JPS5862396A - 流体装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は流７体装置に関し、特にハウジング内の回転あ
るいは旋回運動要素の駆動を主軸にプーリを取付けて行
なう場合の主軸の支持構造に関する。

この種の支持構造に類似する構造として、プーリから主
軸への動力伝達を電磁クラッチを介して行なうものがあ
る。

例えば自動車用冷房装置の冷媒圧縮機においては、電磁
り一ラッチを圧縮機に装着し、外部駆動源である自−１
車エンジンにベルト結合をしＮｍクラッチをオン、オフ
制御しつつ圧縮機を駆動することが行なわれており、第
１図を参照してこれを説明する。

電磁クラッチＩ７は、プーリ１７１と電磁石１７２とを
圧縮機ハウジングＩＯを構成しているフロン！・エンド
プレート１１から主軸１４を取囲む」：うに突出させた
スリーブ１５の外周上に設（ｔｌし、一方アーマチャプ
レート１７３を主軸Ｉ４の外端に弾性支持することによ
って圧縮機に装着されている。プーリ１７１は外部駆動
源によってベルト（図示省略）を介して回転されるよう
にベア゛リング１６にて支承されている。電磁石１７２
が伺勢されるとアーマチャプレート１７３がプーリ１７
１へ吸着され、グー’Ｊ　Ｉ　７１の回転がアーマチャ
プレート１７３を介して主軸１４へ伝達される。

ｋころで主軸１４はフロントエンドプレートＩＩの中央
貫通化においてベアリング１３で支承さハているが、一
端がスリーブ■５かう突出して電磁クラッチ１７の回転
部材２例えばアーマチャｆＶ−ト１７３を取付けられ、
他端は旋回駆動要素と結合している。また主軸１４は通
常、フロントエンドプレート貫通孔付近とスリーブ１５
端部付近の２点で支持するため、当然スリーブ端部にお
いてはその内径部にベアリングＩ８を配設することが必
要である。これはスリーブ１５の外径が大きくなること
を意味し、このことにより電磁クラッチ１７の直径を大
きくせざるを得ない。このため動力伝達部における径方
向寸法の最小値が限定されてしまい、特に高速回転での
使用が要求される装置にあっては、グーりを介しての回
転数の伝達比すなわちドライブ比がある値以下に制限さ
れてしまうという問題がある。

これに対し本発明は、流体移送機構については上述した
冷媒圧縮機に用いられている流体移送機構をも含む流体
装置であって、そのなかで特に電磁クラッチを使用せず
に主軸とグーりを有する回転伝達部材とが直結式にされ
た流体装置に関し。

プーリ径をできるだけ小さ、＜シて軽量、小形化を図る
と共に、ドライブ比を大きくとることができ高速回転で
３の使用を可能にした流体装置を提供しようとするもの
である。

以下に本発明の詳細な説明する。

第２図は本発明の一実施例の縦断面図であり。

流体を比較的小さな圧縮比で移送する装置を示す。

この装置は、一端を開口したカップ状ケース１２とこれ
を塞ぐように設けられたフロントエントノ０レー）ＩＩ
とで流体ハウジング１０を構成しており、ハウノングＩ
Ｏ内には固定うず巻部材１１１と可動うず巻部材２０と
が組合されている。

主１１＋　４３　カフロントエンドプレー）１１の中央
開口部においてベアリング４５で支承されており。

その内端には駆動スタッド４４が偏心して設けられてい
る。固定うず巻部材１９は、ケース１２の底面部１２】
に固定された底板１９１にうず巻体１１）２が設けられ
て成る。可動うず巻部材２０は。

駆動スタッド４４にベアリング２５を介して設ケらｉＬ
だ板体２０Ｉにうず巻体２０２が設けられて成り、主軸
４３の回転によシ旋回運動を受ける。

フロントエンドプレート１１と可動うず巻部材２０との
間には、可動うず巻部材２０の旋回運動に伴なう自転を
１ｑ市するボールカッシリングによる回転阻止機構５０
が配設されている。

一方、主軸４３の外端には、フラーンジ７０１と主軸４
３を中心に内包するスリーブ７０２とを有する回転伝達
部材７０が嵌入されてスリーブ７０２においてキー４２
により掛止され、更に回転伝達部材７０はフランジ７０
１にボルト７３で固定されたバランスウェイト８０を介
してボルト７４によシ主軸４３に固定されている。回転
伝達部材７０には、そのフランジ７０１の外周縁部に外
部駆動源からの回転を伝達するシーリフ１がデルドア２
で固定されている。また回転伝達部材７ｏのスリーブ７
０２ｉｄ、フロントエンドプレート１１に前面に突出す
るように設けられているスリーブ１１１に内包されてい
る。このスリーブ１１１の外周に配設したベアリング７
５によシノー９フ１０回転を支承すると共に１回転伝達
部材７ｏに回定された主軸４３をも支持することができ
る。

７６はベアリング７５を保持するだめのスナップ□リン
グである。

流体の移送は、ケース１２の側面部に設けられ／こ流体
吸入口（図示省略）から流体が取込まれ。

この流体は固定うず巻部材１９と可動うず巻部材２０と
の間に形成される流体ポケットにより中央に向けて移送
されるが、うず巻締の巻回数を少なくしであるため流体
ポケットの数は少なくほとんど圧縮されずに吐出口１２
２から排出されることになる。

主軸４３は高速回転時にも十分な強度を有し。

一定距離を隔てたベアリング４５とベアリング７５とで
支持されるので、振れを生ずることなく安定した回転で
可動うず巻部材２０の旋回駆動を行なうことができるＱ 在お可動うず巻部材２０の旋回運動によって生ずる遠心
力によるアン・ｆランスは、駆動スタッド、１１の外端
に設けたノくランスウェイト８１と回転伝達部材７０の
端面に取付けた・９ランスウエイト８０とにより相７役
され、高速回転時に可動うず巻部拐２０の壁に作用する
遠心力が増大し、流体を移送、圧縮、膨張させるだめの
ガス圧が加わってもバランスは保たれる。

エンドプレート１１のスリーブ１１１外周上のベアリン
グ７５を介して配置しているため、動力伝達部の軸方向
寸法−が小さくて済み、べｌレトテンションによる力は
直接主軸４３には加わらずベアリング７５を介して受け
るため主軸４３の強度も保たれる。

第３図は本発明の他の実施例の要部を断面図で示す。

この例は回転伝達部材７ｏとプーリ７１とを一体成形で
得るようにしたものである。

第２図に示した回転伝達部材７ｏとプーリ７１とが分離
している構造を有する流体装置においては、軸方向寸法
が回転伝達部材７ｏとバランスウェイト８０の肉厚分だ
け長くなる。また回転伝達部材７０とプーリ７１．とは
ボルト７２による固定のため、この固定部は高速回転時
には特に大きな機械的強度が要求される。

そこで本実施例では１回転伝達部材７ｏとプーリ７１と
を一体成形して成る一体グーリ７００を。

プーリ７１側においてはフロントエンドプレートのスリ
ーブ１１１外周との間にベアリング７５を介在させ、ス
リーブ７０２側においてはスリーブ７０２と主軸４３と
をセレーションによるはめ合い構造にしてはめ合せ、外
部駆動源からの回転運動を伝達するようにしている。こ
こで一体プーリ７００が主軸１４から抜けるようなこと
は無いが。

必要であればフランジ部７０１の貫通孔を塞ぐような蓋
板を取付けるようにしりこの蓋板を介して主軸１４の外
端ヘゲルトを取付けるようにすれば良いＯ 第４図はこの一体プーリ部分を斜視図で示す。

このような一体プーリとしたことによシ１回転伝達部材
を固定するためのボルトは不要となる。

また一体プーリ７００の外端壁にはスナップリング７６
取付用の長大７０３を設けるが、この長穴７０３の大き
さを調整して流体装置内部における旋回運動によるアン
バランスを相殺するために設けられるバランスウェイト
８０（第２図参照）と同程度のアンバランス性を持たせ
ることにより。

全体のバランスを維持させることもできる。このことに
よシ、一体プーＩＪ　７００の端面にバランスウェイト
を取付ける必要が無くなり、軸方向寸法を更に短かくす
ることができる。

ところでこのような一体成形プーリでは、ベアリング７
５を保持するためのスナップリング７６の取付け、取外
しが困難となる。そこで本実施例では、一体成形プーリ
７００の端壁にスナップリング取付け、取外し用の長大
７０３を設けたが。

更に取付は時最初にスナップリングを掛けておくための
段部７０４を設けることによシ、スナップリングの取付
け、取外しを容易にしている。すなわち組立てに際しス
ナップリング７６を段部７０４に掛けておき、一体成形
プーリ７００を所定状態にはめ合せた後、長大７０３を
通してスナップリング取付は工具を挿入し、スリーブ１
１１のスナップリング溝１１２にスナップリング７６を
取付ける。

以上説明してきたように２本発明によれば電磁クラッチ
を使用せずにプーリを有する回転伝達部材と主軸とを直
結式にした流体装置においてプーリを支承するベアリン
グで主軸をも支持できる構造にしたことによりベアリン
グの設置箇所を減らして動力伝達部の径を小さくするこ
とができ、軸方向寸法も小さくできるので小形且つ軽量
でドライブ比を大きくとることが可能な高速回転の用途
にも適した流体装置を提供することができる。

なお実施例ではハウジング内にうず巻回数の少ない可動
うず巻部材と固定うず巻部材とが組合された圧縮比の小
さいうず巻型流体装置について説明したがうず巻回数の
多い、したがって圧縮比の大きいうず巻型圧縮機でも同
じであることは勿論であり、これらに限らず回転あるい
は旋回要素を駆動するすべての流体装置に適用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は電磁クラッチを使用した動力伝達機構の一例を
縦断面図で示し、第２図は本９発明の一実施例をうず巻
型流体装置に適用した縦断面図、第３図は本発明の他の
実施例の要部を縦断面図で示し、第４図はそのうちの一
体成形グーり部分を斜図中、１０は流体ハウジング、１
１はフロントエンドプレート、Ｉ２はカップ状ケース、
工３゜１６．１８．４５．７５はベアリング、　１４．
４３は主軸、１７は電磁クラッチ、１９は固定うず巻部
材、２０は可動うず巻部材、７０は回転伝達部材、７１
はプーリ、７６はスナップリング。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　流体ハウジングを構成しているフロントエンドプレ
   ート部の外壁に、該フロントエンドプレート部に形成さ
   れた貫通孔に挿通されている回転あるいは旋回駆動用主
   軸を取囲むようにスリーブを設け、前記主軸を前記ノ・
   ウノング内において第１のベアリングで支承し、前記主
   軸の外端に前記スリーブを内包するプーリを有する回転
   伝達部材を固定し、前記スリーブの外周と！−りの内周
   との間に第２のベアリングを設けて、前記第１及び第２
   のベアリングで主軸を支持したことを特徴とする流体装
   置。 ２、特許請求の範囲第１項記載の流体装置において、前
   記プーリと回転伝達部材とを一体成形したことを特徴と
   する流体装置。 ３、特許請求の範囲第２項記載の流体装置において、前
   記一体成形回転伝達部材の端壁に前記第２のベアリング
   を保持するためのスナップリングの取付け、取外し用長
   穴を設けたことを特徴とする流体装置。 ４、特許請求の範囲第３項記載の流体装置において１組
   付けに際しあらかじめ前記スナップリングを掛けておく
   ための段部を前記一体成形回転伝達部材の端壁内面に設
   けたことを特徴とする流体装置。