JPS5864338A - 高圧凝固鋳造用アルミニウム合金 - Google Patents
高圧凝固鋳造用アルミニウム合金Info
- Publication number
- JPS5864338A JPS5864338A JP16241381A JP16241381A JPS5864338A JP S5864338 A JPS5864338 A JP S5864338A JP 16241381 A JP16241381 A JP 16241381A JP 16241381 A JP16241381 A JP 16241381A JP S5864338 A JPS5864338 A JP S5864338A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casting
- alloy
- segregation
- aluminum alloy
- solidification
- Prior art date
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- Granted
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は高圧凝固鋳造用アルミニウム合金、特に凝固時
における溶質のマクロ偏析の少ない合金に関するもので
ある。
における溶質のマクロ偏析の少ない合金に関するもので
ある。
近年、高圧凝固鋳造法がアルミニウム合金の鋳造に用い
られるようになυつつある。仁の鋳造法は溶湯鍛造とも
称され、溶湯に700 kg、/d以上、一般には!
00〜6000に9/6dの高圧をかけて凝固させるも
のである。この方法によれば凝固収縮による引は巣、ガ
スホールなどの欠陥が減少ないし消失するので1通常の
重力鋳造法によるよりも機械的性質、耐圧性郷の点です
ぐれた製品が得られるとされており、自動車用ホイール
の製造等に応用されている。
られるようになυつつある。仁の鋳造法は溶湯鍛造とも
称され、溶湯に700 kg、/d以上、一般には!
00〜6000に9/6dの高圧をかけて凝固させるも
のである。この方法によれば凝固収縮による引は巣、ガ
スホールなどの欠陥が減少ないし消失するので1通常の
重力鋳造法によるよりも機械的性質、耐圧性郷の点です
ぐれた製品が得られるとされており、自動車用ホイール
の製造等に応用されている。
高圧凝固鋳造法の欠点として、溶質を多量に含むアルミ
ニウム合金に適用すると、溶質がマクロ的に偏析しやす
く、偏析の程度によっては機械的性質が著るしく低下す
ることが挙げられる。偏析の原因は、加圧により固相間
隙から押し出された低融点相が最終凝固域に集中して濃
化された領域を形成することによるものと考えられる。
ニウム合金に適用すると、溶質がマクロ的に偏析しやす
く、偏析の程度によっては機械的性質が著るしく低下す
ることが挙げられる。偏析の原因は、加圧により固相間
隙から押し出された低融点相が最終凝固域に集中して濃
化された領域を形成することによるものと考えられる。
偏析は銅を多量に含む合金で特KH著に表われる、しか
しながら、銅は、アルオニウム合金の機械的強度の向上
に必須の元素である。
しながら、銅は、アルオニウム合金の機械的強度の向上
に必須の元素である。
従って、鋼を含み、かつ高圧凝固鋳造に際して偏析を起
さないアルミニウム合金が提供されれ′ば、高圧凝固鋳
造法の適用範囲がさらに拡大されるであろう。
さないアルミニウム合金が提供されれ′ば、高圧凝固鋳
造法の適用範囲がさらに拡大されるであろう。
本発明はこのような見地からなされたもので。
/ −j %の銅、 o、o r−t、o *ツマyネ
シウh並びに0.2θ〜0.JOqbのチタンおよび0
.002〜0.0!r%の硼素を含有することを特徴と
する高圧凝固鋳造用アルミニウム合金をその要旨とする
ものである。
シウh並びに0.2θ〜0.JOqbのチタンおよび0
.002〜0.0!r%の硼素を含有することを特徴と
する高圧凝固鋳造用アルミニウム合金をその要旨とする
ものである。
本発明についてさらに詳細に説明すれば、本有量は7〜
5%であることが必要である。銅の含有量が7%未満で
は機械的強度の向上が少なく、また、t%より多くなる
と鋳造後の溶体化処理においても不溶の晶出物が生じて
機械的性質を劣化させる。マグネシウムも機械的強度を
向上させるのに有効であり、o、or−i、o%の範囲
で含有させる。O,OS%未満ではマグネシウムの効果
は殆んど発現されず、また1、0%よりも多くなると合
金の伸びおよび靭性が低下する。
5%であることが必要である。銅の含有量が7%未満で
は機械的強度の向上が少なく、また、t%より多くなる
と鋳造後の溶体化処理においても不溶の晶出物が生じて
機械的性質を劣化させる。マグネシウムも機械的強度を
向上させるのに有効であり、o、or−i、o%の範囲
で含有させる。O,OS%未満ではマグネシウムの効果
は殆んど発現されず、また1、0%よりも多くなると合
金の伸びおよび靭性が低下する。
マグネシウムは銅の偏析を助長するので、その含有蓋は
0.0j−0,11%の範囲にあるのが好ましい。
0.0j−0,11%の範囲にあるのが好ましい。
チタンおよび硼素は、共存することにより偏析を著るし
く減少させる。この偏析防止効果を十分に発揮するには
、チタンの含有量が0..20〜0.20係の範囲にあ
り、同時に硼素の含有量が0.002〜o、oztsの
範囲にあることが必要である。チタンは単独でも偏析防
止に有効であるが、硼素と共存することにより、その効
果はさらに向上する。チタンおよび硼素の含有量が上記
の範囲よりも少ないと偏析防止効果が不十分である。ま
た、チタンの含有量が0.3%より多くなると、合金の
機械的性質、特に伸びおよび靭性が低下する。他方、硼
素の含有量が0.0j%より多くなると、溶湯中でチタ
ン−硼素化合物(’riBt)’e影形成て沈降しやす
くなる。
く減少させる。この偏析防止効果を十分に発揮するには
、チタンの含有量が0..20〜0.20係の範囲にあ
り、同時に硼素の含有量が0.002〜o、oztsの
範囲にあることが必要である。チタンは単独でも偏析防
止に有効であるが、硼素と共存することにより、その効
果はさらに向上する。チタンおよび硼素の含有量が上記
の範囲よりも少ないと偏析防止効果が不十分である。ま
た、チタンの含有量が0.3%より多くなると、合金の
機械的性質、特に伸びおよび靭性が低下する。他方、硼
素の含有量が0.0j%より多くなると、溶湯中でチタ
ン−硼素化合物(’riBt)’e影形成て沈降しやす
くなる。
本発明に係る合金は1以上の合金元素の他は実質的にア
ルミニウムから成っている。もちろん鉄、珪紫等の通常
の不純物を含んでいることは何ら差支えない。また、所
望により、合金の特性ケ損なわない範囲においてマンガ
、ン、クロム。
ルミニウムから成っている。もちろん鉄、珪紫等の通常
の不純物を含んでいることは何ら差支えない。また、所
望により、合金の特性ケ損なわない範囲においてマンガ
、ン、クロム。
ニッケル等の元素を少量含有させることにより。
合金の耐熱性、耐蝕性1機械的性質等を改善することが
できる。例えば一般にマンガンはo、jチ以下、クロム
は0#囁以下の含有量となるように添加され、いずれも
合金の耐蝕性および鉄の含有量が多い場合の合金の靭性
の向上に有効である。ニッケルは合金の耐熱性の向上に
有効であり、3チ程度壕で含有させることができる。
できる。例えば一般にマンガンはo、jチ以下、クロム
は0#囁以下の含有量となるように添加され、いずれも
合金の耐蝕性および鉄の含有量が多い場合の合金の靭性
の向上に有効である。ニッケルは合金の耐熱性の向上に
有効であり、3チ程度壕で含有させることができる。
本発明に係る合金は高圧凝固鋳造に際し溶質のマクロ偏
析を生起し難いので、自動車部品等の機械的強度および
耐圧性の要求′される製品の鋳造に好適である。
析を生起し難いので、自動車部品等の機械的強度および
耐圧性の要求′される製品の鋳造に好適である。
次に実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、
本発明はその要旨をこえない限り、以下の実施例に限定
されるも・のではない。
本発明はその要旨をこえない限り、以下の実施例に限定
されるも・のではない。
実施例1−2および比較例1−2
7jO℃で脱ガス処理し7たーlに示す組成のアルミニ
ウム合金を用いて、金型温度λ!O〜300℃、鋳造温
度730±10℃で1幅t。
ウム合金を用いて、金型温度λ!O〜300℃、鋳造温
度730±10℃で1幅t。
關、長さrOvnx、厚さ/ 7vaif)板t、 I
t o kg/dの圧力を印加しながら鋳造した。得
られた鋳造板を“長さ方向の中心線に沿って切断し、切
断面上の17〜lり点において鋼およびマグネシウムの
濃度を発光分光分析法により分析した。
t o kg/dの圧力を印加しながら鋳造した。得
られた鋳造板を“長さ方向の中心線に沿って切断し、切
断面上の17〜lり点において鋼およびマグネシウムの
濃度を発光分光分析法により分析した。
分析値の標準偏差を表7に示す。表1から1本発明に係
る合金が偏析を起し難いことが明らかである。
る合金が偏析を起し難いことが明らかである。
表 l
また1表1の比較例コおよび実施例1について、銅濃度
の測定値の分布をそれぞれ第1図および第2図に示す。
の測定値の分布をそれぞれ第1図および第2図に示す。
これらの図より1本発明に係る合金では銅濃度が平均値
附近に集中しているのに対し、比較例コでは銅が低濃度
側および高濃度側にかたよっていることが明らかである
。
附近に集中しているのに対し、比較例コでは銅が低濃度
側および高濃度側にかたよっていることが明らかである
。
第1図はAl−OuAl−0u−合金を高圧凝固鋳造し
た場合の製品中の銅の濃度分布の1例である。 V、コ図は本発明に係る合金を高圧凝固鋳造した場合の
製品中の銅の濃度分布の1例である。 図中、横軸は測定値の平均値(CO)に対する各測定値
(Ox)の比を小数第2位で四捨五入しまたものであり
、縦軸は測定値の数である、特許出願人 三菱軽金属工
秦株式会社 代理人 弁理士 長谷用 − ほか/名
た場合の製品中の銅の濃度分布の1例である。 V、コ図は本発明に係る合金を高圧凝固鋳造した場合の
製品中の銅の濃度分布の1例である。 図中、横軸は測定値の平均値(CO)に対する各測定値
(Ox)の比を小数第2位で四捨五入しまたものであり
、縦軸は測定値の数である、特許出願人 三菱軽金属工
秦株式会社 代理人 弁理士 長谷用 − ほか/名
Claims (1)
- (1) 1〜jチの銅、0.02〜i、0@のマグネ
シウム並びにO,コo−o、to%のチタンおよび0.
00コ〜0.02チの硼累を含有することを特徴とする
一圧凝固鋳造用アルミニウム合金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16241381A JPS5864338A (ja) | 1981-10-12 | 1981-10-12 | 高圧凝固鋳造用アルミニウム合金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16241381A JPS5864338A (ja) | 1981-10-12 | 1981-10-12 | 高圧凝固鋳造用アルミニウム合金 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5864338A true JPS5864338A (ja) | 1983-04-16 |
JPH0238654B2 JPH0238654B2 (ja) | 1990-08-31 |
Family
ID=15754123
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16241381A Granted JPS5864338A (ja) | 1981-10-12 | 1981-10-12 | 高圧凝固鋳造用アルミニウム合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5864338A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61227146A (ja) * | 1985-03-29 | 1986-10-09 | Sumitomo Light Metal Ind Ltd | 強度のすぐれた高圧鋳造用アルミニウム合金 |
JP2016102260A (ja) * | 2014-11-13 | 2016-06-02 | 有限会社ベルモデル | アルミニウム合金と高靱性アルミニウム合金鋳物 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4947602A (ja) * | 1972-05-15 | 1974-05-08 |
-
1981
- 1981-10-12 JP JP16241381A patent/JPS5864338A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4947602A (ja) * | 1972-05-15 | 1974-05-08 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61227146A (ja) * | 1985-03-29 | 1986-10-09 | Sumitomo Light Metal Ind Ltd | 強度のすぐれた高圧鋳造用アルミニウム合金 |
JPH0222132B2 (ja) * | 1985-03-29 | 1990-05-17 | Sumitomo Light Metal Ind | |
JP2016102260A (ja) * | 2014-11-13 | 2016-06-02 | 有限会社ベルモデル | アルミニウム合金と高靱性アルミニウム合金鋳物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0238654B2 (ja) | 1990-08-31 |
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