JPS5867158A - 香辛料類の殺菌方法 - Google Patents

香辛料類の殺菌方法

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JPS5867158A
JPS5867158A JP56166705A JP16670581A JPS5867158A JP S5867158 A JPS5867158 A JP S5867158A JP 56166705 A JP56166705 A JP 56166705A JP 16670581 A JP16670581 A JP 16670581A JP S5867158 A JPS5867158 A JP S5867158A
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JP
Japan
Prior art keywords
spices
sterilization
ethanol
sterilizing
mixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP56166705A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Adachi
足立 由郎
Yasuaki Matsubara
松原 康明
Yoshitaka Ohira
尾平 佳隆
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kagome Co Ltd
Original Assignee
Kagome Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kagome Co Ltd filed Critical Kagome Co Ltd
Priority to JP56166705A priority Critical patent/JPS5867158A/ja
Publication of JPS5867158A publication Critical patent/JPS5867158A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は香辛料類の殺菌方法、更に詳しくは特定条件下
において香辛料類をエタノールとともに加温することに
よ多使用上の問題がなく且つ香味の劣化を防止し得る香
辛料類の殺菌方法に関する0香辛料類には、コシヨウ、
チョウジ、ケイヒ、ベイリープス、セロリ−シード、タ
イム、セージ、ニクズク、ショウガ、トウガラシ、ガー
リック等、多種類がある。そして、これらの香辛料類は
料理や調味加工食品等に不可欠である。しかし、これら
の香辛料類には極めて雑多な菌類、特に耐熱性の芽胞菌
が多く含まれている。したがって、用途との関係で程度
の差はあるが、かかる菌類を殺菌する必要がある。
従来、香辛料類の殺菌方法として、エチレンオキサイド
やプロピレンオキサイド等によるガス殺菌法や放射線殺
菌法がある。これらの殺菌法は、いわゆる冷殺菌法であ
るため、香辛料類の香味の劣化を防止し得る点で優れて
いるが、前記したようなアルキレンオキサイドや放射線
を用いるため、食品衛生上好ましくない。そこで最近、
加熱水蒸気殺菌法が提供されている。この殺菌法は、従
来極く一般に行われているような香辛料類を単純に加熱
殺菌する方法に比べ、短時間処理が可能であるため、こ
の意味で優れているが、いわゆる熱殺菌であるため、香
辛料類の香味の劣化を惹起する欠点がある。
したがって、用途との関係での殺菌を前提と゛して、使
用上の問題がなく且つ香辛料類の香味の劣化を防止し得
る殺菌方法が要求される。
本発明は、かかる観点に鑑み、前記従来欠点等を解消し
かかる要求に応える改良された香辛料類の殺菌方法を提
供するものである。
香辛料類の殺菌方法には、大別して前記したようないわ
ゆる冷殺菌法と熱殺菌法とがある。しかし、これらの殺
菌方法にはいずれも前記したような欠点等がある。そし
て、これらの欠点等を解消するべく本発明者等は、香辛
料類の香味劣化に関する種々の試験を重ねた結果、殺菌
の際に加えられる温度が略70℃以下の中間的ないわゆ
る温殺菌であれば、香辛料類の種類によって程度の差は
あるが概してその香味の劣化を防止し得ることを見出し
た。しかし、この程度のいわゆる温殺菌のみでは香辛料
類中の芽胞菌を殺菌するに著るしく不充分であった。そ
こで本発明者等は、前記した4意味での70℃を殺菌温
度上限指標として更に種々の試験を重ねた結果、ある特
定条件下において香辛料類をエタノールとともに加温す
れば、用途との関係で香辛料類を充分に殺菌することが
でき、しかも使用上の問題もなく且つ香味の劣化を防止
し得ることを見出し、本発明を完成するに至ったのであ
る。そしてこの際、予め香辛料類中にチョウジ、ニクズ
ク及び/又はトウガラシ、及び/又はこれらの精油成分
等を含ませることによシ、殺菌に対するエタノールとの
相乗的効果が見出されたのである。
すなわち本発明は、粉砕した香辛料類100重量部に対
しエタノールが5〜15重量部となるように混合調整し
たものを70〜60℃程度で加温する香辛料類の殺菌方
法に係る。温度が略70℃を超える場合にはその温度上
昇と比例的に香味の劣化が生じ、温度が略70℃におい
て加えるエタノールが略5重量部未満では充分な殺菌が
困難となる。まだ、加えるエタノールが略15重量部を
超える場合には殺菌後の香辛料類中に多量のエタノール
が含まれることとなって、かかるエタノールの回収やこ
の際の香味成分の逸散等が°避けられず結局使用上の問
題が生じ、加えるエタノールが′略15重量部において
温度が60℃未満では充分な殺菌ができないのである。
そして、香辛料類の中に比較的殺菌力の強いものがある
ことは従来から知られているが、この種の香辛料類を単
に混合する場合や、前記のようにエタノールを単に混合
する場合に比べ、チョウジ、ニクズク及び/又はトウガ
ラ°シの粉砕物、及び/又はこれらの精油成分等とエタ
ノールとを併用することによシ殺菌に対する相乗的効果
が得られ、これは特に複数種の混合香辛料類を同時に殺
菌する場合に好適となる。
次に、具体的な実施例を挙げて本発明の構成及び効果を
更に詳細に説明する。
第1表は、各種香辛料類を要すれば天日乾燥(水分5〜
12%程度)シ・、粉砕(40〜60メツシユ)したも
のを対象として、比較例に対する三つの実施例の残存生
菌数(以下生菌数は各表中数値×lO個)の結果を表示
したものである。この場合比較例は粉砕された香辛料類
を滅菌瓶に入れ、これを70℃の恒温槽中に4時間保持
したものである。また実施例1は同じく香辛料類を滅菌
瓶に入れ、50チ濃度のエタノールを香辛料類に対しl
O%量均−混合した後、これを70℃の恒温槽中に4時
間保持したもの、実施例2と実施例3は実施例1と同様
に各々、50チ濃度エタノール混合量が20%量と30
%量、温度が65℃と60℃、時間が8時間と10時間
である。
第1表 第2表は、第1表中の粉砕された各香辛料類を各々等量
づつ混合したものを対象として前記と同様の手順で、無
水エタノール混合量(香辛料類100重量部に対する重
量部)に対する温度と時間とにおける残存生菌の有無(
表中+記号は有で−記号は無)を表示したものである。
第2表 第1表及び第2表の結果からも、本発明によれば、香辛
料類の各々単品及び混合品のいずれにおいても、充分な
殺菌効果の認められることが明らかである。もっとも、
第1表中白コシヨウ、ベイリーブス、セロリ−シード及
びガーリソクにおいて各実施例ともに残存生菌を示して
いるが、これらも殺菌前及び比較例における生菌数と比
較すれば著るしい殺菌効果が認められる。
そして、第1表中殺菌前の各香辛料類と各実施例に、お
ける殺菌後の各香辛料類とを比較し、いずれも相対的同
一条件下で、ニツカーソン・リケンスの装置によシ水蒸
気蒸留して得た各精油分の官能検査、これらの精油分含
量、これらの精油分のガスクロマトグラフによるピーク
パターン及びピーク面積等を実施乃至測定した結果、い
ずれも各実施例においてほぼ同一であった。
第3表は、第1表の結果で比較的殺菌され難い白コシヨ
ウを対象として、この対象に他の香辛料類等を粉砕物と
して10%量混合したものと、更に濃度50%のエタノ
ールをこの混合香辛料類に10%量混合したものとを、
各々前記と同様の手順によシフ0℃で3時間の条件下に
殺菌し、白コシヨウの殺菌に対するその他の香辛料類と
エタノールとの相乗的効果を残存生菌数で表示したもの
である。但し、この場合の70℃で3時間の条件は前記
相乗的効果をより明瞭に表示するための代表例である。
第3表 (注: 殺菌後1は混合した香辛料類、殺菌後2は更に
エタノールを混合したもの、殺菌後3は該当欄香辛料類
の所定量から得られる無水エタノール抽出成分(精油成
分等)及びエタノールを混合したもの、*1は白コシヨ
ウ単品) 第3表の結果から、白コシヨウに対する殺菌効果は、単
にその他の香辛料類を混合するのみでは得られず、更に
エタノールを混合すれば認められるが、白コシヨウにチ
ョウジ、ニクズク又はトウガラシを混合し更にエタノー
ルを混合したものには相乗的に認められることが明らか
である。そしてこの種の結果は、チョウジ、ニクズク又
はトウガラシを2種以上混合した場合やこれらに代えて
又はこれらと共にこれらの精油成分等を混合した場合、
対象がペイリープス、セロリ−シード又はガーリノク等
、更にはより多種類の混合香辛料類となった場合でも同
様に得られる。かかる相乗的殺菌効果は、チョウジ、ニ
クズク又はトウガラシ中に含まれる殺菌力の比較的強い
精油成分等がエタノールによシ抽出―分散され、これら
が菌類に接触し易くなるためと推察されるが、いずれに
しても、例えば複数種の混合香辛料類を同時殺菌するよ
うな場合、チョウジ、ニクズク及び/又はトウガラシ、
及び/又はこれらの精油成分が含まれる香辛料類にエタ
ノールを混合しいわゆる温殺菌すれば、この場合の殺菌
効果は相乗的となシ、シかも香味の劣化を防止して実際
の使用上の問題もなく、最も好ましい。
以上説明した通りであるから、本発明には、特定条件下
において香辛料類をエタノールとともにいわゆる温殺菌
することにより、使用上の問題がなく且つ香味の劣化を
防止して香辛料類を殺菌することができる効果がある。
特許出願人   カゴメ株式会社 代理人 弁理士 入 山 宏 正

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 粉砕した香辛料類100重量部に対しエタノールが
    5〜15重量部となるように混合調整したものを70〜
    60℃程度で加温する香辛料類の殺菌方法。 2 粉砕した香辛料類中に、チョウジ、ニクズク及び/
    又はトウガラシの粉砕物、及び/又はこれらの精油成分
    等を混合゛した特許請求の範囲第1項記載の香辛料類の
    殺菌方法。
JP56166705A 1981-10-19 1981-10-19 香辛料類の殺菌方法 Pending JPS5867158A (ja)

Priority Applications (1)

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JP56166705A JPS5867158A (ja) 1981-10-19 1981-10-19 香辛料類の殺菌方法

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JP56166705A JPS5867158A (ja) 1981-10-19 1981-10-19 香辛料類の殺菌方法

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JPS5867158A true JPS5867158A (ja) 1983-04-21

Family

ID=15836225

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP56166705A Pending JPS5867158A (ja) 1981-10-19 1981-10-19 香辛料類の殺菌方法

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JP (1) JPS5867158A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4906221A (en) * 1987-10-23 1990-03-06 Nissan Motor Co., Ltd. Continuously variable transmission with unique fluid flow path structure
US4990126A (en) * 1987-10-23 1991-02-05 Nissan Motor Co., Ltd. Continuously variable transmission

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4906221A (en) * 1987-10-23 1990-03-06 Nissan Motor Co., Ltd. Continuously variable transmission with unique fluid flow path structure
US4990126A (en) * 1987-10-23 1991-02-05 Nissan Motor Co., Ltd. Continuously variable transmission

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