JPS5858135A - 塩化水素を含有する廃ガスの処理方法 - Google Patents

塩化水素を含有する廃ガスの処理方法

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JPS5858135A
JPS5858135A JP56156155A JP15615581A JPS5858135A JP S5858135 A JPS5858135 A JP S5858135A JP 56156155 A JP56156155 A JP 56156155A JP 15615581 A JP15615581 A JP 15615581A JP S5858135 A JPS5858135 A JP S5858135A
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JP
Japan
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waste gas
chamber
anode chamber
aqueous solution
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Application number
JP56156155A
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English (en)
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Hitoshi Sato
仁 佐藤
Sae Wakabayashi
若林 佐絵
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ThyssenKrupp Nucera Japan Ltd
Original Assignee
Chlorine Engineers Corp Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、塩化水素を含有する廃ガスの処理方法に関し
、経済的に且つ効率良く処理する方法であって、公害上
の問題を生じない方法を提供するものである。
焼却炉やボイラー等の廃ガスは塩化水素中イオウ酸化物
のような有害ガスを含有しておシ、これらの有害ガスを
除去するには水酸化ナトリウム水溶液で洗煙し、生成す
る塩水を蒸発乾固してコンクリートに固めるか、又は生
成する塩水から重金属を除去した後塩水を放流する方法
が採られている。しかし、これらの方法においては水酸
化ナトリウム水溶液の使用量が多く、処理に費用がかか
るという問題があり、かつコンクリート塊の、廃棄や塩
水の放流にも種々の問題があった。
また、生成する塩水の有効利用を図るため、塩水を無隔
膜電解槽で電解し、次亜塩素酸す)リクムを製造するこ
とが提案されたが、市販できるような高貴度の次亜塩素
酸ナトリウムが得られない丸め経済的価値はほとんどな
い。
以上の事情に鑑みて、本発明者勢は既に、経済的で且つ
効率の良い廃ガスの処理方法を提案し九(4I願昭54
−1j878号、特願昭55−75560号及び特願昭
55−75561号)。
これらの方法は、いずれも洗煙装置において廃ガス中の
塩化水素やイオウ酸化物を水酸化す) IJウム水溶液
と反応させて塩水を生成し、精製工程においてこの塩水
から重金属イオンや有機物質等を除去した後咳塩水を隔
膜式電解槽において電解し、生成する水酸化ナトリウム
水溶液を前記の洗煙装置に循環する方法に関するもので
ある。
しかしながら、これらの方法においては、アスベスト系
の隔膜を陰極上に沈着させた電解槽を使用するため、隔
膜の交換の際、陰極上の隔膜を洗浄除去する必要があり
、電解槽の設置現場において隔膜の交換が行えない。精
製工11においても重金属イオンや有機物質は完全には
除去できないので長期間使用する場合塩水中に微量存在
する重金属イオンが隔膜中に蓄積し、隔膜の交換の際の
二次公害金主じるおそれがある。′を九、隔膜式電解る
ため、塩水中に残存する有機物質による目づまりを完全
に防止するのが難しい。
以上の如く、隔膜式電解槽を用いる処理方法にはなお未
解決な点があった。本発明は、1紀の問題を解決し、更
に改良された廃ガスの処理方法を提供すべくなされたも
のである。
本発明は、塩化水素を含有する廃ガスを水酸化ナトリウ
ムに吸収させる洗煙工程から得られる塩化ナトリウム水
溶液を精製後電解し、電解により生成する水酸化ナトリ
ウム水溶液を前記洗煙工程Kli壌する、塩化水素ガス
を含有する廃ガスの処理方法において、前記塩化ナトリ
ウム水溶液を、精製後イオン交換膜電解槽の陽極室に供
給し、該陽極室から抜き出される電解液を陰極室に供給
して電解し、陰極室より抜き出される水酸化ナトリウム
水溶液を洗煙工程に循環することを特徴とする処理方法
に関する。
以下図面に従って本発明を説明する。
第1vAは、本発明に係る塩化水素を含有する廃ガスの
処理方法の工程を示すものである。
ゴミ焼却炉1より排出される塩化水素を含有する廃ガス
と水酸化す) リウム水溶液が洗煙装置2内において反
応して塩化す)IJウム水溶液が生成する。この塩化ナ
トリウム水溶液には、廃ガス中の重金属、カルシウム、
マグネシウム、イオウ酸化物やCOD成分又はTOC成
分である有機物質等が溶解又は懸濁分散しており、これ
らを除去するため、塩化ナトリウム水溶液は精製工1!
3に送られる。精製工程3において、重金属イオンは硫
化物として、カルシウムイオンは炭酸カルシウム又はリ
ン酸カルシウムとして、マグネシウムイオンは水酸化マ
グネシウムとして、及び硫酸イオンは硫酸カルシウムと
して沈殿除去される。ti、有機物質は活性員により吸
着除去される。精製後の塩化ナトリウム水溶液は、貯蔵
タンク4よ抄、陽イオン交換膜で仕切られたイオン交換
、膜電解槽5の陽極室6に供給される。陽極室6より抜
き出される電解液は、イオン交換膜電解槽5の陰極室7
に供給される。電解により陽極室5では塩素ガスが発生
し、ナトリウムイオンは陽イオン交換膜を透過して陰極
室7へ移行する。陽極室6より抜龜出されて陰極室7に
供給される電解液は、濃度の低下した塩化ナトリウムイ
オンであシ、陰極室7よシ陽極室6へ逆拡散した水酸イ
オンと陽極室で発生する塩素により副生する塩素酸ナト
リウムを含んでいる。陰極室7においては水酸化ナトリ
ウム水溶液が生成するとともに、塩素酸す) 13ウム
は1極還元反応によシ減少する。陰極室7より抜き出さ
れる水酸化ナトリウム水溶液は貯蔵タンク8に送られ、
貯蔵タンク8より洗煙装置2に循環され、洗煙用に用い
られる。陽極室6で生成する塩素ガスは、次亜塩素酸ナ
トリウム製造装置9に供給し、市販の高濃度水酸化す)
 リウム水溶液と反応させることにより、高濃度の次亜
塩素酸ナトリウム水溶液を得ることができる。
イオン交換膜電解槽における塩化ナトリウム水溶液の電
解においては、陽極室の塩、化す) IJウム譲度及び
陰極室の水酸化ナトIJウム濃度が電解電圧に影響を与
える。通常のイオン交換膜法の塩化す) IJウム電解
においては、陽極室に塩化ナトリウムの飽和水溶液を供
給し、陽極室から抜き出される塩化す) IJウム水溶
液に固形塩を加えて再飽和し、陽極室に循環する。陰極
室の水酸化ナトリウム濃度は別途所定濃度に調整するこ
とができる。
しかし、本発明のように洗煙排水を電解する場合、固形
塩による陽極液の再飽和工程は経済上から考えられない
ので、陽極液を陽極室に循環する方式を採用することが
できない。従って零発井では、陽極室から抜き出される
濃度の低下し丸環化ナトリウム水溶液を陰極室に循環す
る方式とした。この場合、陽極室の塩化ナトリウムを低
濃度とすると塩化す) IJウムの分解率が大となって
陰極室の水酸化す) IJウムが高濃度となり、を九陽
極室の塩化す) リウムを高濃度に保持するには塩化ナ
トリウムの分解率を小とする必要があり、このときは陰
極室の水酸化ナトリウムが低濃度となるというように、
陽極室の塩化ナトリウム濃度と陰極室の水酸化す) I
Jウム濃度は、塩化ナトリウムの分解率によって相互に
関係する丸め、個々に濃度を設定することができない。
第2図は、本発明方法を実施する場合の陽極室へ供給さ
れる塩化す) IJウム水溶液の濃度並びに塩化ナトリ
ウムの分解率と電解電圧との関係を示すものであり、フ
ルオロカーボンスルフォン酸膜(デーボン社製ナフィオ
ン616)を使用し、電流帯f 50 A/dmへ電解
温度80℃で電解を行つ九ものである。第2図において
、曲線81曲線す及び曲線Cは各々陽極室へ供給される
塩化ナトリウム水溶液の濃度が15重量%、20重量%
及び25重量−の場合である。
第2図より明らかなように、低電圧で電解を行うために
は、陽極室へ供給される塩化ナトリウム水溶液濃度は高
い程よく 望ましくは20重重量風上である。また、塩
化ナトリウム水溶液の分解率は40〜60慢の範囲とす
るのが望ましい。
本発明においては、イオン交換膜電解槽の陽イオン交換
膜として、スルフォラ酸基又はカルボン酸基を有するフ
ルオロカーボン系の膜等、通常の食塩電解に用いられる
膜が使用できる。
本発明によれば、イオン交換膜電解槽を使用するため、
隔膜式電解槽を使用する場合のように陽極室から陰極室
へ電解液を膜を通して供給されないので、膜の目づまり
が生じにくい、tた、イオン交換膜の交換はその場で行
うことができ膜に重金属イオン等が付着してもそのまま
焼却炉で焼却できるので、隔膜交換の場合のような二次
公害のおそれがない。更に、本発明においては、陽極室
から抜き出される陽極液を陰極室に循環するので、陽極
室で副生する塩素酸す) リウムが陰極還元によシ減少
せしめられるので、塩酸による塩素酸ナトリウム分解工
程を組み込まなくても塩素酸ナトリウムが蓄積しないと
いう効果もある。
実施例1 第1図に示す工程に従って、ゴミ焼却炉の廃ガスの処理
を行った。廃ガスは平均1200 ppmの塩化水素と
平均100 ppmのイオウ酸化物を含んでおり、これ
を洗煙装置2に送り込み、水酸化ナトリウム水溶液に吸
収させた。また、廃ガスは高温のため洗煙装置内では水
分の多くが蒸発するので、洗煙装置には稀釈用水を供給
し7た。洗煙装置2より取抄出され丸環化ナトリウム水
溶液は、精製工1i5において重金属イオン、カルシウ
ムイオン、マグネシウムイオン、硫酸イオン及び有機物
質等を除去して後、貯蔵タンク4よりイオン交換膜電解
槽5の陽極室6に供給し、下記の電解条件下で電解を行
い、陽極室6よシ排出される電解液を陰極室7に供給し
た。陰極室7より排出される水酸化ナトリウム水溶液は
、貯蔵タンク8より洗煙装置2に循環し、洗煙用に用い
た。尚、陽極室6に供給される塩化す) IJウム水溶
液濃度が20重量−となるように洗煙装置に供給される
稀釈用水の流量を調節した。
電解条件 陽     極   白金族金属酸化物被覆チタン陰 
     極   鉄 陽イオン交換膜   フルオロカーボンスルフォン酸膜
(デーボン社製ナフィオン316) 電流密度 30 A/dm” 温      [80℃ 塩化ナトリウム分解率   5〇− 陽極室より抜き出され陰極室に供給される塩化ナトリウ
ム水溶液濃度は12重1憂、陰極室より抜き出される水
酸化ナトリウム水溶液濃度社8重量−であった。また、
陽極室に生成する塩素ガスは、純度95〜98−であり
、電解槽に隣接して設けられた次亜塩素酸す) IJウ
ム製造装置9に供給し、20重量−の濃度の水酸化ナト
リウム水溶液との反応によ912重量−の濃度の次亜塩
素酸ナトリウムが得られた。
8ケ月以上の連続運転を行ったところ、電解性能に変化
は生じなか−)九。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る塩化水素を含有する廃ガスの処
理方法の工程図である。第2図は、本発明方法を実施す
る場合の陽極室へ供給される塩化ナトリウム水溶液の濃
度並びに塩化ナトリウムの分解率と電解電圧との関係を
示すグラフである。 骨り図 に(g−。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  塩化水嵩を含有する廃ガスを水酸化ナトリウ
    ムに吸収させる洗煙工程から得ちれる塩化す) +7ウ
    ム水溶液を精製後電解し、電解により生成する水酸化ナ
    トリウム水溶液を前記洗煙工程に循環する、塩化水素ガ
    スを含有する廃ガスの処理方法において、前記塩化ナト
    リウム水溶液を、精製後イオン交換膜電解槽の陽極室に
    供給し、該陽極室から抜き出される電解液を陰極室に供
    給して電解し、陰極室より抜き出される水酸化す一トリ
    ウム水溶箪を洗煙工程に循環することを特徴とする処理
    方法。
  2. (2)  イオン交換膜電解槽の陽極室に供給される塩
    化す) IJウム水溶液の濃度を20重量−以上とし、
    電解による塩化ナトリウムの分解率を40〜60%とす
    る特許請求の範囲第(1)項記載の処理方法。
JP56156155A 1981-10-02 1981-10-02 塩化水素を含有する廃ガスの処理方法 Pending JPS5858135A (ja)

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