JPS587476B2 - サ−マルプリンタの紙送り装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はサーマルプリンタの紙送り装置、更に詳細には
用紙のピン送り孔の破損を防止するようにした紙送り装
置に関する。

第１図は従来のサーマルプリンタの紙送り機構を示す斜
示図である。

図中、１は用紙、２は用紙の両端にあけられたピン送り
孔、３は印刷用プラテン、４はプラテンの両端部に取付
けられた紙送り用のドライブピン、５はサーマルヘッド
、６はプラテンの駆動用モーターである。

すなわち、モーター６でプラテン３を回転させ、用紙１
の送り孔２に挿入されたドライブピン４を移動させるこ
とにより紙送りするものである。

しかし、サーマルプリンターの場合、他のプリンタと異
なり、紙送り中でもヘッドが用紙に接触していなければ
ならず、それによる摩擦抵抗が大きいこと、又、プラテ
ンの表面はゴムで作られているが、サーマルひツドの熱
により、そのゴムが熱膨脹しプラテンの直径が変化して
、ピン駆動との間に矛盾が生じることから、用紙の送り
孔が破損するという欠点がある。

本発明はこのような欠点を解消することを目的とする。

第２図は本発明によるサーマルプリンタの紙送り装置の
一実施例を示す斜視図である。

図中、１は用紙、２は紙送り孔、３は印刷用プラデンの
うち、印刷用サーマルヘッド５を受ける印刷部で、円周
面は印字用の軟かいコ私で作られており、又下記のドラ
イブピン部４とは切り離されており、駆動動力は加わら
ず、自由に回転し得るようにベアリング等を介してプラ
テン軸に取付けられている。

４は印刷用プラテンのうちドライブピン４により紙１を
紙送りするドライブピン部で、プラテン軸に直付けされ
、プラテン軸が駆動されることにより駆動されるように
なっている。

６は駆動用モーター、７は下記のピンチローラ８と一坏
となって紙１を摩擦送りするドライブローラでその円周
面は薄いゴムで作られ、上記プラテンの直前又は直後に
設けられている。

８は自由に回転し得るように上記ドライブローラ７の上
に設けられたピンチローラである。

９はドライブローラ７の軸に取付けられｈスプロケット
、１０はプラテン軸に取付けられたスプロケジト、１１
はチェインである。

こゝでスブロケット９と１０はプラテンによる紙送り速
度が、ドライブローラ及びビンチローラによる紙送り速
度と一致するように選ばれている。

以上の構成により、モータ６を運転すると、ドライブロ
ーラ７が駆動され、紙１はビンチローラ８によってドラ
イブローラに押しつけられているため、紙１が摩擦送り
される。

これと同時にモータの駆動力はドライブローラ７のシャ
フト、スプロケット９、チェイン１１、スプロケット１
０を経てプラテンのドライブピン部４を駆動するので、
このドライブピン部により紙１はピン送りされる。

したがって、紙はドライブローラとピンチローラにより
摩擦送りされるため、紙のピン孔には大きな力が力弓ら
ず、紙のピン孔の破損を防止することができると共に、
プラテンのドライブピン部により、紙のピン送りも同時
に行うため、例えば、あらかじめ印刷されたフォームに
印刷する等の高い紙送り精度を必要とする場合でも使用
し得ることとなる。

又、プラテン表面のゴムの熱膨張による紙のピン孔の破
損も、プラテンを印刷部とドライブピン部とに分割した
ため防止できることどなる。

尚、加工誤差により、ドライブローラの周速と、ピン送
り速度とが一致しないような場合は、図示したようなビ
ンチローラの円周部の一部に切り欠きを設け、１回転毎
に紙が自由位置に矯正されるようにすればよい。

又、精密な紙送りを要求されない場合は当然、プラテン
のピンを抜いて使用することも可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のサニマルプリンタの紙送り機構を示す斜
視図、第２図は本発明によるサーマルプリンタの紙送り
装置の一実施例を示す斜視図である。 ３・・・・・・印刷部、４・・・・・・ドライブピン部
、７・・・・・・ドライブローラ、８・・・・・・ピン
チローラ、１・・・・・・紙。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 自由に回転できるようにした印刷部と、下記のドラ
   イブローラーｋ連動して駆動され、紙をピン送りするド
   ライブピン部からなる印刷用プラテン；上記印刷用プラ
   テンの直後で、上記の紙を摩擦送りするドライブローラ
   ーと、円周部に一部切欠き設けたピンチローラー；を備
   えたサーマルプリンタの紙送り装置。