JPS5857424B2 - フホウワポリエステルイミドケイカゴウブツ ノ セイゾウホウ - Google Patents

フホウワポリエステルイミドケイカゴウブツ ノ セイゾウホウ

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JPS5857424B2
JPS5857424B2 JP10440572A JP10440572A JPS5857424B2 JP S5857424 B2 JPS5857424 B2 JP S5857424B2 JP 10440572 A JP10440572 A JP 10440572A JP 10440572 A JP10440572 A JP 10440572A JP S5857424 B2 JPS5857424 B2 JP S5857424B2
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  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
  • Indole Compounds (AREA)
  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は不飽和基としてN−アリルイミド基を有する新
規不飽和ポリエステルイミド系化合物の製造方法に関す
るものである。
従来、不飽和結合を有しラジカル的に硬化しうる樹脂と
してはマレイン酸を使用する不飽和ポリエステル、及び
ジアリールフタレート系樹脂がよく知られているがこれ
らはいずれも耐熱性が充分とは言難い。
そこで本発明者はより耐熱性の良好な硬化樹脂を支える
化合物を得るべく鋭意検討の結果、本発明に到達したも
のである。
すなわち本発明は下記一般式〔■〕 〔但し、式中、R2は水素原子又はメチル基を表わし、
Xはヒドロキシル基、アルコキシ基、アリールオキシ基
又はハロゲン原子を表わす。
〕で表わされるN−アリルトリメリット酸イミド類と、
下記一般式(II) 〔但し、式中R3は炭素原子数16以下のm価の脂肪族
基、脂環族基又は芳香族基であるか、低縮合度のポリエ
ステル残基であり、mは2〜6の整数である。
〕で表わされるポリヒドロキシル化合物(その官能性誘
導体を含む。
)とをエステル形成反応せしめることを特徴とする下記
一般式 〔但し、式中R2、R3及びmは、前記定義の通りであ
る。
〕で表わされる不飽和ポリエステルイミド系化合物の製
造法であり;更には上記方法において同時にポリカルボ
ン酸、ヒドロキシカルボン酸及び/又はそれらの官能性
誘導体(以下、ポリカルボン酸類と称す。
)を加え用いてエステル形成反応せしめ;前記N−アリ
ルトリメリット酸イミド類は上記ポリヒドロキシル化合
物のm個のヒドロキシル基(その官能性誘導体を含む。
以下同じ。)の少くとも1個と反応してN−アリルトリ
メリットイミド・エステル基を形成し;上記ポリカルボ
ン酸類は上記ポリヒドロキシル化合物のm個のヒドロキ
シル基の少くとも1個と反応してエステル結合を形成し
;しかして上記ポリヒドロキシル化合物のすべてのヒド
ロキシル基がN−アリルトリメリット酸イミド類とのN
−アリルトリメリットイミド・エステル基か、ポリカル
ボン酸類とのエステル結合を形成するものであることを
特徴とする不飽和ポリエステルイミド系化合物の製造法
である。
上記本発明において得られた不飽和ポリエステルイミド
系化合物は、分子中にトリカルボン酸残基を有するN−
アリルイミド基が導入されているのでこれ硬化せしめる
ことにより極めて耐熱性に優れた樹脂を提供する。
本発明で使用する前記式〔I〕で表わされるN−アリル
トリカルボン酸或いはその官能性誘導体を構成するR1
としては、3価の有機基であるが、耐熱性の見地か
ら3価の芳香族基もしくは脂環族基であることが好まし
い。
また前記式〔■〕中のXはその選び方によって、ポリヒ
ドロキシル化合物との反応性が異なるので反応せしめる
ヒドロキシル化合物の反応性、要求される反応条件等に
よって適当に選ぶのが好ましい。
例えばポリヒドロキシル化合物としてポリフェノール類
を用いる場合には、Xとしてハロゲンを選ぶのがその反
応性の面で好ましい。
前記式CI)として特に好適な化合物の例としては、N
−アリルトリメリドイミド、N−メタリルトリメリドイ
ミド、4−メトキシカルボニル−N−アリルフタルイミ
ド、4−アリロキシカルボニル−N−アリルフタルイミ
ド、4−フェノキジルカルボニル−N−アリルフタルイ
ミド、4−クロロホルミル−N−アリルフタルイミド等
をアケることが出来る。
ポリヒドロキシル化合物としては、ヒドロキシル基を2
個以上有するものであれば脂肪族、脂環族、芳香族等い
かなるものでも差支えないが、硬化重合体の耐熱性、加
工性を考慮して使用目的に最も適したものを選ぶ事が出
来る。
ポリヒドロキシル化合物として好適な例としては、エチ
レングリコール、グロピレンクリコール、テトラメチレ
ングリコール、ネオペンチレンゲリコール、ヘギサメチ
レングリコール、クリセリン、トリメチロールエタン、
トリメチロールプロパン、1・2・6−ヘキサンドリオ
ール、ペンタエリスリトール、ンルビトール、シクロヘ
キサンジメタツール、2・2′−ジフェニロールプロパ
ン−ビス−4・4’−(β−ヒドロキシエチル)エーテ
ル、2−ブテンート4−ジオール、レゾルシノール、ハ
イドロキノン、4・4′−ジヒドロキシジフェニルプロ
パン、4・4′−ジヒドロキシジフェニルスルホン、4
・4′−ジヒドロキシジフェニルエーテル、フェノール
ノボラックのヒドロキシル基にエチレンオキサイドを付
加させたポリオール(例えばDow Re5in 62
2■)等を挙げることが出来る。
更にポリヒドロキシル化合物として、末端が主としてヒ
ドロキシル基よりなる低縮合度のポリエステル類を挙げ
ることができる。
しかしてこれらは下記一般式〔■〕 〔但し、式中R3は炭素原子数16以下のm価の脂肪族
基、脂環族基又は芳香族基であるか、低縮合度のポリエ
ステル残基であり、mは2〜6の整数である。
〕で表わされる。
またポリヒドロキシル化合物の官能性誘導体としては、
カルボキシル基或いはその官能性誘導体含有化合物と反
応してエステル結合を形成しうるものであればよく、例
えば前記ポリヒドロキシル化合物の酢酸エステル等を挙
げることができる。
以下ポリヒドロキシル化合物又はヒドロキシル基とは、
これらの官能性誘導体をも包含するものとする。
上記ポリヒドロキシル化合物は、分子中に二1・四基、
ハロゲン、低級アルキル基等の不活性置換基を有してい
ても何等差支えない。
本発明において適宜用いられるポリカルボン酸或はその
官能性誘導体としては、芳香族、脂肪族、脂環族等いか
なるものでも差支えないが例えばイソフタル酸、テレフ
タル酸、フタル酸、ナフタレンジカルボン酸、ジフェニ
ルスルホンジカルボン酸、ジフェニルメタンジカルボン
酸、ジフェニルエーテルジカルボン酸、ベンゾフェノン
ジカルボン酸、テトラヒドロフタル酸、マレイン酸、フ
マール酸、3・6−ニンドメチレンー△−フタル酸、テ
ルペンマレイン酸付加物、ロジンマレイン酸付加物、コ
ハク酸、アジピン酸、セパチン酸、カルバリル酸、トリ
メリド酸、ピロメリト酸、ベンゾフェノンテトラカルボ
ン酸、ジフェニルスルホンテトラカルボン酸、1・2・
3・4−ブタンテトラカルボン酸或はそれらの無水物、
アルキルエスチル、アリールエステル、酸ハライド等の
官能性誘導体等を挙げることができる。
更に本発明において前記ポリカルボン酸と同様に必要に
応じて適宜使用されるヒドロキシカルボン酸或はその官
能性誘導体としてはP−或はm −ヒドロキシ安息香酸
4(β−ヒドロキシエチルオキシ)安息香酸、N−(2
・3−ヒドロキシプロピル)トリメリドイミド、ジメチ
ロールプロピオン酸、或はそのアルキルエステル、アリ
ールエステル或は酸・・ライド等をあげる事が出来る。
本発明において前記式CI)で表わされるN−アリルト
リカルボン酸イミド類とポリヒドロキシル化合物或はそ
の官能性誘導体との反応は、通常のエステル化反応又は
エステル交換反応と同様の操作条件で行なう事が出来る
この際、必要に応じてポリカルボン酸、ヒドロキシカル
ボン酸又はそれらの官能性誘導体を加える場合も同様に
操作される。
次に前記式CI)中のXがヒドロキシル基(−0H)、
アルコキシ基、アリールオキシ基、ハロゲン原子の場合
の反応を例にとって、本発明の詳細な説明する。
(a)X=OHの場合、即ちカルボキシル基とヒドロキ
シル基によるエステル形成の場合は好ましくはトルエン
スルホン酸等の公知のエステル化触媒の共存下に加熱す
る事によって実施される。
その際副生ずる水分は共沸等によって留去する事が好ま
しく、反応を充分に進行させる必要のある場合には真空
下に反応を行ない過剰分のポリヒドロキシル化合物を溜
去する必要がある場合がある。
(b) X−アルコキシル基の場合、好ましくは公知
のエステル交換触媒の共存下にポリヒドロキシル化合物
と加熱反応せしめる事により実施される。
副生物が上の水分の代りに、モノアルコール類となるだ
けで反応条件に大きな差はない。
ポリヒドロキシル化合物の官能性誘導体として、例えば
対応するアセテート類を使用する場合は、副生物が酢酸
、酢酸アルキルエステル等になる。
(c) X−アリールオキシ基の場合、もしくは前記
ポリカルボン酸をアリールエステルの形で使用する場合
にはヒドロキシル基との反応性は対応するアルキルエス
テルよりも大きく温和な条件下で反応せしめる事が出来
る。
エステル交換触媒の使用は7層効果を有する。
(d) X=−’ロゲン原子の場合には、より反応性
が大きいためより温和な条件下での反応が可能である。
副生ずる酸性の・・ロゲン化水素を受容する塩基性物質
の共存下に行なう事が好ましい。
ポリヒドロキシル化合物としてフェノール性水酸基を有
する化合物を用いる場合にはカルボン酸側としてはアリ
ールエステルか、酸・・ライドを用いるのが反応性の上
で必要である。
酸ハライドを用いる場合フェノール類のアルカリ塩水溶
液と有機相中の酸ハライドの界囲で反応せしめる所謂シ
ョツテン・バウマン反応の方式をとる事も出来る。
なお、前述の反応は不活性有機媒体の共存下に実施する
事も出来る。
なお本発明の実施方法に対する=変型としてアリルアミ
ン類とトリカルボン酸無水物或はそのモノエステルとポ
リヒドロキシル化合物を一挙に反応せしめる方法をあげ
る事が出来る。
この方法は上述した如き本発明の実施方法と一見相異す
る如くに見えるがこの系では先ずアリルアミンとトリカ
ルボン酸無水物類の反応によって先ず前記式〔■〕で表
わされるN−アリルトリカルボン酸イミド化合物が生成
し、次いでこれとポリヒドロキシル化合物との反応が起
る事を考慮すれば、本発明方法に包含される事は明らか
である。
本発明方法によって得られた生成物が単一生成物の場合
には再結晶等の公知の手段で精製する事が出来る。
統計的構造を有する場合にも再沈等の手段で精製する事
が可能である。
以上本発明方法によって得られた不飽和ポリエステルイ
ミド系化合物は前述した通りこれをラジカル的に硬化せ
しめる事によって耐熱性の優れたポリエステルイミド樹
脂を得ることができ、成型物として種々の用途に用いる
事ができる。
本発明の生成物の構造は、赤外線吸収スペクトル、核磁
気共鳴吸収スペクトル、元素分析等によって確認出来る
以下実施例を掲げて本発明方法を詳述するが本発明はそ
れに何等限定されるものではない。
なお実施例中下配化合物をそれぞれ〔■〕又は〔■〕と
略記する。
実施例 1 200CCの3つロフラスコに4−クロロホルミルN−
アリルフタルイミド25S’(0,1モル)、テトラク
ロロエチレン50CCを入れ、水浴につけ冷やす。
別に、ビスフェノールA11.41(0,05モル)、
トリエチルアミン1]、、IP、テトラクロロエチレン
5QCCからなる溶液をつ(す、この溶液をさぎの反応
容器に攪拌下ゆっくり加える。
その後室温で約2時間反応を続ける。
反応終了後反応溶液を大量のメタノールに注加すると白
色沈殿を生じる。
その沈殿物を沢過で分離しつぎに水で洗浄し乾燥したと
ころ30. I P (収率92%)の白色の生成物が
得られた。
このものの融点は168.0〜169.0℃であり、赤
外 吸収スペクトルを測定するとイミド基、エステル基
及びビニル型の不飽和結合の吸収が明確に観測された。
また元素分析を行なうと前記〔■〕の構造をとるものと
しての理論値炭素71.56%水素4.59%、窒素4
.28%に対し炭素71.29%水素4.63%、窒素
4.20%とよい一致をしめした。
以上の結果から不飽和エステルイミド化合物〔■〕が得
られている事が確認出来る。
つぎにこの化合物2zにジクミルパーオキサイド50η
を加え、170℃〜180℃の間で3時間加熱続けたと
ころ黄色の重合体が得られた。
実施例 2 1000Cの3つロフラスコに4−クロロホルミルN−
アリルフタルイミド12.5P(0,05モル)、テト
ラヒドロフラン30m1を入れ水浴につけ冷やす。
別にトリメチロールプロパン2.14 P (0,01
6モル)ピリジン3.95S’(0,05モル)、テト
ラヒドロンラン20m1からなる溶液をつくり、前記反
応容器に攪拌下ゆっくり加える。
その後室温で約2時間反応を続ける反応終了後ピリジン
の塩酸塩を沢過で分離しP液からテトラヒドロフランを
溜去すると褐色の油状物質が得られた。
これにベンゼンを加え均一溶液とし、そこに稀炭酸ソー
ダ水溶液さらに水を加え洗浄しベンゼン相を分離しベン
ゼンを減圧下溜去すると褐色の油状物質10.91得ら
れた。
この赤外吸スペクトルを測定するとイミド基、エステル
基、及びビニル型の不飽和結合の吸収が明確に観測され
た。
又元素分析を行なうと前記(IDの構造をとるものとし
ての理論値、炭素65.20%、水素4.53%、窒素
5.43%に対し炭素64.97%、水素4.50%、
窒素5.35%でよい一致をしめした。
以上の結果から不飽和エステルイミド化合物〔■〕が得
られている事が確認できる。
つぎにこのもの2グにジクミルパーオキサイド50m9
を加え120℃から160℃の間で徐々に昇温しながら
3時間加熱続けたところ赤褐色の硬化重合体が得られた
実施例 3 N−アリルトリメリドイミド20.8P(0,09モル
)、トリメチロールプロパン4.0 P (0,03モ
ル)、キシレン50m1及びp−1ルエンスルホン酸水
和物0.51をS tark & Deen )ラップ
と還流冷却器、及びシール付攪拌器を付した反応容器に
入れ加熱還流を行なった。
発生した蒸気は還流冷却器により冷却液化されトラップ
に留まり2組に分離する。
上相はキシレン相でありトラップの上部から反応容器内
にもどるようになっている。
下相はエステス化反応で生成した水相である。
30時間還流を続げたところトラップ中の水相の増加が
ほとんどなくなったので還流を止めキシレンを溜出せし
めたところ褐色の油状物質が得られた。
これにさらにベンゼンを加え均一溶液としそこに稀炭酸
ソーダ水溶液つぎに水を加え洗浄し触媒未反応物を除去
した。
ベンゼン相を分離しベンゼンを減圧下溜去すると褐色の
油状物質21.02が得られた。
この赤外吸収スペクトルを測定すると実施例2で得られ
た赤外吸収スペクトルとほとんど同一でありイミド基、
エステル基及びビニル型の不飽和結合の吸収が明確に観
測された。
ただ3400crrL−1に水酸基に基づく吸収も弱い
が観測され、未反応水酸基が少し存在している。
つぎにこのもの2y′にジクミルパーオキサイド50■
を加え120℃から160℃の間で除々に昇温しながら
3時間加熱続げたところ赤褐色の硬化重合体が得られた
実施例 4 200CCの3つ目フラスコにジメチルテレフタレート
29.11(0,15モル)、エチレングリコール12
.4′?(0,2モル)、グリセリン6.41(0,0
7モル)、4−メトキシカルボニル−N−アリルフタル
イミド36.8P(0,15モル)、キシレン25m1
酢酸鉛50m9を入れ攪拌下に140℃に加温する。
その後4時間かげ200℃まで浴温をあげ、その間キシ
レンと生成するメタノールとを溜去する。
さらに浴温200℃〜220℃で3時間反応を続は軟化
温度75〜82℃の樹脂状物が得られた。
このもの2グをとりジクミルパーオキサイド30mI?
を加え120℃から160℃の間で徐々に昇温しながら
3時間加熱したところ160℃で固化している赤褐色の
重合体が得られた。
実施例 5 N−アリルトリメリドイミド462P(2モル)、ヘン
タエリスリトール68P(0,5モル)及びテトラブチ
ルチタネート0.68Pを窒素気流下260℃で1時間
加熱攪拌、更に同温度で20mm Hgの減圧下で2時
間加熱攪拌した。
反応中に副生成する水は留去した。
反応後得られた褐色液体を室温まで冷却して褐色の固体
を得た。
このものは約90℃で融解した。
赤外吸収スペクトルは1775cm、’ にイミドカル
ボニル1720crIL−1にエステル及びイミドカル
ボニル、1640cIrL ” にアリル基の特性吸収
から認められた。
元素分析値はC163,76%、H3,19%、H5,
63%で理論値C63,37%、H4,08%、H5,
67%と良好な一致を示した。
実施例 6 N−メタリルトリメリドイミド24.5P(0,1モル
)、グリセリン1.5P(0,017モル)、ペンタエ
リスリトール1.71(0,0125モル)、キシレン
50 rnlnl及ヒル トルエンスルホン酸水和物0
.05?をスターク・アンド・ゾーン(S tark&
Deen ) )ラップと還流冷却器及びシール付攪拌
機を付した反応容器に入れ、加熱還流を行なった。
50時間還流を続けたところトラップ中の水相の増加が
ほとんどなくなったので還流を止め、キシレンを溜出せ
しめたところ褐色の固形物が得られた。
この物質の赤外吸収スペクトルを測定したところ、イミ
ド基、エステル基及びビニル型の不飽和結合に基づく吸
収が明確に観測された。
次いでこの物質にジクミルパーオキサイドを0.3wt
%加え、120℃〜160°Cの間で除々に昇温しなが
ら3時間加熱したところ、赤褐色の硬い重合体が得られ
た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記一般式CI) 〔但し、式中、R2は水素原子又はメチル基を表わし、
    Xはヒドロキシル基、アルコキシ基、アリールオキシ基
    又はハロゲン原子を表わす。 〕で表わされるN−アリルトリメリット酸イミド類と、
    下記一般式(II) 〔但し、式中R3は炭素原子数16以下のm価の脂肪族
    基、脂環族基又は芳香族基であるか、低縮合度のポリエ
    ステル残基であり、mは2〜6の整数である。 〕で表わされるポリヒドロキシル化合物(その官能性誘
    導体を含む。 )とをエステル形成反応せしめることを特徴とする下記
    一般式 〔但し、式中R2、R3及びmは、前記定義の通りであ
    る。 〕で表わされる不飽和ポリエステルイミド系化合物の製
    造法。 2 下記一般式〔■〕 〔但し、式中、R2は水素原子又はメチル基を表わし、
    Xはヒドロキシル基、アルコキシ基、アリールオキシ基
    又はハロゲン原子を表わす。 〕で表わされるN−アリルトリメリット酸イミド類;下
    記一般式CII) 〔但し、式中R3は炭素原子数16以下のm価の脂肪族
    基、脂環族基又は芳香族基であるか、低縮合度のポリエ
    ステル残基であり、mは2〜6の整数である。 〕で表わされるポリヒドロキシル化合物(その官能性誘
    導体を含む。 以下同じ。);及びポリカルボン酸、ヒドロキシカルボ
    ン酸及び/又はそれらの官能性誘導体(以下、ポリカル
    ボン酸類と称す。 )とをエステル形成反応せしめ;前記N−アリルトリメ
    リット酸イミド類は上記ポリヒドロキシル化合物のm個
    のヒドロキシル基(その官能性誘導体を含む。 以下同じ。)の少くとも1個と反応してN−アリルトリ
    メリットイミド・エステル基を形成し;上記ポリカルボ
    ン酸類は上記ポリヒドロキシル化合物のm個のヒドロキ
    シル基の少くとも1個と反応してエステル結合を形成し
    ;しかして上記ポリヒドロキシル化合物のすべてのヒド
    ロキシル基が前記N−アリルトリメリット酸イミド類と
    のN−アリルトリメリットイミド・エステル基か、前記
    ポリカルボン酸類とのエステル結合を形成するものであ
    ることを特徴とする不飽和ポリエステルイミド系化合物
    の製造法。
JP10440572A 1972-10-20 1972-10-20 フホウワポリエステルイミドケイカゴウブツ ノ セイゾウホウ Expired JPS5857424B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0446421Y2 (ja) * 1987-11-02 1992-10-30

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JPH0446421Y2 (ja) * 1987-11-02 1992-10-30

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