JPS61291263A - マスタシリンダ用シリンダ装置 - Google Patents
マスタシリンダ用シリンダ装置Info
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- JPS61291263A JPS61291263A JP13331085A JP13331085A JPS61291263A JP S61291263 A JPS61291263 A JP S61291263A JP 13331085 A JP13331085 A JP 13331085A JP 13331085 A JP13331085 A JP 13331085A JP S61291263 A JPS61291263 A JP S61291263A
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- Japan
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- cylinder body
- cylinder
- cylindrical
- flange
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- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、例えばブレーキマスタシリンダ、クラッチマ
スタシリンダ等として用いて好適なマスタシリンダ用シ
リンダ装置に関し、特に、耐圧強度を高くし、かつ軽量
化を図るようにしたマスタシリンダ用シリンダ装置に関
する。
スタシリンダ等として用いて好適なマスタシリンダ用シ
リンダ装置に関し、特に、耐圧強度を高くし、かつ軽量
化を図るようにしたマスタシリンダ用シリンダ装置に関
する。
一般に、マスタシリンダはシリンダ本体と、該シリンダ
本体に摺動可能に挿嵌されたピストンと、一端が該ピス
トンに連結され、他端が足踏みペダル等に取付けられる
ピストンロッドと、前記シリンダ本体に一体的に設けら
れたリザーバ接続用のボス部と、前記ピストンの摺動変
位によって発生する作動液を配管を介してブレーキ装置
やクラッチ装置に供給するため、前記シリンダ本体に一
体的に設けられた配管接続用のボス部とからなり、前記
シリンダ本体と各ボス部とによってシリンダ装置が構成
されている。
本体に摺動可能に挿嵌されたピストンと、一端が該ピス
トンに連結され、他端が足踏みペダル等に取付けられる
ピストンロッドと、前記シリンダ本体に一体的に設けら
れたリザーバ接続用のボス部と、前記ピストンの摺動変
位によって発生する作動液を配管を介してブレーキ装置
やクラッチ装置に供給するため、前記シリンダ本体に一
体的に設けられた配管接続用のボス部とからなり、前記
シリンダ本体と各ボス部とによってシリンダ装置が構成
されている。
ところで、この種のマスタシリンダ用シリンダ装置を成
形する場合、従来、シリンダ本体と各ボス部をアルミニ
ウムや鋳鉄等の材料で一体成型する方法、あるいは樹脂
材料で一体成型する方法、さらにはパイプ等の金属製筒
体からシリンダ本体を成形し、該シリンダ本体に各ボス
部材を溶接等の手段によって一体化する方法等が採用さ
れている。
形する場合、従来、シリンダ本体と各ボス部をアルミニ
ウムや鋳鉄等の材料で一体成型する方法、あるいは樹脂
材料で一体成型する方法、さらにはパイプ等の金属製筒
体からシリンダ本体を成形し、該シリンダ本体に各ボス
部材を溶接等の手段によって一体化する方法等が採用さ
れている。
しかし、従来技術では、シリンダ本体と各ボス部をアル
ミニウムや鋳鉄等で一体成型する場合、形状が複雑であ
るから、鋳造時の温度管理が難かしくなる上に、鋳造後
にシリンダ本体および各ボス部に穴加工を施す必要が生
じ、製造作業が複雑になり、製造コストが嵩むと共に全
体の重量が極めて重くなるという欠点がある。
ミニウムや鋳鉄等で一体成型する場合、形状が複雑であ
るから、鋳造時の温度管理が難かしくなる上に、鋳造後
にシリンダ本体および各ボス部に穴加工を施す必要が生
じ、製造作業が複雑になり、製造コストが嵩むと共に全
体の重量が極めて重くなるという欠点がある。
また、シリンダ本体と各ボス部を樹脂材料で一体成型す
る場合には、形状が複雑であっても比較的簡単に成型で
きから、製造コストを削減できると共に全体の重量を軽
減できるが、樹脂材料自体らシリンダ本体を成形する場
合には、耐圧強度は高くできるが、シリンダ本体に各ボ
ス部材を溶接しなければならず、製造作業が面倒になり
、それ程製造コストを削減できない上に全体の重量を軽
減できないという欠点がある。
る場合には、形状が複雑であっても比較的簡単に成型で
きから、製造コストを削減できると共に全体の重量を軽
減できるが、樹脂材料自体らシリンダ本体を成形する場
合には、耐圧強度は高くできるが、シリンダ本体に各ボ
ス部材を溶接しなければならず、製造作業が面倒になり
、それ程製造コストを削減できない上に全体の重量を軽
減できないという欠点がある。
本発明は、上述した従来技術の各欠点に鑑みなされたも
ので、本発明が解決しようとする問題点は、シリンダ本
体内に金属製の補強部材を埋設するように、該シリンダ
本体を樹脂材料で一体成型することによって耐圧強度を
高めると共に全体の重量を軽減でき、製造コストを削減
できるようにしたマスタシリンダ用シリンダ装置を提供
することにある。
ので、本発明が解決しようとする問題点は、シリンダ本
体内に金属製の補強部材を埋設するように、該シリンダ
本体を樹脂材料で一体成型することによって耐圧強度を
高めると共に全体の重量を軽減でき、製造コストを削減
できるようにしたマスタシリンダ用シリンダ装置を提供
することにある。
上述した問題点を解決するために本発明が採用する構成
は、金属材料からなる筒状の補強部材と、一端が閉塞端
、他端が開口端となり、該閉塞端から開口端側に亘って
前記筒状の補強部材が内部に埋設された樹脂製のシリン
ダ本体とからなる。
は、金属材料からなる筒状の補強部材と、一端が閉塞端
、他端が開口端となり、該閉塞端から開口端側に亘って
前記筒状の補強部材が内部に埋設された樹脂製のシリン
ダ本体とからなる。
以下、本発明の実施例を第1図ないし第3図に基づいて
説明する。
説明する。
第1図は本発明の第1の実施例を示している。
図において、1は一端が閉塞端IA、他端が開口端IB
となったシリンダ本体で、該シリンダ本体1は内部に後
述の補強部材3が埋設され、ABS樹脂等の樹脂材料か
ら後述のフランジ2、リザーバ4およびボス部7と共に
一体成型されている。
となったシリンダ本体で、該シリンダ本体1は内部に後
述の補強部材3が埋設され、ABS樹脂等の樹脂材料か
ら後述のフランジ2、リザーバ4およびボス部7と共に
一体成型されている。
そして、該シリンダ本体1には前記閉塞端IA、開口端
18間を軸方向に伸長する円筒部ICが設けられ、該円
筒部IC内には図示しないピストンが摺動可能に挿嵌さ
れるシリンダ穴IDが形成されている。
18間を軸方向に伸長する円筒部ICが設けられ、該円
筒部IC内には図示しないピストンが摺動可能に挿嵌さ
れるシリンダ穴IDが形成されている。
2は該シリンダ本体1を車両のポデー等に取付けるため
に該シリンダ本体1と一体成型されたフランジで、該フ
ランジ2内には後述する補強部材3の径方向延設部3C
が埋設され、軸方向には取付ボルト等を挿通するための
挿通穴2A、2A。
に該シリンダ本体1と一体成型されたフランジで、該フ
ランジ2内には後述する補強部材3の径方向延設部3C
が埋設され、軸方向には取付ボルト等を挿通するための
挿通穴2A、2A。
・・・が穿設されている。
3は前記シリンダ本体1の耐圧強度を高めるため、該シ
リンダ本体1の閉塞端IAから開口端IB側に亘って埋
設された補強部材で、該補強部材3は軟鋼等の金属材料
から、例えば冷間鍛造等の手段によって薄肉で有底筒状
に成形されく前記閉塞端IA内に埋設された底部3Aと
、該底部3Aから軸方向に伸長し、前記円筒部IC内に
埋設された筒部3Bと、該筒部3Bの開口端から径方向
に一体的に延設され、前記フランジ2内に埋設された径
方向延設部3Cとから構成されている。
リンダ本体1の閉塞端IAから開口端IB側に亘って埋
設された補強部材で、該補強部材3は軟鋼等の金属材料
から、例えば冷間鍛造等の手段によって薄肉で有底筒状
に成形されく前記閉塞端IA内に埋設された底部3Aと
、該底部3Aから軸方向に伸長し、前記円筒部IC内に
埋設された筒部3Bと、該筒部3Bの開口端から径方向
に一体的に延設され、前記フランジ2内に埋設された径
方向延設部3Cとから構成されている。
そして、該補強部材3の筒部3Bには後述の油入5.6
および8に対応する位置に配置され、該油入5,6およ
び8よりも大径に形成された径方向穴3D、3Eがそれ
ぞれ穿設されている。また、前記径方向延設部3Cには
前記各挿通穴2Aに対応する軸方向穴3F、3F、・・
・が穿設され、該各軸方向穴3Fによって補強部材3は
当該シリンダ装置の成型用金型(図示せず)内に位置決
めされるようになっている。
および8に対応する位置に配置され、該油入5,6およ
び8よりも大径に形成された径方向穴3D、3Eがそれ
ぞれ穿設されている。また、前記径方向延設部3Cには
前記各挿通穴2Aに対応する軸方向穴3F、3F、・・
・が穿設され、該各軸方向穴3Fによって補強部材3は
当該シリンダ装置の成型用金型(図示せず)内に位置決
めされるようになっている。
次に、4は前記シリンダ本体1と同一樹脂材料で一体成
型され、前記円筒部ICの中間部位に位置 置して径方向に1設されたリザーバで、該リザーバ4は
内部に油液収容部4Aを形成すべく前記円筒部ICから
筒状に延設されており、その開口端外周にはりザーバキ
ャップ(図示せず)が係脱可能に係合する抜は止め用の
突部4Bが突設されている。5,6は該リザーバ4の油
液収容部4Aをシリンダ穴ID内と連通させるべく前記
円筒部ICに径方向に穿設された油入で、該各油入5゜
6は油液収容部4A内に収容される油液のサプライボー
ト、リリーフポートをそれぞれ構成するようになってい
る。
型され、前記円筒部ICの中間部位に位置 置して径方向に1設されたリザーバで、該リザーバ4は
内部に油液収容部4Aを形成すべく前記円筒部ICから
筒状に延設されており、その開口端外周にはりザーバキ
ャップ(図示せず)が係脱可能に係合する抜は止め用の
突部4Bが突設されている。5,6は該リザーバ4の油
液収容部4Aをシリンダ穴ID内と連通させるべく前記
円筒部ICに径方向に穿設された油入で、該各油入5゜
6は油液収容部4A内に収容される油液のサプライボー
ト、リリーフポートをそれぞれ構成するようになってい
る。
さらに、7は前記シリンダ本体と同一樹脂材料で一体成
型され、前記閉塞端IA側寄りに位置して円筒部ICか
ら径方向に突設された配管接続用のボス部で、該ボス部
7は円筒部ICから筒状に延設され、その内周面にはね
じ部7Aが形成されている。そして、該ボス部7はブレ
ーキ装置等に連結される配管(いずれも図示せず)の一
端に該ねじ部7Aを介して着脱可能に接続されるように
なっている。8はボス部7内を前記シリンダ穴ID内と
連通させるべく前記円筒部ICに径方向に穿設された袖
穴で、酸油穴8は図示しないピストンがシリンダ穴ID
内を摺動変位するときに発生する作動液をボス部7内へ
と流出入させ、前記配管を介してブレーキ装置等に供給
するようになっている。
型され、前記閉塞端IA側寄りに位置して円筒部ICか
ら径方向に突設された配管接続用のボス部で、該ボス部
7は円筒部ICから筒状に延設され、その内周面にはね
じ部7Aが形成されている。そして、該ボス部7はブレ
ーキ装置等に連結される配管(いずれも図示せず)の一
端に該ねじ部7Aを介して着脱可能に接続されるように
なっている。8はボス部7内を前記シリンダ穴ID内と
連通させるべく前記円筒部ICに径方向に穿設された袖
穴で、酸油穴8は図示しないピストンがシリンダ穴ID
内を摺動変位するときに発生する作動液をボス部7内へ
と流出入させ、前記配管を介してブレーキ装置等に供給
するようになっている。
次に、以上の通り構成されるシリンダ装置の製造工程に
ついて説明する。
ついて説明する。
まず、成型用金型(図示せず)内に補強部材3を配置す
る。このとき、該補強部材3の径方向延設部3Cに穿設
された各軸方向穴3Fを、前記金型内に突出し、フラン
ジ2の各挿通穴2Aに対応する位置に配設されたピン(
図示せず)に係合させ、これによって、該金型内に補強
部材3を位置決めする。そして、前記金型内に加熱溶融
状態の樹脂材料を充填して、シリンダ本体1と共にフラ
ンジ2、リザーバ4およびボス部7を一体成型し、該シ
リンダ本体1およびフランジ2内に前記補強部材3を埋
設する。このとき、シリンダ穴ID。
る。このとき、該補強部材3の径方向延設部3Cに穿設
された各軸方向穴3Fを、前記金型内に突出し、フラン
ジ2の各挿通穴2Aに対応する位置に配設されたピン(
図示せず)に係合させ、これによって、該金型内に補強
部材3を位置決めする。そして、前記金型内に加熱溶融
状態の樹脂材料を充填して、シリンダ本体1と共にフラ
ンジ2、リザーバ4およびボス部7を一体成型し、該シ
リンダ本体1およびフランジ2内に前記補強部材3を埋
設する。このとき、シリンダ穴ID。
フランジ2の各挿通穴2A、袖穴5.6、ボス部7のね
じ部7Aおよび袖穴8等を一体に成型する。
じ部7Aおよび袖穴8等を一体に成型する。
かくして、本実施例によれば、シリンダ本体1やフラン
ジ2の内部に補強部材3を埋設するようにして、該シリ
ンダ本体I、フランジ2、リザーバ4およびボス部7を
樹脂材料によって一体成型するので、樹脂材料による成
型の利点を十分に活して製造作業全体を簡略化でき、製
造コストを削減化できると共に、全体の重量を確実に軽
量化でき、補強部材3によって耐圧強度も相当に高くす
ることができる。また、リザーバ4をシリンダ本体1と
一体に成型するようにしたから、従来技術でシリンダ本
体に設けていたリザーバ接続用のボス部自体を不用にで
き、従来面倒な作業が要求されていたリザーバの取付作
業自体を省略でき、組立工程を大幅に簡略化できる。な
お、補強部材3を成型前に、例えば90度程度の適温に
予め加熱しておけば、成型時に生じ易い応力集中や巣の
発生等の問題も確実に防止でき、良好な製品を得ること
ができる。また、補強部材3の筒部3Bに所定の間隔を
あけて孔等を予め穿設しておけば、前記径方向穴3D、
3Eと共に該補強部材3の周囲へと加熱溶融状態の樹脂
材料を流し込み易くなり、前述した巣の発生等の問題も
より確実に防止できる。
ジ2の内部に補強部材3を埋設するようにして、該シリ
ンダ本体I、フランジ2、リザーバ4およびボス部7を
樹脂材料によって一体成型するので、樹脂材料による成
型の利点を十分に活して製造作業全体を簡略化でき、製
造コストを削減化できると共に、全体の重量を確実に軽
量化でき、補強部材3によって耐圧強度も相当に高くす
ることができる。また、リザーバ4をシリンダ本体1と
一体に成型するようにしたから、従来技術でシリンダ本
体に設けていたリザーバ接続用のボス部自体を不用にで
き、従来面倒な作業が要求されていたリザーバの取付作
業自体を省略でき、組立工程を大幅に簡略化できる。な
お、補強部材3を成型前に、例えば90度程度の適温に
予め加熱しておけば、成型時に生じ易い応力集中や巣の
発生等の問題も確実に防止でき、良好な製品を得ること
ができる。また、補強部材3の筒部3Bに所定の間隔を
あけて孔等を予め穿設しておけば、前記径方向穴3D、
3Eと共に該補強部材3の周囲へと加熱溶融状態の樹脂
材料を流し込み易くなり、前述した巣の発生等の問題も
より確実に防止できる。
第2図は本発明の第2の実施例を示し、本実施例におい
て、前述した第1図に示す第1の実施例と同一の構成要
素には同一の符号を付し、その説明を省略するものとす
る。
て、前述した第1図に示す第1の実施例と同一の構成要
素には同一の符号を付し、その説明を省略するものとす
る。
然るに、本実施例の特徴は、鋼等の金属製のワイヤ11
を筒状に巻回することによって筒状の補強部材12を形
成したことにある。ここで、該ワイヤ11はシリンダ本
体1のシリンダ穴IDよりも大きい径をもって巻回され
、円筒部ICに対応する長さをもって軸方向に伸長して
おり、一端側では前記補強部材12の底部12Aを形成
すべく、径方向内向きにうず巻状に巻込まれている。
を筒状に巻回することによって筒状の補強部材12を形
成したことにある。ここで、該ワイヤ11はシリンダ本
体1のシリンダ穴IDよりも大きい径をもって巻回され
、円筒部ICに対応する長さをもって軸方向に伸長して
おり、一端側では前記補強部材12の底部12Aを形成
すべく、径方向内向きにうず巻状に巻込まれている。
このように構成される本実施例でも前記第1の実施例と
ほぼ同様の作用効果を得ることができるが、特に本実施
例では、ワイヤ11を筒状に巻回することによって補強
部材12を形成しているから、成型時に加熱溶融状態の
樹脂材料が補強部材12の周囲、即ちワイヤ11間の隙
間11A。
ほぼ同様の作用効果を得ることができるが、特に本実施
例では、ワイヤ11を筒状に巻回することによって補強
部材12を形成しているから、成型時に加熱溶融状態の
樹脂材料が補強部材12の周囲、即ちワイヤ11間の隙
間11A。
11A、・・・を介して該ワイヤ11のまわりに十分に
流し込まれ易くなり、巣の発生などの問題を確実に防止
できる。
流し込まれ易くなり、巣の発生などの問題を確実に防止
できる。
なお、フランジ2内にも前記ワイヤ11を伸長させて、
該フランジ2を補強するようにしてもよい。また、この
フランジ2内にはワイヤ11に替えて金属製の板材等を
埋設するようにしてもよい。
該フランジ2を補強するようにしてもよい。また、この
フランジ2内にはワイヤ11に替えて金属製の板材等を
埋設するようにしてもよい。
この場合、この板材の内周面を前記ワイヤ11の巻回部
に溶接等の手段で予め固着するようにしておけばよい。
に溶接等の手段で予め固着するようにしておけばよい。
第3図は本発明の第3の実施例を示し、本実施例の特徴
は、軟鋼等の金属製薄肉パイプ21の一端を絞り加工し
て補強部材22の底部22Aを形成すると共に、該パイ
プ21によって補強部材22の筒部22Bを形成し、さ
らに、該パイプ21の他端を径方向に曲げ加工して径方
向延設部22Cを形成し、該径方向延設部22Cに鋼等
の金属板製フランジ23を溶接等の手段によって固着し
たことにある。ここで、8亥フランジ23の中央には前
記筒部22Bに対応する径の貫通穴23Aが穿設されて
おり、その外周側には後述のシリンダ本体24を車両の
ボデー等に取付けるときにボルト等が挿通される挿通穴
23B、23B、・・・が穿設されている。そして、該
フランジ23は貫通穴23Aを介して前記筒部22Bに
挿通され、前記径方向延設部22Cに固着されている。
は、軟鋼等の金属製薄肉パイプ21の一端を絞り加工し
て補強部材22の底部22Aを形成すると共に、該パイ
プ21によって補強部材22の筒部22Bを形成し、さ
らに、該パイプ21の他端を径方向に曲げ加工して径方
向延設部22Cを形成し、該径方向延設部22Cに鋼等
の金属板製フランジ23を溶接等の手段によって固着し
たことにある。ここで、8亥フランジ23の中央には前
記筒部22Bに対応する径の貫通穴23Aが穿設されて
おり、その外周側には後述のシリンダ本体24を車両の
ボデー等に取付けるときにボルト等が挿通される挿通穴
23B、23B、・・・が穿設されている。そして、該
フランジ23は貫通穴23Aを介して前記筒部22Bに
挿通され、前記径方向延設部22Cに固着されている。
また、前記補強部材22の筒部22Bには後述の袖穴2
6.27および袖穴29に対応する位置に酸油穴26.
27および袖穴29よりも大径の径方向穴22D、22
Eが穿設され、さらに樹脂材料の射出ゲートに対応する
位置にも該樹脂材料を補強部材22のまわりに流し込み
易くするために孔22F、22F、・・・が穿設されて
いる。一方、前記底部22A側にはパイプ21を絞り加
工することによって形成された軸方向の突起22Gが突
設されている。
6.27および袖穴29に対応する位置に酸油穴26.
27および袖穴29よりも大径の径方向穴22D、22
Eが穿設され、さらに樹脂材料の射出ゲートに対応する
位置にも該樹脂材料を補強部材22のまわりに流し込み
易くするために孔22F、22F、・・・が穿設されて
いる。一方、前記底部22A側にはパイプ21を絞り加
工することによって形成された軸方向の突起22Gが突
設されている。
かくして、該補強部材22は突起22Gとフランジ23
とによって金型内に位置決めされるようになっており、
この金型内に樹脂材料を充填して後述のシリンダ本体2
4、リザーバ25等を一体成型するとき、補強部材22
、フランジ23は例えば90度程度の適温に予め加熱さ
れ、巣の発生や応力集中等の問題を防止するようになっ
ている。
とによって金型内に位置決めされるようになっており、
この金型内に樹脂材料を充填して後述のシリンダ本体2
4、リザーバ25等を一体成型するとき、補強部材22
、フランジ23は例えば90度程度の適温に予め加熱さ
れ、巣の発生や応力集中等の問題を防止するようになっ
ている。
次に、24は一端が閉塞端24A、他端が開口端24B
となり、該閉塞端24A、開口端24B間を円筒部24
Cが軸方向に伸長しているシリンダ本体で、該シリンダ
本体24は前記第1の実施例で述べたシリンダ本体1と
ほぼ同様にABS樹脂等の樹脂材料によって後述のリザ
ーバ25およびボス部28と共に一体成型され、閉塞端
24Aおよび円筒部24Cにはそれぞれ前記補強部材2
2の底部22Aおよび筒部22Bが埋設され、耐圧強度
が相当に高くなっている。そして、円筒部24C内には
ピストンが摺動可能に挿嵌されるシリンダ穴24Dが形
成されている。
となり、該閉塞端24A、開口端24B間を円筒部24
Cが軸方向に伸長しているシリンダ本体で、該シリンダ
本体24は前記第1の実施例で述べたシリンダ本体1と
ほぼ同様にABS樹脂等の樹脂材料によって後述のリザ
ーバ25およびボス部28と共に一体成型され、閉塞端
24Aおよび円筒部24Cにはそれぞれ前記補強部材2
2の底部22Aおよび筒部22Bが埋設され、耐圧強度
が相当に高くなっている。そして、円筒部24C内には
ピストンが摺動可能に挿嵌されるシリンダ穴24Dが形
成されている。
25は該シリンダ本体240円筒部24Cから径方向に
筒状に延設されたリザーバで、該リザーバ25は前記第
1の実施例で述べたリザーバ4と同様に油液収容部25
A、突部25Bがそれぞれ設けられている。26.27
は前記補強部材22の径方向穴22D内に位置するよう
に前記円筒部24Cの径方向に穿設された袖穴で、酸油
穴26゜27は前記油液収容部25A内に収容される油
液のサプライポート、リリーフポートをそれぞれ構成し
ている。
筒状に延設されたリザーバで、該リザーバ25は前記第
1の実施例で述べたリザーバ4と同様に油液収容部25
A、突部25Bがそれぞれ設けられている。26.27
は前記補強部材22の径方向穴22D内に位置するよう
に前記円筒部24Cの径方向に穿設された袖穴で、酸油
穴26゜27は前記油液収容部25A内に収容される油
液のサプライポート、リリーフポートをそれぞれ構成し
ている。
さらに、28は前記シリンダ本体24の閉塞端24A側
寄りに位置して前記リザーバ25と一体に連結されるよ
うに円筒部24Cから径方向に延設された配管接続用の
ボス部で、該ボス部28は相当に厚肉に形成され、強度
が相当に高くなるよせず)の一端を接続するために円筒
状の接続部28Aが設けられ、該接続部28Aの内周に
はねじ部28Bが形成されている。29は前記径方向穴
22E内に位置するように円筒部24Cの径方向に穿設
され、該接続部28Aとシリンダ穴24Dとを連通ずる
袖穴で、酸油穴29を介して作動液がブレーキ装置へと
供給されるようになっている。
寄りに位置して前記リザーバ25と一体に連結されるよ
うに円筒部24Cから径方向に延設された配管接続用の
ボス部で、該ボス部28は相当に厚肉に形成され、強度
が相当に高くなるよせず)の一端を接続するために円筒
状の接続部28Aが設けられ、該接続部28Aの内周に
はねじ部28Bが形成されている。29は前記径方向穴
22E内に位置するように円筒部24Cの径方向に穿設
され、該接続部28Aとシリンダ穴24Dとを連通ずる
袖穴で、酸油穴29を介して作動液がブレーキ装置へと
供給されるようになっている。
このように構成される本実施例でも、前述した第1の実
施例とほぼ同様の作用効果を得ることができるが、特に
本実施例では、フランジ23を金属板で形成し、補強部
材22の径方向延設部22Cに溶接等の手段で固着する
ようにしたから、該フランジ23の強度を増加させるこ
とができる上に、該フランジ23と補強部材22の突起
22Gとを用いて該補強部材22を金型内に確実に位置
決めでき、位置決め精度を向上させることができる。
施例とほぼ同様の作用効果を得ることができるが、特に
本実施例では、フランジ23を金属板で形成し、補強部
材22の径方向延設部22Cに溶接等の手段で固着する
ようにしたから、該フランジ23の強度を増加させるこ
とができる上に、該フランジ23と補強部材22の突起
22Gとを用いて該補強部材22を金型内に確実に位置
決めでき、位置決め精度を向上させることができる。
また、ボス部28を厚肉に形成したので、該ボス部28
の強度を増加させることができ、破損事故等を確実に防
止できる。
の強度を増加させることができ、破損事故等を確実に防
止できる。
なお、前記各実施例では、リザーバ4(25)をシリン
ダ本体1(24)と一体成型するものとして述べたが、
これに替えて、該シリンダ本体1(24)にリザーバ接
続用のボス部を一体成型し、このボス部に別途成型した
リザーバを組立作業時に取付けるようにしてもよい。ま
た、前記各実施例では、いわゆるシングルマスタシリン
ダ用のシリンダ装置を図示して説明したが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、単−径のシリンダ穴内に
2個のピストンを挿嵌するようにしたタンデムマスタシ
リンダや、シリンダ穴を異なる2つの径でもって形成し
、それぞれにピストンを挿嵌するようにしたデュアルマ
スタシリンダ用のシリンダ装置にも適用できることは勿
論である。
ダ本体1(24)と一体成型するものとして述べたが、
これに替えて、該シリンダ本体1(24)にリザーバ接
続用のボス部を一体成型し、このボス部に別途成型した
リザーバを組立作業時に取付けるようにしてもよい。ま
た、前記各実施例では、いわゆるシングルマスタシリン
ダ用のシリンダ装置を図示して説明したが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、単−径のシリンダ穴内に
2個のピストンを挿嵌するようにしたタンデムマスタシ
リンダや、シリンダ穴を異なる2つの径でもって形成し
、それぞれにピストンを挿嵌するようにしたデュアルマ
スタシリンダ用のシリンダ装置にも適用できることは勿
論である。
以上詳述した通り、本発明によれば、閉塞端から開口端
側に亘って筒状の金属製補強部材を埋設するようにシリ
ンダ本体を樹脂材料で一体成型したから、シリンダ本体
の耐圧強度を確実に高めることができる上に、全体の重
量を確実に軽量化でき、樹脂成型の利点を活して製造作
業を大幅に簡略化でき、製造コストを削減できる。また
、シリンダ本体にリザーバ等を一体成型することも可能
となり、従来、面倒な作業となっていたリザーバの取付
作業を不要にでき、組立作業を確実に簡略化できる。
側に亘って筒状の金属製補強部材を埋設するようにシリ
ンダ本体を樹脂材料で一体成型したから、シリンダ本体
の耐圧強度を確実に高めることができる上に、全体の重
量を確実に軽量化でき、樹脂成型の利点を活して製造作
業を大幅に簡略化でき、製造コストを削減できる。また
、シリンダ本体にリザーバ等を一体成型することも可能
となり、従来、面倒な作業となっていたリザーバの取付
作業を不要にでき、組立作業を確実に簡略化できる。
第1図は本発明の第1の実施例を示す縦断面図、第2図
は本発明の第2の実施例を示す縦断面図、第3図は本発
明の第3の実施例を示す縦断面図である。 1・・・シリンダ本体、IA・・・閉塞端、IB・・・
開口端、3・・・補強部材、4・・・リザーバ、11・
・・ワイヤ、12.22・・・補強部材、24・・・シ
リンダ本体、24A・・・閉塞端、24B・・・開口端
。
は本発明の第2の実施例を示す縦断面図、第3図は本発
明の第3の実施例を示す縦断面図である。 1・・・シリンダ本体、IA・・・閉塞端、IB・・・
開口端、3・・・補強部材、4・・・リザーバ、11・
・・ワイヤ、12.22・・・補強部材、24・・・シ
リンダ本体、24A・・・閉塞端、24B・・・開口端
。
Claims (1)
- 金属材料からなる筒状の補強部材と、一端が閉塞端、他
端が開口端となり、該閉塞端から開口端側に亘って前記
筒状の補強部材が内部に埋設された樹脂製のシリンダ本
体とから構成してなるマスタシリンダ用シリンダ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13331085A JPS61291263A (ja) | 1985-06-19 | 1985-06-19 | マスタシリンダ用シリンダ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13331085A JPS61291263A (ja) | 1985-06-19 | 1985-06-19 | マスタシリンダ用シリンダ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61291263A true JPS61291263A (ja) | 1986-12-22 |
Family
ID=15101682
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13331085A Pending JPS61291263A (ja) | 1985-06-19 | 1985-06-19 | マスタシリンダ用シリンダ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61291263A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102103231B1 (ko) * | 2019-04-08 | 2020-04-23 | (주)디오시스 | 브레이크용 마스터 실린더 제조방법 |
-
1985
- 1985-06-19 JP JP13331085A patent/JPS61291263A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102103231B1 (ko) * | 2019-04-08 | 2020-04-23 | (주)디오시스 | 브레이크용 마스터 실린더 제조방법 |
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