JPS5857657B2 - ガスタ−ビン燃焼器の内筒 - Google Patents

ガスタ−ビン燃焼器の内筒

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JPS5857657B2
JPS5857657B2 JP991480A JP991480A JPS5857657B2 JP S5857657 B2 JPS5857657 B2 JP S5857657B2 JP 991480 A JP991480 A JP 991480A JP 991480 A JP991480 A JP 991480A JP S5857657 B2 JPS5857657 B2 JP S5857657B2
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JP
Japan
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inner cylinder
heat shield
flat
covered
metal structure
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Expired
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JP991480A
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JPS56108026A (en
Inventor
俊夫 阿部
繁雄 須原
浩 石川
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National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
Agency of Industrial Science and Technology
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は高い耐熱性をもちしかも製作の容易なガスター
ビン燃焼器内筒に関するものである。
ガスタービンに釦いてはタービン入口のガス温度を高く
するに伴い、高効率運転が可能となることは周知であり
、近時にネーける省エネルギー化の機運の高1りは一層
の高温化を要求している。
ところでガスの高温化のきめ手の一つはガスを作る燃焼
器内筒が高温に耐えて機械的強度を保持し得るようにす
ることにある。
そこで従来から例えば第1図に示す断面図のように、内
筒aの外周に同軸状に外筒すを設けて、その間に冷却空
気Cを流して内筒aを外側から冷却すると同時に、冷却
空気の一部を内筒aの内周面に設けた空気放出孔dと、
方向性を与えるひさ、Leとにより内筒aの表面に流し
て空気のフィルムを形成して、内筒壁を高温雰囲気から
熱遮断する方法その他が提案されている。
な訟第1図においてfは燃料噴射口、gは燃焼空気路、
hは冷却空気供給路、iは尾筒、jはタービン入口であ
る。
しかし例えばタービン入口の温度が1500℃程度にな
るようにした場合には、内筒a内の火焔温度は1800
℃程度の高温となると共に冷却空気量が相対的に不足す
る。
従って上記した従来の方法では内筒周面の熱遮断ち−よ
び冷却効果は不十分であって、長期間所望の機械的強度
を維持することが難かしく、根本的には高耐熱性の金属
素材の開発が必要とされる。
しかし現状にち−いては素材面にむける技術的進展は望
み得ない状況にあり、ガス温度の上昇は一つの壁に突当
っているのが現状である。
そこで最近このような隘路を解決するため第2図aに示
す部分断面斜視図のように、タービン翼などにむいてそ
つ金属構造にの表面に入口のくびれた保持溝lを設け、
こXに基部のくびれた被保持突起mをもつ高耐熱性の熱
遮断体片n、例えば焼結ジルコニウム、焼結炭化硅素な
どで作られた熱遮断体片nを嵌めこんで表面を被覆する
か、或いは第2図すに示すように金属構造物にの表面と
の間に更に熱遮断用の空隙0を作るように嵌めこんで、
金属構造物の表面を隙間なく被覆する方法が提案された
そして実験の結果この方法が熱遮断に偉力を発揮するこ
とが明らかにされたと同時に、この熱遮断体片nの面上
にひさしeにより空気フィルムを形成することにより、
ガスによる熱遮断体片の熱的損傷を防ぎうろことが明ら
かにされ、これを燃焼器の内筒の熱遮断に適用すること
により、大幅にガス温度を上昇できることが確められた
しかし実際上複雑な形状をなす第1図図示の空気フィル
ム形成用のひさしeを含む内筒の大きな曲面全面を、空
気放出口dを残して熱遮断体片nを用いて被覆すること
は技術的に難かしく、とのま\では実現が困難である。
本発明は上記のような熱遮断方法を応用した製作の容易
な内筒を提供し、ガス温度の上昇による高効率化に貢献
しうるようにしたものである。
次に図面を用いてその詳細を説明する。
第3図は本発明の一実施例を示す部分断面斜視図で、図
において1は内筒、2は平板状の内筒形成素体で、次の
各部からなる。
3は平板状の金属構成体、4ばその表面全面を被覆する
熱遮断体片で、これはその裏面に設けた基部がくびれた
被保時突起5を、金属構成体3の表面の長手方向に設け
た保持条溝6内に嵌めこむことにより取付けられる。
7は金属構成体3の裏面に設けた固定脚、8は冷却フィ
ンで、これらは金属構成体3の長手方向、即ち冷却空気
の流通方向に沿って設けられる。
9は空気放出間隙形成用の斜面で、金属構成体3の一端
の長手方向の全長に亘って設けられ、以上で内筒形成素
体2が形成される。
10は内筒形成素体の環状固定体で、これは8枚の内筒
形成素体2のそれぞれの斜面9と斜面を設けない端部を
空気フィルム形成用の空気放出間隙11を残して重なり
合うように固定脚7を複数箇所に釦いて保持して、内壁
面の全面が熱遮断体片4によって被覆された8角筒状の
内筒1を形成する。
な於この場合空気放出間隙形成用斜面9の傾斜角度は内
筒1を形成する角の数によって適当に選定される。
12は外筒で、環状固定体10の外周端に固定され、内
筒2との間に冷却空気の流通路13を形成するもので、
以上のように構成された燃焼器の内筒部には、第1図に
示したと同様に燃料噴射口、燃焼空気供給口、冷却空気
供給路、尾筒などが取付けられて使用されることは説明
するオでもない。
このように構成すれば内筒形成素体2の金属構成体3は
、熱遮断体片4と、これと金属構成体3間の空隙釦よび
第3図中の矢印のように空気放出間隙11から放出され
て、熱遮断体片面上に形成される空気のフィルム層によ
り高温雰囲気と遮断されて保護されると同時に、内筒1
と外筒12間に流される冷却空気により冷却されて高温
から保護される。
また熱遮断体片4も空気のフィルム層により熱的に保護
される。
しかも本発明の内筒1は熱遮断体片4により表面を被覆
された平板状の金属構成体3、従って内筒形成素体2を
、空気フィルム形成用の空気放出間隙11を残すように
角筒状に組合せて構成したものである。
従って第1図で示した従来の燃焼器のように周方向に複
数筒の空気フィルム形成用の環状の空気放出孔を作った
り、空気を局面に流すためのひさしを作る必要がないの
で構造が極めて簡単となる。
しかも熱遮断体片の取付面には第1図で示した内筒のよ
うに曲面が全くなく、これに加えて複雑な曲面をもった
空気フィルム構成用のひさしも存在しない全くの平面で
あるため、熱遮断体片の形状釦よびその取付構造も簡単
となる。
従って製作の容易な耐高温性の燃焼器の内筒を提供でき
、ガス温度の上昇によるタービンの高効率化が可能とな
る。
な3以上にむいては内筒を8角筒状とした例を示したが
、金属構成体3の幅を狭くして8角筒以上の多角筒状と
することにより、空気フィルム形成用の空気放出間隙の
数を増して、熱遮断能力を向上することもできる。
また以上においては固定脚7を金属構成体3の裏面中央
に1箇設けた例を示したが、更に左右端に設けて機械的
強度を向上したり、更に固定脚7を金属構成体3の全長
に設けることなく環状固定体9の部分にのみ設けて、冷
却空気通路を犬とするなどの変形が可能である。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば耐高熱
性にすぐれしかも製作の容易な燃焼器を提供しうるもの
で、ガス温度の上昇によるタービンの高効率化に著しい
貢献をなすものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のガスタービン燃焼器の断面構造図、第2
図はセラ□ツクのような熱遮断体による耐高温性の向上
方法の説明用部分斜視図、第3図は本発明の一実施例を
示す部分断面斜視図である。 1・・・内筒、2・・・内筒形成素体、3・・・金属構
成体、4・・・熱遮断体片、5・・・被保持突起、6・
・・保持条溝、7・・・固定脚、8・・・冷却フィン、
9・・・空気放出間隙形成用斜面、10・・・内筒形成
素体の環状固定体、11・・・空気フィルム形成用の空
気放出間隙、12・・・外筒、13・・・冷却空気通路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 平板状金属構成体の表面を平板状熱遮断体片により
    被覆した複数枚の平板状内筒形成素体を形成すると共に
    ・、上記平板状金属構成体の平板状熱遮断体片による被
    覆面と反対側の面の一端角部の全表には空気放出間隙形
    成用の斜面を設けて、この斜面が隣接する平板状内筒形
    成素体の平板状熱遮断体片による被覆面側の一側端部と
    の間に、空気放出用間隙を残すように上記複数枚の内筒
    形成素体を多角筒状に組合せ、また上記斜面を隣接平板
    状内筒形成素体の平板状熱遮断体片による被覆面とはビ
    平行な面を形成するように選定して熱遮断体片による各
    被覆面全面にフィルム状冷却空気層を形成するようにし
    たことを特徴とするガスタービン燃焼器の内筒。
JP991480A 1980-02-01 1980-02-01 ガスタ−ビン燃焼器の内筒 Expired JPS5857657B2 (ja)

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JP991480A JPS5857657B2 (ja) 1980-02-01 1980-02-01 ガスタ−ビン燃焼器の内筒

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JPS56108026A JPS56108026A (en) 1981-08-27
JPS5857657B2 true JPS5857657B2 (ja) 1983-12-21

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5915727A (ja) * 1982-07-19 1984-01-26 Central Res Inst Of Electric Power Ind 燃焼器
US4485630A (en) * 1982-12-08 1984-12-04 General Electric Company Combustor liner
JP2890033B2 (ja) * 1996-11-05 1999-05-10 科学技術庁航空宇宙技術研究所長 ガスタービン燃焼器
JP6082287B2 (ja) * 2013-03-15 2017-02-15 三菱日立パワーシステムズ株式会社 燃焼器、ガスタービン、及び燃焼器の第一筒
EP3130854B1 (en) 2015-08-13 2020-06-24 Pratt & Whitney Canada Corp. Combustor shape cooling system

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