JPS5874334A - 圧縮成形用金型装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は圧縮成形用金型装置に係シ、特に成形品の肉厚
精度の向上を志向した圧縮成形用金型装置に関するもの
である。

圧縮成形法は、高い寸法精度が要求される成形品、たと
えばレンズ成形に適用されている。

この圧縮成形法の実烟に供される。従来の圧縮成形用金
型装置を、第１図を受用して説明する。

第１図は、従来の圧、縮成形用金型装置を示す断面図で
ある。この第１゛図において、１は固定型板、１４は固
定型取付板、１５は、固定型板１．固定型取付板１４を
貫通して穿設されたスプルーであり、前記固定型板１と
固定型取付板は一体になっている。

２は可動型板、１６はｏＪ動動域取付板１７は、可動型
板２と可動型取付板１６との間に介在するスペーサ・ブ
ロックであシ、可動型板２．スペーサ・ブロック１７．
ＯＴ動型取付板１６は一体になっている。

６は、油圧源（図示せず）から供給される油圧によって
押出されるピストン５ａｆｔ有する加圧シリンダ、４は
、加圧シリンダ６のピストン６ａにより圧力を受ける押
出し板％３は、押出し板４に夜付けられ、前記可動型板
２内を摺動することができる加圧入駒、１２は、押出し
板４の加圧入駒３の周囲に複数本配設して取付けられ、
前記可動型板２に穿設されたピン穴内金自在に摺動する
ことができる押戻しピン、１１は、型締めしたとき、固
定型板１．可動型板２．加圧入駒３によって形成される
キャビティである。

１３は、圧縮成形用金型装置の外部側面に取付けられ、
加圧入駒３の移動量を測定するポテンショメータであシ
、このポテンショメーター３のロッド部１３ａの一端は
、押出し板４に固定された支持杆４ａＫ取付けられ、筒
体部１３ｂは、固定型板１に固定された支持部１８によ
って支持されている。１０は、ポテンショメーター３の
測定値（加圧入駒３の移動量）を検出し、移ｉｊｈ量信
号を発する検出器、７は、検出シ１０からの移動貴信、
゛ 号が予め設定した設定値に達したとき、加圧シリンダ６
への供給油圧を０にしてピストン６ａの動きを停止させ
、加圧入駒３の移動を停止させる制御器である。

このように購成した従来の圧ａ成形用金型装置（以下、
単に金型という）の動作を説明する。

型締めした状態（第１図の状態）にある金型に射出成形
機のノズルを当接し、このノズルから熱可塑性樹脂（以
下、単に樹脂という）を射出し、スプルー１５を経てキ
ャビティ１１内へ充填させる。このとき、加圧入駒３が
樹脂によって押戻され、加圧シリンダ６のピストン６ａ
が後退限度まで後退し、キャビティ１１が所望のキャピ
テイ容量を有するようになるとともに、押戻しピン１２
の先端と固定型板１との間に成形品の圧縮代（この例で
は０．１０ｍ　）だけのギャップが生ずるようになって
いる。

油圧源（図示せず）から加圧シリンダ６へ油圧を供給し
、ピスト←６ａによって加圧入駒３を介してキャビティ
１１内の樹脂を加圧する。加圧入駒３の前進（第１１ｇ
、に＆いて右方への移動）にともないポテンショメータ
１３の測定値が増加し、検出器１０によるその検出値が
、制御器７で設定した設定値（＝圧縮代０．１０ｍ＋）
に達したとき、刀日圧シリンダ６への供給油圧が０にな
り、加圧入駒３が停止する。キャビティ１１内の樹脂を
所定温度まで冷却したのち、可動型取付板１６を後退さ
せて型開きを行ない、ノ用圧シリンダのピストン６ａに
よって押出し板４を前進させ、加圧入駒３によって、キ
ャピテイ１１内に成形されている成形品を押出し、その
成形品を取出す。

次に、可動型取付板１６を前進させて型閉めを行ない、
第１図の状態に戻し、以後、上述の動作を繰返して成形
を継続する。

以上説明した従来の金型には１次のような欠点があった
。

１、ポテンショメータ１３は、作動量に対して約±０．
０５　ｒａの誤差を有する摺度であるので、加圧入駒３
は圧縮代０．１０ｍ＋移動したときに停止しない場合が
めり、成形品に所望の肉厚精度（０，０２ｍ　）が得ら
れなかった。

２、型閉めして樹脂を充填した状態では、押戻しピン１
２の先端に圧縮代０．１’ＯｗＲだけのギャップがある
が、押出し板４（加圧入駒３と同一の移動量）が圧縮代
０．１０　＋ＩＩＩＩ移動したときに停止しないと、そ
の押戻しピン１２に加圧シリンダ６によって圧縮力が作
用する。この場合、複数本の押戻しピン１２で加圧シリ
ンダ６による加圧力を負荷するが、１本当りの圧縮力は
数トンにも達することがあるので、前記押戻しピン１２
の太さは座屈に耐えるだけの太さが必要である。ところ
が、所要の金型面積を確保する必要から、押戻しピン１
２を太くすると金型が大型になるという問題があった。

３、型開きストローク長を含む長いポテンショメータ１
３を金型に取付けるので、金型分解組立て時の［保付、
ｉＡ整に工数を要し、成形能率が悪いという欠点がめっ
た。

４、ポテンショメータ１３を金型の外部に；佼付けであ
るため、成形品を金型から取出すときなどの操作時に、
障害となっていた。

本発明は上記した従来技術の欠点を除去して。

肉厚精度のすぐれた成形品を能率よく成形することがで
きる、操作性のよい圧縮成形用金型装置の提徂を、その
目的とするものである。

射出し、この樹脂を前記加圧入駒を介して加圧シリンダ
により加圧して、１・前音賦形を行なう圧縮成形用金型
装置において、その先端に接／１１！端子を有し、金型
外部から長さを調節でき、且つ加圧入駒と連動して移動
するロッドと、固定型板内の、前記接触端子と対向する
位置に配設された感触端子と、前記加圧入駒が移動して
前記接ノ独端子と感触端子が接触したとき信号を発する
検出器と、前記信号を受信したとき加圧シリンダへ供給
する油圧を予め設定した設定圧力に切換える制御器とを
具備した圧縮成形用金型装置にある。

さらに詳しくは、次の通りである。

他と絶縁された接触端子をその先端に設けた、金型外部
から長さの微Ａ整が可能で、且つ加圧入駒と連動して移
動するロッドを押出し板に取付け、固定型板内の、前記
接触端子と対向し離間した位置に、他と絶縁され且つ後
方からスプリングなどで押されている感触端子を配設し
、加圧シリンダによって前記加圧入駒が押されてキャピ
テイ内の債脂を圧縮し、所定の成形品肉厚に達したとき
前記接触端子と感触端子が接触して、予め前記両端−子
間に印加した電圧によシ接触と同時に電流が流れ、これ
を別に設けた検出器により検出し、この検出器からの通
電信号により制御器を介して前記加圧７リンダヘ供給す
る油圧を予め設定した設定圧力に切換えることによシ、
所望肉厚の成形品を圧縮成形するようにした圧縮成形用
金型装置である。

以下本発明を実施例によって説明する。

第２図は、本発明の一実施例に系る圧縮成形用金型装置
を示す断面図である。

この第２図において、第１図と同一番号を付したものは
同一部分である。そして５は、その先端に、他と絶縁さ
れ・た接触端子５ｄを設け（この接触端子５ｄは、門述
する長さ調整部５ｂに絶縁板５Ｃを介して吹付けられて
いる）、金型外部から長さｔを調整できるロッド軸５ａ
と長さ調整部５ｂの組合せからなるねじ式の長さ調節部
を有し、且つ押出し板４と連結して設けられ、前記加圧
入駒３と連動して移動するロッドである。このロッド５
は、可動型板２に穿設された貫通孔２ｂ内を摺動自在に
移動することができる。

固定型板１内の、前記接触端子５ｄと対向する位置には
、その先端に他と絶縁・さｎた感触端子８ａを有する感
触部８（感触部８は、絶縁板８ｂを介して感触端子８ａ
と支持ピン８Ｃが一体になって構成されるものである）
が配設されている。

この感触部８は、固定型板１に、前記貫通孔２ｂと対向
する位置に穿設された段付孔ｌａ内に収納され、その後
方からスプリング９で押圧されている。ＩＯＡは、前記
接触端子５ｄ、感触端子８ａに配線され、両端子ｓｄ、
８ａが接触したとき通電され、通電信号を発する検出器
、７Ａは、検出器１０Ａからの通電信号を受信したとき
、加圧シリンダ６への供給油圧を、予め設定した設定圧
力に切換える制御器である。

１９は、各押戻しピン１２にはめられ、押出し板４と可
動型板２との間に介挿された圧縮ばねである。

このように構成した本実施例の動作を説明する。

まず型締め状態において、金型外部からロッド５の長さ
調節部５ｂを回転して、所望の圧縮代（０，１０ｍｍ）
だけ加圧入駒３が移動したときに接触端子５ｄと感触端
子８ａが接触するように、ロッド５の長さ’ｔ２調節す
る。制御器７の設定圧を設定する（本実施例においては
３０　Ｋｐ　７ｃｍ　２とする）。

次に、キャピテイ１１内へ樹脂を充填し、油圧源（図示
せず）から加圧シリンダ６へ油圧を供給し、ピストン６
ａによって加圧入駒３を介してキャピテイ１１内の樹脂
を加圧する。このとき、押戻しピン１２の先端には十分
のギャップがろるので、押戻しピン１２が固定型板１と
当接することはない。加圧入駒３が前進し、接触端子５
ｄと感触端子８ａが接触子ると検出器１０Ａから通電信
号を発し、これを制御器７Ａが受信し、加圧シリンダ６
への供給油圧が設定圧力３０に９／ｃｎｔ２に切換えら
れ、加圧入駒３は、その後、樹脂の冷却による収縮を補
償する程度（０，０１＋ｏ＋程度）だけ移動する。キャ
ビティ内の樹脂を所定温度まで冷却したのち、可動型取
付板１６を後退させて型開きを行ない。、加圧入駒３に
よってキャビティ１１内に成形されている成形品を押出
し、その成形品を′取出す。成形品の取出し後は、加圧
シリンダ６への供給油圧をＯにすると、押戻し板４は、
圧縮ばね１９の作用によって、ピストン６ａの後退限度
まで押戻される。

次に、可動型取付板１６ｆ：前進させて型閉めを行ない
、第２図の状態に戻し、以後、上述の動作を繰返して成
形を継続する。

以上説明した本実施例によれば、ポテンショメータの代
りに、接触端子５ｄと感触端子８ａの接触によって、刀
口圧入駒３の移動量を検知するようにしたので、成形品
の最小肉厚、Ａ整単位を従来の０、０５　ｍから０．０
１ｓ＋ｍ引き下げることができ、成形品の肉厚精度が向
上する。

また押戻しピン１２には、加圧シリンダ６による圧縮力
がかからないようにしたので、押戻しピン１２の座屈や
、このピンによる固定型板１の局部的な変形を防止でき
るのみならず、押戻しピン１２を太くする必要がないの
で、金型が大型になることもない。

さらに、金型の外部にポテンショメータのような装置を
堰付けることがないので、金型の分解組立ての工数が低
減し、成形能率が向上する。また金型の操作性もきわめ
てすぐれている。

なお、本実施例においては、制御器７Ａの設定圧力を３
０　Ｋｇ　７ｃｍ　２にして、樹脂の冷却による収縮量
を加圧入駒３の微少移動量で補償し、その樹脂の押圧を
継続するようにしたが、前記設定圧力を０にして刀口圧
入駒３をその位置で停止させるようにしても、成形品の
肉厚精度への影響はほとんどなく、いずれも成形品の最
小肉厚調整単位を０．０１ｍｍにすることができる。

以上詳細に説明１したように本発明によれば、固定型板
と可動型板と刀ｎ圧入駒とで形成されるキャビティ内へ
熱可塑性樹脂を射出し、この樹脂を前記加圧入駒を介し
て加圧シリンダにより加圧して、精密賦形を行なう土縮
成形用金型装置において、その先端に接触端子を有し、
金型外部から長さを調節でき、且つ加圧入駒と連動して
移動するロッドと、固定型板内の、前記接触端子と対向
する位置に配設された感触端子と、前記加圧入駒が移動
して前記接触端子と感触端子が接触したとき信号をポす
る検出器と、前記信号を受直したとき加圧シリンダへ供
給する油圧を予め設定した設定圧力に切換える制御器と
を具備したので、肉？享精度のすぐれた成形品を能率よ
く成形することができる、操作性のよい圧縮成形用金型
装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来の圧縮成形用金型装置を示す断面図、第
２図は、本発明の一実施例に係る圧縮成形用金型装置を
示す断面図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、固定型板と可動型板と加圧入駒とで形成されるキャ
   ビティ内へ熱可塑性樹脂を肘用し、この樹脂を前記加圧
   入駒を介して加圧シリンダにより加圧して、精密賦形を
   行なう圧縮成形用金型装置において、その先端に接触端
   子を有し、金型外部から長さを調節でき、且つ加圧入駒
   と連動して移動するロッドと、固定型板内の、前記接一
   端子と対向する位置に配設された感触端子と、前記刀Ｕ
   圧入駒が移動して前記接触端子と感触端子が接触したと
   き信号を発する検出器と、前記信号を受信し友とき加圧
   シリンダへ供給する油圧を予め設定した設定圧力に切換
   える制御器とを具備したことを特徴とする圧縮成形用金
   型装置。