JPS587131A - カメラの撮影拒離測定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、撮影レンズの透過光の一部を分割して測距用
センサーに導いて被写体の撮影距峠を測定するカメラの
撮影距離測定装置の改良に関する。

撮影レンズを透過した光を撮影用露光面又は観察系と測
距用センサーとに導き、測距を行うカメラは知られてい
る。測距用センサーとしてはＳｉフォトダイオード、Ｃ
ＣＤ等の素子が使用さＩｔているが、センサーの必要な
作動範囲を確保するためには撮影レンズを透過した光を
分割して測距用センサーに導くハーフミラ−のセンサー
への分割率を大きくする必要があった。しかし、この様
な方法によると、撮影系又は観察系に分割される光量が
減少し、撮影系における必要な感度が得ら１１ないとか
、観察系即ち、ファインダーが暗くなるという欠点が生
ずる。

焦点調節装置では赤外光でカットするカットフィルター
をセンサーの前に配置して可視光のみで焦点調節を行う
ようにしないと誤差が生じる。例えばＳｉ系の受光素子
は第２図の分光感度特性に示すように赤外域に主感度を
もっているので、Ｓ１系の受光素子をカットフィルタを
かけないで用いると、赤外光を主とした感度域での焦点
調節を行うことどなって、感光体トでのレンズによる焦
点位置との間に差異が生じる。これは衆知の如く可視光
と赤外光とではレンズの屈折率を異にし、レンズ系を通
したときの焦点位置もズしていることに起因する。この
様に赤外光をカットするフィルターを用いているために
センサーの感度が低くなり、必要な感度が得らねないと
いう欠点があった。

本発明は観察系あるいは撮影系への実質的な可視光域の
光量を減らすことなく焦点調節を行うことができること
を目的にしたもので、ト記目的は撮影レンズ透過光の一
部を分割して、測光用センサーに導くカメラの撮影距離
測定装置において、センサーとして赤外光に感度を有す
るセンサーを用い、且つ光分割手段として可視光と赤外
光とに分割する分割手段を用い、可視光は観察系及び／
又は撮影系に導き、赤外光はセンサーに導くようにした
ことな特徴とするカメラの撮影距離測定装置によって達
成される。

以下、図示の実施例によって、本発明の詳細な説明を行
う。

撮影される被写体から反射し、発散される工不ルキーは
、撮影に必要な可視光領域のみではなく、あらゆる領域
の光を含んでいる。このうち撮影に必要な光は前記の可
視光領域のみであって紫外あるいは赤外領域は不要のも
のであった。本発明はこの不要な赤外光を焦点検出に用
いるものである。

第【図（ａ）　’＋　（Ｌ＋）は本発明を一眼レフカメ
ラに適用した実施例を示す図である。

図において、【は撮影１／ンズである。２はクイックリ
ターンミラーでこのミラーはそのは父中央部が２′で示
すように窓状になっており、赤外光のみをこの窓状部分
２′で透過して反射鏡３を介して、測距用センサー４に
導く。５は焦点板、６はペンタプリズム、７はアイピー
スレンズ、８はシャッター、９はフィルムである。図示
の状態で、センサー４で測距を行い、センサーの出力を
読み取って撮影者が手でレンズな合ピン位置に動かして
もよいし、また公知の自動焦点装背によって自動的にレ
ンズを合ピン位置に移動させてもよい。測距用センサー
は第２図に示すように赤外光に感度な有し、且つ、窓状
部分２′は赤外光のみを透過し、センサー４に導く。

こ〜で撮影レンズＩの主点から焦点板５までの距離より
センサー４の変更面までの距離を長く設定する。即ち、
焦点板５は可視光が焦点を結ぶ位置に設定しであるし、
センサー４は同一被写体に関して赤外光が焦点を結ぶ位
置に配置される。

第３図（ａ）、（ｂ）はズームレンズ光学系に本発明ケ
適用した実施例お示し、この様な光学系はフィルムに露
光を与える通常のカメラに使用できることは勿論である
が、ビデオカメラにも好適に使用できる。

第３図（ａｌは４群ズームレンズに本発明を適用した一
実施例である。

図において、１１はフォーカシング系レンズで、１２　
ａは赤外領域反射コーティングを施した光分割器である
。また１３．１４は変倍系レンズで、１５はマスターレ
ンズである。１６は全反射ミラーで、１７は焦点検出用
素子を有［７，１８は撮影光学系の焦点面である。ビデ
オカメラにあっては焦点面１８が撮像　５− 管が配置され、その出力が像記録及び像観察に用いられ
る。従って、１３．１４．１５は撮影系及び観察系を形
成する。

フォーカシング系レンズ１１を通過した光は、可視・赤
外の両領域波長の光を含んでいる。光分割器１２ａは光
軸と４デに傾斜した面に赤外領域反射コーティングがほ
どこされた選択反射プリズムで、赤外光は図ＦでＦ方に
反射され、全反射ミラー１６によって光軸と平行にされ
たのち、焦点検出用素子１７に結像される。焦点検出用
素子１７は例えば第２図に示したような赤外光に感度を
有するＳｉセンサーを用いる。

一方、可視光は光分割器１２　ａをそのま〜通過し、変
倍系レンズ１３，１４、マスターレンズ１５によって焦
点面１８に結像する。ここで撮影光学系の焦点面１８は
可視光で設！−１された位置に設定し、焦点検出用の焦
点検出用素子１７は赤外光で計算された位置に設置する
ようにしたものである。

第３図（ｂ）は別の実施例を示したもので、図における
光分割器１２　ｂは可視領域反射コーティングと　６− し、赤外光を透過させるようにし、透過した赤外光の焦
点位置に焦点検出光学系１７を設け、匍°に反射した可
視光の焦点位置に撮影光学系の焦点面１８を設けたもの
である。

なお光分割器はトの２例に述べた分割プリズムに限定す
るものでなく、所謂ペリクルミラー表面に多層薄膜コー
ティングをほどこして光分割器としたもの等が用いられ
る。また本発明を適用した撮影レンズ系はズームレンズ
に限定するものでないことも勿論である。

本発明は以下に述べる利点を有するものである１、＋１
）撮影に必要な可視光領域の元１１コスがない。

（２）素子Ｆに赤外カットフィルターを設ける必要がな
く、センサーそのものの最大分光感度域、即ち赤外領域
を利用できるため感度が向トする。

（３）撮影光学系と焦点検出光学系との間にバララック
スがｌｆい。従って測定精度が高い。

（４）実施例のズームレンズにあっては、変倍系の前に
光分割器があるので、ズーミングにより赤外光と可視光
との焦点ズレ蓋が変化することがない。

【図面の簡単な説明】

第【図（ａ）　、　（ｂ）は従来の焦点調節装置Ｍを具
えたカメラを示す。第２図はＳｉ測光素子の分光感度特
性を示す。第３図（ａ）　、　（ｂ）は本発明の実施例
を示す。 １１　、１３　、１４　、１５・・・・・・レンズ１２
・・・・・・光分割器　　　　１７・・・・・・焦点検
出用素子１８・・・・・・焦点面 代理人　桑　原　義　美 第１山ｂ）　　　　　第　１（ト）（ｃＬ）案　２　暖 丈長　（η領） 躬　５　（Σ （ニラ （シ） ＩＩ　　　　　　　　　　ｊどυ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）撮影レンズ透過光の一部を分割して測距用センサ
   ーに導くカメラの撮影距離測定装置において、センサー
   として赤外光に感度を有するセンサーを用い、且つ光分
   割手段として可視光と赤外光とに分割する分割手段を用
   い、可視光は観察系及び／又は撮影系に導き、赤外光は
   センサーに導くようにしたことを特徴とするカメラの撮
   影距離測定装置。
2. （２）赤外光と可視光との焦点移動量だけ観察系及び／
   又は撮影系の焦点位置と測距用の測光系の焦点位置をず
   らせたことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のカ
   メラの撮影距離測定装置。