JPH0126542Y2 - - Google Patents

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JPH0126542Y2
JPH0126542Y2 JP9559781U JP9559781U JPH0126542Y2 JP H0126542 Y2 JPH0126542 Y2 JP H0126542Y2 JP 9559781 U JP9559781 U JP 9559781U JP 9559781 U JP9559781 U JP 9559781U JP H0126542 Y2 JPH0126542 Y2 JP H0126542Y2
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JP
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cylinder
tube
rack
gear housing
rack shaft
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JP9559781U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はラツクアンドピニオン式動力舵取装
置、特にギヤハウジングと別体に成形されたシリ
ンダチユーブの端部を膨径させ、この膨径部内に
半径方向にフローチング可能なシール管を配設し
た動力舵取装置に関するものである。
本考案の目的は、シリンダ内径の縮小に拘らず
上記のシール管の装着を可能ならしめるととも
に、動力舵取装置の小形、軽量化を図ることであ
る。
シリンダチユーブに半径方向にフローチング可
能なシール管を突入させ、このシール管の先端部
にラツク軸に接触するオイルシールを嵌着してシ
リンダの一端側をシールする構成のラツクアンド
ピニオン式動力舵取装置は、例えば特公昭51−
35285号公報に見られるように公知であり、この
構成のものはラツク軸に作用する曲げモーメント
に対してオイルシールがフローチングし、こじれ
を生じさせない利点がある。
しかしながら、従来のこの種の装置において
は、シリンダチユーブが全長に亘つて一様な径で
あるため、シリンダチユーブとラツク軸との間に
寸法的に余裕がある場合に限つてシール管の装着
を可能にできる。
ところでピストンが嵌合するシリンダチユーブ
のシリンダ内径は、必要とするラツク推力等動力
舵取装置の諸元によつて定められ、小型車への装
着に伴う動力舵取装置の小形化のためにシリンダ
内径が小さくなると、上記したシール管の装着が
困難となる。
本考案は上述した従来の問題点に鑑みてなされ
たもので、シリンダ内径の縮小に拘らずシール管
の装着を可能にしたラツクアンドピニオン式動力
舵取装置を提供せんとするものである。
以下本考案の実施例を図面に基いて説明する。
10は鋳物からなるギヤハウジング、11は鋼管
からなるシリンダチユーブを示し、両者は後述す
るように一体的に結合される。シリンダチユーブ
11の中央部には所定の内径のシリンダ部12が
形成され、また両端部はシリンダ部12の両端よ
り塑性変形により半径方向に膨径された膨径部1
3,14に成形されている。一方の膨径部13は
前記ギヤハウジング10の一端内周に嵌合され、
その膨径部13に取付けられた締付ナツト15が
ギヤハウジング10の一端外周に螺合されてシリ
ンダチユーブ11はギヤハウジング10に一体的
に結合される。
前記ギヤハウジング10およびシリンダチユー
ブ11にはラツク軸16が貫挿され、このラツク
軸16の一端側にはラツク歯17が刻設され、こ
のラツク歯17はギヤハウジング10に軸承され
たピニオン18に噛合されている。ラツク軸16
上にはピストン20が固着され、このピストン2
0は前記シリンダ部12に摺動可能に嵌合されて
シリンダ部12を左室12aと右室12bとに区
画している。
前記ギヤハウジング10のシリンダチユーブ側
の一端内周には、ラツク軸16と同心的にシール
管21が緩く嵌合され、このシール管21の先端
部はシリンダチユーブ11の膨径部13内に膨径
部内周と隙間を有して突入されている。ギヤハウ
ジング10とシール管21との緩い嵌合面にはO
リング22が介挿され、このOリング22による
シール機能を低減させることなくシール管21の
先端部を半径方向にフローチングできるようにし
ている。またシール管21はそれに嵌着した止め
リング23がギヤハウジング10とシリンダチユ
ーブ11との端面間に挾着された係止板24に係
止して抜け止めされている。前記シール管21の
先端部内周にはオイルシール25が嵌着され、こ
のオイルシール25はラツク軸16の外周に接触
され、このオイルシール25と前記Oリング22
によりシリンダ右室12b側を液密的にシールし
ている。上記した如く、シリンダチユーブ11の
端部を膨径させ、この膨径部13にオイルシール
25を嵌着したフローチングシール管21を配設
させることにより、シリンダ部12の内径の縮小
に拘らずシール管21の装着を可能にしている。
前記シリンダチユーブ11の他方の膨径部14
にはラツク軸16を軸受する軸受部材27が嵌着
され、この軸受部材27にラツク軸16の外周に
接触するオイルシール28が装着され、また軸受
部材27とシリンダチユーブ11との嵌合面には
Oリング29が介挿されており、これらオイイル
シール28とOリング29によりシリンダ左室1
2a側を液密的にシールしている。
なお、図中30はピニオン18に噛合うラツク
軸16の背面を受承するラツクガイド、31,3
2はシリンダ部12の左右室12a,12bに圧
力流体を給排する給排ポートであり、シリンダチ
ユーブ11の両端部に成形された膨径部13,1
4にそれぞれ開口されている。
本考案のラツクアンドピニオン式動力舵取装置
は上述したように構成されているので、外力によ
つてラツク軸16に曲げが生じても、シール管2
1が半径方向にフローチングしてこじれを防止
し、オイルシール25に無理な力を作用させるこ
となく、オイルシール25の耐久性を向上できる
ようになる。
しかも本考案は、シリンダチユーブ11をギヤ
ハウジング10と別体に構成し、このシリンダチ
ユーブ11の両端部をシリンダ部12の内径より
も膨径させた膨径部13,14に成形し、これら
膨径部13,14にシリンダ部12の左右室12
a,12bに圧力流体を給排する給排ポート3
1,32をそれぞれ開口させ、膨径部13の一端
をギヤハウジング10の一端に結合し、この膨径
部13内に前記フローチングシール管21を組込
んだ構成であるので、シリンダチユーブ11のピ
ストン20に嵌合するシリンダ内径を小さくして
も、給排ポート31,32よりシリンダ左右室1
2a,12bに圧力流体をスムーズに給排できる
ばかりか、上記したシール管21の組込みを可能
にでき、小形かつ軽量のラツクアンドピニオン式
動力舵取装置を容易に得ることができる特徴があ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すラツクアンドピニ
オン式動力舵取装置の断面図である。 10……ギヤハウジング、11……シリンダチ
ユーブ、12……シリンダ部、13,14……膨
径部、16……ラツク軸、17……ラツク軸、1
8……ピニオン、20……ピストン、21……シ
ール管、27……軸受部材、25,28……シー
ル部材(オイルシール)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ピニオンを軸承したギヤハウジングと、ピスト
    ンを嵌装したシリンダチユーブとを別体に構成し
    たラツクアンドピニオン式動力舵取装置におい
    て、前記シリンダチユーブは中央部をピストンが
    摺動可能に嵌合する所定の内径のシリンダ部と
    し、両端部は前記シリンダ部の内径よりも膨径さ
    せた膨径部に成形し、これら膨径部にシリンダ部
    の左右室に圧力流体を給排する給排ポートをそれ
    ぞれ開口し、前記シリンダチユーブの膨径部の一
    端を前記ギヤハウジングの一端に一体的に結合
    し、これらギヤハウジングおよびシリンダチユー
    ブにラツク軸を貫挿し、このラツク軸に前記ピニ
    オンに噛合するラツク歯を形成するとともに、前
    記シリンダ部に摺動可能に嵌合する前記ピストン
    を前記ラツク軸上に取付け、また前記ギヤハウジ
    ングの一端に前記膨径部内に突入する半径方向に
    フローチング可能なシール管を取付け、このシー
    ル管に前記ラツク軸の外周に接触するシール部材
    を嵌着してなるラツクアンドピニオン式動力舵取
    装置。
JP9559781U 1981-06-27 1981-06-27 ラツクアンドピニオン式動力舵取装置 Granted JPS582164U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9559781U JPS582164U (ja) 1981-06-27 1981-06-27 ラツクアンドピニオン式動力舵取装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9559781U JPS582164U (ja) 1981-06-27 1981-06-27 ラツクアンドピニオン式動力舵取装置

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Publication Number Publication Date
JPS582164U JPS582164U (ja) 1983-01-08
JPH0126542Y2 true JPH0126542Y2 (ja) 1989-08-08

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ID=29890494

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JP9559781U Granted JPS582164U (ja) 1981-06-27 1981-06-27 ラツクアンドピニオン式動力舵取装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0534496Y2 (ja) * 1987-10-03 1993-09-01

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JPS582164U (ja) 1983-01-08

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