JPS5860608A - 黒鉛とフッ化マグネシウム及びフッ素との3成分系黒鉛層間化合物,及びその製造方法ならびにそれから成る電導材料 - Google Patents

黒鉛とフッ化マグネシウム及びフッ素との3成分系黒鉛層間化合物,及びその製造方法ならびにそれから成る電導材料

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JPS5860608A
JPS5860608A JP56157808A JP15780881A JPS5860608A JP S5860608 A JPS5860608 A JP S5860608A JP 56157808 A JP56157808 A JP 56157808A JP 15780881 A JP15780881 A JP 15780881A JP S5860608 A JPS5860608 A JP S5860608A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 詳細には、本発明はフッ化マグネンウムとフ,素と黒鉛
を特定の条f’(下で反応させて得られる湿気に対して
安定な黒鉛層間化合物f関する。本発明は又、このよう
な新規な黒鉛層間化合物の製造方法に関する。
近年、フッ化物の黒鉛層間化合物が、その秀れた電導性
の故(て注目されつつちる。しかし、それらの殆んどは
吸湿性で不安定であり、実用面に用いるのが極めて困難
なのが現状である。これまで、黒鉛層間化合物を作る侵
入物質として知られているフッ化物は融点及び沸点とも
に低く、室温ではガス状又は液状であり、一般に侵入物
質としてのフッ化物は比較的低温で高い蒸気圧を持つこ
とが必要であるということが通念となっていた。そのた
め、高い融点乃至沸点を有するフッ化物の黒鉛層間化a
物の製造の試みはなされなかった。事実、高温でも蒸気
圧を示さないフッ化マグネシウムと黒鉛との2成分系黒
鉛層間化合物は生成しない。
ところが、本発明音ら(・ま、鋭意研究の結果、成る特
定の条件下で反応させることにより、ツノ化マグネンウ
ムとフッ素と黒鉛との3成分系黒鉛層間化訃物が黒鉛に
対して100係の収率で得られることに成功し、しかも
得られた黒鉛層間化合物が湿気に対して安定であるのみ
ならず耐熱性も高く、又電導度も原料黒鉛に較べて一桁
のオーダー高い秀れたものであることを見出し、本発明
に到達したものである。
したがって、本発明の目的は、フッ化マグネシウムとフ
ッ素との新規な黒鉛層間化合物を提供することにある。
本発明の他の一つの目的は、この新規な黒鉛層間化合物
の製造方法を提供することにある。
上記及び他の諸口的、本発明の諸特徴及び諸利益は、以
下に述べる詳細な説明及び添付の(2)而から明かにな
ろう。
本発明の一つの態様によれば、式CxF(MgF2)y
で表わされるフッ化マグネシウム及びフッ素−との黒鉛
層間化合物が提供される。
」−2の式で表わされる黒鉛層間化合物は本発明(′こ
よるフッ化マグネシウムとフッ素との黒鉛層間化合物の
代表的な例であるが“、一般的に、黒鉛材料とフッ化マ
グネシウムとの混合物をフッ素雰囲気下に約20〜35
0℃の温度で反応させることが本発明の黒鉛層間化合物
を得るための必須の要件である。
式CxF(MgF.2)、で表わされる本発明の黒鉛層
間化合物に(Ii、第1ステーノ、第2ステーノ、第3
ステーノ又それ以上のステージ数のものがある。第1ス
テーゾのものは、x−35〜20、y=o.o02〜0
.45である。このXとyの値は、後述するところのフ
ッ化マグネシウムと黒鉛原材料の混合物にフッ素を導入
した後の保持時間及びフッ素圧に影響される。第2ステ
ーノのものは、x−=17〜50。
y = 0.002〜045である。第3ステージ以上
のもノハ、X〉30、y = i o−4〜i o−2
テある。ステージ数は、X線回折から得られる周期距離
(■o)より求められる。
次に、製造方法についての具体的な説明を行なう。
第1ステーノの層間化合物の製法には大別して次の2つ
の方法がある。即ち、その一つは、黒鉛原材料とフッ化
マグネシウムとの混合物をフッ素雰囲気下に約20〜1
00℃の温度で約5〜30分保持し、その後昇温速度約
り℃/分〜10℃/分で昇任の一つは、黒鉛原材料とフ
ッ化マグネシウムとの混合物をフッ素雰囲気下に約20
0〜350℃の温度で24時間〜3日間反応させて目的
物を得るノの黒鉛層間化合物は黒色で、数日間空気中に
敢行したり、1晩水に浸しておいてもそのX線回折図が
変化しないくらい安定であった。その周期距離は(00
2)回折線より93〜94Xであることがわかった。
上記の−やり方の代りに、黒鉛原材料とフ、化マグネシ
ウムとの混合物をニッケル製反応器に入れ、約20〜1
00℃の温度でフッ素ガスを導入し1.そのま120時
間以上放置すると、第1ステーノの層間化合物はイuら
れず、得られるの(−i第2ステーノ以上のステージ数
の異なったものの混合物か、時としては第2ステーノの
層間化合物が得られる。
第2ステーノのものの周期距離は127〜12.8であ
り、第3ステーノのそれは160〜16.1.第4ステ
ージのそれは19.4〜195である。第2ステーソ以
」−のステージ数の層間化合物も黒色であり、やはり安
定である。
本発明に用いられる黒鉛原材料としては、天然黒鉛のほ
か1石油コークスなどを加熱処理して得られる人造黒鉛
も用いることができる。粒子は臨界的ではなくフレーク
状のもの、粉状のものを用いることができ、即ち′ii
′J20〜50メ、ンユ又はそれから・100メ、シー
以」=(タイラー)のものを用いることができる。又、
特殊な場合として、ブロック状のものが望まれる場合に
は、メタン、ブ′ロパン、ベンゼン、アセチレンなどの
炭化水X f約2,100℃位で基材上に分解沈積し、
その後、熱処理して得られたものを用いることができる
。その場合、熱処理温度に応じて黒鉛化度の異なるもの
が得られ、約2.400℃で処理したものはパイロリテ
ィックカーボン(以下PCという)、約2.600℃〜
約3.000℃で処理したもΩは・gイロリj、4人後
の保持時間を約24時間位にすると第4ステーノの層間
化合物が得られる。生成物はPCF(MgF2)yテ表
すさh、y tti ?ttl述した通9である。
PCの場合には、保持時間30分間位で、第1ステーノ
のものが得られる。又、PGの場合は第2ステーノのも
のもイ!)ることかできる。生成物はpGp(MgF2
)、で表わさ瓦、yは前述し7た通りである。
本発明の製造方法を実施するにあたっては、フッ素圧は
特に臨界的ではないが、05〜10atm位が用いられ
るが、フッ素圧が5 atm以上となるとCXF(Mg
F2)yのXが小さくなる傾向を示す。黒鉛原材料と用
いるフ、化マグネシウムの重ゆ比は、第1ステーノのも
のを目的物とする場合1:08〜1:10位が用いられ
るが、黒鉛がフレーク状の場合は、混り具合から言って
l:2位が適当であ4 る。V状の場合、ン、化マグネシウムの量はもっと少く
てよい。第2スデーノのものを目的とする場合は、l:
04位でもよい。
上記の説明はパッチ法について行なったが、フロー法に
よる連続製造法が可能なことは当然である。
次に吹型的なCXF(MgF2)yの分析値を第1表に
示す。
第  1  表 (*)フ、化黒鉛によるピーク 第1図にC9F(MgF2)。、。8及びC5F(Mg
F2)0.10のX線回折図をフッ化黒鉛(C2F)。
のそれと対比して示す。又、07F(MgF2)。、1
4及びc、F(MgF2)。、。8ノDTA曲線を(C
2F)。のそ八との対比で示す第2図から、本発明の化
合!吻は約150℃〜230℃のところから分解のはじ
まることが分る。第3図にESCAスペクトルを示すが
、第1ステーノのものはフッ化黒鉛(02F)。のそれ
に類似しており、特に表面付近にはC−F共有結合に特
有のピークが289eVのところに観察される。
次に本発明の実施例を挙げるが、本発明の範囲は実施例
に限定されるものでないことは、以上述べた種々のデー
タより明がである。
実施例1 マダガスカル産フレーク状天然黒鉛(297〜840 
ttm ) 0.3 fと粉末状MgF20.6 Yを
混合し、Ni製反応管に入れ〆(空排気する。これに室
温でフッ素ガスを導入して1気圧とし、20分間放置後
306℃まで4℃/分の昇温速度で昇温し、58時間反
応させた。反応終了後、過剰のMgF 2を297μm
のシーブを用いて分離し、黒色のC7F(MgF2)。
、+0を得た。
実施例2 温度を屋初から200℃としてフッ素を導入し、その1
ま反応を行なった以外は実施例と同様に行なった。黒色
のC9F(MgF2)。、。8を得た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の黒鉛層間化合物のX線回折図をフッ化
黒鉛(C2F)。のそれと対比して示したもの、第2図
は本発明の黒鉛層間化合物のDTA曲線を(C2F)n
のそれと対比して示したもの、第3図は本発明のESC
Aスペクトルを(C2F)nのそれと対比して示したも
のである。 特許出願人 セントラル硝子株式会社 第2図 遥、、t r) 第3図 蟻今:C角ζ1しづ;”  (eVン 手続補正書(9光) 昭和先年/月/ダ日 特許庁4j宕忌の春* 殿 1 事件の表示     、5−1− 〆r 7P−o
/P′日侶隼Oダを件1083θ圭遼倣うi%i西−1
ji((!’IAζ名物寿S・シ・・1・1つ製1号A
;3 補IFをする者 +11件との関係   鮪椿飲姻入 (i: ” −止、0幣・7r九・字こ宇・イ′腎タ2
夕3鶏tΦ1  代  即  人 手続補正書(自発) 昭和57年 3月31日 特許庁長官若杉和夫殿 1 事件の表示 昭和56  年 特許   願第157808号3 補
iEをする者 事件との関係 特許出願人 4已   所 山口県宇部市太字沖宇部5253番地氏
  名 (名 称) (220)セントラル硝子株式会
社4  代  理  人 6 補正により増加する発明の数 全文軸゛正明細書 l究明の名称 黒鉛とフッ化マグネシウム及びフッ素との3成分系黒鉛
層間化合物、及びその製造方法ならびにそれから成る電
導材料 2特許請求の範囲 (1)  式CxF(MgF2)、で表わされる黒鉛と
フン化々ヂネ、つA及びフッ素との3成分系黒鉛層間化
合物。 (2)Xが約3〜100でyが約0.0001〜0.2
0であることを特徴とする特許請求の範囲第(17項に
記載の3成分系黒鉛層間化合物。 (3)該3成分系黒鉛層間化合物が、第1ステーノ化合
物、第2ステーソ化合物、第3ステージ化合物及び第4
ステー・ゾ化合物より成る群から選ばれた少なくとも2
種より成る混合ステージ化合物であることを特徴とする
特許請求の範囲第11)項に記載の3成分系黒鉛層間化
合物。 (4)原料黒鉛をフッ素雰囲気千に0〜400℃の温度
で少なくとも該黒鉛に重量増加を起こさせる時間MgF
2と接触せしめることを特徴とする式フッ素との3成分
系黒鉛層間化合物の製造方法。 (5)原料黒鉛とフッ化マグネ・/ラムの重量比が1:
0.4〜1:10であることを特徴とする特許請求の範
囲第(4)項に記載の方法。 (6)  温度が15〜350℃であることを特徴とす
る特許請求の範囲第(4)項に記載の方法。 (7)  フッ素雰囲気のフッ素圧が0.5〜10at
mであることを特徴とする特許請求の範囲第(42項に
記載の方法。 (8)式CXF(MgF2)y  で表わされる黒鉛と
フッ化マグネシウム及びフッ素との3成分系黒鉛層間化
合物より成る電導材料。 3、発明の詳細な説明 本発明は新規な黒鉛層間化合物に関する。更に詳細には
、本発明は湿気に対して安定であるのみならず優れた電
導性を有する黒鉛とフッ化マグネシウム及びフッ素との
3成分系黒鉛層間化合物に関する。本発明は又、黒鉛と
フッ化マグネ7ウム及びフッ素との3成分系黒鉛層間化
合物の製造方法に関する。本発明は更に又、黒鉛とフッ
化マグネシウム及びフッ素との3成分系黒鉛層間化合物
から成る電導]オ料に関する。 近年、フッ化物の黒鉛層間化合物が、その秀れだ電導性
の故に注目されつつある。しかし従来より知られている
黒鉛層間化合物の殆どは湿気に対1−7で不安定でちり
、従って空気中に放置するとただちに0fffする。ゆ
えに実用に供することが不可能である。これまで、黒鉛
層間化合物を作る侵入物11とし−C用いられているフ
ッ化物は融点及び沸点ともに低く、室温ではガス状又は
液状である。 ゆえに、一般に侵入物質としてのフッ化物は比較的低温
で高い蒸気圧を持つことが必要であるということが通念
となっていた。そのため、高い融点乃至沸点を有するフ
ッ化物の黒鉛層間化合物の製、Lニーの試みはなされな
かった。事実、高温でも蒸気圧を示畑ないフッ化マグネ
シウムと黒鉛との2成分系黒鉛層間化合物は生成しない
。 本発明者らは、優ルだ電導性を有するばかりでなく湿気
に対して極めて安定な、実用に供し得るフッ化物の黒鉛
層間化合物を開発すべく鋭意研究を重ね、その結果、式
CXF(MgF2)yで表わされる黒鉛とフッ化マグネ
シウム及びフッ素との3成分系黒鉛層間化合物(以下、
しばしば単に”3成分系黒鉛層間化合物″と略記する)
が原料黒鉛に対して100チの収率で得られることを見
出しだ。 得られた3成分系黒鉛層間化合物(・す湿1、気に対し
て安定であるのみならず111j熱性も高く、又優れた
電導性を有する。本発明の3成分系黒鉛層間化合物の電
導度は原料黒鉛に較べ一桁高い優れたものである。本発
明はとのような新しい知見に基づき成されたものである
。 したがって本発明の目的(性、湿気に対して安定である
のみならず耐熱性も高く、又優れた電導性を有する新規
な3成分系黒鉛層間化合物を提供することにある。 本発明の他の一つの目的(d、この新規な3成分系黒鉛
層間化合物の製造方法を提供することにある0 本発明の他の更に一つの目的は、上述の如き新規な3成
分系黒鉛層間化合物から成る新規な電導材料を提供する
ことにある。 上記及び他の諸口的、本発明の諸特徴及び諸利益は、以
下に述べる詳細な説明及び添付の図面から明かになろう
。 本発明の一つの態様によれば、式CXF(MgF2)y
で表わされる黒鉛とフッ化マグネシウム及びフッ素との
3成分系黒鉛層間化合物が提供される。 一般に、式CxF(MgF2)yで表わされる3成分系
黒鉛層間化合物は、原料黒鉛をフッ素雰囲気下に0〜4
00℃の温度で少なくとも該黒鉛に重量増加を起こさせ
る時間MgF2と接触せしめることによって得られる。 以下、本発明を更に詳細に説明する。 式CxF(MgF2)yで表わされる本発明の3成分系
黒鉛層間化合物には、第1ステージ、第2ステー2、第
3ステージ又は第4ステージもしくはそれ以上のステー
ジ数のものがある。3成分系黒鉛層間化合物のステージ
数は、X線回折から得られる周期距離(工、)を測定す
ることにより求められる。 得られた3成分系黒鉛層間化合物のステージ数は反応温
度及び時間のみならず原料黒鉛の結晶性及び厚み(C軸
方向)にも影響される。第1ステージのものは、X=約
3.0〜20、y=約0.03〜0.20である。第2
ステージのものは、x=約11〜50、y=約0.01
〜0.15 である。第3ステージ以上のものは、X=
約30〜60、y=10−4〜10−2である。一般に
式CxF(MgF2)yで表わされる3成分系黒鉛層間
化合物において、4−+x=3〜100及びy=約0.
0001〜0.20である。第1ステージ、第2ステー
ジ、第3ステージ及び第4ステージもしくはそれ以上の
ステージ数の化合物のそれぞれについて、又とyの値は
上述の範囲内で、反応温度及び時間のみならず、原料黒
鉛の結晶性及びC軸方向の厚みによって変化する。 本発明に用いられる黒鉛原材料としては、天然黒鉛のほ
か、石油コークスなどを加熱処理して得られる人造黒鉛
も用いることができる。粒径は臨界的ではなくフレーク
状あるいは粉状で、約20〜50メツシユ又は50〜4
00メツシユ又は400メツシュ以上(タイラー)のも
のを用いることができる。又、ブロック状の黒鉛が望ま
れる場合には、メタン、プロア9ン、ベンゼン及びない
し又はアセチレンなどの炭化水素を約2,100℃に加
熱された基材(一般に人造黒鉛から成る)に接触させて
炭化水素を熱分解し、得られた黒鉛材料を基材上に沈積
し、その後沈積した黒鉛材料を熱処理して得られたもの
を用いることができる。その場合、熱処理温度に応じて
黒鉛化度の異なったブロック状黒鉛が得られる。約2,
400℃で熱処理を行なうと、ノソイロティックカーゴ
ンカず得られる。 約2,600℃〜3,000℃で熱処理を行なうとノ9
イロティックカーボンに比べて高い結晶性を有する・ぐ
イロティックグラファイトが得られる。 原料黒鉛をフッ素雰囲気下に0〜400℃の温度で少な
くとも該黒鉛に重量増加を起こさせる時間Mg F 2
と接触せしめることによって行なわれる、式CxF(M
gF2)yで表わされる3成分系黒鉛層間化合物の製造
に関し、望ましい反応条件は下記の通りでちる。フッ素
圧は特に臨界的ではないが、通常0.5〜10atm位
が用いられる。反応温度は0〜400℃、好ましくは1
5〜350℃である。前述したように、望ましいy値及
びy値を有する、式CxF(MgF2)yで表わされる
化合物を得るだめの反応時間は、原料黒鉛の結晶性及び
C軸方向の厚み、且つ反応温度とに依存する。しかし、
反応時間は一般に1時間〜10日、更に一般には1日〜
8日である。原料黒鉛のMgF2に対する重量比は3成
分系黒鉛層間化合物の望ましいステージ数に依存するが
、通常1:0.4〜1:10である。反応条件に関して
注目すべきことは、反応系の温度が100℃より高い温
度まで上げられた場合、いったん加熱した反応系を冷却
する過程において、温度が100℃を下回った時点で黒
鉛に重量増加が認められるという点である。原料黒鉛の
C軸方向の厚みが1 mWよシ厚い場合、生成物は第1
ステージ化合物であるより第2ステージもしくは第1ス
テージよシむしろ高いステージ数の化合物である場合が
多い。第1ステージ化合物を得るためには、通常、厚み
(C軸方向)が0.8 、、までの黒鉛材料を用いるの
が好ましい。 反応終了後、反応系の温度が室温より高い温度に1で上
げられていた場合、反応系の温度は室温にまでFげられ
る。未反応のMgF2はシーブがピンセットによって分
離され、式 cXF(MgF2)yで表わされる所望の
3成分系黒鉛層間化合物が得られる。 CxF(MgF2)yの周期距離(Ic)は、第1ステ
ーノのものについては93〜9..4X、第2ステージ
のものについては127〜12.8 X 、第3ステー
ノのものrlcm)いては160〜16.IX、そして
第4ステーソのものについては19.4〜19.5人で
ある。式cxF(MgF2)yで表わされる3成分系黒
鉛層間化合物の場合、第1、第2.第3及び第4ステー
ジ化合物は全て黒色をVする。式CxF(MgF2)y
で表わされる本発明による3成分系黒鉛層間化合物は全
て湿気に対して非常に安定であるため、数週間′空気中
に放置したり、1晩水に浸しておいてもそのX線回折図
には何の変化も見られない。 式 CXF(MgF2)yで表わされ・る本発明の3成
分系黒鉛層間化合物のいくつかの例について、元素分析
及びX#i!回折を行なった結果を第1表に示す。 (@ フッ化黒鉛によるピーク 第1図にに1、C9F(MgF2)。。8及びC5F(
MgF2)。、、。のX線回折パターン(cu−Ktr
)を、(C2F)。71重量係及び(CF)29重ff
i %から成るフッ化黒鉛のそれと対比して示す。上述
の3成分系黒鉛層間化合物のX線回折・gターンを考察
すると、ブロードな回折線が時々観察される。第1図に
示されるCXF′(MgF2)yで表わされる化合物の
うちの二種についての周期il!l−】離(Ic)は、
(oog回折線から計算され、それぞれ!1.37 X
及び934Xである。 第2図にはC,F(MgF2)。、、4及びC7F(M
gF2)。、。8のI)TA凹曲線昇温速度20℃/分
にて、空気中にて4111定)を、(02F)n59重
量係及び(CF)41重:1係から成るフッ化黒鉛のそ
れと対比して示す。 C9F(MgF2)。、。8及びC,F(MgF2)。 、、4のそれぞれについて、第2図に示されるように、
発熱のブロードなピークが90℃の附近で最初に開始す
る。又これらの点において、重着減少が熱重叶測定法に
より認められる。第2図においては、残存黒鉛の酸化反
応に由来するピークが830℃の附近に観察される。フ
ッ化黒鉛については、573℃と697℃の2点におい
て発熱のピークが観察されるが、それらはそれぞれフッ
化黒鉛の分解と残存黒鉛の酸化反応に対応するものであ
る。 ESCAは、ホスト黒鉛と侵入物質の間の化学結合に関
する貴重な情報を得るための最も有用な手段の一つ゛で
ある。 第3図には、第1ステージ化合物CC7F(MgF2)
。、14及び05F(MgF2)。1.。〕とCxF(
MgF2)yの第2ステーノ化合物のESCAスペクト
ルを、(C2F)n59重)迂チ及び(CF)n41重
量係から成るフッ化黒鉛のそれと対比し7て示す。第1
ステーノ化合物については、コンタミネーション炭素の
18ビークが284eVのところに観察されるのに対し
、289eVのところに強いピークが観察される。この
ピークの位置はフッ化黒鉛のそれと殆ど同じであるが、
これは侵入したフッ素と黒鉛の炭素原子の化学的相互作
用が、炭素とフッ素の共有結合を有するフッ化黒鉛のそ
れに類似していることを示すものである。上述のピーク
の他に、第1ステーノ化合物については、C−C共有結
合に由来する強いピークが284eVのところに観察さ
れる。このことは、フッ素と何の相互作用も持たない炭
素原子が多数存在することを意味する。第2ステージ化
合物については、284eVのところにC−C結合に由
来するピークが観察され、286e■から291 eV
の範囲においてブロードな/ヨルダーが観察される。E
SCA 考察において、各原子の内殻から発する光電子
の運動エネルギーが測定される。固体における光電子の
甲−均自山行程はせいぜい数十X8度であるため、黒鉛
層間化合物においては僅か数層の黒鉛層が分析されるに
すぎない。よって、化合物の表面附近の化学結合がES
CAス被クトルりおいては強く出てくる。分析した化学
組成物のピークの強さを比較すると、第1ステーソ化合
物の表面附近には少量のフッ化黒鉛が生成されているこ
とが分る。 式CXF(MgF2)yで表わされる3成分系黒鉛層間
化合物の生成については下記のことが考えられる。 気体EΦ(MgF2)rn・・(F2)。Iが次式によ
って表わされるMgF 2とフッ素との反応によって最
初に生成する。 m’ MgF 2 +n’ F 2 <−(M(rF 
2 )m、” (F2 ) n。 上述の気体種は次に黒鉛に侵入する。温度上昇と共に化
学的平衡は左に移動し、気体状の錯化合物は高温におい
て分解する。特願昭第56−157807号明細書に記
載されているように、侵入物質としてAlF3を用い、
式 CxF(AlF2)、で表わされる黒鉛層間化合物
を生成する場合にも、気体種(AlF2)m−(F2)
。が式mhtFs + n F 2 ;T” (A7F
3 :)mH(F’ 2 )。によって表わされるAl
F2とフッ素との反応によって最初に生成される。実験
結果より、(MgF2)m、・(F2)。、は(AlF
2)m・(F2)。に比べ広い温度範囲においてより高
い安定性と蒸気圧を有することが分る。加えて、(Mg
F2)m−H(F2)。−のザイズは(A/−F3 )
m ’ (F2)nよりも小さいと考えられる。なぜな
らば、CXF(MgF2)yの周期距離はCXF(Al
F2)yのそれに比べて約o、x′Xだけ小さいからで
ある。又、ハロケ゛ン化アルミニウムは気相の中に2量
体を形成しやすい。これらの理由から、MgF2及びF
2はAlF2及びF2よシもより簡4′Iに黒鉛に浸入
させ得ると考えられる。 上述の如く、本発明による3成分系黒鉛層間化合物を数
週間空気中に放置し、その後、X線回折法による分析を
行なっても、空気中に放置しなかったものと殆ど同じX
線回折ノぞターンが得られる。 本発明による3成分系黒鉛層間化合物は、空気中に放置
するとただちに分解してしまう従来のフ。 化物−黒8層間化合物とは異なシ、湿気に対して安定で
ある。 次に本発明による3成分系黒鉛層間化合物のa軸方向(
黒鉛層に対して平行な方向)における電導度について説
明する。一般に当業者には、第2ステージ化合物と第3
ステージ化合物との間には実宵上電導度における差異は
ないこと、及び第2ステーノ、第:3ステ一ノ化合物の
電導1隻は他のステージの化合物のそれに比べて優れて
いることが知られている〔ディー、ビランド、ニー、エ
ロルド及ヒエフ、フォーク8ル、シンセティックメタル
ス第3 ’−’i (I Q 81 ) 、第279〜
288頁(D−Billand。 A、 T15rold and F、Vogel、 5
YNTHETICMETALS、 3(1981)27
9−288)を参照〕。パイロティック グラファイト
(日本カーボン社製)及び038F(MgF2)。、。 3(第1ステーノと第2ステージの混合ステージ化合物
)のa軸方向の比抵抗は、マティリアルスサイエンスア
ンドエンノニアリング、第31月−(1977)第25
5〜259頁[Materials 5ciencea
nd Engineering−、31(1977)2
55−259 ]に記載の4点DC−ブリッジ法によっ
て測定した。 その結果を第2表に示す。 ・ξイロティックカーボン     3.5 X 10
−5C5a”(MgF2)o、os         
 2 ×10−6第2表から明らかなように、c58F
(MgF2)。、。5の比抵抗は原料の・ぐイロティッ
クカーボンに較べて一桁低い。本発明による3成分系黒
鉛層間化合物は湿気に対して安定であるのみならず高い
電導度を有する。本発明による3成分系黒鉛層間化合物
は銅箔に包みこんだり、エポキシなどに含入せしめる″
ことによって電導材料として用いることができる。本発
明による3成分系黒鉛層間化合物は電導材料として有用
であるのみならず、各(・トの有機反応における触媒と
しても用いることができる。 次に本発明の実施例を挙げるが、本発明の範囲は実施例
に限定されるものではない。 実施例1 マダガスカル産フレーク状天然黒鉛(297〜840 
itm ) 0.3 pと粉末状MgF20.4d7を
混合し、N1製反応管に入れ真空排気する。これに温度
25℃でフッ素ガス分導入して1気圧とし、30分間放
置後:300℃まで4℃/分の昇温速度で昇温し、45
時間反応させた。次に反応管を25℃まで冷ノ:(I 
した。フッ素ガスをチ、素で置換した。反応終了後、生
成物と未反応のMgF2を297μmのシーブを用いて
分離し、黒色の黒鉛層間化合物07F(MgF2)。、
1oヲ得た。 実施例2 マダガスカル産フレーク状天然黒鉛(297〜8・10
μm ) 0.31と粉末状IVTgF20.6 Fを
混合し、Ni製反応管に入れ真空排気する。これに温度
25℃でフッ素ガスを導入して1気圧とし、320℃−
まで4℃/分の昇温速度で昇温し、58時間反応させた
。次に反応管を25℃まで冷却した。フッ素ガスをチッ
素で置換した。反応終了後、生成物と未反応のMgF 
2を297μmのシーブを用いて分離し、黒色の黒鉛層
間化合物C9F(MgF2)。、。8を得た。 実施例3 ・ぞイロテック グラファイト(日本カー」?ン社製。 C軸方向厚みQ、671 mm、幅4.445mm及び
長さ5.012mm ) 42.9 mgと粉末状Mg
F2100 Pを混合し、Ni製反応管に入れ真空排気
する。これに温度25℃でフッ素ガスを導入して1気圧
とし、反応系をその温度で8日間反応させた。フッ素ガ
スをチッ素で置換した。反応終了後、生成物と未反応の
Mg F 2をシーズを用いて分離し、黒色の黒鉛層間
化合物c、1F(MgF2)。、。5を得た。生成物の
比抵抗は4×10−60・鑞であったが、原料・ぐイロ
ティッタ力−71fンの比抵抗は3.5X10  Ω・
函であった。生成物は第1ステージのものであった。 実施例4 ・ぐイロテック グラファイト(日本カーボン社製。 C@方向tlみ0.928 Hnmz幅4.457 m
ra及び長さ5.125 ma)51.0 m9と粉末
状MgF2100 pを混合し、Ni製反応管に入れ真
空排気する。反応系を昇温速度4℃/m i nで23
2℃まで昇温し、その温度でフッ素ガスを導入1−でl
気圧とした。反応系をその温度で8日間反応させた。フ
ッ素ガスをチッ素で置換した。反応終了後、生成物と未
反応のMgF 2をシーブを用いて分離し、黒色の黒鉛
層間化合物038F(MgF2 )0.03を得た。生
成物ノ比抵抗H2xlO−6Ω・1であったが、原料ノ
eイロティックカーボンの比抵抗は3.5 x 10−
sΩ・mであった。生成物は第1ステーノと第2ステー
ノとの混合ステージのものであった。 実施例5 ・ぐイロテ、タ グラファイト(日本カーボン社製。 C+lQ1方向厚み0.950i+m %幅5.081
mm及び長さ5.237mm ) 66.7 mtyと
粉末状MgF21005’を混合し、N1製反応管に入
れ真空抽気する。これに温度25℃でフッ素ガスを導入
して1気圧とし、反応系をその温度で2日間反応させた
。フッ素ガスをチッ素で11′i換した。反尾、終了後
、生成物と未反応のMgF、2をシーブを用いて分離し
、黒色の黒鉛層間化合物C30”cMgF2’)0.1
9 ’k j!)た。生成物の1ヒ抵抗は2 X 10
−6Ω・鋼であったか、原料・ξイロティ、クカーがン
の比抵抗は3.5X10  Ω・閑であった。生成物r
1第1ステーノ、第2ステーノ、第3ステーノ及び第4
ステーゾの混合ステーゾのものであった。 実施例6 パイロチック グラファイト(日本カーボン社製。 C軸方向厚み0.950Ωm 、幅5.4271H及び
長さ6175mm ) 80.4 r7c)と粉末状M
gF21 (l O9を混合し、Ni製反応管に入れL
LJ空排気する。これに温度25℃でフッ素11スを導
入してl気圧とし、反応系をその温度で2日間反応させ
た。フッ素ガスをチ、素で置換した。反応終了後、生成
物と未反応のMgF2をシーズを用いて分離し、黒色の
黒鉛層間化合物032F(MgF2)。、、7を・1!
Jた。生成物の比抵抗(d9xlo−’Ω・αであった
が、原料・ぞイロティ、クカーボンの比抵抗は3.5×
10 Ω・。■であった。生成物は第1ステーノ、第2
ステーノ、第3スデーノ及び第4ステーノの混合ステー
ゾの・ものであった。 ところでここに=e載のESCA考祭は、デーポン社製
6 ’、> OB電子分光計を用いて、Mg−Ka線で
行ったものである。DTAについては、空気中にてべ−
A120.をz−1照として行なった。Atの分析は原
子吸収法によって行なった。 土、述の実施例より、本究明が式 CxF (Mgr 
2 )yで表わされ、優れた特性を有する新規な黒鉛層
間化合物及びその製造方法を提供するものであることが
明らかである。しかし、本究明の諸特徴及び調料も♀は
1)SI述した詳細な説明において挙げられた多くの実
験データより明らかである。 4、図面の簡単な説明 第1図に本発明による3成分系黒鉛層間化合物の一例で
ちるC9F(MgF2 )0.os及びC5F(MgF
2)o、1oのX勝回折・ξターンをフッ化黒鉛のそれ
と対比して示す0 第2図に本発明による3成分系黒鉛層間化合物の池の例
であるC、F(MgF2)。、14及びC9F(MgF
2)。、。80I)TA凹曲線フッ化黒鉛のそれと対比
して示す。 第:(図に)、化金属としてMgF2をそれぞれ含有す
る本発明の第1スデーゾ及び第2ステー ノ1′ヒ合物
のESCAスペクトルをフッ化黒鉛のそれとz=1比し
て示す。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  式CxF(MgF2)yで人わされるフッ化
    マグネシウム及びフッ素との黒鉛層間化&物。
  2. (2)式PCF(MgF2)y(式中、pcは・ぐイロ
    リティック カーボン)で表わされるフッ化マグネシウ
    ム及びフッ素との黒鉛層間化合物。
  3. (3)式PGF(MgF2)y(式中、PGは・ぐイロ
    リティ7クグラファイト)で表わさ九るフッ化マグネシ
    ウム及びフッ素との黒鉛層間化合物。
  4. (4)黒鉛原材料とフッ化マグネシウムとの混合物をフ
    ッ素雰囲気下に約20〜350℃の温度で反応させるこ
    とを特徴とするフッ化マグネシウムとフッ素との黒鉛層
    間化合物の製造方法。
  5. (5)  黒鉛原材料がフレーク状又は粉末状黒鉛であ
    り、該混合物をフ′2素に囲気下に約20〜100℃の
    温度で約5〜30分間保持した後、約り℃/分〜lO℃
    /分の昇温速度で昇温し、約300〜320℃の温度で
    反応させ、生成物がCxF(MgF2)yであることを
    特徴とする特許請求の範囲第4項記載の方法。
  6. (6)黒鉛原材料がフレーク状又は粉末状黒鉛であり、
    該混合物をフッ素雰囲気下に約200〜350℃の温度
    で反応させ、生成物がCxF(MgF2)、であること
    を特徴とする特許請求の範囲第4項記載の方法。
  7. (7)黒鉛原材料がフレーク状又は粉状黒鉛であり、該
    混合物をフッ素雰囲気下に約20〜100℃の温度で少
    くとも約20時間放置反応させ、生成物がCxF(Mg
    F2)yであることを特徴とする特許請求の範囲第4項
    記載の方法。
  8. (8)  黒鉛原材料がパイロリティック カーボンで
    あり、該混合物をフッ素雰囲気下に約20〜100℃の
    温度で少くとも約24時間保持した後、約り℃/分〜l
    O℃/分の昇温速度で昇温し、約300〜320℃の温
    度で反応させ、生成物がPCF(MgF、)y(式中、
    PCは・母イロリティックカーボン)であることを特徴
    とする特許請求の範囲第4項記載の方法。
  9. (9)  黒鉛原料1:1が・ぐイロリティック グラ
    ファイトであり、誼混合物をフッ素雰囲気下に約20〜
    100℃の温度で少くとも約30分護持した後、約り℃
    /分〜10℃/分の・昇温速度で¥1温し、約300〜
    ことを特徴とする特許請求の範囲第・1項記載の方法。
JP56157808A 1981-10-03 1981-10-03 黒鉛とフッ化マグネシウム及びフッ素との3成分系黒鉛層間化合物,及びその製造方法ならびにそれから成る電導材料 Granted JPS5860608A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6456777A (en) * 1987-08-27 1989-03-03 Nikkiso Co Ltd Electrically conductive ink

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