JPS58616Y2 - 流体圧用シリンダ - Google Patents

流体圧用シリンダ

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Publication number
JPS58616Y2
JPS58616Y2 JP1979004489U JP448979U JPS58616Y2 JP S58616 Y2 JPS58616 Y2 JP S58616Y2 JP 1979004489 U JP1979004489 U JP 1979004489U JP 448979 U JP448979 U JP 448979U JP S58616 Y2 JPS58616 Y2 JP S58616Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
fluid pressure
rack
pressure cylinder
power steering
Prior art date
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Expired
Application number
JP1979004489U
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English (en)
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JPS55104577U (ja
Inventor
安藤正久
加藤圭吾
石川友二
Original Assignee
トヨタ自動車株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by トヨタ自動車株式会社 filed Critical トヨタ自動車株式会社
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Publication of JPS55104577U publication Critical patent/JPS55104577U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、流体圧用シリンダ装置に係り特に車輛のラッ
ク・ピニオン式パワーステアリング装置に用いる如き流
体圧用シリンダに係る。
従来、車輛用ラック・ピニオン式パワーステアリング装
置に於ては、コントロールバルブと復動式のパワーシリ
ンダ装置の各シリンダ室とを接続する二本のプレッシャ
バイブとパワーステアリング装置の左右両端部に設けら
れているダストブーツの内部を互いに接続するバイブと
が各々比較的複雑な形状に折曲されて外部配管されてい
る。
この為、この種のパワーステアリング装置にあっては車
輛への搭載性が悪く、又外部配管の為、それら配管が飛
び石等により損傷を受けることがあり、安全性の面で問
題があった。
又、容管を外部配管すると、その管を取付ける為の関連
部品が増大し、又管の組付は作業を行なわなければなら
ず、その為生産性が悪く、又コスト高になる。
本考案は上述した如き点に鑑み、外部配管を省略するこ
とができ、安全性、生産性に富み、然も低コストにて製
造することができる流体圧用シリンダ装置を提供するこ
とを目的としている。
かかる目的は、本考案によれば、流体圧シリンダ装置を
構成するシリンダにして、該シリンダの壁の一部が該シ
リンダの縦方向に沿って厚くされ、この壁厚を増大され
た部分の内部に該壁厚より小さい外径を有する管材が鋳
ぐるみにより埋設されていることを特徴とするシリンダ
によって遠戚される。
かかる構成によれば、鋳ぐるまれた管材によってシリン
ダ壁内部に流体通路が郭定されているので、特別に外部
配管を行う必要がなくなり、又シリンダ壁部内に鋳造に
よる巣やその他の微小孔があっても前記流体通路を通っ
て流れる流体の漏れを生じることがない。
このように外部配管を省略できることにより、例えば車
輛用ラック・ピニオン式パワーステアリング装置に於て
は、それの車輛への搭載性が向上し、又飛び石等によっ
て流体通路が破壊されることがないので、従来に比して
安全性が向上する。
又外部配管による関連部品を削減でき、然もダストブー
ツ等の構成部品の形状を簡素化ができ、それの底形が容
易になる。
又シリンダ壁部内に管材が鋳ぐるまれでいることにより
シリンダの剛性が向上する。
以下に添付の図を用いて本考案を実施例について詳細に
説明する。
添付の第1図は本考案による流体圧シリンダを含んだラ
ック・ピニオン式パワーステアリング装置の一つの実施
例を示す概略縦断面図である。
この図に於いて、1はパワーステアリング装置のケーシ
ングを示しており、このケーシング1にコントロールバ
ルブ2が取付けられている。
コントロールバルブ2は図には示されていないステアリ
ングメインシャフトに連結されるバルブメインシャフト
3を有しており、このバルブメインシャフト3はコント
ロールバルブ2内に設けられている図には示されていな
い反力感知装置を経てピニオンシャフト4に連結されて
いる。
ピニオンシャフト4のピニオン5はこれの軸線方向に対
し直交する方向に延びたランクパー6のラック7と噛合
い、ピニオンシャフト4の回転をラックパー6の図にて
左右方向の運動に変換するようになっている。
ランクパー6は前記ケーシング1及びこのケーシングの
一側部に取付けられた流体圧シリンダ8内を貫通し、そ
れらの左右方向に突出し、その左右両端部に設けられた
自在継手9,10を介してラックエンド部材lL12に
連結されている。
又前記ラックエンド部材11と前記ケーシング1の図に
て右端部及び前記ラックエンド部材12と前記流体圧シ
リンダ8の図にて左端部との間には各各ゴム製のダスト
ブーツ13,14が取付けられている。
前記ラックパー6は前記流体圧シリンダ8を貫通する部
分の一部にフランジ状のピストン15を有している。
このピストン15は前記流体圧シリンダ8内を二つに区
分し、それの前記ケーシング1側に第一のシリンダ室1
6を、又シリンダエンドカバー18が設けられている側
に第二のシリンダ室17を各々郭定している。
前記流体圧シリンダ8の壁部内には前記第−及び第二の
シリンダ室16.17内に流体圧を供給する為の流体通
路19,20が管材2L22の鋳ぐるみにより郭定され
ている。
この実施例の場合、直管が鋳ぐるまれ、シリンダポート
23,24はトリリンク加工等の切削加工により形成さ
れている。
前記流体通路19.20は前記ケーシング1に設けられ
た流体通路26等を経て前記コントロールバルブ2内に
接続されている。
流体通路26は、この実施例の場合、中子等を用いた鋳
造により郭定されているが、この流体通路26も必要で
あれば管材の鋳ぐるみにより郭定されていてもよい。
又前記流体圧シリンダ8の壁部内にはそれの軸線力向に
貫通した流体通路27が管材28の鋳ぐるみにより郭定
されている。
この流体通路27は一端にて前記ケーシング1内の空間
部29及び流体通路30を経て前記ダストブーツ13内
に連通し、又他端にて前記他方のダストブーツ14内に
連通し、左右のダストブーツ13,14内を互いに連通
させている。
尚、図にて25は切削孔内に打込まれるプラグボールを
示している。
流体圧シリンダ8自身は鋳造用アルミニューム合金等に
よって鋳造されていてよく、又鋳ぐるみ用の管材は一般
鋼材製の管材であってよい。
このように構成されていることにより、このラック・ピ
ニオン式パワーステアリング装置は、コントロールバル
ブ2と第−及び第二のシリンダ室16.17との間のプ
レッシャバイブの外部配管及び左右のダストブーツ内を
互いに接続し各フーツ内の圧力を調圧するバイブの外部
配管を省略することができる。
第2図乃至第4図は本考案によるラック・ピニオン式パ
ワーステアリング装置用流体圧シリンダのより具体的な
一つの実施例を示しており、このうち第2図は流体圧シ
リンダの一部断面にて示す端面図、第3図及び第4図は
各々第2図の線■■及びIV−IVに沿う断面図である
尚、第2図乃至第4図に於て、第1図に対応する部分は
、第1図に付した符号と同一の符号により示されている
尚、図にて19′及び20′は各々鋳造時、管材21゜
22を鋳型内に保持する保持具により作られる不要の孔
であり、これはプラグボール25によって閉塞される。
又第5図及び第6図は本考案によるランク・ピニオン式
パワーステアリング装置用流体圧シリンダのより具体的
な他の一つを示しており、このうち第5図は第2図の線
■−■に沿う断面図に相当する断面図、第6図は第2図
の線IV−IVに沿う断面図に相当する断面図である。
尚、この第5図及び第6図に於ても、第1図に対応する
部分は、第1図に付した符号と同一の符号により示され
ている。
かかる実施例の場合、曲り管材31.32が鋳ぐるまれ
、これによって流体通路19、シリンダポート23及び
流体通路20、シリンダポート24の全てが郭定されて
いる。
この実施例の場合は全く切削加工を行うことなく通路及
びシリンダポートを郭定することができるので、シリン
ダ壁部内に巣やピンホール等の鋳造欠陥があっても問題
がないから量産性に優れた圧力鋳造方式にて流体圧シリ
ンダを製造することが可能になる。
以上に於いては本考案を特定の実施例について詳細に説
明したが、本考案はこれらの実施例に限られるものでは
なく、本考案の範囲内にて種々の実施例が可能である事
は当業者にとって明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による流体圧シリンダを組込まれた車輛
用のラック・ピニオン式パワーステアリング装置の一つ
の実施例を示す概略縦断面図、第2図は本考案によるラ
ンク・ピニオン式パワーステアリング装置用流体圧シリ
ンダのより具体的な一つの実施例を示す一部断面端面図
、第3図及び第4図は各々第2図の線■−■及びIV−
IVに沿う断面図、第5図及び第6図は本考案によるラ
ックピニオン式パワーステアリング装置用流体圧シリン
ダの他の一つの実施例を示す断面図であり、このうち第
5図は第2図の線m−m、第6図は第2図の線IV−I
Vに沿う断面図に相当する断面図である。 1・・・・・・ケーシング、2・・・・・・コントロー
ルバルブ、3・・・・−・バルブメインシャフト、4・
・・・・・ビニオンシャツ1〜.5・・・・・・ピニオ
ン、6・・・・・・ラックバ−17・・・・・・ラック
、8・・・・・・流体圧シリンダ、9,10・・・・・
・自在継手、11.12・・・・・・ラックエンド部材
、13.14・・・・・・ダストブーツ、15・・・・
・・ピストン、16・・・・・・第一のシリンダ室、1
7・・・・・・第二のシリンダ室、18・・・・・・シ
リンダエンドカバー、19゜20・・・・・・流体通路
、21,22・・・・・・管材、23゜24・・・・・
・シリンダボート、25・・・・・・プラグボール、2
6・・・・・・流体通路、27・・・・・・流体通路、
28・・・・・・管材、29・・・・・・空間、30・
・・・・・流体通路、31゜32・・・・・・曲り管材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 流体圧シリンダ装置を構成するシリンダにして、該シリ
    ンダの壁の一部が該シリンダの縦方向に沿って厚くされ
    、この壁厚を増大された部分の内部に該壁厚より小さい
    外径を有する管材が鋳ぐるみにより埋設されていること
    を特徴とするシリンダ。
JP1979004489U 1979-01-16 1979-01-16 流体圧用シリンダ Expired JPS58616Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979004489U JPS58616Y2 (ja) 1979-01-16 1979-01-16 流体圧用シリンダ

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JP1979004489U JPS58616Y2 (ja) 1979-01-16 1979-01-16 流体圧用シリンダ

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Publication Number Publication Date
JPS55104577U JPS55104577U (ja) 1980-07-21
JPS58616Y2 true JPS58616Y2 (ja) 1983-01-07

Family

ID=28809478

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JP1979004489U Expired JPS58616Y2 (ja) 1979-01-16 1979-01-16 流体圧用シリンダ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5983202U (ja) * 1982-11-26 1984-06-05 太陽鉄工株式会社 切換弁付流体圧シリンダ
CN102203432A (zh) * 2008-11-17 2011-09-28 株式会社小松制作所 缸筒及具备该缸筒的液压缸、以及缸筒的制造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51123478A (en) * 1975-04-21 1976-10-28 Tokico Ltd Master cylinder

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JPS51123478A (en) * 1975-04-21 1976-10-28 Tokico Ltd Master cylinder

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