JPS587123B2 - 多種ガスの混焼方法 - Google Patents
多種ガスの混焼方法Info
- Publication number
- JPS587123B2 JPS587123B2 JP51112560A JP11256076A JPS587123B2 JP S587123 B2 JPS587123 B2 JP S587123B2 JP 51112560 A JP51112560 A JP 51112560A JP 11256076 A JP11256076 A JP 11256076A JP S587123 B2 JPS587123 B2 JP S587123B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- fuel
- combustion
- calorie
- calorific value
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Feeding And Controlling Fuel (AREA)
- Combustion Of Fluid Fuel (AREA)
- Coke Industry (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、ＬＮＧ，ＬＰＧ等の高カロリーガス燃料と高
炉ガス、転炉ガス等の低カロリーガス燃料とを混焼させ
る多種ガスの混焼方法に関する。
炉ガス、転炉ガス等の低カロリーガス燃料とを混焼させ
る多種ガスの混焼方法に関する。
従来の混焼方法としては、高カロリーガス燃料と低カロ
リーガス燃料とを夫々別々の種類のガスバーナから炉内
に供給して燃焼させるものであった。
リーガス燃料とを夫々別々の種類のガスバーナから炉内
に供給して燃焼させるものであった。
このため、低カロリーガス燃料の燃焼によるＮＯｘの発
生量は低く保つことが可能ではある力人高カロＪ−ガス
燃料を燃焼させた場合、多量のＮＯｘを発生し、混焼に
よる全体のＮＯｘの発生量は高くなっていた。
生量は低く保つことが可能ではある力人高カロＪ−ガス
燃料を燃焼させた場合、多量のＮＯｘを発生し、混焼に
よる全体のＮＯｘの発生量は高くなっていた。
このため高カロリー燃料ガスを燃焼させるためのガスバ
ーナは、予混合バーナは、又は排ガス再循環方式、二段
燃焼方式のバーナを採用しなければならず、設計上、又
、コスト的にも問題が多かった。
ーナは、予混合バーナは、又は排ガス再循環方式、二段
燃焼方式のバーナを採用しなければならず、設計上、又
、コスト的にも問題が多かった。
さらに高カロリーガス燃料と低カ口Ｊ−ガス燃料とを別
々に供給するため．夫々のガス燃料に見合った種類，型
式のバーナ等の燃焼装置が必要であり、又、高カロＪ−
ガス燃料、低カロリーガス燃料夫々において最適空気過
剰率が異るため、最適空気過剰率となるよう、夫々のガ
ス燃料を供給するバーナの風道調整制御装置を設けてガ
ス燃料の種類毎に空気量を調整しなければならないので
、同じように設計上、又コスト的にも問題となっていた
。
々に供給するため．夫々のガス燃料に見合った種類，型
式のバーナ等の燃焼装置が必要であり、又、高カロＪ−
ガス燃料、低カロリーガス燃料夫々において最適空気過
剰率が異るため、最適空気過剰率となるよう、夫々のガ
ス燃料を供給するバーナの風道調整制御装置を設けてガ
ス燃料の種類毎に空気量を調整しなければならないので
、同じように設計上、又コスト的にも問題となっていた
。
そこで本発明は、上記に鑑み、比較的簡単な方式で低Ｎ
Ｏｘをめざし、風量の調整等の制御を簡単に行ないうる
混焼方法を提供することを目的としてなされたものであ
り、本発明は、多種類の燃料ガスをガス混合器で混合さ
せるとともに、燃焼炉から排出される排ガスの流量を調
整して前記ガス混合器に導入して、燃料の混合ガスに混
合して発熱量が１０００ ｋｃａｌ／Ｎｍ３程度又はそ
れ以下の所定発熱量の混合燃料ガスを形成した後、同一
種のガスバーナから前記混合燃料ガスを前記燃焼炉内に
供給して燃焼させることを特徴とする多種ガスの混焼方
法を提供するものである。
Ｏｘをめざし、風量の調整等の制御を簡単に行ないうる
混焼方法を提供することを目的としてなされたものであ
り、本発明は、多種類の燃料ガスをガス混合器で混合さ
せるとともに、燃焼炉から排出される排ガスの流量を調
整して前記ガス混合器に導入して、燃料の混合ガスに混
合して発熱量が１０００ ｋｃａｌ／Ｎｍ３程度又はそ
れ以下の所定発熱量の混合燃料ガスを形成した後、同一
種のガスバーナから前記混合燃料ガスを前記燃焼炉内に
供給して燃焼させることを特徴とする多種ガスの混焼方
法を提供するものである。
本発明による混焼方法では、発熱量が１０００ｋｃａｌ
／Ｎｍ３程度あるいは、それ以下の混合燃料ガスを形成
して燃焼させるため、燃焼温度を低くすることができ、
ＮＯｘの発生を２０〜３０ｐｐｍ以下に抑えることがで
き、さらに、発熱量が定まった混合燃料ガスを形成する
ため、ガスバーナが一種類に統一できる。
／Ｎｍ３程度あるいは、それ以下の混合燃料ガスを形成
して燃焼させるため、燃焼温度を低くすることができ、
ＮＯｘの発生を２０〜３０ｐｐｍ以下に抑えることがで
き、さらに、発熱量が定まった混合燃料ガスを形成する
ため、ガスバーナが一種類に統一できる。
又、発熱量調整のために排ガスを用いているので、混合
燃料ガスの理論必要酸素量の変化が小さく、燃焼空気量
は常にほぼ一定に保てばよいので風道系統及びその制御
が簡素化される。
燃料ガスの理論必要酸素量の変化が小さく、燃焼空気量
は常にほぼ一定に保てばよいので風道系統及びその制御
が簡素化される。
さらに、通常、高カロリーガス燃料と低カロリーガス燃
料とでは、その燃焼特性が変化するため、ボイラ負荷が
一定でも、両燃料の燃焼割合が変われば、ボイラの蒸気
温度等のボイラ性能が変化するので、複雑な制御機能を
ボイラに付与する必要があるが、本発明によれば、発熱
量がほぼ一定であるため、燃焼特性が変化しないので、
ボイラ負荷の増減時だけに対応させて制御を行なえばよ
く、ボイラの制御系も単純化される。
料とでは、その燃焼特性が変化するため、ボイラ負荷が
一定でも、両燃料の燃焼割合が変われば、ボイラの蒸気
温度等のボイラ性能が変化するので、複雑な制御機能を
ボイラに付与する必要があるが、本発明によれば、発熱
量がほぼ一定であるため、燃焼特性が変化しないので、
ボイラ負荷の増減時だけに対応させて制御を行なえばよ
く、ボイラの制御系も単純化される。
以下、本発明を第１図に示す１実施の態様例に基づいて
詳細に説明する。
詳細に説明する。
Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄ，Ｅ等の多種ガスを混合するガス混合器
１は、ガス配管系統１１によりガスバーナ４に連結され
る。
１は、ガス配管系統１１によりガスバーナ４に連結され
る。
一方、燃焼排ガスの一部を導く排ガス導入系統６は、ガ
ス混合器１と連結される。
ス混合器１と連結される。
ガス配管系統１１には、混合ガスのカロリーを連続的に
計測する発熱量計２が途中に設置されている。
計測する発熱量計２が途中に設置されている。
又、排ガス導入系統６には発熱量計２の信号により導入
排ガスを制御する排ガス匍脚ダンパ３が設置されている
。
排ガスを制御する排ガス匍脚ダンパ３が設置されている
。
他の各部は従来炉と同様である。
Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄ，Ｅ等の多種ガス及び排ガスはガス混合
器１により混合され、発熱量計２及び排ガス制御ダンパ
３により、１０００ｋｃａｌ／Ｎｍ３以下程度の混合ガ
スとして制御され、単一燃料としてガスバーナ４に導か
れる。
器１により混合され、発熱量計２及び排ガス制御ダンパ
３により、１０００ｋｃａｌ／Ｎｍ３以下程度の混合ガ
スとして制御され、単一燃料としてガスバーナ４に導か
れる。
１０００ｋｃａｌ／Ｎｍ３以下程度に制御された混合ガ
スは、高炉ガスの燃焼に明らかな如く、特別な他のＮＯ
ｘ対策を採用することなく、２０〜３０ｐｐｍ以下の低
ＮＯｘ燃焼が得られる。
スは、高炉ガスの燃焼に明らかな如く、特別な他のＮＯ
ｘ対策を採用することなく、２０〜３０ｐｐｍ以下の低
ＮＯｘ燃焼が得られる。
又、燃焼用空気量の制御も混合ガスの発熱量が一定なの
で理論燃焼空気量も高カロリーガス燃料と低カロリーガ
ス燃料との混合比率に関係なくほぼ一定となるので、ガ
ス配管系統１１を流通するガス量に応じて制御するだけ
でよく、風道系統及び空気量制御系統も単純化される。
で理論燃焼空気量も高カロリーガス燃料と低カロリーガ
ス燃料との混合比率に関係なくほぼ一定となるので、ガ
ス配管系統１１を流通するガス量に応じて制御するだけ
でよく、風道系統及び空気量制御系統も単純化される。
さらにボイラ性能特性も、混合ガスの発熱量を一定に保
つため、燃焼特性が変化しないので、例えば、蒸気温度
制御も簡単で、今、ある状態からガス混合気１への高カ
ロリーガス燃料が増加し、かわりに低カロリーガス燃料
が減少すれば、混合後の発熱量が一定となるよう、ガス
混合器１への燃焼排ガス量を増大させるので、これに伴
ない、火炉下部から炉内に投入される燃焼排ガス量を減
じれば、火炉出口の燃焼ガス量は変化せず、又燃焼温度
も変化しないので蒸気温度への影響はほとんどないこと
になり、ボイラ性能がほぼ一定となる。
つため、燃焼特性が変化しないので、例えば、蒸気温度
制御も簡単で、今、ある状態からガス混合気１への高カ
ロリーガス燃料が増加し、かわりに低カロリーガス燃料
が減少すれば、混合後の発熱量が一定となるよう、ガス
混合器１への燃焼排ガス量を増大させるので、これに伴
ない、火炉下部から炉内に投入される燃焼排ガス量を減
じれば、火炉出口の燃焼ガス量は変化せず、又燃焼温度
も変化しないので蒸気温度への影響はほとんどないこと
になり、ボイラ性能がほぼ一定となる。
なお、バーナも燃料が単一燃料となるので、単一種類で
よく、バーナの点消火もボイラ負荷が変化したときだけ
行なえばよく、運転員の負担も大幅に軽減される。
よく、バーナの点消火もボイラ負荷が変化したときだけ
行なえばよく、運転員の負担も大幅に軽減される。
第１図は本発明の１実施の態様例を示す図である。
１・・・・・・ガス混合器、２・・・・・・発熱量計、
３・・・・・・排ガス制御ダンパ、４・・・・・・ガス
バーナ，５・・・・・・火炉、６・・・・・・排ガス導
入系統、７・・・・・・ＡＨ（空気予熱器）、８・・・
・・押込通風機、９・・・・・・誘引通風機、１０・・
・・・・煙突、１１・・・・・・ガス配管系統、１２・
・・・・・再循環ガスファン、１３・・・・・・再循環
ガス制御ダンパ、１４・・・・・・再循環ガス系統。
３・・・・・・排ガス制御ダンパ、４・・・・・・ガス
バーナ，５・・・・・・火炉、６・・・・・・排ガス導
入系統、７・・・・・・ＡＨ（空気予熱器）、８・・・
・・押込通風機、９・・・・・・誘引通風機、１０・・
・・・・煙突、１１・・・・・・ガス配管系統、１２・
・・・・・再循環ガスファン、１３・・・・・・再循環
ガス制御ダンパ、１４・・・・・・再循環ガス系統。
Claims (1)
- １ 多種類の燃料ガスをガス混合器で混合させるととも
に、燃焼炉から排出される排ガスの流量を調整して前記
ガス混合器に導入して燃料の混合ガスに混合して発熱量
が１０００ｋｃａｌ／Ｎｍ３程度又はそれ以下の所定の
発熱量の混合燃料ガスを形成した後、同一種のガスバー
ナから前記混合燃料ガスを前記燃焼炉内に供給して燃焼
させることを特徴とする多種ガスの混焼方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51112560A JPS587123B2 (ja) | 1976-09-20 | 1976-09-20 | 多種ガスの混焼方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51112560A JPS587123B2 (ja) | 1976-09-20 | 1976-09-20 | 多種ガスの混焼方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5337921A JPS5337921A (en) | 1978-04-07 |
| JPS587123B2 true JPS587123B2 (ja) | 1983-02-08 |
Family
ID=14589719
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP51112560A Expired JPS587123B2 (ja) | 1976-09-20 | 1976-09-20 | 多種ガスの混焼方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS587123B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014169825A (ja) * | 2013-03-04 | 2014-09-18 | Nippon Steel & Sumitomo Metal | 高炉ガス焚きボイラにおける高炉吹き抜け時の燃料制御方法および装置 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4919201A (ja) * | 1971-12-16 | 1974-02-20 | ||
| JPS4935921A (ja) * | 1972-08-10 | 1974-04-03 | ||
| JPS506220A (ja) * | 1973-05-17 | 1975-01-22 |
-
1976
- 1976-09-20 JP JP51112560A patent/JPS587123B2/ja not_active Expired
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4919201A (ja) * | 1971-12-16 | 1974-02-20 | ||
| JPS4935921A (ja) * | 1972-08-10 | 1974-04-03 | ||
| JPS506220A (ja) * | 1973-05-17 | 1975-01-22 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014169825A (ja) * | 2013-03-04 | 2014-09-18 | Nippon Steel & Sumitomo Metal | 高炉ガス焚きボイラにおける高炉吹き抜け時の燃料制御方法および装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5337921A (en) | 1978-04-07 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5626085A (en) | Control of staged combustion, low NOx firing systems with single or multiple levels of overfire air | |
| US6558153B2 (en) | Low pollution emission burner | |
| US5551869A (en) | Gas staged burner | |
| JPH03286906A (ja) | ボイラ装置 | |
| EP0073265A1 (en) | Method and apparatus for burning a fuel | |
| JPS587123B2 (ja) | 多種ガスの混焼方法 | |
| Breen et al. | Combustion control for elimination of nitric oxide emissions from fossil-fuel power plants | |
| JP3150474B2 (ja) | ガス燃料低酸素バーナの制御方法 | |
| JPS5819926B2 (ja) | バ−ナ装置のタ−ンダウン比増大方法 | |
| JPH0140981Y2 (ja) | ||
| JPH0139016B2 (ja) | ||
| JPS6011286B2 (ja) | 燃焼方法及び燃焼装置 | |
| JPH0522803B2 (ja) | ||
| JPH0419445B2 (ja) | ||
| CN217423251U (zh) | 一种焦炉煤气低氮燃烧器 | |
| JPS61231318A (ja) | 触媒バ−ナ | |
| JPS62116818A (ja) | ガス・油・石炭共用バ−ナ装置 | |
| JPH01139915A (ja) | スラリバーナの制御方法 | |
| JP2783638B2 (ja) | ガスタービン燃焼装置 | |
| RU2145401C1 (ru) | Способ сжигания жидкого и газообразного топлив | |
| JP3040846B2 (ja) | 気体燃料の燃焼方法および燃焼装置 | |
| SU1698566A1 (ru) | Способ сжигани топлива | |
| JPH0318832Y2 (ja) | ||
| JPH08159411A (ja) | コージェネレーションシステム | |
| JP2742150B2 (ja) | 燃焼器および燃焼設備 |