JPS586740A

JPS586740A - 金属板製ｖプ−リの製造方法

Info

Publication number: JPS586740A
Application number: JP10228581A
Authority: JP
Inventors: Sanehiro Maeda; 前田　実啓
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1981-07-02
Filing date: 1981-07-02
Publication date: 1983-01-14
Also published as: JPS5929336B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】プーリは、通常、鋳造物を切削加工して製作されている
ので、重量が重く、かつ製作に手間がかかるとともに、
高価となっていた。

本発明は、板材を屈曲加工することによシ、軽量なプー
リを、安価かつ能率的に製造しうる方法に関するもので
、以下、添付の図面に基いて具体的に説明する。

第１図と第２図は、本発明によって製造されたＶプーリ
を示すもので、短寸の有頂円筒状をなすボス（１）の一
端開口部（第１図下方）には、同軸をなす中空のプーリ
部（２）の基端側が連設されている。

ボス（１）の端壁（１ａ）には、軸孔（３）と取付孔（
４）が穿設されている。プーリ部（２）の遊端は開口し
、かつそのＶ溝部（５）の基端側には、ボス（１）の開
口部に連なる折返し部（５ａ）が重合している。

次に、第３図〜第９図に基いて、本発明による上記プー
リの製造方法を説明する。

第３図に示すように、プレス加工によシ打抜いた、たと
えばアルミニウムあるいはステンレス鋼等の円板（６）
を、第４図に示すように、プレス加工等によシ、上記ボ
ス（１）よシ大径で、かつ短寸の第１次有底円筒体（力
に絞る。

ついで、プレス加工等によシ、ボス（１）とほば等径ま
たはそれよシやや小径で、かつ長寸の有底円筒体に絞シ
、その開口端部を、切断線（ト）よシ切断して、平坦に
仕上げ、所要長の第２次有底円筒体（８）を成形する（
第６図）。この２次絞シは、必要に応じて、さらに追加
される。

第７図における（Ａ）は、次工程で使用されるバルジ′
型を示し、このバルジ型（Ａ）は、上型（９）と左右両
割飄ａＩα呻と、摺動型α０とにより構成されている。

バルジ１７Ｍ　（Ａ）の上型（９）の内側上部には、前
記Ｖプーリのボス（１）と等寸等形の凹孔（９ａ）が穿
設され、該凹孔（９１！Ｌ）の開口縁（９ｂ）は、外上
方へ向かう傾斜面となっている。

各割型−の内面には、筒状孔（１０ａ）が穿設され、該
筒状孔（１０ａ）の上部要所には、浅Ｖ状の内向隆起部
（１０切が形成されている。

しかして、前記上！！！（９）の凹孔（９ａ）と、割！
ｉ鱒の一内向隆起部（１０１））とによシ、前記Ｖプー
リのＶ溝部（５）と概ね補形をなし、かつそれよシもか
なり広幅の成形部が形成されてい゛る。

なお筒状孔（１０ａ）の径は、前記プーリ部（２）の外
径とはｔ！等しい。

摺動１ｌＱＩ）は、前記筒状孔（１０す内を液密的に摺
動しうるように形成され、かつその中心には、軸線一方
向を向く液圧導入孔（１１ａ）＃設されている。

このバルジ型（Ａ）に、上記第２次有底円筒体（８）を
挿入し、摺動型αυを、油圧装置もしくは機械的装置（
図示せず）によシ、両割型０１の筒状孔（１０ａ）内に
圧入しつつ、導入孔（１１ａ）より液圧を導入すれば、
第８図に示すように、所要寸法のボス（１）と、緩傾斜
のＶ溝部（５′）及びそれに続く筒部ａ２を備えるＶプ
ーリ半成品（Ｂ）が成形される。

このＶプーリ半成品（Ｂ）のＶ溝部（５′）を、第９図
に示すように、そろばん珠影のローラα騰をもって求心
方向に押圧してＶ溝部（５）を形成し、ついで、筒部α
りの下端開口部を切断線（ハ）よシ切断し、さらに、ボ
ス（１）の端壁（１ａ）ｌＩ所に、上記軸孔（３）と取
付孔（４）を穿設すれば、第１図と第２図に示したＶプ
ーリを得ることができる。

本発Ｉ！Ｉｌｌによれば、上述のように、金属板をもっ
て、安価に多量製産することができ、しかもその製品は
、極めて軽量である。

また、Ｖ溝部（５）の表面は、ローラ加工の際に硬化す
るので、アルミニウム等の比較的軟質の加工容易な素材
を使用しても、摩耗に耐えるＶプーリを得ることができ
る。

さらに本発明の最も特徴とするところは、比較的ｊ・寸
の素材板を使用して、ボス（１）の端壁（１ａ）と、Ｖ
溝部（５）の中心面との距離の大きなＶプーリを製造し
うることである。

すなわち、ボス（１）の端壁（１ａ）と、■溝部（５）
の中心面との距離が大きなＶプーリを板材より製造する
ためには、円形素材板を絞って形成した有底円筒体の深
さを、それに応じて深いものとしなければならない。

しかして、有底円筒体の径が一定であるとすると、その
深さを大とするためには、それに応じて大寸の円形素材
板を使用することが必要である。

しかし本発明においては、１次的に作成した有底円筒体
（７）を、さらに絞シ加工して、よシ小径でかり長寸の
第２次有底円筒体（８）を作成した後、バルジ加工によ
シその要所を膨出させて所要の製品とするものであるか
ら、一定寸法の円形素材板を使用しても、従来の単なる
絞シ加工やローラ加工したものに比し、ボス（１）の端
壁（１ａ）と、Ｖ溝部（５）の中心面との距離が著しく
大きいＶプーリを製造することができるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明により製造されたＶプーリの一例を示
す正面図、第２図は、同じく平面図、第３図〜第９図は、本発明Ｖプーリの製造方法を説明す
るためのもので、第３図は、プレス加工によシ打抜いた円板の正面図、第４図は、プレス加工によシ製作した第１次有底円筒体
の正面図、第５図は、同じく平面図、第６図は、第１次有底円筒体をさらに絞った第２次有底
円筒体の正面図、第７図は、バルジ加工終了時の状態を示す中央縦断正面
図、第８図は、バルジ加工終了時の状態を示す中央縦断正面
図、第９図は、ローラ加工中の状態を示す正面図である。（Ａ）　　バルジ型　　　　　（Ｂ）　　Ｖプーリ生成
品■）（Ｍ）切断線（１）ボス　　　　　　　（１ａ）端壁（２）プーリ部
　　　　（３）軸孔（４）取付孔　　　　　　（５）ｖ溝部（５ａ）折返し
部　　　　　（６）円板（力　第１次有底円筒体　（８
）第２次有底円筒体（９）上型　　　　　　（９ａ）凹
孔（９ｂ〕開口縁　　　　　　顛　割型（１０ａ）筒状孔　　　　　（１０１））内向隆起部α
υ　摺動型　　　　　（１１ａ）油圧導入孔α２　筒部
　　　　　　　ａ謙　ロー２第８図第９図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）　　円形素材板をブレお加工によシ、製造するべ
きＶプーリのボスと等径、もしくはそれよシやや小径の
有底円筒体を成形し、との有底円筒体を、奥端部が、製
造するべきＶプーリのボスと等寸の補形をなし、中央部
に、同じくｖプーリのＶ溝部と対応する外向凹入部と内
向隆起部を有し、かつ開口端部が、同じくｖプーリの外
径と等径の円筒状をなすバルジ型にて、バルジ加工する
ことによシ、ボスに相当する部分以外を拡径させ、得ら
れたＶプーリ半成品における前記内向隆起部に対応する
部分を、外側よシローラで抑圧加工することによシ、基
端側がボスの開口縁に連なる折返し重谷部としたＶ溝部
を成形し、さらに、前記ボスの端壁に、取付孔を穿設す
ることを特徴とする金属板製Ｖプーリの製造方法。
（２）゛バルジ加工に際し、バルジ型の開口端部に挿入
した摺動型をもって、有底円筒体を軸線方向に押圧する
ことを特徴とする特許請求の範囲第（１）項に記載の方
法。
（３）バルジ加工のための液圧をもって、摺動型を軸線
方向に押圧することを特徴とする特許請求の範囲第（２
）項に記載の方法。
（４）機械的手段をもって、摺動型を軸線方向に押圧す
ることを特徴とする特許請求の薮叩第（２）項に記載の
方法。　　　　　　　　　　９