JPS58640Y2 - トロ−リング装置の誤操作防止装置 - Google Patents

トロ−リング装置の誤操作防止装置

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JPS58640Y2
JPS58640Y2 JP1977137897U JP13789777U JPS58640Y2 JP S58640 Y2 JPS58640 Y2 JP S58640Y2 JP 1977137897 U JP1977137897 U JP 1977137897U JP 13789777 U JP13789777 U JP 13789777U JP S58640 Y2 JPS58640 Y2 JP S58640Y2
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JP
Japan
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trolling
case
cam
plate
handle
Prior art date
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Expired
Application number
JP1977137897U
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English (en)
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JPS5463397U (ja
Inventor
佐久間広
Original Assignee
ヤンマーディーゼル株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 トローリング装置を有する漁船等に於て、クラッチを滑
らせて(ハーフクラッチの状態で)出力軸の微速回転を
得るいわゆるトローリング操作をする時、定められた回
転数以上の高速域で滑らせるとクラッチが焼損する恐れ
がある。
そこで従来は銘板、取扱説明書等で指示していたが、銘
板、取扱説明等によるだけの場合は+5つかり」による
事故の可能性があった。
本考案は上記従来の問題を解決するため、低速域のみで
トローリング操作ができ、ヌトローリング操作を解除し
なければ高速運転ができないようにした誤操作防止装置
で、先に出願した「ロックプレート」によるトローリン
グ誤操作防止装置(実願昭52−35998)の改良に
関する。
次に図面により説明する。
装置全体のレイアウトを示1第1図に於て、1は調速用
ハンドル、2はクラッチのスリットル操作を行うための
トローリング用ノ・ンドル、4は操縦スタンドケース、
5は推進用の機関、51はガバナ、52はトローリング
弁、53はクラッチ切換弁、54は前後切換ハンドルで
ある。
第2図(スタンド斜視図)に於て、調速用ハンドル1の
作動範囲A−Bは低速域、B−Cは高速域である。
トローリング用ハンドル2の作動範囲D−Eはトローリ
ング操作解除域、E−Fはトローリング操作域である。
操作切換用軸3は操縦スタンドケース4の側壁の軸受孔
から少なくとも一端が片側から突出しており、この軸3
は後述する如く、調速用ハンドル1が低速域A−Bにあ
る時だけ指で左方(矢印T方向)へ押込むことができ、
その操作により調速用ハンドル1は低速域A−B内にロ
ックされ、その時トローリング用ノ】ンドル2は全範囲
(D−E−F)にわたり操作可能となる。
又一旦左方に突出した軸3はトローリング用ハンドル2
がトローリング操作解除域D−Eにある時だけ指先で右
方(矢印R方向)に押込むことができ、その操作により
トローリング用ハンドル2はトローリング操作解除域D
−E内にロックされ、一方調速用ハンドル1は全範囲(
A−B−C)にわたり操作が自由となる。
スタンド内部の縦断面を示す第3図に於て、操縦スタン
ドケース4の左右の側壁41,41’ の対向した内面
42 、42’に調速用作動板11とトローリング用作
動板21がそれぞれ当接し、作動板11かも直角左方に
突出した支軸12が軸受孔43に回動自在に支承され、
ケース4の外側に於て支軸12に調速用ハンドル1のボ
ス部がビス13により固定されている。
トローリング用作動板21かも直角右方へ突出した支軸
22は軸受孔43′に支承され、ケース4の外側に於て
支軸22にトローリング用ハンドル2のボス部がビス2
3により固定されている。
ケーブル14は調速用作動板11をガバナ51(第1図
)に連結し、ケーブル24はトローリング用作動板21
をトローリング弁52(第1図)に連結している。
操作切換用軸3は中央に大径部31を、またその両端に
小径軸部32.32’を一体に備え、左端部は調速用作
動板11のカム孔15を通してケース4の軸受孔44に
支承され、右端部はトローリング用作動板21のカム孔
25を通して軸受孔44′に支承されている。
カム孔15.25は共に支軸12,22の中心線O−O
を中心とする円弧状に延びており、カム孔15は第4図
の如く大径部31の嵌入し得る幅の大幅部15aと、大
径部31は嵌入しない75DJh径軸部32は嵌入可能
な小幅部15bを連続的に備え、調速用作動板11が調
速用ハンドル1と共に回動して低速域A−B内にある時
大幅部15aが大径部31と向い合い(第5図)、調速
用ハンドル1が高速域B−C内にある時は小幅部15b
が小径軸部32と向い合う(第4図)ように寸法が定め
られている。
カム孔25は第6図の如く大径部31の嵌入し得る幅の
大幅部25aと、大径部31は嵌入できないが小径軸部
32は通過し得る幅の小幅部25bを連続的に備え、ト
ローリング用ハンドル2がトローリング操作解除域D−
E内にある時だけ大幅部25aが大径部31と向い合い
(第6図)、トローリング用ハンドル2がトローリング
操作域(クラッチスリップ域E−F)内にある時だけ小
幅部25bが小径軸部32と向い合う(第7図)ように
各部分の寸法が定められている。
ヌ第3図に於て大径部31の長さLlはケース側壁内面
間隔L2から一方の作動板厚さdlを除去した寸法(L
1=L2−d1’) と定められ、従って大径部31
の例えば右端がカム孔25の大幅部25aに第3図の如
く嵌入している時には、大径部31の左端はカム孔15
と干渉しない。
反対に大径部31の左端がカム孔15の大幅部に嵌入し
た時は、大径部31の右端はカム孔25と干渉しない。
ヌ小径軸部32.32’の長さをケース側壁の肉厚d2
と作動板の肉厚d1の合計値(d1+d、、 )又はそ
れよりやや大きく定める。
これにより軸3の確実な切換えが可能となる。
次に作用を説明する。
第2図に示すようにトローリング操作解除域D−Eにト
ローリング用ノ\ンドル2を操作すれば、第6図に不才
ようにカム孔25の大幅部25aに操作切換用軸3が位
置することとなり、該軸3を右(第2図R方向)に指で
押せば第3図、第6図の状態となり、トローリング用ハ
ンドル2はカム孔25の大幅部25aでロックされ操作
できなくなる。
一方調速用ノ)ンドル1はカム孔15と軸3の小径軸部
32との係合により自由に操作することができる(第4
図)。
次いでトローリング操作をする時は、調速用ハンドル1
を低速域A−Bに操作するとカム孔15と軸3の大径部
31が向い合うことになり(第5図)、第2、第3図の
状態から軸3を左へ押せば、調速用ハンドル1は第5図
に示す通りカム孔15の大幅部15aの範囲(低速域A
−Hの範囲)に制限される。
一方トローリング用ハンドル2はカム孔25と軸3の小
径軸部32との係合となり、自由に操作できる。
(第7図)。以上説明したように本考案によると、(1
)調速用ノハンドル1が低速域A−Bにある時のみトロ
ーリング用ハンドル2が操作可能で、調速用ハンドル1
が高速域B−Cにある時にはトローリング用ハンドル2
の操作ができなくなる。
(2)トローリング用ハンドル2がトローリング操作域
(クラッチスリップ操作中、即ちE−F間)にある時は
、調速用ハンドル1が高速域B−Cへ操作できず、トロ
ーリング操作解除域D−Eにトローリング用ハンドル2
を操作した時初めて高速運転が可能となる。
従って高速域でのトローリング操作(クラッチスリップ
状態)もなく、7−1− 。
−リング操作のまま機関を高速運転することもないので
、トローリング操作によるクラッチの焼損事故を確実に
防止することができる。
(3)構造が簡単なため製作容易であり、作動も確実で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による装置の全体図、第2図は実施例ス
タンドの斜視図、第3図は縦断面図、第4図、第5図は
それぞれ第3図のIT−IV断面図、第6図、第7図は
第3図のVl−VI断面図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 操縦スタン・ドケース4の対向した側壁内面42゜42
    ′の一方に調速用作動板11を、ヌ他方にトローリング
    用作動板21をそれぞれ直角な支軸12.22を介して
    支承し、ケース4外に調速用ハンドル1とトローリング
    ハンドル2を設け、各作動板11.21にはその支軸1
    2 、22を中心とする円弧状カム孔15.25を明け
    、中央に大径部31をヌその両端に小径軸部32.32
    ’ を有する操作切換用軸3の両端部を上記両件動板1
    1.21のカム孔15 、25を通してケース4の軸受
    孔44,44’に摺回動自在に支承し、大径部31の長
    さをケース側壁41.41’の内面間隔より一方の作動
    板の厚さを除去した寸法に定めて必ず一方のカム孔に大
    径部31が嵌合しかつ他方のカム孔に小径軸部32.3
    2’が嵌合するようにし、小径軸部32 、32’の長
    さを少なくともケース側壁41,41’と作動板11.
    21の肉厚の合計値に定めて操作切換用軸3両端部が常
    時軸受孔44.44’に支承されるようにし、両カム孔
    15 、25は操作切換用軸3が嵌合しかつ夫々の属す
    るハンドル1,2の可回動域において作動板11.21
    が回動自在となるような円弧状に形成されており、調速
    用作動板11側のカム孔15には調速用ノ)ンドル1が
    低速域にある間に相当する所定回動角度幅内に大幅部1
    5aを形成し、ヌトローリング用作動板21側のカム孔
    25にはトローリングハンドル2がトローリング操作解
    除域にある間に相当する所定回動角度幅内に大幅部25
    aを形成し、各大幅部15a、25aは上記大径部31
    が入り得る半径方向の幅を有し、各カム孔15,25の
    大幅部15a、25a以外の部分を上記小径軸部32.
    32’のみが嵌合できる半径方向の幅を有する小幅部1
    5b、25bとしたことを特徴とするローリング装置の
    誤操作防止装置。
JP1977137897U 1977-10-13 1977-10-13 トロ−リング装置の誤操作防止装置 Expired JPS58640Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5463397U JPS5463397U (ja) 1979-05-04
JPS58640Y2 true JPS58640Y2 (ja) 1983-01-07

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ID=29110545

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JP1977137897U Expired JPS58640Y2 (ja) 1977-10-13 1977-10-13 トロ−リング装置の誤操作防止装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6057999A (ja) * 1983-09-09 1985-04-03 日本電気株式会社 多層配線板

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5257693A (en) * 1975-10-31 1977-05-12 Nippon Cable Syst Inc Marine engine control apparatus

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5257693A (en) * 1975-10-31 1977-05-12 Nippon Cable Syst Inc Marine engine control apparatus

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JPS6057999A (ja) * 1983-09-09 1985-04-03 日本電気株式会社 多層配線板

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JPS5463397U (ja) 1979-05-04

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