許請求の範囲第13
    項記載の澱粉−界面活性剤生成物。 (17)澱粉がタピオカ澱粉であり、生成物が約80℃
    以上の相対的ペースト化温度をもっことで特徴づけられ
    る特許請求の範囲第13項記載の澱粉−界面活性剤生成
    物。 (18)澱粉重量の少なくとも約0.5%のモノグリセ
    ライド界面活性剤とともに約20〜約35重量%の水を
    含有する半ば湿った澱粉−界面活性剤混合物を、約60
    〜約90℃の温度で約3〜約16時間処理して100%
    または100%近くの熱水分散性および約80℃以上の
    相対的ペースト化温度をもつ澱粉−界面活性剤生成物を
    製造することよシなる熱水に分散可能なタピオカ澱粉生
    成物の製造方法。 (19)特許請求の範囲第2項記載の方法により製造さ
    れ、そして95℃で15分の保持期間に、6%澱粉固形
    分で高い糖−酸システムでペースト化したとき約20〜
    約500ブラベンダー粘度単位の粘度における増加、お
    よび約5〜約10cm/30秒ノボストウィック・コン
    シスチンシーをもつことで特徴づけられる酸に安定な澱
    粉生成物。 (20)澱粉がタピオカ澱粉である特許請求の範囲第2
    項記載の方法。 (21)酸に安定な生成物が少なくとも約4サイクルの
    凍結−解凍安定性をもつ特許請求の範囲第2項記載の方
    法。 (22)凍結−解凍安定性が少なく、とも約8サイクル
    である特許請求の範囲第21項記載の方法。 (23) 95℃で15分の保持期間に、6%澱粉固形
    分で高い糖−酸システムでペースト化したとき約20〜
    約500ブラベンダー粘度単位の粘度における増加、約
    5〜約IQcm/30秒のポストウィック・コンシスチ
    ンシー、および少なくとも約4サイクルの凍結−解凍安
    定性をもつことで特徴づけられる特許請求の範囲第20
    項記載の方法により製造された酸に安定な澱粉生成物。 (24)少なくとも約6サイクルの凍結−解凍安定性を
    もつことで特徴づけられる特許請求の範囲第23項記載
    の酸に安定な澱粉生成物。 (25) 95℃で15分の保持期間に、6%澱粉固形
    分で高い糖−酸システムでペースト化したとき、約20
    〜約500ブラベンダー粘度単位の粘度における増加、
    および約8.5 cm/30秒よシ小さいポストウィッ
    ク・コンシスチンシーをもつことで特徴づけられる特許
    請求の範囲第24項記載の酸に安定な澱粉生成物。 (26)約10サイクルの凍結−解凍安定性および約7
    .9cm730秒のポストウィック・コンステンシーを
    もつことで特徴づけられる特許請求の範囲第25項記載
    の酸に安定な澱粉生成物。
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