JPS586863B2 - トンネル炉の被焼成物搬送方法 - Google Patents

トンネル炉の被焼成物搬送方法

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JPS586863B2
JPS586863B2 JP54015362A JP1536279A JPS586863B2 JP S586863 B2 JPS586863 B2 JP S586863B2 JP 54015362 A JP54015362 A JP 54015362A JP 1536279 A JP1536279 A JP 1536279A JP S586863 B2 JPS586863 B2 JP S586863B2
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JP
Japan
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fired
furnace
movable table
movable
tunnel
Prior art date
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JP54015362A
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JPS55107880A (en
Inventor
牧野元彦
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、トンネル炉の被焼成物搬送方法、特に、プツ
シャ一式トンネル炉(プツシヤ一式連続炉)において、
炉内で被焼成物を載せる可動台を或る一定のストローク
で繰返し往復移動させながら前記被焼成物を搬送してい
く被焼成物搬送方法に関する。
トンネル炉あるいは連続炉は、被処理物が炉入口から出
口へ向って連続的に炉中を移動しながら乾燥、加熱、焼
成などの熱処理が行なわれるようにした炉であって、そ
の形式として台車炉、トレイプツシャー炉、ウオーキン
グビーム炉、チェインまたはメッシュベルト式のコンベ
ア炉、シェーカーハース炉、ローラーハース炉、スライ
ダー炉等が挙げられる。
これらの炉は被処理物の種類およびその生産量、焼成雰
囲気などにより使いわけられ、また炉中を移動させる搬
送方法も各炉に応じて種々の方法が採用されている。
しかしながら、窯業製品、フエライトあるいはセラミッ
ク電子部品、ガラス製品、金属等の熱処理において、従
来の搬送方法によるトンネル炉は、いずれもその熱効率
、耐火度、雰囲気焼成する場合の密閉性、温度分布ある
いは必要な温度一時間条件等の点から評価すると必ずし
も満足すべきものとはいえない点が多い。
例えば台車炉あるいはスライダー炉では、被処理物を台
車あるいはスライダーに載せて炉を通過させるが、この
台車あるいはスライダーが炉を出るときに持ち去る熱エ
ネルギーを無視できるような使用法即ち積載量を多くす
るとか超高速化する場合以外は、熱効率は一般にプツシ
ャー炉よりも悪くなる。
さらに炉内の温度分布および密閉性にも不満があり、雰
囲気焼成する場合には必要以上の多量の雰囲気ガスが必
要となる。
また、チェインまたはメツンユベルト式のコンベア炉、
シェーカーハース炉などは、金属を使用するため、耐火
度に制限があり、安全性を考慮すると、現状では高々1
000〜1100℃が限界である。
これに対し、ローラーハース炉は、多数のローラの上に
被処理物を載せ、ローラの回転によって被処理物を搬送
していく形式の炉であって、ウォーキングビーム炉と同
様に被処理物のみが進行するという点では熱効率ははる
かに良い。
しかしながら、炉外部からローラを駆動するため、あま
り炉壁を厚くすることができず、また炉内はローラ挿入
口を介して外気と通じているため、そこからの熱放散が
大きい。
さらに発熱体としてアルミナ棒を使用した高温型の炉の
場合は、その強度上からの荷重制限もあり、全体的にみ
て熱効率のよい炉とはいえない。
当然、雰囲気焼成する場合には密閉性が問題となる。
本発明は、上述した欠点を解決し、密閉性がよく自由な
温度一時間条件をもたらすことができる熱効率のよいト
ンネル炉の被焼成物搬送方法を提供することを目的とす
る。
本発明に係る被焼成物の搬送方法は、可動台の上に被焼
成物を載置して前進させることにより前記被焼成物を移
動させた後、該被焼成物をその位置に残して前記可動台
のみを後退させ、このような可動台の水平前進、水平後
退の動作のみを繰返しながら被焼成物を搬送していくこ
とを特徴とするものである。
以下、本発明を、図面を参照しながら、実施例について
説明する。
第1図a−cは、本発明の1実施例による搬送方法をそ
の動作順に示した概略図な炉の側面図である。
第1図aは被焼成物2を移動させている状態である。
トンネル炉1のほぼ全長にわたって炉内に可動台3が設
けられ、この上に比較的薄い板4を介して被焼成物2が
載せられる。
炉1の前後部にプツシャー5,6が設けられ、可動台3
は、先ず、一方のプッシャー5によって炉外から押され
て或る量だけ前進し、これによって被焼成物2が前記板
4とともに同じ方向に送られ、トンネル炉1の出口7か
ら例えばその1個分が送り出される。
その後、第1図bに示すように、前記板4がその位置で
被焼成物2を載せたまま適当な手段によって、例えば第
3図に示すような持上げ部材8によって持ち上げられ、
これによって被焼成物2が可動台3から浮上させられる
次に第1図Cに示すように被焼成物2を浮上させた状態
で可動台3のみを炉外の他方のプッシャー6によって押
戻し、或る量だけ後退させる。
可動台3が後退し終えた段階で板4および被焼成物を可
動台3上に再び載置し、第1図aのように再び可動台3
を前記一方のプツシャーによって押して前進させる。
このようにして可動台3の前進、後退動作を繰返しかつ
後退時に被焼成物を浮上させることによって被焼成物は
、順次、間欠的に炉の一方の入口から炉内へ送り込まれ
て熱処理されながら炉の出口へ向って搬送されるととも
に炉内の出口近くにある熱処理済の被焼成物は順次炉外
へ送り出される。
図示実施例においで、可動台3は炉1の長手方向に複数
個に分割してあり、それぞれの可動台に1個づつ被焼成
物が載せられている。
そして可動台の前進、後退のストロークは、1個の可動
台の長さにほぼ等しくなっている。
したがって被焼成物は、可動台に載せられて1個づつ炉
内に送り込まれると同時に、1個づつ炉外へ送り出され
る。
この場合、可動台3はその両側の1個を除いて常時炉内
を往復移動する。
また、両側の可動台3はその前進、後退動作にしたがっ
て、交互に、炉入口あるいは出口から炉1に出入する。
したがって炉内に入った片側の可動台を加熱するのに要
する熱量および炉外へ出た反対側の可動台の持ち去る熱
量が少なく、可動台のほとんどが炉内を往復するので、
炉内の温度分布が乱されることがなく、所望の温度一時
間条件を設定することが容易となる。
全体の可動台の長さは大略的に炉の全長を若干オーバー
する程度であるため、可動台を押す力も小さくてすみ、
特に第1図a−cの実施例では可動台の後退時に被焼成
物が浮上しているので、可動台の押し戻し力は小さくて
よい。
この結果、可動台の剛性、強度を下げることができ、台
の肉厚はそれほど厚くする必要はない。
第2図a 〜 bは本発明の他の実施例を示した動作説
明図である。
この場合は、被焼成物を浮上させる代りに、フックをか
けて可動台の後退時に被焼成物をその位置に係止させる
ようにしてある。
即ち、第1図aに関して述べたように、板4を介して被
焼成物2を可動台3に載せて炉内に送り込み、炉出口近
くの可動台および被焼成物2を炉外へ送り出した後、第
2図aおよび第4図のように板4にフツク9をかけ、第
2図bのように炉出口側のプツシャー6によって可動台
3を後退させる。
台4およびその上の被焼成物2はフック9によってその
ままの同じ位置に残され可動台3のみが台4の下面をす
べって後退する。
その後フックをはずし、炉入口から出た可動台に新しい
被焼成物を載せてから、炉入口側のプツシャー5によっ
て可動台を押して前進させる。
炉内の出口に隣接した可動台3、台4、および被焼成物
は炉外へ押し出されるとともに前記の新しい被焼成物が
炉内に入る。
なお、上述した実施例では、いずれも複数個に分割した
可動台のそれぞれに1個づつの被焼成物を載せて、1個
づつ炉へ出し入れする場合を示したが、本発明は勿論こ
のような態様に限定されることなく、被焼成物の種類に
よっては可動台の往復ストロークを大きくし、あるいは
分割した可動台の各々に2個以上の被焼成物を載置し、
1度に2個以上の被焼成物を炉へ出し入れするようにし
てもよい。
さらに必ずしも可動台を複数個に分割する必要はなく、
また、可動台の代りに適当な棒あるいは炉床を前述の如
く前進、後退させてもよい。
従来のトレイプツシャ一式トンネル炉では炉体が大容量
化し長さが長くなるほど被焼成物を載せる台に大きな推
力がかかり、その耐圧力性から肉厚の大きい台が必要と
なり、これの持ち去る熱エネルギーが莫大で熱効率を下
げる原因となっていたが、本発明の方法によって被焼成
物の載置台(可動台)の厚みを薄くし、熱放散を極力お
さえることができる。
また、熱放散の防止以外にも、従来のプツシャ一式トン
ネル炉では厚肉の載置台を加熱するために昇温初期にお
いて特に下部に大きな熱量を投入する必要がある。
ガス加熱の場合、炉人口部付近に排ガス出口があるのが
普通で、この付近に熱エネルギーを投入すると出口温度
を上げざるを得ない。
これにより排ガスの持ち去るエネルギーは莫大となる。
本発明の方法では板および可動台の熱容量を小さくする
ことができるので、排ガス温度の低下による大幅なラン
ニングコストの低下がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
第1図a,b,cは本発明の1実施例による搬送動作を
工程順に示した概略的なトンネル炉の側面図、第2図a
,bは本発明の他の実施例による搬送動作を示した炉の
概略的な側面図、第3図は被焼成物を浮上させる態様を
概略的に示した正面図、第4図は被焼成物をフックによ
って係止させる態様を概略的に示した正面図である。 1・・・・・・トンネル炉、2・・・・・・被焼成物、
3・・・・・・可動台、4・・・・・・板、5,6・・
・・・・プツシャー、9・・・・・・フック。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 可動台を水平方向にのみ前進、後退させる第1の工
    程と、前記可動台の水平後退移動時に該可動台上の被焼
    成物を後退しないように保持する第2の工程とから成り
    、前記可動台の水平前進、水平後退動作を繰返しながら
    被焼成物を搬送しでいくことを特徴とするトンネル炉の
    被焼成物搬送方法。 2 前記第2の工程は、前記可動台の後退時に前記被焼
    成物を薄板を介して前記可動台から浮上がらせる工程で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載した
    トンネル炉の被焼成物搬送方法。 3 前記第2の工程は、前記可動台の後退時に前記被焼
    成物を薄板を介してその位置に係止させておく工程であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載したト
    ンネル炉の被焼成物搬送方法。
JP54015362A 1979-02-13 1979-02-13 トンネル炉の被焼成物搬送方法 Expired JPS586863B2 (ja)

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JPS55107880A JPS55107880A (en) 1980-08-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61149690A (ja) * 1984-12-21 1986-07-08 名古屋バルブ工業株式会社 サドル付き分水栓

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5770387A (en) * 1980-10-21 1982-04-30 Fuaanesu Kogyo Kk Sheath pot transfer apparatus for pusher type tunnel furnace

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52134612A (en) * 1976-05-07 1977-11-11 Tsugumasa Yo Fuellsaving continuous kiln transfer method

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