JPS5858267B2 - 建設車両のトラック構造 - Google Patents
建設車両のトラック構造Info
- Publication number
- JPS5858267B2 JPS5858267B2 JP8139380A JP8139380A JPS5858267B2 JP S5858267 B2 JPS5858267 B2 JP S5858267B2 JP 8139380 A JP8139380 A JP 8139380A JP 8139380 A JP8139380 A JP 8139380A JP S5858267 B2 JPS5858267 B2 JP S5858267B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bolt
- frame
- construction vehicle
- hydraulic cylinder
- truck
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明はクローラ油圧ショベル、クローラクレーン等
のクローラの車幅を伸縮する必要のある建設車両のトラ
ック構造に関するものである。
のクローラの車幅を伸縮する必要のある建設車両のトラ
ック構造に関するものである。
第1図は建設車両のトラック部を示す斜視図である。
図において1はトラックフレーム、2はトラックフレー
ム1に取付けられたサイドフレームである。
ム1に取付けられたサイドフレームである。
このような建設車両においては、稼動時に車体の転倒を
防止して安全性を向上するために左右の履帯の距離を大
きく設定し、一方車両を遠隔地に輸送する場合には、法
令による輸送制限内に車幅を設定しなければならない。
防止して安全性を向上するために左右の履帯の距離を大
きく設定し、一方車両を遠隔地に輸送する場合には、法
令による輸送制限内に車幅を設定しなければならない。
第2図は従来の建設車両のトラック構造を示す平面図、
第3図は第2図のA−A断面図である。
第3図は第2図のA−A断面図である。
図において1aはトラックフレーム1に設はうしたビー
ム、2aはサイドフレーム2Iこ設けられた断面が四角
形のボックス、3,4はビーム1aに設けられたボルト
穴、5はボックス2aに設けられたボルト穴、6はスペ
ーサ7を介してボルト穴3.5に挿入されたボルト、8
はボルト6に螺合したナツトである。
ム、2aはサイドフレーム2Iこ設けられた断面が四角
形のボックス、3,4はビーム1aに設けられたボルト
穴、5はボックス2aに設けられたボルト穴、6はスペ
ーサ7を介してボルト穴3.5に挿入されたボルト、8
はボルト6に螺合したナツトである。
第2図、第3図は車幅を広げた状態を示しており、この
状態から車幅を縮小する場合には、ボルト6を取外した
のち、サイドフレーム2間の距離を縮小し、つぎにボル
ト6をスペーサ7を介してボルト穴4,5に挿入して、
ボルト6にナツト8を螺合する。
状態から車幅を縮小する場合には、ボルト6を取外した
のち、サイドフレーム2間の距離を縮小し、つぎにボル
ト6をスペーサ7を介してボルト穴4,5に挿入して、
ボルト6にナツト8を螺合する。
このトラック構造においては、車幅の伸縮時にボルト6
を取外し、締付ける必要があるが、ビーム1aとボック
ス2aとの締結部が車体全体で4個所あるため、取外さ
なければならないボルト6の全数は数十率にもなり、ま
た製作誤差等により、ボルト穴3,4とボルト穴5との
穴合せが困難な場合があり、さらに車両が大形になれば
なるほどボルト6の径を太きくしなければならず、ボル
ト6の径が大きい場合には、締付はトルクも大きくなる
ため、一人の作業者でボルト6を締付けることが不可能
になるから、車幅を伸縮するには多大な労力と時間を要
する。
を取外し、締付ける必要があるが、ビーム1aとボック
ス2aとの締結部が車体全体で4個所あるため、取外さ
なければならないボルト6の全数は数十率にもなり、ま
た製作誤差等により、ボルト穴3,4とボルト穴5との
穴合せが困難な場合があり、さらに車両が大形になれば
なるほどボルト6の径を太きくしなければならず、ボル
ト6の径が大きい場合には、締付はトルクも大きくなる
ため、一人の作業者でボルト6を締付けることが不可能
になるから、車幅を伸縮するには多大な労力と時間を要
する。
また、第3図に示すように、外力Fがトラックフレーム
1のビーム1aに作用した場合、ボルト6に引張荷重が
発生するが、ビーム1aのボルト締結部は一般に剛性が
小さいため、ボルト6に均等荷重が作用せず、ある特定
のボルトたとえば外端部のボルト6aに作用する負担荷
重が大きくなり、破損しやすい。
1のビーム1aに作用した場合、ボルト6に引張荷重が
発生するが、ビーム1aのボルト締結部は一般に剛性が
小さいため、ボルト6に均等荷重が作用せず、ある特定
のボルトたとえば外端部のボルト6aに作用する負担荷
重が大きくなり、破損しやすい。
この発明は上述の間頂点を解決するためになされたもの
で、容易に車幅を伸縮することができ、締結部が破損し
にくい建設車両のトラック構造を提供することを目的と
する。
で、容易に車幅を伸縮することができ、締結部が破損し
にくい建設車両のトラック構造を提供することを目的と
する。
この目的を達成するため、この発明においてはトラック
フレームとサイドフレームとの間に油圧シリンダを設け
、上記トラックフレームのビームの先端部の側面、上下
面の少なくとも1面にクサビ状のブロックを取付け、上
記サイドフレームに設けられたボックスの上記ビームの
上記ブロックが設けられた面と対応する面にテーパを設
ける。
フレームとサイドフレームとの間に油圧シリンダを設け
、上記トラックフレームのビームの先端部の側面、上下
面の少なくとも1面にクサビ状のブロックを取付け、上
記サイドフレームに設けられたボックスの上記ビームの
上記ブロックが設けられた面と対応する面にテーパを設
ける。
第4図はこの発明に係る建設車両のトランク構造を示す
平面図、第5図は第4図のB−B断面図である。
平面図、第5図は第4図のB−B断面図である。
図において9はトラックフレーム1に固定されたブラケ
ット、10はサイドフレーム2に固定されたブラケット
、11は両端がそれぞれピン12.13を介してブラケ
ット9,10に取付けられた油圧シリンダ、14,15
はボルト16゜17によりトラックフレーム1のビーム
1aの先端部の側面に取付けられたクサビ状のブロック
、18はボルト19によりビーム1aの先端部の上面に
取付けられたクサビ状のブロックである。
ット、10はサイドフレーム2に固定されたブラケット
、11は両端がそれぞれピン12.13を介してブラケ
ット9,10に取付けられた油圧シリンダ、14,15
はボルト16゜17によりトラックフレーム1のビーム
1aの先端部の側面に取付けられたクサビ状のブロック
、18はボルト19によりビーム1aの先端部の上面に
取付けられたクサビ状のブロックである。
さらにサイドフレーム2に設けられたボックス2bのビ
ーム1aのブロック14,15.18が設けられた側筋
、および上面に対応する面にテーパが設けられている。
ーム1aのブロック14,15.18が設けられた側筋
、および上面に対応する面にテーパが設けられている。
20はビーム1aに固定されたブラケット、21はサイ
ドフレーム2に固定されたブラケットである。
ドフレーム2に固定されたブラケットである。
第6図は油圧シリンダの駆動油圧回路を示す図である。
図において22は油圧源、23は方向切換弁、24は油
圧源22と方向切換弁23との間に設けられたチェック
弁である。
圧源22と方向切換弁23との間に設けられたチェック
弁である。
このトラック構造においては、方向切換弁23をA位置
にすると、油圧源22の圧油が油圧シリンダ11のボト
ム側に供給され、油圧シリンダ11が伸長するから、ブ
ロック14,15、ブロック18とボックス2bの側板
、上板とが接触する。
にすると、油圧源22の圧油が油圧シリンダ11のボト
ム側に供給され、油圧シリンダ11が伸長するから、ブ
ロック14,15、ブロック18とボックス2bの側板
、上板とが接触する。
さらに、油圧シリンダ11の推力によって、ブロック1
4.15とボックス2bの側板との間、ブロック18と
ボックス2bの上板との間およびビーム1aの底板とボ
ックス2bの底板との間に摩擦力が作用し、トラックフ
レーム1とサイドフレーム2とが締結される。
4.15とボックス2bの側板との間、ブロック18と
ボックス2bの上板との間およびビーム1aの底板とボ
ックス2bの底板との間に摩擦力が作用し、トラックフ
レーム1とサイドフレーム2とが締結される。
なお、車両が走行中あるいは作業中には、油圧源22が
常に圧油を発生するように油圧回路を組んでおけば、走
行中あるいは作業中には必ず油圧シリンダ11には推力
が発生するので、トランクフレーム1とサイドフレーム
2間の締結は固い。
常に圧油を発生するように油圧回路を組んでおけば、走
行中あるいは作業中には必ず油圧シリンダ11には推力
が発生するので、トランクフレーム1とサイドフレーム
2間の締結は固い。
また、方向切換弁23をB位置にすれば、油圧源22の
圧油が油圧シリンダ11のロンド側に供給されるため、
油圧シリンダ11が縮小するので、第7図、第8図に示
すように、サイドフレーム2が内方に移動し、車幅が縮
まる。
圧油が油圧シリンダ11のロンド側に供給されるため、
油圧シリンダ11が縮小するので、第7図、第8図に示
すように、サイドフレーム2が内方に移動し、車幅が縮
まる。
この状態でブラケット20,21の穴にピン25を挿入
すれば、トラックフレーム1とサイドフレーム2とを締
結することができる。
すれば、トラックフレーム1とサイドフレーム2とを締
結することができる。
さらに、第7図、第8図に示す状態から車幅を拡張する
には、ピン25を取外したのち、方向切換弁23をA位
置にして油圧シリンダ11を伸長すればよい。
には、ピン25を取外したのち、方向切換弁23をA位
置にして油圧シリンダ11を伸長すればよい。
なお、上述実施例においては、ビーム1aの先端部の側
面および上面にブロック14,15゜18を設けたが、
ビーム1aの先端部の側面、上面の少なくとも1面にク
サビ状のブロックを設けてその面に対応するボックス2
bの面にテーパを設けてもよい。
面および上面にブロック14,15゜18を設けたが、
ビーム1aの先端部の側面、上面の少なくとも1面にク
サビ状のブロックを設けてその面に対応するボックス2
bの面にテーパを設けてもよい。
以上説明したように、この発明に係る建設車両のトラン
ク構造においては、車幅の伸縮時にボルトの取外し、締
付けを必要とせず、方向切換弁のレバー操作とピンの着
脱のみで車幅の伸縮を行なうことができるから、車幅の
伸縮をきわめて容易にかつ短時間に行なうことができる
。
ク構造においては、車幅の伸縮時にボルトの取外し、締
付けを必要とせず、方向切換弁のレバー操作とピンの着
脱のみで車幅の伸縮を行なうことができるから、車幅の
伸縮をきわめて容易にかつ短時間に行なうことができる
。
また、トラックフレームとサイドフレームとの締結に締
結用強度部材としてボルトを使用しておらず、また締結
部に負荷が作用する走行中、作業中には常に油圧シリン
ダの推力が作用するようにすれば、常に締結部が弛むこ
とがないため、締結部が破損しにくい。
結用強度部材としてボルトを使用しておらず、また締結
部に負荷が作用する走行中、作業中には常に油圧シリン
ダの推力が作用するようにすれば、常に締結部が弛むこ
とがないため、締結部が破損しにくい。
このように、この発明の効果は顕著である。
第1図は建設車両のトラック部を示す斜視図、第2図は
従来の建設車両のトラック構造を示す平面図、第3図は
第2図のA−A断面図、第4図はこの発明に係る建設車
両のトラック構造を示す平面図、第5図は第4図のB−
B断面図、第6図は油圧シリンダの駆動油圧回路を示す
図、第7図は第4図、第5図に示したトラック構造の動
作説明図、第8図は第7図のC−C断面図である。 1・・・・・・トラックフレーム、1a・・・・・・ビ
ーム、・・・・・・サイドフレーム、2b・・・・・・
ボックス、11・・・・・・油圧シリンダ、14,15
,18・・・・・・ブロック、22・・・・・・油圧源
、23・・・・・・方向切換弁。
従来の建設車両のトラック構造を示す平面図、第3図は
第2図のA−A断面図、第4図はこの発明に係る建設車
両のトラック構造を示す平面図、第5図は第4図のB−
B断面図、第6図は油圧シリンダの駆動油圧回路を示す
図、第7図は第4図、第5図に示したトラック構造の動
作説明図、第8図は第7図のC−C断面図である。 1・・・・・・トラックフレーム、1a・・・・・・ビ
ーム、・・・・・・サイドフレーム、2b・・・・・・
ボックス、11・・・・・・油圧シリンダ、14,15
,18・・・・・・ブロック、22・・・・・・油圧源
、23・・・・・・方向切換弁。
Claims (1)
- 1 トラックフレームとサイドフレームとの間に油圧シ
リンダを設け、上記トラックフレームのビームの先端部
の側面、上下面の少なくとも1面にクサビ状のブロック
を取付け、上記サイドフレームに設けられたボックスの
上記ビームの上記ブロックが設けられた面と対応する面
にテーパを設けたことを特徴とする建設車両のトラック
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8139380A JPS5858267B2 (ja) | 1980-06-18 | 1980-06-18 | 建設車両のトラック構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8139380A JPS5858267B2 (ja) | 1980-06-18 | 1980-06-18 | 建設車両のトラック構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS577770A JPS577770A (en) | 1982-01-14 |
JPS5858267B2 true JPS5858267B2 (ja) | 1983-12-24 |
Family
ID=13745050
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8139380A Expired JPS5858267B2 (ja) | 1980-06-18 | 1980-06-18 | 建設車両のトラック構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5858267B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3507805C2 (de) * | 1985-03-05 | 1987-01-08 | Liebherr-Werk Telfs GmbH, Telfs | Vorrichtung zum Spannen der Ketten von Kettenfahrzeugen |
DE202006009862U1 (de) * | 2006-06-23 | 2007-10-25 | Liebherr-Werk Nenzing Gmbh, Nenzing | Kettenfahrwerk |
CN103273973B (zh) * | 2013-06-08 | 2016-02-24 | 徐工集团工程机械股份有限公司 | 一种车架结构 |
-
1980
- 1980-06-18 JP JP8139380A patent/JPS5858267B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS577770A (en) | 1982-01-14 |
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