JPS5858661B2 - シヤシンザイリヨウ - Google Patents

シヤシンザイリヨウ

Info

Publication number
JPS5858661B2
JPS5858661B2 JP50142078A JP14207875A JPS5858661B2 JP S5858661 B2 JPS5858661 B2 JP S5858661B2 JP 50142078 A JP50142078 A JP 50142078A JP 14207875 A JP14207875 A JP 14207875A JP S5858661 B2 JPS5858661 B2 JP S5858661B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acrylate
film
photographic
copolymer
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP50142078A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5265422A (en
Inventor
真州雄 兜森
栄一 太田
武次 落合
正人 里村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP50142078A priority Critical patent/JPS5858661B2/ja
Publication of JPS5265422A publication Critical patent/JPS5265422A/ja
Publication of JPS5858661B2 publication Critical patent/JPS5858661B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/76Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers
    • G03C1/91Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers characterised by subbing layers or subbing means
    • G03C1/93Macromolecular substances therefor

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は写真材料に関するもので、特に写真材料の下塗
組成物に関するものである。
従来より写真用支持体としてポリエチレンテレフタレー
ト、トリ酢酸セルロース、ポリスチレン、ポリカーボネ
ート、ポリオレフィンラミネート紙等が多く用いられて
いる。
しかしながら、これら高分子物質を写真用支持体に使用
する場合、支持体がいずれも疎水性の表面を有するため
、これら支持体上にゼラチンが主である親水性保護コロ
イドからなる写真層を強固に接着させることは非常に困
難である。
この様な難点を克服するために試みられた従来技術にお
ける疎水性支持体への親水性層の塗設方法としては、 (1)薬品処理、機械的処理、コロナ放電処理、火焔処
理、紫外線処理、高周波処理、グロー放電処理、活性プ
ラズマ処理、レーザー処理、混酸処理、オゾン酸化処理
、などの表面活性化処理をしたのち、直接写真乳剤を塗
布して接着力を得る方法と、 (2)一旦これらの表面処理をした後、下塗層を設けこ
の上に写真乳剤層を塗布する方法との用法がある。
(例えば、米国特許第2698241号、276452
0号、2864755号、2864756号、2972
534号、3057792号、3071466号、30
72483号、3143421号、3145105号、
3145242号、3360448号、3376208
号、3462335号、3475193号、英国特許第
788365号、804005号、891469号等) これらのうち(2)の方法がより有効であり、広く行な
われている。
これらの表面処理はいずれも本来は疎水性であった支持
体表面に多少とも極性基を作らせること、極表面の接着
に対してマイナスの要因になる薄層を除去すること、表
面の架橋密度を増加させ接着強度をあげることなどによ
り表面の接着力を増加させるものと思われる。
その結果として下塗液中に含有される成分の極性基との
親和力が増加することによるもの、乃至、接着表面の堅
牢度が増加することによるもの等が考えられる。
又、下塗層の塗布の方法としても種々の工夫が行なわれ
ており、第1層として支持体によく接着する層を設け、
その上に第2層として親水性の樹脂層を塗布する所謂重
層法と、疎水性基と親水性基との両方を含有する樹脂層
を一層のみ塗布する単層法とがある。
これらの方法はいずれもよく研究されており、例えば塩
化ビニル、塩化ビニリデン、メタクリル酸、アクリル酸
、イタコン酸、無水マレイン酸などの中から選ばれた単
量体を出発原料とする共重合体を始めとして、ポリエチ
レンイミン、エポキシ樹脂、グラフト化ゼラチン、ニト
ロセルロースなど数多くの樹脂についてその適性が検討
されてきた。
だが、それらの方法は次の如き欠点が避けられなかった
即ち、(A) 接着強度が充分でない。
(B) 表面処理を施さなくてはならない。
(C) 有毒ガスの発生、人体への悪影響、公害等の
問題がある。
(D) フィルムの平面性が悪くなる。
(E) 下塗の乾燥過程での温度管理が困難である。
また、特公昭48−3564号は、スチレン、ブタジェ
ンおよびアクリル酸またはイタコン酸などからなる共重
合体を用いた下塗液を開示している。
しかし、その共重合体を用いると写真用下塗方法として
大きな欠陥のあることがわかった。
又、その共重合体を二輪延伸ポリエチレンテレフタレー
トフィルムに塗布する場合には、重層下塗ないしエツチ
ング剤の併用が不可欠であることが判明した。
つまりフィルム支持体は現像、定着、水洗中に化学的変
化を受けながら自動現像機処理等の激しい外部応力を受
けるが、そのときの接着力がまったく不充分であること
がわかった。
この原因は該共重合体は酸官能基を有し支持体上に塗布
乾燥されただけでは自己架橋が不充分であることによる
ものであろう。
即ち、主組成が亜硫酸す) IJウム、ハイドロキノン
などでアルカIJ (Iを示す通常の現像液中では容易
に該共重合体は可溶化され、そのため接着力が著しく低
下すると考えられる。
つまり共重合反応で酸官能基を導入した高分子被覆素材
では、湿潤時の接着力を完全にすることはできない。
本発明はこれらの従来技術にみられた欠点を克服すべく
開発されたものである。
本発明の目的は第1に支持体と写真層との間に強固な接
着力を有する写真材料を提供するものである。
第2に表面処理を施さなくても支持体と写真層との間に
強固な接着力を有する写真材料を提供することである。
第3に単層下塗にても疎水性の支持体と写真乳剤層を接
着させることが可能な写真材料を提供することである。
第4に公害発生の問題の無い写真材料を提供するもので
ある。
すなわち本発明の写真材料を得るためには必ずしも有機
溶剤の使用を必要としないため、有害な有機溶剤を排気
もしくは排水中に放出するこ”とがない。
第5に皮膚への刺激の少い下塗液を提供するものである
第6に平面性に秀れた写真材料を提供するものである。
第7に工程の温度変動に対しても下塗性状を悪化させな
い写真材料を提供するものである。
すなわち本発明は、 (a) ブタジェン、イソプレン、クロロプレンから
選択されるジオレフィン単量体とスチレン、メチルメタ
クリレートまたはアクリロニトリルとの共重合体、 (b) メチルアクリレート、エチルアクリレート、
エチルへキシルアクリレート、n−ブチルアクリレート
、オクチルアクリレート、n−へキシルアクリレート、
n−へブチルアクリレートおよびn−へブチルメタアク
リレートの単量体から選択された単独重合体あるいは共
重合体、の混合物を含む水性分散液を塗布した支持体を
持つ写真材料である。
本発明の(a)成分のジオレフィン単量体とスチレン、
メチルメタアクリレートまたはアクリロニトリルとの共
重合体比は90:10乃至10:90(重量比)の範囲
の任意の値を選択できる。
(b)成分としてはエチルアクリレートの単独重合体ま
たはエチルアクリレートを含んだ共重合体が好ましい。
本発明に係わる上記(a) t (b)のブレンド組成
物中には、ゼラチン等の親水性コロイド力切口えられて
もよい。
また、このゼラチンの一部または全部の代用に天然また
は合成透水性有機コロイド結合剤を使用することができ
る。
これらの例として水溶性ポリビニルアルコールおよびそ
の誘導体、例えば部分的に加水分解されたポリ酢酸ビニ
ル、ポリビニルエーテルおよび多数の−CH2CHOH
−基を含有するアセタール、酢酸ビニルと付加重合可能
な化合物、例えば無水マレイン酸、アクリル酸およびメ
タクリル酸のエステルおよびスチレンとの共重合体等が
使用できる。
さらにグラフトを含めアシル化等により変性されたゼラ
チンでもよい。
さらにここに用いられる下塗溶液は、乳化重合物である
ので塗布に有機溶媒を全く必要としないが、所望により
有機溶媒もまた使用できる。
この他、下塗層の補強用添加剤、あるいは乳剤層との接
着性の改良用添加剤、帯電防止剤、マット剤等を加えて
よく、具体的にはカルボキシル基、メチロール基、ヒド
ロキシル基、エポキシ基、イソアネート基、アセタール
基、ビニル基、オキシラン基、アルデヒド基、エチレン
イミン系ビニルスルフォン基、活性エステル基、メタン
スルフォン酸エステル基、オキシム基、アルコオキシム
フラン系、活性ハロゲン基、カルボジイミド基、フェノ
ール性水酸基の如き官能基を1個以上もつ架橋剤または
金属系添加剤を加えてもよい。
本発明の下塗液を使用する場合には、p−クロルフェノ
ール、レゾルシノール等の如きエツチング剤を下塗液中
に含有させる必要は全くない。
しかし必要に応じて前記の如きエツチング剤を下塗液中
に含有することは差し支えない。
従来の下塗液では支持体に対するエツチング剤を使用す
ることが不可欠であり、このエツチング剤の作用で下塗
層と支持体層との間に投錨効果による接着を得ていたの
に対し、本発明の下塗液を用いた場合には全くエツチン
グ剤を使用しなくても充分な接着力が得られるというの
が大きな特徴である。
本発明において、前記(a)成分と(b)成分との混合
比は、使用する重合体の種類に応じて決定されるが、一
般には(a)成分90乃至50重量部、(b)成分10
乃至50重量部である。
例えば、(a)成分としてスチレン−ブタジェン共重合
体(スチレン/ブタジェン−70/30)、(b)成分
としてポリエチルアクリレートを用いた場合、(a)成
分90乃至60重量部、(b)成分10乃至40重量部
の範囲で混合するのが好ましい。
ところでアルキルアクリレート又はアルキルメタクリレ
ート系の重合体の濃度は、アクリル酸又はメタクリル酸
エステルを製造するのに一般にアクリル酸又はメタクリ
ル酸とアルカノールを使用するが、このときのアルカノ
ール鎖の長さによって異なる。
1〜4個の炭素原子を有する短鎖アルカノールではブレ
ンド高濃度、例えば25〜45係で良好な接着性を伴う
大きな柔軟性が得られる。
8〜14個以上の炭素原子を有する長炭素鎖のアルカノ
ール、例えばドデカノールまたは2−エチルヘキサノー
ルでは、ブレンド低濃度、例えば、5〜20%で適当な
柔軟性が得られ、そして25係以上の濃度では、より柔
軟な膜が得られる。
これらの成分のエステル部分が親水性基として、アルカ
ノール部分が柔軟性に寄与する基として働く。
典型的な割合の一例は、(1)スチレン95舐ブタジ工
ン5部から製造された共重合体の水性分散液を、(2)
ポリ、アクリル酸エチルの水性分散液と最終組成物の固
形分総量を基として混合物が前者の分散液90〜60重
量部、後者の分散液10〜40重量部からなるような割
合で混合する。
このような混合物を製造する通常の方法は同じ濃度の固
体を含有する2種の分散液から出発し、そしてこれらを
所望の重量割合で混合する方法が利用できる。
次に混合物を適当な基礎材料、例えば無延伸のポリエチ
レンテレフタレートに被覆し、そして乾燥し、次いでこ
れから米国特許第2779684号に記載されている方
法で2軸方向に延伸されたフィルムを製造することがで
きる。
前記基体の下塗剤構成分(b)のアクリレート単独また
はメタクリレート単独ポリマー、またはこれらの単量体
と付加重合性単量体の1種以上との共重合体は以下に記
載の合成例■の如く乳化重合により、または類似の操作
により、例えばベルギー特許第 621797号に記載の如くして製造される。
このアクリレートおよびメタクリレート系重合体は室温
で良好な衝撃抵抗を有し、上記(a)成分、例えばスチ
レン−ブタジェン共重合体と容易に相客することができ
、かつ良好な接着性を有することが必要である。
これらの要件に適合する重合体は50℃およびそれ以下
のガラス転移温度を有する重合体である。
これらの要件に適合するホモポリマーには1〜14個の
炭素原子を有するアルカノールのポリアクリレートエス
テルおよび4〜12個の炭素原子を有するアルカノール
のポリメタクリレートエステルが含有される。
適当なホモポリマーについては前述したものが用いられ
る。
また、アルキルアクリレート又はアルキルメタクリレー
トの共重合体は得られる共重合体が50℃以下のガラス
転移温度を有してさえいれば前記ブレンド組成物の約3
0重量φ以下のその他の単量体、例えばその他のアクリ
レートまたはメタクリレート、アクリロニトリル、アク
リル酸、塩化ビニル、または酢酸ビニルおよびビニルエ
ーテル等からなるビニルポリマーを含有してもよい。
例えば、ポリメチルメタクリレート(Tg105°0は
不適当であるが、メタクリル酸メチル30%およびアク
リル酸エチル70φを含有する共重合体(Tg8℃)は
好都合な素材である。
本発明の(a)成分(例えばスチレン−ブタジェン共重
合体)はラテックス重合した形態のものが取扱いの容易
さ、コストの点から好ましい。
さらにアルキルアクリレート又はアルキルメタクリレー
ト系の重合体も水性分散液の形態のものが好ましい。
これらの分散液は乳化重合によって直接製造することが
できる。
しかしながら該分散液を塊状または溶液中で製造し、次
に水性媒質に分散させて水分散させた形態のものも利用
できる。
アルキルアクリレート又はアルキルメタクリレート系の
水性分散液は、(1) (a)成分(例えばスチレン
−ブタジェン共重合体等)と混合した際に透明なフィル
ムを得るのに充分な程度に微細な粒子サイズを有してい
ること、(2) (a)成分(例えば、スチレン−ブ
タジェン共重合体等)と相客し得るような表面活性剤を
含有していることなどが要求される。
また、該分散液は、また写真性能的に悪影響をおよぼす
物質、例えば過酸化物、硫化物等の乳化重合時に使用さ
れる素材については、それらの種類、量において配慮し
なければならない。
本発明に於ては親水性表面を有する支持体、疎水性表面
を有する支持体のどちらでも使用できるが、本発明の効
果は疎水性表面を有する支持体(例えばポリエチレンテ
レフタレート等のポリエステル類、トリアセチルセルロ
ース等のセルロースエステル類、ポリスチレン等のポリ
オレフィン類、ポリカーボネート、又はこれらの積層物
、又はポリオレフィンをラミネートした紙等)を用いた
場合に顕著である。
これらの支持体に伺らかの表面処理を症してもかまわな
いが、表面処理を施さなくとも本発明の効果は失われな
い。
本発明に於て写真材料とは、前記(a) t (b)成
分の混合物が塗布された支持体表面にノ\ロゲン化銀写
真乳剤層等の親水性層を設けたものである。
例えば白黒又はカラーネガフィルム、白黒又はカラーリ
バーサルフィルム、白黒又はカラーポジフィルム、白黒
印画紙、カラーペーパー、印刷用フィルム(例えばリス
フィルム)、カラーダイレクトポジフィルム、白黒又は
カラー拡散転写用フィルム、非銀塩感光材料(例えばジ
アゾフィルム)等を指す。
本発明によれば支持体と写真用親水性コロイド層との間
に強力な接着力を有する写真材料を得ることができ、か
つこの接着力は写真材料製造時の乾燥工程や処理時の湿
潤状態にあっても弱まることはない。
特にアルカリ性処理液に対しても強い接着力を保つこと
ができる。
また本発明によれば、ポリエチレンテレフタレートのよ
うな疎水性支持体に対して、何らの表面処理をも必要と
せず、更にエツチング剤等をも必要とせずに、該支持体
と写真乳剤層との間に強固な接着をもたらすことができ
る。
また本発明に係るブレンド下塗液は温度変化に対して安
定であるため下塗液塗布時に多少の温度変化があっても
塗布性状が悪化することがない。
本発明を以下に記載する操作および実施例によって具体
的に説明する。
ただし、これらは本発明を限定するものではない。
数値は重量部を示す。合成例I A成分 スチレン 920ブタジ
エン 80 水 1500 B成分 ラウリン硫酸ナトリウム 12.5過硫
酸カリウム 18.0 水 3000 B成分を11のオートクレーブ中に入れ60℃で撹拌す
る。
これにA成分を内温が65〜70℃に保たれるような速
度で6〜8時間かけて添加する。
さらに20〜40時間重合をつづけると平均粒径約0.
2μのラテックスエマルジョンが得られる。
合成例 ■ アクリル酸エチル単量体を用いたポリエチルアクリレー
ト乳化重合体の製造例を示す。
ラウリンアルコール硫酸エステルのナトリウム塩の3俤
水溶液12.57部を窒素雰囲気下蒸留水約190部と
混合する。
この溶液にアクリル酸エステル10部を加え、そして温
度を38〜42℃に上げ次にこの温度に″10分間保持
する。
その后、水6.3部中に過硫酸アンモニウム0.41部
を加えた溶液を滴下し、次いで水3.14部中にメタ重
亜硫酸ナトリウム0.31部を加えた液を滴下する。
反応が始まるまで混合物を42〜43℃に保持し、そし
て温度が最高度まで上るにまかせる。
温度が下り始めると直ちにアクリル酸エチル90部を温
度41〜43℃に維持しながら2.3部/分の添加速度
で加える。
供給を始めてから約15分経過したら懸濁液の試料50
7711をとり、これに塩化カリウムの飽和溶液50m
1を加えて反応の進行過程を追跡する。
多量の凝乳状白色固体沈殿が得られる。もしこのような
沈殿が得られないときは温度を45℃に上げて反応を続
行させる。
アクリル酸エチルの全量を添加し、かつ温度が下り始め
ると直ちに温度を約50°Cに上げ、そして1時間はど
約48〜52℃に維持する。
次に分散液を約33°Cに冷却し、そしてフェルトを通
して適当な貯蔵容器中に済過する。
この分散液は一般に30〜34係の固形分含量を有する
これらの操作におけるラウリン硫酸ナトリウムは10〜
16個の炭素原子を含有するアルカノール硫酸ナトリウ
ムの混合物であり、そして主成分はラウリン硫酸ナトリ
ウムである。
以下の実症例中において行なわれた写真フィルムの支持
体と乳剤層との接着の試験法は下記の通りである。
1)乾燥時の接着テスト 生フィルムおよび処理済、乾燥フィルムの乳剤面にカミ
ソリの刃を用いて網目状に約4關の綿状の傷をつけ、そ
の上に粘着テープ(例えば、スコッチパーマセルテープ
)を貼り付け、瞬間的に剥離する。
この方法において剥離部分が0〜5俤以下の場合A級、
5〜30%の場合B級、30〜100饅の場合0級とす
る。
2)処理湿潤時の接着テスト 現像、定着、水洗の各段階において、処理液中でフィル
ムの乳剤面に鉄筆を用いて引掻傷を2本交差につけて、
その傷の部分を線に直角方向に指頭でこすり、乳剤層が
傷取上に剥離しない場合A級、最大剥離中が5朋以内の
ときB級、これより犬のときC級とする。
実施例 1 合成例Iに記載の如く製造されたスチレン−ブタジェン
共重合体を蒸留水で稀釈して25係の固形分濃度となし
、そしてこの分散液70部を合成例■によって得られた
ポリエチルアクリレートの分散液30部と混合した。
なお、後者の分散液は同じく予め蒸留水で25係固形分
に稀釈した。
得られた混合物を使用してポリエチレンテレフタレート
フィルムの両面を被覆した。
このフィルムは無延伸フィルムであり、塗布層の厚味は
5μであった。
次に該フィルムを95℃で縦方向に3.1倍延伸し、さ
らに横方向に3倍延伸した。
延伸の完了したフィルム上の被覆膜厚は0.56μであ
った。
次にこのフィルムを約188°Cに保持しながら熱安定
化させ、次に両面にゼラチンの0.1μの層を被覆した
この被覆ベースにハロゲン化銀乳剤を塗布した。
このようにして得られた写真感光性フィルムの接着力を
特公昭48−3564の組成物ブタジェン−スチレン−
イタコン酸(モル比75:20:5)を用いて同様に処
理したものと比較した。
その結果は表に示す通りであった。
また該写真フィルムの写真性能は良好であった。
この結果に見られる如く、酸を含む共重合体を用いた場
合には、アルカIJPI水溶液で取り扱われる時に接着
力が充分でないことがわかる。
実施例 2 無延伸のポリエチレンテレフタレートベースに厚みが5
μになるように、合成例Iで調整されたスチレン−ブタ
ジェンラテックスとゼラチン分散液の混合物(3,58
/1)を合成創出で製造されたポリエチルアクリレート
とを90:10の重量割合で混合した下塗液組成物を塗
布した。
この下塗層を持つポリエチレンテレフタレートを縦方向
、横方向に各3倍に延伸してフィルムベースを得た。
該ベースにハロゲン化銀乳剤を塗布した。
このようにして得られた写真感光性フィルムの接着力を
実施例1で比較用として示した組成物を用いた場合と比
較した結果を次に示す。
また該写真フィルムの写真性能は良好であった。
この結果にみられる如く、酸の共重合体を用いた下塗層
は湿潤時の接着性が良好でない。
実施例 3 厚味200μ、巾30CrfLの2軸延伸、配向結晶化
されたポリエチレンテレフタレートフィルムに下記組成
物を塗布した。
下塗液組成 1 スチレン−ブタジェン共重合体 95重量部ポリエ
チルアクリレート共重合体 4.5〃ゼラチン
0.5〃下塗液組成 2 ゼラチン 0.66重量部サポ
ニン 0.01 ttクロム
明パン 0.017この下塗液組成
1の2g(固形分)を蒸留水100m1に溶解し、上記
支持体上に20m1/71)”の割合で塗布する。
これを120℃、5分乾燥し、さらに下塗液組成2を0
.1μの厚味で塗布した。
該ベースにハロゲン化銀乳剤を塗布した。
このようにして得られた写真感光性フィルムの乾燥時:
湿潤時での接着力はAクラスであった。
また、該写真フィルムの写真性能は良好であった。
実施例 4 厚味200μ、巾30CrfLの2軸延伸、配向結晶化
されたポリエチレンテレフタレートフィルムに下記組成
物を塗布した。
下塗液組成 3 ブタジェン−メチルアクリレート共重合体95重量部 ポリメチルメタアクリレート共重合体 4.0〃 ゼラチン(ルスロR8−10000) 1、O〃 下塗液組成 4 ゼラチン 0.70重量部サポ
ニン 0.01 ttクロ
ム明パン 0.01//この下塗液
組成3の21固形分)を蒸留水100m1に溶解し、上
記支持体に20m1/Hの割合で塗布する。
これを120℃5分乾燥しさらに下塗液組成4を0.1
μの厚味で塗布した。
該ベースにハロゲン化銀乳剤を塗布した。
このようにして得られた写真感光性フィルムの乾燥時、
湿潤時での接着力はAクラスであった。
また該写真フィルムの写真性能は良好であった。
実施例 5 厚味200μ、巾30crfLの2軸延伸、配向結晶化
されたポリエチレンテレフタレートフィルムに下記組成
物を塗布した。
下塗液組成 5 ブタジェン−アクリロニトリル共重合体 95重量部 ポリメチルアクリレート共重合体 4.O〃ゼラチン
(ルスローR8−10000) 1.0〃 下塗液組成 6 ゼラチン 0.7重量部サポ
ニン 0.01//クロム明パ
ン o、oi //この下塗液
組成5の2g(固形分)を蒸留水100m1に溶解し、
上記支持体に20m1./rn’の割合で塗布する。
これを120℃、5分乾燥しさらに下塗液組成4を0.
1μの厚味で塗布した。
該ベースにハロゲン化銀乳剤を塗布した。
このようにして得られた写真感光性フィルムの乾燥時、
湿潤時での接着力はAクラスであった。
また該写真フィルムの写真性能は良好であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a) ’;7”タジエン、イソプレン、クロ
    ロプレンから選択されるジオレフィン単量体とスチレン
    、メチルメタアクリレートまたはアクリロニトリルとの
    共重合体、 (b) メチルアクリレート、エチルアクリレート、
    エチルへキシルアクリレート、n−ブチルアクリレート
    、オクチルアクリレート、n−へキシルアクリレート、
    n−へブチルアクリレートおよびn−へブチルメタアク
    リレートの単量体から選択された単独重合体あるいは共
    重合体、の混合物を含む水性分散液を塗布した支持体を
    持つ写真材料。
JP50142078A 1975-11-27 1975-11-27 シヤシンザイリヨウ Expired JPS5858661B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP50142078A JPS5858661B2 (ja) 1975-11-27 1975-11-27 シヤシンザイリヨウ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP50142078A JPS5858661B2 (ja) 1975-11-27 1975-11-27 シヤシンザイリヨウ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5265422A JPS5265422A (en) 1977-05-30
JPS5858661B2 true JPS5858661B2 (ja) 1983-12-26

Family

ID=15306912

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50142078A Expired JPS5858661B2 (ja) 1975-11-27 1975-11-27 シヤシンザイリヨウ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5858661B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007088721A1 (ja) * 2006-02-01 2007-08-09 Fujifilm Corporation 光学シート用易接着性フィルム、及びその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007088721A1 (ja) * 2006-02-01 2007-08-09 Fujifilm Corporation 光学シート用易接着性フィルム、及びその製造方法
JP2007203593A (ja) * 2006-02-01 2007-08-16 Fujifilm Corp 光学シート用易接着性フィルム、及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5265422A (en) 1977-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3833403A (en) Process for subbing photographic polyester films
US4128426A (en) Process for subbing photographic hydrophobic films
US2976168A (en) Method of applying antihalation layers to polyester film
US4220471A (en) Photographic polypropylene coated paper support with corona discharge treatment and polymeric subbing layer
US4197129A (en) Plastic support having improved adhesivness to material to be bonded thereto
US3615557A (en) Photographic films comprising an adhesivesubbing layer for a photographic emulsion
US4571379A (en) Photographic polyester supports with copolymer subbing layer
JPS5858661B2 (ja) シヤシンザイリヨウ
JPS5977439A (ja) 写真用支持体
JP2001183774A (ja) 写真画像形成要素用のアニールされた付着促進層
GB2038666A (en) Photographic polyester supports subjected to subbing treatment
JPH0136927B2 (ja)
JPS5815780B2 (ja) シヤシンカンコウザイリヨウヨウ ポリエステルフイルムノ シタビキソウ
JPS59819B2 (ja) 写真用ポリエステル支持体
JPS5918945A (ja) 写真用支持体
JPS61236544A (ja) 写真用支持体
JPH11105205A (ja) プラスチックフィルム
JPH0136926B2 (ja)
JPS5994756A (ja) 写真用支持体
JPS62231254A (ja) 写真用支持体
JPH0116274B2 (ja)
JPS5858658B2 (ja) シヤシンザイリヨウ
JPH0642056B2 (ja) 接着性に優れた下引層を有するハロゲン化銀写真感光材料
JPS6140096B2 (ja)
JP2001117202A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料