JPS587308B2 - トレ−ナ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はトレーナに関し、その目的とするところは狭ま
いところでも大きな動作のトレーニングをすることがで
きるトレーナを提供するにある。

従来のローイングトレーナにあっては座席がオールの前
後動に協調して前後に滑動するものであって、レール状
のフレームの上を車輪を備えた台車状の座席が滑る直進
往復動を行なうものであった。

従ってトレーナー全長が長くなり、一般家庭で使用する
場合大きなスペースを必要とし、非使用時にも大きなス
ペースを占拠し、邪魔になるという欠点があった。

本発明はかかる従来の欠点を解消するものであって以下
図示せる実施例により詳細に説明する。

図示例にあって１はトレーナのフレームであって前後が
上方に折曲してあって、フレーム本体１ａ，１ａは前部
折曲片１ｂと後部折曲片１ｃにて連結されている。

前部折曲片１ｂには足支持部４が設けてあり、足支持部
４の後方にはフレーム本体１ａ，１ａ にわたる軸５が
設けてあってこの軸５を軸受け６に挿入してあり、この
軸受け６には軸受け６から足支持部４の方向に突出する
と共に足支持部４の手前から上方に曲成したハンドル支
持部７を設け、その上端にハンドル８を設けてローリン
グ部２を形成してある。

この軸受け６の両端はねじりばねなどの抵抗体９にて締
付けられていて、ハンドル支持部７の後方への移動に抵
抗力を与えるようになっている。

抵抗体９としては摩擦によって抵抗力を与えるようにし
てもよい。

またフレーム１の後部には脚１０に装置した支承軸１１
が設けてあって、この支承受１１に座席３を前後方向に
揺動自在に軸着してある。

而して美容トレーニングなどを行なうに際しては、座席
３に座わり、足を足支持部４に当て前かがみになって両
手を伸ばして両手でハンドル８を把持する。

このとき座席３は前方に傾いている。

ここで足に力を入れてハンドル８を手前に引張ると上記
抵抗体９に引張る方向に対して抵抗力が作用し、この抵
抗力に抗して更にハンドル８を手前に引張ると座席３は
支承軸１１を中心にして後方へ揺動して後方へ傾き、上
半身は後方へ大きく倒れへの字形に反り返ることになる
。

次いで反り返った状態から更にハンドル８を引張って上
半身を起こし、以下同様にしてこの運動を繰返しトレー
ニングを行なう。

第３図に示した他の実施例にあっては後部折曲片１ｃの
先端に背受部１２を支承したものであって、上半身が後
方に反り返ったときに下方から上半身を支持するもので
ある。

本発明にあっては叙述のようにフレームの前部に後方へ
の引張時に引張方向に抗するようにローイング部を装着
したので、ローイング部を手前に引張ってトレーニング
することができ、しかもフレームの後部に座席を前後方
向に揺動自在に軸着したので、座席は軸を中心に前後に
揺動するだけで従来のようにフレームに沿って前後の滑
動しないからフレームの長さ即ちトレーナの全長を短く
することができ、狭い場所でもトレーニングすることが
できると共に非使用時に収納しておくスペースも少なく
てよく家庭にても容易に使用できるものであり、またト
レーナの全長が短かいにも拘わうず、ローイング運動の
前後動と協調して座席が前後に傾いて揺動して上半身を
前屈の姿勢から後方反りの姿藝まで大きく運動、変形さ
せる６とができるという利点がある。

更に、座席を前後方向に揺動自在に軸着し、足先を当て
るための足支持部をフレームの前部に固設してあるから
、座席に座り、ローイング部を持ち、足支持部に足先を
当てて後へ反り返っても、座席がスライドしない上に足
先が移動せず、従って反り返ったときに後方への移動量
が少なく、頭の位置があまり後方へ伸びないために狭い
スペースでも使用できる利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の斜視図、第２図は同上の使
用状態説明図、第３図は他の実施例の斜視図、第４図は
同上の使用状態説明図である。 図中１はフレーム、２はワーイング部、３は座席４は足
支持部である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ フレームの前部に後方への引張時に引張方向に抗す
   るようにローイング部を装着し、フレームの後部に座席
   を前後方向に揺動自在に軸着し、足先を当てるための足
   支持部をフレームの前部に固設してなることを特徴とす
   るトレーナ。