JPS586467Y2 - パチンコ機の景品玉排出装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はパチンコ機の景品玉排出装置に関するもので
ある。

遊戯盤面の中央に設置された蓋体開閉式の景品玉排出器
に代えて植穴の景品玉排出器を使用した場合、従来の方
式は該景品玉排出器を景品玉補給位置と景品玉排出位置
とに交互に傾倒せしめる手段としてセーフ玉制御器から
のセーフ玉で揺動する作動杆と、これに連設した連杆と
、該連杆と関連して景品玉排出器を作動する機構とから
なる一連の連動機構を使用し、セーフ玉が作動杆を揺動
する運動を景品玉排出器を傾倒変位する運動に変化せし
めているが、このセーフ玉による作動杆の揺動運動が連
杆の上下運動に変化せられて後、との連杆の上下運動を
景品玉排出器を左右に傾倒変位させる運動に変化せしめ
る段階において、連動機構内にかける運動量のロスがな
くその運動量が適格かつスムーズに伝達されないため景
品玉排出動作に釦いて迅速性及び確実性を欠き、又構造
も複雑で製作コストも高くなる欠点があった。

この考案は基端を枢軸７にて機械盤に枢設した横杆５の
先端１３を景品玉排出器１の腕杆９に関連させ、該横杆
５と連杆４を押上げ杆６を介して連結せしめ連杆４の上
下動を横杆５の先端が枢軸７を支点として上下に揺動す
る運動に変化して、植穴の景品玉排出器１を景品玉補給
位置ａと景品玉排出位置すへ交互に傾倒変位せしめるよ
うにして上記の欠点を除いたものである。

以下この考案を図面にもとづいて説明すると、図面に釦
いて１は植穴の景品排出器で支軸８を支点として左右に
揺動し景品玉補給位置ａと景品玉排出位置すへ交互に傾
倒変位し、かつ該景品玉排出器１を腕杆９に備えたウェ
イト１０により景品玉補給位置ａへ自動復帰するように
なっている。

２はセーフ玉制御器でセーフ玉を一定の時間を釦いて順
次送り出し、該セーフ玉落下通路１１を流下するとき作
動杆３の先端にのって作動杆３の先端側を枢軸１２を支
点として降下させ、作動杆３の基端に連結した連杆４を
上昇せしめ、セーフ玉が作動杆３の先端から落下すると
作動杆３の先端は上昇して自動復帰することにより連杆
４は降下する。

このように、セーフ玉による作動杆３の揺動運動を連杆
４の上下運動に変換せしめ、かつ該連杆４と、基端を枢
軸７にて機械盤に枢設した横杆５を押上げ杆６により連
結せしめて連杆４の上下運動を横杆５の先端が枢軸７を
支点として上下に揺動する運動に代えて伝へ、その先端
を景品玉の腕杆９に関連させて景品玉排出器１を景品玉
補給位置ａと景品玉排出位置すへ交互に傾倒変位せしめ
るようにしている。

該積杆５と連杆４は押上げ杆６の一端な積杆５の略中間
部に枢支すると共に他端を連杆４に枢支して連結してい
る。

これに上り連杆４の上下運動が該積杆５を押上げ先端部
１３を基端枢軸７を支点として上方に移動させ、積杆５
の先端背面凹部１３ａで腕杆９の凸部９ａを持上げ景品
玉排出器１を景品玉排出位置すへ傾倒変位させて、景品
玉排出器１内に収納されている所定量の景品玉を景品玉
排出通路１４を介して前面の客側受皿へ放出するように
なっている（第２図鎖線参照）。

前記一連の景品玉排出動作が完了すると作動杆３はその
基端側か連杆４及び重り４ａ等の重量で先端側より重く
なっているため、セーフ玉が玉落下通路１１より転出す
ると即座に自動復帰する。

そして同時に押上げ杆６の一端が引下げられ積杆５によ
る腕杆９の持上げ動作も解かれるため、景品玉排出器１
は腕杆９に備えたウェイト１００作用で景品玉補給位置
ａへ自動復帰し直ちに景品玉補給通路５からの景品玉を
景品玉排出器１内へ補給し次の排出動作に備えるもので
ある（第１図及び第２図実線参照）。

尚、１６゜１６′は景品玉排出器１の傾倒変位位置を決
めるストッパー、１７は景品玉排出器１が玉補給位置ａ
にあるとき補給景品玉を支承する受止片、１８は積杆５
の先端の下限位置を決めるストッパー、１９は積杆５の
先端に設けたコロで、景品玉排出器１か景品玉補給位置
ａへ変位するときの押圧補助動作とこれが腕杆９の係止
部２０に景品玉排出器１が景品玉補給位置ａへ達したと
き円滑に係合されてストッパー１６による係止と相１っ
て正確に保持される。

前記のようにこの考案によれば、セーフ玉制御器からの
セーフ玉による作動杆の揺動運動が連杆及び押上げ杆を
介して積杆の基端枢軸を支点として、その先端の上下運
動に変化され景品玉排出器を左右に傾倒変位させる運動
に変化される構造としたので、従来の連杆の上下運動を
景品玉排出器の傾倒動作に変化せしめる機構内にトける
運動量のロスがほとんどなく、セーフ玉か作動杆を揺動
するその運動量か適格かつスムーズに伝達されるため景
品玉排出動作が迅速、確実に行なわれ又構造も至って簡
単であるからコストダウンを図ることができる効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の一実施例を示す全体の背面図、第２
図は要部の拡大背面図である。 １・・・・・・景品玉排出器、ａ・・・・・・景品玉補
給位置、ｂ・・・・・・景品玉排出位置、２・・・・・
・セーフ玉制御器、３・・・・・・作動杆、４・・・・
・連杆、５・・・・・積杆、６・・・・・・押上げ杆、
７−・・・・枢軸、９・・・・・・腕杆。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. セーフ玉制御器２からのセーフ玉で揺動する作動杆３と
   、これに連設した連杆４と、該連杆４と関連して樋弐の
   景品玉排出器１を作動する機構とにより樋弐の景品玉排
   出器１を景品玉補給位置ａと景品玉排出位置すとに交互
   に傾倒変位させるものに３いて、基端を枢軸７にて機械
   盤に枢設した横杆５の先端を景品玉排出器１の腕杆９に
   関連させ、該横杆５と連杆４を押上げ杆６を介して連結
   せしめ、連杆４の上下動な横杆５の先端が枢軸７を支点
   として上下に揺動する運動に変化して、景品玉排出器１
   を景品玉補給位置ａと景品玉排出位置すへ交互に傾倒変
   位せしめるようにしたことを特徴とするパチンコ機の景
   品玉排出装置。