JPS5867733A - 微多孔性フイルムおよびその製造法 - Google Patents

微多孔性フイルムおよびその製造法

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JPS5867733A
JPS5867733A JP56165713A JP16571381A JPS5867733A JP S5867733 A JPS5867733 A JP S5867733A JP 56165713 A JP56165713 A JP 56165713A JP 16571381 A JP16571381 A JP 16571381A JP S5867733 A JPS5867733 A JP S5867733A
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film
stretching
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microporous film
phenylene sulfide
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Seiichi Hayashi
誠一 林
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DIC Corp
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Kawamura Institute of Chemical Research
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D61/00Processes of separation using semi-permeable membranes, e.g. dialysis, osmosis or ultrafiltration; Apparatus, accessories or auxiliary operations specially adapted therefor
    • B01D61/42Electrodialysis; Electro-osmosis ; Electro-ultrafiltration; Membrane capacitive deionization
    • B01D61/44Ion-selective electrodialysis
    • B01D61/46Apparatus therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D71/00Semi-permeable membranes for separation processes or apparatus characterised by the material; Manufacturing processes specially adapted therefor
    • B01D71/06Organic material
    • B01D71/66Polymers having sulfur in the main chain, with or without nitrogen, oxygen or carbon only

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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Cell Separators (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は%p−7二二レンスルフイドを主成分トスるポ
リCp−フェニレンスルフィド)の微多孔性フィルム及
びその製造法に関するものであシ、その目的とするとζ
ろは、耐熱性と耐薬品性にすぐれた微多孔性フィルム及
びその生産能率のよい製造法を提供する仁とKある。
従来から、高分子素iの使用形態として微多孔フィルム
があり、これまでにも多くの分野で使用されてきた。例
えは、水処理、排液処理、溶液分離、限外テ過1g!気
清浄、ガス分離等のp過・分11il関係、人工腎臓、
人工肺、滅菌包装、包帯等の医療関係、アルカリ電池、
酸電池、リチウム電池、二次電池停の隔膜岬の電池関係
、電気分解、電気透析等の隔膜等の電気化学関係、最近
では分析機器のセンサー類の保映膜等、枚挙にいとまの
ないほど広範凹の分野に使用されており、これは高分子
化学と加工技術を組合わせた成果である。
しかし、この様に広範な用途分野に使用されているにも
拘わらず、いろいろの分野のユーザーから、耐熱性又は
耐薬品性で且つ安価な微多孔性フィルムに対する強い要
望が長年出されてきた0例えば、有機溶媒系の80℃以
上の扁温工場廃液から重金縞を分離するのに適した長寿
命のフィルターはないかとか、1!気透析における電極
隔脹の交換回数を半分以下にできないか、というような
要望である。
これらの要望に共通していることは、80〜300℃以
上での長期間、少くとも1ケ月以上での耐熱性又は、酸
、アルカリ、有1fA溶媒に対する耐薬品性のある微多
孔性フィルムである。今日、これらの要望に最も近い耐
熱性と耐薬品性をもっているのはポリテトラフ四ロエチ
レン(FTFB)を素材とした微多孔性フィルムである
。しかし、FTFBフィルムは、力学的強度が弱く、特
に引裂強度が著しく弱く、しかも高価格であり、また3
01以上の大型のフィルムは製造生得にくいということ
が欠点である。とれは、PTFEのフィルム化は面倒で
複雑な工程が必要であり、そのために価格も高くなり、
また巾広に伸ばせないために、30cm巾以下が限度で
あるという、PTFE素材の本質に基因している。
本発明者は、特に力学的特性、耐熱性及び耐薬品性のす
ぐれた微多孔性フィルムを安価に製造する方法を鋭意検
討した結果%p−ルーフユニスルフイドを主成分とする
ポリ(p−フェニレンスルフィド)(以下、ppsと称
する)を素材にして、これを溶融押出し、冷延伸、熱延
伸及び熱固定することによシ、上記目的を満足する微多
孔性フィルムが得られることを見出した。
これまでにも%微多孔性フィルムの製造法は多数開示さ
れておシ、分類すると、塩類溶出法、溶剤揮発法、エマ
ルジ目ン法、放射線照射法、延伸法、舖結法、不織布法
等がある。これらの内、生題性、即ち生産速度が格段に
I速いのは、溶融押出し延伸法であり、従って、価格も
安価に1品質の均一性も飼御しやすくなるのである。
る。これらの方法で対象として槙げている高分子素材は
、ポリオレフィン、ポリアセタール、ボリアミド、ポリ
エステル、ポリアルキレン硫化物、ポリアリーレン酸化
物であるが、実際にこれらの方法で製造され、市販され
ているのはポリプatレン(PP)を素材とした微多孔
性フィルムのみである。PPは高結晶性であシ、延伸に
よシ微多孔を生成しやすいという利点はあるが、耐熱性
及び耐薬品性がすぐれていないという欠点があシ、ユー
ザーを十分に満足させていない。PP以外の上記の高分
子素材にも応用できると述べてはいるものの、実際には
他累材の微孔性フィルムは得られていないのである。
本発明者社、力学的特性、耐熱性及び耐薬品性にすぐれ
た微多孔性フィルム用の素材としてPPSを採シ上げ、
との素材を溶融押出し延伸法で微多孔性フィルムに成形
する方法を担々検討した。前記の提唱されている方法に
ついても追試してみた。
特翔昭52−82976は未延伸フィルムを冷延伸振り
と、温度(7’mQ2!S) 〜C1°m−5)’Cで
延伸し、次いで温度(T悔−40)〜(7’m−5)℃
で、弛緩率lO〜2591g[て熱固定するものである
。本発明者は、p−フェニレンスルフィド単位を100
%含有するPPSについて、これを追試してみたところ
、PPS未延伸フィルムを冷延伸後K(Tm−2B )
 〜(Tm−5)”Cで延伸することは、はとんど困難
であった。ppsの融点T洛は約290℃であシ、(T
悔−25)〜(Tm−5)”Cは265〜285℃であ
る。ppsをかかる温度範囲で延伸すると、切断が生じ
たシ、微多孔性の構造とはならずに5μ以上のeンホー
ルが生じたシして、PPSに適する延伸法とはほど遠い
ことが判った。また、熱固定を(Tm−40)〜(り゛
惧−5)℃、即ち前記のppsの場合、250〜285
℃で、弛緩率so〜g!i%での熱固定は、微多孔のサ
イズを乱し、孔サイズのバラツキを却って増幅してしま
いppsK適する熱同定法とはほど遠いことが判った。
よって、延伸時や熱固定時における温度を様々に変更し
幾多の試行錯誤を繰返したところ、前記温度範囲とは著
しくかけ離れた特異な温度範囲での延伸と熱固定を組合
せた場合にはじめて、目的達成可能性の徴候が認められ
た。そこで更に研究を進めたところ、素材の溶融押出条
件や、冷延伸、熱延伸および熱固定に際しての温度条件
ならびに延伸倍率等々を巧妙に組合せるととKよシ、辛
うじて目的達成が可能となることを知った。
即ち、換言すれば、ppstl−素材に採択した場合に
は、微多孔のサイズの設計、力学的特性の向上、孔サイ
ズとフイλム厚さの均一性の向上には、延伸温度や熱(
2)定温度はもとよりの仁と、冷延伸、熱延伸等の各工
程への延伸倍率の配分、更に各1相での延伸倍率と延伸
温度の各要因をうまく組合せなくてはならず、これに成
功しなければPPSの微多孔性フィルムというものは到
底得られない。
この様<、ppsは熱可塑性ポリ!−であシ、フィルム
や繊維に理屈の上では溶融成形できるはずであるが、4
リグ四ピレンのようにはいかず、微多孔性フィルムの製
造が困難である理由の一つは、ppsの結晶中では、分
子鎖に沿ってベンゼン環が交互にほば直交しているため
に、冷延伸と、それに引続く熱延伸での分子鎖の円滑な
解舒と、再配置が困難なためと推定される。
本発明者は、熱可塑性ポリマーの内でも溶融成形のむず
かしいPPSについて、複雑な成形要因を整理すると、
冷延伸と熱延伸及び熱固定を組合わせ、且つそれらの延
伸温度と延伸倍率を微妙に組合わせることによって、満
足できる微多孔性フィルムが得られることが判)、本発
明に到達した。
斯くして、本発明によれに、p−フェニレンスルフィド
を90モモル以上含むぼり(p−フェニレンスルフィド
)の微多孔性フィルムであって、咳微多孔性フィルムは
、ガーレイデンソメータ−で測定したとき、to−to
o秒の空気透過性を有することを特徴とする微多孔性フ
ィルム、並びに、p−フェニレンスルフィドを90モモ
ル以上含むポリ(p−7エニレンスルフイド)を、ドラ
フト率25以上で溶融押出して、非多孔性の未延伸フィ
ルムを成形し、該未延伸フィルムを上記の溶融押出しと
同軸方向に延伸倍率DR,=x、os〜zoo、温度O
〜(Tg−5)”C(Tgはポリマーのガラス転移温度
、℃)にて冷延伸し1次いで、同軸方向Kjf、伸倍率
DR,=l、4Q−Woo。
温度1“g〜(1g+60)℃にて熱延伸し、引続イー
t”、同軸方向Km伸倍率DB、 =0.70−1.3
0゜温度(Ty+go)〜(rg+170)’CKて熱
固定することによシ、微多孔を形成させることを特徴と
する。微多孔性フィルムの製造法が提供される。
本発明の4すCp−フェニレンスルフィド)トけ、−リ
マーの主構成単位としてp−フェニレンスルフィドを9
0モモル以上含有したポリ!−をいう。他に1O−E−
ルチ未満を含有できる構成単位としては、例えは、メタ
フェニレンスルフィド、エニルエーテルスルフイド、ジ
フェニルケトンスルフィド、ジフェニルスルホンスルフ
ィド、ビフェニルスルフィト%置換フェニルスルフィド
1、q 二)a、ハpゲン基のいずれか)岬を例示できる。
勿m、100%のぼり(p−7エニレンスルフイド>i
除外する意味ではない。また、押出成形性、延伸成形性
、微孔性フィルムの可続性、表面特性、力学特性などの
改良のために、ポリ(p−7エニレンスルフイド)−リ
マーに、他のポリマー、例えば、ポリテトラフnoエチ
レン、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート
、ポリCp−フェニレンオキシド)等のポリマーのいず
れが一つを5%%好ましくは3%以下ブレンドしてもよ
い。また、着色剤、熱又は酸化防止剤、紫外線防止剤、
帯電防止剤、抗菌剤、滑剤、表面活性剤等の添加剤を必
要に応じて適量、含有することができる。
上述のポリCp−7二二レンスルフイド)全溶融押出し
する際のドラフト率は25以上でなければならない。こ
\でドラフト率Dlとは、未延伸フィルムを押出す際の
Tダイスリフトにおけるポリ!−の吐出速度V・と未延
伸フィルムの引取速度V1の関係式Dl冨V、/V・で
ある、DIが25未満では、後工程での微多孔構造の発
現がしにくくなる。即ち、Dlは25以上、好ましくは
50以上である。
PPSの押出温度(Tダイ部の4リマ一温度)は300
℃近傍が望ましい、押出し後に未延伸フィルムを直ちに
急冷してから次の冷延伸工程に供給する。あるいは溶融
押出し後、次工程の冷延伸前に、未延伸フィ°゛′ルム
を、DR−0,80〜1.20゜温度(1g+30)〜
(1g+13、o)℃で熱処理してもよい、この様な熱
処理にょシ未延伸フィルムの結晶化度を増加することが
でき、後工程での微多孔構造が発現しやすくなる。その
際の熱処理時間は0.2〜600秒が望ましく、微孔サ
イズ及び空気透過性の設計を考慮して適宜、決定するこ
とができる。
−E述の如く、成形した未延伸フィルムは、溶融押出し
と同軸方向に、延伸倍率DR,W1.05〜zoo、好
ましくはDR−1,10〜1.8 G、 mWO〜(T
ff−5)”C,好ましくは20〜CTtt−20)℃
にて冷延伸する。ここで、延伸倍率DR1とは、冷延伸
におけち最終ロール速度V、と最初のp−ル速度V、の
比DR,=V、/V、である。
DR,(1,05の場合は、後工程の条件をどのように
選んでも満足できる微多孔構造が発現されない。DB、
’>′Looの場合には、微多孔構造の破壊が生じたり
、マクμなピンホールが多数生ずる。
他方、温度が0℃よシ低いと、微多孔構造の生成が円滑
にできず、構造の破壊が生じてしまう。温度が(ff’
g−s)’Cよシ高い場合は微多孔構造が発現してとな
い。
5 冷延伸する際の最初のp−ルの周通度V電は。
5〜Boom/分が好ましい。
冷延伸後、引続いて、冷延伸と同軸方向に、延伸倍率D
B雪z1.4Q−’!LO’D、好ましくは1.60〜
zso、温度Tg〜(Tg+so)”c、好まし〈は(
ff”y+5)〜(1g+20)℃にて熱延伸する。延
伸倍率DB、の定義は、上記と同様に、DR,口V、/
Va(Ys’熱延伸における最終ロール速度、V4 を
最初のロール速度)である。
熱延伸における延伸倍率と温度は微孔サイズを第一義的
に規定するので、微孔サイズの設計に応じて、適宜の条
件を選択する。DB、〈1.40の場合は、空気透過速
度が10秒以下でbす、微多孔構造が十分発現しない。
DB、’>3.00の場合は、微多孔構造の破壊が生じ
る。また、温度がTg℃iシ低い場合は微多孔構造の破
壊が生じ、他方、温度が(2’y+60)”Cよ〕高い
場合は、微多孔構造が発現されない。
熱延伸する際の最初のロールの周速度は、5〜ssom
/分が好ましい。
熱−押抜、次いで、同軸方向に延伸倍率DB。
= 0.70〜1.3G、好ましくはα85〜1.15
、温度(Tg+so)〜(Tg+1TO)”C1好まし
くは、(rg+80)〜(Tσ+130)’Cにて熱固
定する。熱固定時間は0.2〜120秒が好ましい。延
伸倍率DR1の定義は、上記と同様に、DR@ −V、
/V@  (Vy  を熱固定における最終−−ル速度
、V、s最初の四−ル速度)である。
熱固定は熱寸法安定性を得ることを目的に行なうもので
あり、熱固定処理を行なわないときは、高温度での用途
の使用時に熱収縮が大きく、もとの形体をとどめなかっ
たシ、微孔の寸法が変化してしまうので不可欠の工程で
ある。また、熱固定処理がない場合は、生産以後の微孔
サイズの経時変化が大きく、製品安定性が悪い。熱寸法
安定性を同上するには、弛緩熱固定CDEm<1)が効
果的であるが、DRl(α7の場合には、微多孔の孔サ
イズの均質性が低下し、分離性能が低下してしまう、他
方、DB、〉x、oの場合、即ち、定長熱固定、又は緊
張熱固定の場合は、孔サイズの均質性が良好になるが、
DH,〉x、sになると、高温での熱寸法安定性が低下
する。
以上に詳述したように、本発明の方法によれば、特に、
力学的特性、耐熱性及び耐薬品性が抜群にすぐれた微多
孔性フィルムが提供される。かかる似孔性フィルムの機
能は、微孔を活用した物質の濾過分離機能であるが、空
気透過せをガーレイデンソメータ−そ測定したとき10
〜100秒の範囲になることが濾過分離のために必要で
ある。この測定法はASTAi−’126−58(B)
に依る。
本発明で規定する空気透過性10〜Zoo秒は、微多孔
性フィルムの厚さKは関係なく、濾過分離の目的のため
に有効な特性値である0本発明の微多孔性フィルムは、
製造品の厚さが5〜20(1り1−:/であることが好
ましい、使用の目的によシ、微多孔性フィルムを二層以
上に重ねてもよい。
本発明の微多孔性フィルムは、見掛密度が0.13〜1
.22jl/信易であるときに6を過分離に好適に使用
し得る。見掛密度は1例えば、フィルム試料片の電電を
秤量し%20℃の大気圧下で試料片を水@に浸漬して、
試料片の容積を測定すれば求めることができる。
本発明の方法によって生成される数多孔は、フィルムの
片面から反対側の面まで連通した孔になっている。数多
孔の形状は、フィルム面のレプリカを電子顕微鏡によシ
観察することができる。*孔は機械方向に長く引伸ばさ
れた、はぼ長方形の孔形状であり、機械方向の孔サイズ
は短いものから長いものまでを含むが%機械方向!lr
−垂直方向の孔サイズは、バラツキがタカく均一性が高
い。多分、物質の濾過分離は、この機械方向に画直方向
の孔サイズによって規定されるものと思われる。
微多孔のサイズは、フィルム試料片を水銀浸透法による
ポpシメトリーで測定したときに、100〜2へ0OO
Aにあるときに好適である。水銀浸透法は、近藤連−編
著の「多孔材料」、14真及び253頁(技報堂、昭和
SO年)K記載の方法によった。
本発明の微多孔性フィルムは、空気中、例えば220℃
に6ケ月放置し九後の引張強度保持率がson以上であ
シ、抜群の耐熱性を示す。また。
はとんど全ての有Jdjk品、アンモニア水、苛性ソー
ダ水溶液等のアルカリ水溶液、塩酸、50チー朋以下の
硫酸、3096濃度以下の硝酸、フッ酸等の無機薬品に
は、室温では全く侵されない。例えば、次の撞々の薬品
に90℃で3ケ月間浸漬した後に測定した引張強度保持
率は、30%苛性ソーダ水浴液で75チ、30チ硫酸で
75チ、フェノールテs OTo、)ルエンで60チで
あり、鷺異的な耐薬品性を有することが判る。
本発明によれば、この様な抜群の耐熱性と耐薬品性を有
する微多孔性フィルムが洞融押出し、延伸法で高速度の
生産性で製造できるので、性能のみでなく、安価である
という利点も相剰して、これまでに制約されていた微多
孔性フィルムの用途分針を大巾に拡大することができる
本発明の微多孔性フィルムは、逆浸透、限外ヂ過、電り
O濾過等に適する。例えば、純水の製造、アミノば、酵
素、血液郷の精製−凝縮、ワクチン、細菌の梢製分離、
メッキ廃水、写真工業廃水からの金属、薬剤の回収、工
場廃水からの油水分離。
原子カニ業の放射性洗浄廃水、床ドレン廃水の処理等で
ある。また、vIL池、電気分解、電気透析等の一電気
化学関係の隔膜にも耐熱性及び耐薬品性の威力を発揮で
きる0人工腎臓1人工肺等の医療関係にも利用できる。
また、通気性を利用した包帯。
パンソウコラ、衣料等にも使える。測定機鋤のセンサー
類及びセンサーの保護膜にも耐薬品性及び耐熱性を生か
して適用できる。また、特電体液体を含浸させて鬼気絶
縁フィルムとしてコンデンサー、コイル、チョーク、変
圧器、ケーブル等に使用できる。また、フィルム表面を
化学処理して親水性又は疎水性に加工すれば更に機能を
向上できる。勿論、本発明の微多孔性フィルムの用途は
1配の例示に制約されるものではない。
以下に本発明について実施例を示す。まお、!!施例で
使用したm++定項目の測定法は、以下の通シである。
〔ガラス転移温度〕
ppsstリマーのガラス転移温度Ty(’C’)は。
高滓製作所製DEC(DT−10B)を用い、ポリマー
原料15IIP、比較対照物質α−At、0.16■、
Mm速度10℃/分、感度L12ジ’j15mcal/
age、fヤートスぜ−ド40簡/分で測定し、転移の
終了点をrgとした。
〔電気透過性〕
微孔性フィルムの連通微孔による通気性の評価は、AS
TM  D’126−58(13)の方法によシ、ガー
レイデンソメータ−で電気の透過波を測足し、ガーレイ
秒として表わした。これはフィルム試料の平方インチ当
、6toceの空気が通過するに要する時間を秒数で表
わしたものであり、フィルムに印加する圧力は1′L2
インチ水柱圧である。
実施例1〜15及び比較例1〜12 高化式フp−テスターを使用し、口金1mφ×10 W
L、温度gos℃にて測定した粘度が3200ポイズ、
DSCで6)1j定したガラス転移温度Tfが9α4℃
の承りCp−フェニレンスルフィ)”)t−4リマー原
料とした。このPPSを160℃で3時間真空乾燥した
後、スクリュー直径30mφ。
L/D 2 B、 :ff −)71ンガー型スリツト
ダイ(すラグ巾40(law、口金温度305℃)を用
いて表面温度23℃の3本型チルミールに、ドラフト率
Dft一種々変えて未延伸シートを押出した。ここで、
ドラフト率Dfは未延伸フィルムの引取速度I’1(鑵
/分)と4リマーの吐出線速度V0 (1/分)との比
CD、=V1/V・ )である。吐出線速度V、は次の
量を測定して求めた。V、 =Q/CPtn−LDtD
xt ol  )、ココテ、Q 8ポリマー吐出f(1
7分) % t %融ポリマー密度(1/ tx畠)LD  t
ダイリップ巾(■) tDIダイスリット巾(■) 未延伸フィルムを3段延伸熱処理機で、冷延伸、熱延伸
及び熱内定した。
第1段の冷延伸は、ロール間(最初のロール速度V@ 
cm/分、最終p−ル速度V、傷/分)で、延伸倍率D
Rt  (=Vm / V@ )及び四−ル温度T3℃
を稠々変えて行った。引続き、連続的に、第2段の熱延
伸は、加熱ロール間(最初のロール速度V4 am/分
、最終ロール速度V@ C1l/分)で、延伸倍率DR
*  (−Fs /Va )及び加熱ロール温度T8℃
を種々変えて行った。次いで、引続き、熱風チャンバー
(温度T、”C,)内にフィルムを加熱ロールにて送入
し、加熱ロール[1j(最初のロール速度V@tx/分
、最終關−ル速度V、m1分)で、延伸倍率DR,(=
V、/V・ )及び熱風チャンバ一温度T1℃を種々変
えて熱固定し、次いで20℃の冷却p−ルで冷却後、巻
取り一ルでフィルムを巻取った0巻き取った微多孔性フ
ィルムの空気透過性をガーレイデンソメータ−で測定し
た。押出し、延伸条件とガーレイ秒を表−1に示す。
表1において、実施例1〜15は本発明の方法を溝足す
る場合であシ、比較例1〜12は本発明の方法を満足し
ない場合である。比較例1は押出し後に引取不能であシ
、比較例s、g、y、s。
9.10及び12はピンホールが多発したシ、シワが発
生した。比較例2.4及び5はガーレイ秒が100秒を
越え、濾過・分離膜としては不満足であった。比較例i
xは熱収縮率が100℃熱風で10%以上もあシ熱不安
定であった。実施例1〜15はいずれもガーレイ秒が1
0〜100秒の間にあり、濾過・分離膜として満足でき
るものであった。また、これらの実施例に示したPPS
微多孔性フィルムを、100℃の50%硫酸、50チ苛
性ソーダ水餠液、50℃のフェノール、トルエン、酢酸
、エチレングリコール等の薬品に浸漬して封甘し、6ケ
月保存した後、最後に水洗乾燥して、引張強力保持率(
浸漬後の強力/浸漬前の強力X100%)を測定したと
ころ、いずれも50〜?5tsであり、極めてすぐれた
力学的特性、耐熱性及び耐薬品性を有していた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、p−フェニレンスルフィドを90モモル以上含ムポ
    リ(p−フェニレンスルフィド)の微多孔性フィルムで
    あって、該微多孔性フィルムは、ガーレイデンソメータ
    −で測定したとき、10〜100秒の空気透過性を有す
    ることを特徴とする微多孔性フィルム。 2 p−フェニレンスルフィドを90モル係以上含む4
    す(p−フェニレンスルフィド)を、ドラフト率25以
    上で溶融押出して、非多孔性の未〜zoo、温度0〜(
    Tg−5)”C(7’gはポリマーのガラス転移温匣、
    ”C)にて冷延伸し、次いで、同軸方向に延伸倍率DB
    、=z、40〜&00、温度Tg〜(Ty+go)’c
    にて熱延伸し、引続いて、同軸方向に延伸倍率DB、、
    =α70〜1・SO。 温度(り’g+go)〜(7g+170)’CKて熱固
    定することにより、微多孔を形成させることを特徴とす
    る、微多孔性フィルムの製造法。
JP56165713A 1981-10-19 1981-10-19 微多孔性フイルムおよびその製造法 Granted JPS5867733A (ja)

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KR20210035192A (ko) 2018-07-30 2021-03-31 도레이 카부시키가이샤 분리막 및 분리막의 제조 방법

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