JPS586014Y2 - 蓋開閉機構 - Google Patents

蓋開閉機構

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Publication number
JPS586014Y2
JPS586014Y2 JP1977049139U JP4913977U JPS586014Y2 JP S586014 Y2 JPS586014 Y2 JP S586014Y2 JP 1977049139 U JP1977049139 U JP 1977049139U JP 4913977 U JP4913977 U JP 4913977U JP S586014 Y2 JPS586014 Y2 JP S586014Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
pin
hole
pivot
opening
Prior art date
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Expired
Application number
JP1977049139U
Other languages
English (en)
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JPS53143522U (ja
Inventor
日野岡孝
Original Assignee
カシオ計算機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by カシオ計算機株式会社 filed Critical カシオ計算機株式会社
Priority to JP1977049139U priority Critical patent/JPS586014Y2/ja
Publication of JPS53143522U publication Critical patent/JPS53143522U/ja
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Publication of JPS586014Y2 publication Critical patent/JPS586014Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は蓋開閉機構に関するものである。
小型電子式計算機のキーボード覆蓋、カセット式テープ
レコーダのカセット装填部の蓋など、ケースに対して回
動開閉されるように取付けられている蓋は、その最大開
放角度をケースの蓋枢支部に設けたストッパによって制
限されるようになっている。
このような蓋の開閉機構として従来は、例えば蓋の基端
部両側に突軸を突設してこの突軸をケースの蓋枢支部に
設けた軸穴に回動可能に嵌合するなど、ケースに対して
蓋を離脱しない状態に枢着している。
しかしながらこのような蓋開閉機構では、蓋に対してこ
れをその最大開放角度以上に開らこうとする外力が加わ
ると、ストッパによって支点上部を受止されている蓋の
枢着部に無理な力がかかり、この部分が破損したり曲が
ったりする欠点があり、特に蓋やケースが合成樹脂製の
場合は大きな割れを生じてしまう欠点があった。
また、小型電子式計算機あるいはカセット式テープレコ
ーダ等を長時間連続しで使用する場合には操作の邪魔に
なっていた。
本考案はこのような実情にかんがみでなされたものであ
って、その目的とするところは、蓋にその最大開放角度
以上に開らこうとする力がかかった場合に蓋がケースの
蓋枢支部から外れるようにした蓋開閉機構を提供するこ
とにある。
以下、本考案の一実施例を小型電子計算機におけるキー
ボード覆蓋の開閉機構を例にとって図面に基ずき説明す
る。
図中1は小型電子式計算機、2a 、2bはそのケース
である。
3は上部ケース2aの上面に設けられた表示窓、4は前
記上部ケース2aの一部に全幅にわたって形成された凹
入部、5は上部ケース2aの凹入部上面に多数の操作釦
6,6を配設して構成されたキーボードであって、上記
凹入部4の一端側両側壁面は蓋枢支部7,7とされ、こ
の蓋枢支部すなわち凹入部壁面には縦長のピン受は孔8
が設けられでいる。
9は前記上部ケース2aの蓋枢支部7,7に基端部両側
を枢支されたキーボード覆蓋であって、この蓋9及び上
記ケース2a 、2bは合成樹脂製であり、また上記蓋
9は上記凹入部4全体を覆う形状となっている。
なお、4aは上記凹入部4の両側壁面に形成された蓋受
段部、4bは上記蓋9の前面板9aを受ける蓋受面、1
0はこの蓋受面4bの両側端に設けられた蓋係止穴、1
1は蓋前面板9aの両側端内面に設けられた上記蓋係止
穴10に蓋閉止時に嵌合する係止突起である。
一方、12は上記蓋9の基端部両側縁に設けられた善後
面板9bの内面に突出するピン支持板、13はこのピン
支持板12と離間対向させて上記善後面板9bの内面に
形成されたスプリング受けであり、上記ピン支持板12
には前記蓋枢支部7のピン受は孔8と対向するピン嵌挿
孔12aが貫通形成されている。
14はこのピン嵌挿孔12aに進退可能に嵌挿された枢
支ピンであり、このピン14は例えば砲弾形など先端に
向って小径となるテーパー状周面をもった形状とされ、
またこのピン14の後端には上記ピン支持板12に受は
止められる鍔部14aが設けられている。
15は上記枢支ピン14の後端面と前記スプリング受け
13との間に介在されたコイルスプリングであり、上記
枢支ピン14はこのスプリング15によってその鍔部1
4aがピン支持板12の内側面に当接し、かつその先端
部がピン支持板12の外側面より突出して蓋枢支部7の
ピン受は孔8に嵌入した状態に弾圧偏倚される。
なお、図中14bは上記枢支ピン14の後端面に突設さ
れたスプリング受は軸、16は上部ケース2aの凹入部
端面に形成された蓋9の最大開放角度を決定するストッ
パ面である。
また蓋9の基端部に設けた上記ピン支持板12及びスプ
リング受け13の外周面は前記ストッパ面16に接面す
る円周面とされており、これによって枢支ピン14を縦
長のピン受は孔8の上端に嵌入位置させるようにしてい
る。
次に、上記のように構成してなる蓋開閉機構の動作につ
いて説明する。
第3図a及び第4図は蓋9を閉止した状態を示し、枢支
ピン14はその先端部をピン受は孔8の上端に嵌入させ
た状態となっており、蓋9が第3図aに仮想線で示した
最大開放位置との間で回動開閉される範囲ではこの状態
を保って蓋9を蓋枢支部7に枢支する。
しかして最大開放角度まで開らかれた蓋9に対してこれ
をさらに開らこうとする力が作用すると、この力によっ
て蓋9はストッパ面16の外端縁を支点として第3図す
に示すように回動される。
この蓋9の回動によりその後面板9bの内面側端に設け
られているピン支持板12が外方にずらされると、この
ピン支持板12に嵌挿支持されかつ先端部をピン受は孔
8に嵌入させた状態にある枢支ピン14がピン受は孔8
とピン嵌挿孔12aとの位置ずれによって強制的に傾け
られ、ピン受は孔8の縁部に先端部のテーパー状周面が
案内されてスプリング15の弾圧力に抗し第5図に示す
ように後退される。
このようにピン支持板12のずれ移動にともなって後退
される枢支ピン14は最終的には完全にピン受は孔8か
ら離脱し、この後蓋枢支部7面を滑り移動して蓋枢支部
7から外れ、これによって蓋9は第3図Cに示すように
上部ケース2aから離脱する。
すなわち、この蓋開閉機構は上記のように、蓋9がその
最大開放角度以上に開らかれた場合に枢支ピン14をピ
ン受は孔8から抜は出させて蓋9を蓋枢支部7から離脱
させるようにしたもので、このようにすることによって
蓋9及びその枢支部の破損を防ぐことができるし、また
蓋9が邪魔になる場合にこれを簡単に取外すこともでき
る。
なお、ケースから離脱した蓋9を再びケースに装着する
には、枢支ピン14の先端を押し込んだ状態で蓋枢支部
7,7間に蓋基端部を挿入し、この後蓋9を最大開放角
度以内の開放姿勢にして蓋基端部を枢支ピン14がスプ
リング力でピン受は孔8に嵌入するまで押込めばよい。
なお、上記実施例では枢支ピン14を砲弾形としたが、
このピンは球体や先端部を球面としたものでもよく、さ
らにピン先端部を球面のような形状とすればピンを傾け
なくてもこれをピン受は孔8の縁部で案内して後退させ
ることができるから、ピンを軸状としてこれをピン支持
板12及びスプリング受け13に支持するようにしても
よい。
また上記支持板12と上記スプリング受け13に替えて
筒状のスプリング受けを設けると共に、一端に枢支ピン
を装着したスプリングを上記筒状スプリング受けに嵌挿
するようにしてもよい。
更に上記枢支ピン14を弾圧するものとしては板バネや
弾性ゴムなども利用することができるのは勿論のこと、
キーボード覆蓋9の再装着を容易にする為にピン受は孔
8の開口部にテーパーを設けてもよい。
また上記実施例においては小型電子式計算機におけるキ
ーボード覆蓋の開閉機構として説明したが、この蓋開閉
機構はカセット式テープレコーダにおけるカセット装填
部の蓋やその他電子機器及び物入れケースなどの蓋の開
用機構としで広く利用することができる。
なお、本考案の蓋開閉機構は上記実施例の構造に限られ
るものではなく、例えばケースに枢支ピンを設は蓋にピ
ン受は穴を設けたり、−側の枢支部のみに上記の機構を
採用し、他側の枢支部はピン受は孔とこのピン穴に嵌入
する固定の突軸を組合わせたものとするなど、本考案の
要旨を逸脱しない範囲で変更を加えることができること
はもちろんである。
本考案は上記のようにしてなるものであるから、蓋にそ
の最大開放角度以上に開らこうとする力がかかった場合
に蓋がケースの蓋枢支部から外れ、これによって蓋及び
蓋枢支部の破損を防ぐことができると共に、蓋が邪魔に
なる場合にこれを簡単に取外すことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は全体の
外観図、第2図は要部の拡大斜視図、第3図a、b、c
は蓋離脱動作を示す縦断側面図、第4図は第3図aのA
−A線に沿う断面図、第5図は第3図すのB−B線に沿
う拡大断面図である。 2a、2b・・・・・・ケース、I・・・・・・蓋枢支
部、8・・・・・・ピン受は孔、9・・・・・・蓋、1
2・・・・・・ピン支持板、12a・・・・・・ピン嵌
挿孔、13・・・・・・スプリング受け、14・・・・
・・枢支ピン、15・・・・・・スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケースの蓋枢支部と開閉蓋の基端部側縁との方にピン受
    は孔、他方に前記ピン受は孔と対向すルピン嵌挿穴を設
    けると共に、このピン嵌挿孔ニ嵌挿され、且つ、先端に
    向って小径となるテーパー状周面をもった枢支ピンを前
    記ピン受は孔に弾圧嵌入された蓋開閉機構であって、前
    記開閉蓋が所定角度に開蓋された際前記ケースに接面し
    、それ以上に開蓋動作されると前記枢支ピンのテーパー
    状周面が前記ピン受は孔の縁部に案内されて前記枢支ピ
    ンが前記ピン受は孔より離脱されるよう構成された、蓋
    開閉機構。
JP1977049139U 1977-04-19 1977-04-19 蓋開閉機構 Expired JPS586014Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977049139U JPS586014Y2 (ja) 1977-04-19 1977-04-19 蓋開閉機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977049139U JPS586014Y2 (ja) 1977-04-19 1977-04-19 蓋開閉機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS53143522U JPS53143522U (ja) 1978-11-13
JPS586014Y2 true JPS586014Y2 (ja) 1983-02-02

Family

ID=28934170

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1977049139U Expired JPS586014Y2 (ja) 1977-04-19 1977-04-19 蓋開閉機構

Country Status (1)

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JP (1) JPS586014Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4939715U (ja) * 1972-07-08 1974-04-08

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4939715U (ja) * 1972-07-08 1974-04-08

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Publication number Publication date
JPS53143522U (ja) 1978-11-13

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