JPS5859723A - 可撓性線材の定寸切断装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、糾組み銅線や細線などの可撓性線材を連１フ
ｉ的に定Ｔ１に切断する装置に関するものである。

編組み銅線などの可撓性線材を配線等の目的で長尺状の
ものから定寸に切断する場合、従来は主として一定の寸
法を送り出して切断する方法であり、細線（例えば単線
の０．５１１ｍφ以下）の定寸送りに困難性があり、ま
た長尺状の巻取ドラムから切り離してしまえば以後の自
動化のための整列、位置決めが困難になるという欠点が
あった。また、予め一定の寸法に切断されたｋＱ　ｋｎ
の銅線などの線材の罐ｉｎは外形が大きく広がり、他の
電導部品をスポ７）溶接するさいにはスボソ１溶接形状
の成形がしにくり、従って溶接弛度が弱＜　ｔ、ｉす、
またかしめ作業などのために編組み銅線の端部をそれよ
り僅かに大きい孔に貫通さけた後、かしめる際に孔への
貫通が困難であるということから、従来はスボッ１溶接
あるいは孔への貫通作業前に編組す銅線の端部を手作業
にて１然りながら細（するという作業が必要であり、作
業工稈の主目的はスポット溶接作業あるいはかしめ作業
であるにもがかわらず、その付随作業である線の端部処
理のために全体の作業性を著しく低下させているという
欠点があった。

本発明は、このような従来の欠点を解消することを目的
とするものである。

この発明は、長尺状の可撓性線材を連続的に定寸に切断
する装置であって、該装置本体にはその中心部に線材案
内孔を有する可動刃受体を該案内孔の穿設方向と同一方
向に摺動自在に配設し、この可動刃受体の前方には該可
動刃受体の前方端面を摺動面とする線材切断用可動刃を
常時はその刃先が可動刃受体の前方への移動を制限する
状態に設置し、前記装置本体には可動刃受体を前方に押
圧する反撥スプリングを設け、更に前記装置本体には可
動刃受体を前記反撥スプリングの押圧力に抗して退行さ
せた状態で線材案内孔から線材を突出させてその先端を
挟着し目つ所望の寸法だけ線材を引き出す線材定寸引出
装置を設けたことを特徴とする可撓性線材の定寸切断装
置、及びこれにさらに装置本体の線材供給側であって前
記可動刃の切断位置よりも線材切断寸法の整数倍の距離
隔てた位置に、線材をスポット溶接する溶接機を設けた
ことを特徴とする可撓性線材の定寸切断装置に係るもの
である。

以下本発明を図面に示す実施例に基づいて説明すれば、
第１図は本装置の縦断側面図、第２図はその正面図、第
３図はその平面図であり、（１１は可撓性線材、（２）
は可撓性線材（Ｊ、）の端末を固体ｆヒするためのスポ
ット溶接機の下部電極で１１部電極（３）と対向して設
けられており、線ガイド（４）はこの下部電極（２）に
固着されている。図中のＡで示すｊ法は希望する切断長
さで、切断された線材の端末を挾持する挾持貝（５）を
保持する突起（６ａ）を有する移動台（６）の移動によ
って与えられる。この移動台（６）には貫通孔（６ｂ）
が設けられており、この貫通孔（６ｂ）はペース（７）
の上面に対向して固着された２枚の保持板＋８１．　（
９１に取付ネジｍ＋ｌ、　　（１１）で固定された案内
棒（１２）に摺動可能に嵌合されている。この案内棒（
１２）と平行した別の案内棒（１３）も同様に保持Ｆｊ
、＋８１　、　’　（９１に嵌合して設置されており、
そのほぼ中央には駆動用シリンダー（１４）が保持板（
８）に固着され、同駆動用シリンダーのロンド（１４ａ
）が移動台（６）の端部に固着されている。

また、円筒状の可動刃受体（１５）は装置本体（２０）
内の案内孔（２０ｂ）に摺動自在に設置されており、そ
の内部には可撓性線材を案内する貫通孔（１５ａ　）が
設けられており線材ｆｉｌが通過可能となっている。

この可動刃受体（１５）の一端には反撥スプリング（１
６）を装着する円筒状の突起（１５ｂ）があり、この反
撥スプリング（１６）は線材（１）が通過可能な孔（１
７ａ）を有する蓋体（１７）によって固定端を支持され
て可動刃受体（１５）を前方へ押圧している。前記蓋体
（１７）の上方には、線押えシリンダー　（１８）が取
付けられており、そのロンド（１８ａ）は蓋体（１７）
の孔（１７ａ）内に上方から進出して来て線材を押える
ことができるように構成されている。本体（２０）の前
方には可動刃（１９）が可動刃受体（１５）の移動方向
（貫通孔（１５ａ）の穿設方向）と直角方向に動くよう
に、本体（２ｏ）の前面に形成された溝（２０ａ）と本
体（２０）にネジ（２１）で固着されたカバー（２２）
との間に支持されて上下方向に滑動可能に構成されてお
り、その下端にナイフェツジ部（１９ａ）が形成され、
可動刃受体（１５）の貫通孔（１５ａ）の前方端縁（１
５ｃ）とで線材（１）の切断部を構成している。可動刃
（１９）はその上昇定位置において下端が本体（２０）
の案内溝（２０ａ）の上部壁面よりも所要長さ低くなる
ように配設され、反撥スプリング（１６）によって押圧
されている可動刃受体（１５）の前方端面が可動刃（１
９）の切断面にて係止されるように構成されている。可
動刃（１９）は、本体（２０）の上部に設けた切断用シ
リンダー（２５）のロッド（２５ａ）によって駆動され
る。図中のＢで示す寸法は、溶接機の溶接中心と本体（
２０）の可動刃（１９）の切断面との距舖であり、これ
は線材＋＋）の切断しさＡのｖＸｌ数倍に選ばれる。（
４１）は基台であって本体（２０）を取り付けているベ
ース（７）はその用台」二面を前後（図面」ニは左右）
に移動でき、Ａ寸法に変更があったときに８寸法を変え
ることができるように構成されている。　（４２）はス
ボソ）溶接機の基枠であり、基台（４１）に固着されて
いる。

挟持具（５）は第７図に示すように上下対称形状の挟持
片（５ｂ）、　　（５ｃ）により構成され、ピン（２９
）により回動可能に軸支されており、ピン（２９）は移
動台（６）の突起（６ａ）に固着されている（第７図参
照）。挾持片（５ｂ）、　　（５ｃ）を作動させるアー
ム（３０ａ＞、　　（３０ｂ）も上下対称位置にあり、
先端はそれぞれピン（３１ａ）、　　（３１ｂ）により
挟持片（５ｂ）、　　（５ｃ）の基端に枢着されており
、またそれぞれの基端はピン（３２）により、移動台（
６）に取り付けられた挟持シリンダー（３３）のロッド
（３３ａ）先端に設けた金具（３４）に枢着されている
。

以下に、本装置の動作について述べれば、可動刃（１９
）の下降による線材ｆｌ＋の切断後、挾持片（５ｂ）、
　　（５ｃ、）を開いた状態で、駆動用シリンダー（１
４）にて移動台（６）を図面上左方向に移動さ〔れば、
この挟持片（５ｂ）、　　（５ｃ）の先＠（５ａ）に押
されて、可動刃受体（１５）は反撥スプリング（１６）
の押圧力に抗して退入し、このとき線材ｆｉｌは線押え
シリンダー（１８）のロッド（１８ａ）の下降抑圧によ
り移動を阻止されるようにしているので、可動刃受体（
１５）の貫通孔＜１５２）内の線材は移動せず、従って
可動刃受体（１５）の先端面から線材の先端が突出した
状態となり、その突出部分の上下に挾持片（５ｂ）、　
　（５ｃ）が聞いた状態で位置することになる。移動台
（６）が最終位置に達すると、駆動用シリンダー（１４
）の駆動を停止し、挟持用シリンダー（３３）を駆動し
て挾持片（５ｂ）、　　（５ｃ）を閉じて線材（１，）
の先端を挾み着け、線押えシリンダー（１８）のロッド
（１８ａ）を上昇さゼで線材を解放し、駆動用シリンダ
ー　（１４）によって移動台（６）をへ寸法だけ前方に
移動さυる。この結果、移り３台（６）と共に線材（１
）はへ寸法引き出されることになる。

移動後の状態を第４図に示すが、同図においては上部電
極（３）がすでに図面上、下方へ下降している。また第
５図に示すように編組み銅線などの可撓性線材（１）は
一部分を固体化するためその断面は一トｓ電極（３）と
下部電極（２）の凹τＹ　（３ａ）、　　（２ａ）によ
り挾まれ加圧通電しスポット溶接されることにより固体
化前よりもやや小さく固体化される。

また第４図で、挟持片（５ｂ）の端部（５ａ）により図
面−１−１左方向へ押されていた可動力受体（１５）は
反撥スプリング（１６）の復元力により右方向へ移動す
るが可動刃（１９）の先端が可動刃受体（１５）の上部
に当接する位置にあるので可動刃受体（１５）はその位
置で移動を阻止される。この時Ａ寸法の整数倍手前（８
寸法の位置）でスポット溶接にて固体化された部分が可
動刃受体（１５）の端ｆｌＴ！（１５ｃ）と可動刃（１
９）の背面（１９，−、）の接線上に到る。次に切断用
シリンダー（２５）を作動さぜ、そのロソｌ’（２５ａ
）を下方に押し下げることにより可動刃（１９）は下降
し線材（１）の前記固体化された部分の中央部を切断す
る。この工程において可動刃受体（１５）は反撥スプリ
ング（１６）により常に右方向へ押されているので切断
時のエツジ部とのギャップが無くなり、精度のよい切断
が可能となる。また、固体化された部分を切断するので
切断端部がほつれることがなく、線材（１）の引出し工
程及び取り出し後の配線作業における取り扱いに便利で
ある。

第８図（１ｌｆｆｉ断側面図）及び第９図（正面図）は
、編組み銅線などの可撓性線材（１）の端部に端子部品
（３６）をかしめ、口つ希望するｋさに線イイ（１）を
切断するための実施例を示すものであり、移動台（６）
が図面上、右方にあるとき、受は台（３７）の半円状四
部（３７ａ）に端子部品（３Ｇ）の軸ｎＢ　（３６ａ　
）を１重人し、かしめシリンダー（３９）を９動してか
しめ工具（３８）の先端凸ｎ１ζ（３８ａ＞　を端子部
品（３６）の軸部（３６，３）が変形しない稈度に軽く
押し付け、移動台（６）を左方へ移動さオれば、受は台
（３７）及びかしめシリンダー（３９）の取付ＪＮ（４
０）は共に移動台（６）に固着されているため、端子部
品（３６）をつかんだ状態で左方へ移動する。このとき
、線材（１）を案内している可動力受体（１５）の貫通
孔（１５ａ）と受は台（３７）の′−１′円状凹部（３
７ａ）の中心位置は同一に設定されているため、線材（
］）の端ｎ１ζ外周か端子部品（３６）の軸部（３６ａ
）の内部に挿通される状態となり、このあと、かしめシ
リンター（３９）の駆動力を強めてかしめ工具（３８）
の先端凸部（３８ａ）を受番〕台（３７）の半円状四部
（３７ａ）側に強く押し付ければ、端子部品（３６）の
軸部（３６ａ）は圧縮され、線４．ｔＨの端部と〃 端子１’ｆｌ（晶（３６）とはカルめられる。次にその
状態で移動台（６）をへ寸法だけ移動させ、可動刃（１
９）を下降させれば端子部品（３６，）　ｆ＝Ｊきの定
寸の線材を得ることができる。

」二連したように本発明によれば、長尺状の、線材を連
続的に定寸に切断できるので以後の自動化のために整列
や位置決めあるいｌオ他の部品を線材の端部に挿入して
かしめるといった作業の自動化が容易となり、更に線材
の切断部を予めスボノ１溶接しておくことにより線材端
部のほつれが無くなり、他の部品にスボソ）・／８接す
る際に従来のように線材端部を手作業によりＩ然って細
くするという手間が省け、績組み鋼線などの線の一部が
はみ出すということもないなどの効果を奏するものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す縦断側面図、第２図はそ
の正面図、第３図はその平面図、第４図は要部を拡大し
て示す才、１ｆｆｉ断側面図、第５図は第４図のＩ−Ｔ
線より見た断面図、第６図は線材の幅／ノ 部を挟持する工程を示ず♀（Ｘ断側面図、第７図はその
正面図、第８図は他の実施例の要部を示す縦断側面図、
第９図はその正面図である。 （１）：可撓性線材　　　（２）二下部電極［３１：　
Ｊ二部電Ｉ餉　　　　（４）二線ガイド（５）：挾持具
　　　　　（６）：移動台（７）：ペース　　　　　（
＋５）　　：可動刃受体（１６）　　：反撥スプリング
　（１９）　　：可動刃（２０）　　：装置本体 特許出願人　株式会社　戸上電機製作所代　　理　　人
　　伊　　東　　守　　忠　（はが１名）／Ｊ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　長尺状の可撓性線材を連袂的に定寸に切断する装
   置であって、該装置本体にはその中心；）１ｔに線材案
   内孔を有する可動刃受体を該案内孔の穿設方向と同一方
   向に１ｊ１動自在に配設し、この可動刃受体の前方には
   該可動刃受体の前方端面を摺動面とする線材切断用可動
   力を常時はその刃先が可動力受体の前方への移動を制限
   する状態に設置し、前記装置本体には可動刃受体を前方
   に抑圧する反撥スプリングを設け、更に前記装置本体に
   は可動刃受体を前記反撥スプリングの押圧力に抗して退
   行させた状態で線材案内孔から線材を突出さけてその先
   端を挾着し且つ所望の寸法だけ線材を引き出す線材定寸
   引出装置を設けたことを特徴とする可撓性線材の定寸切
   断装置。 ２、　長尺状の可撓性線材を連続的に定寸に切断する装
   置であって、該装置本体にはその中心部に線材案内孔を
   有する可動刃受体を該案内孔の穿設方向と同一方向に摺
   動自在に配設し、この可動力受体の前方には該可動刃受
   体の前方端面を摺動面とする線材切断用可動力を常時は
   その刃先が可動力受体の前方・＼の移動を制限する状態
   に設置し、前記装置本体には可動刃受体を前方に押圧す
   る反撥スプリングを設け、更に前記装置本体には可動刃
   受体を前記反撥スプリングの押圧力に抗して退行さ−υ
   ゛た状態で線材案内孔から線材を突出さゼてその先端を
   挾着し且つ所望の寸法だけ線材を引き出す線材定寸引出
   装置を設け、月つ装置本体の線４４供給側であって前記
   可動刃の切断位置よりも線材切断寸法の整数倍の距離隔
   てた位置に、線材をスボソ１溶接する溶接機を設けたこ
   とを特徴とする可撓性線材の定寸切断装置。