JPS585733B2 - シボリシゴキカンヨウセイケイコウグ - Google Patents

シボリシゴキカンヨウセイケイコウグ

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JPS585733B2
JPS585733B2 JP49134805A JP13480574A JPS585733B2 JP S585733 B2 JPS585733 B2 JP S585733B2 JP 49134805 A JP49134805 A JP 49134805A JP 13480574 A JP13480574 A JP 13480574A JP S585733 B2 JPS585733 B2 JP S585733B2
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JP
Japan
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punch
center
sleeve
tapered
punch sleeve
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JP49134805A
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JPS5159765A (ja
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宮松順憲
清水孝志
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、絞りとしごき加工を施してカップ状容器を成
形する成形工具に係り、特に、成形後のカップ状容器が
工具から抜きとり易いようにした絞りしごき缶用成形工
具に関する。
一般にアルミニウム製のカップ状容器成形において、絞
り、しごき加工の後、工具からのカップ状容器の抜きと
9は、工具の戻り行程のとき、簡単な構造のストリッパ
ーをカップ状容器の開口側端面に当接して、工具に対し
相対移動させることにより比較的容易にできる。
しかしながら、ブリキ製のカップ状容器成形においては
、アルミニウム製カップ容器成形のためのストリツパー
では、抜きとりの際、容器の開口側端部が座屈を起こし
てしまうことが多い。
すなわち、ブリキ製のカップ状容器は、材料節減のため
、アルミニウムの場合よりも胴部の肉厚を数段薄くして
あって、容器の抜ききり力に耐えられないからである。
かかる座屈は、その部分が後のトリミンゲ工程において
作業の障害とな9解消しなければならない。
この解消手段としては、従来、パンチの中心を貫通する
部材をパンチ先端方向に突出自在に設け、容器の絞り、
しごき加工の後に前記部材を突出させることにより抜き
とりを行なういわゆるインターナルノツクアウト法(特
公昭45−9837号)があるが、部材を外部から駆動
する必要があるため機構が複雑になり、高速運転時には
機械本体の動きとインターナルノックアウト機構の動き
の調和が狂いがちになり、カップ状容器がパンチより抜
けなくなるきいうことがある。
また他の手段きして、パンチ胴部分に先端から直径が漸
増するようにテーパを設け、かっこのテーパはカップ状
容器の該当部分のテーパより大きくするもの(特開昭4
7−33868号)があったが、成形された容器の先端
部分の肉厚が大となり材料費の無駄となる欠点があった
本発明は上記従来の欠点を解消すべくなされたものであ
って、パンチをパンチセンターおよびこのパンチセンタ
ーの外周のテーパを持って嵌合するパンチスリーブとよ
り形成し、絞シしどき作業時にはパンチスリーブが該テ
ーパにより径が拡張され、抜き取り時には復帰され、こ
れにより成形容器とパンチの間に間隙を形成し、小さい
荷重によって容器を何らの損傷を伴うことなくパンチか
ら抜ぎ取ることができるとともに容器の材料を最小に節
減できる絞りしごき缶用成形工具を提供するを目的とす
る。
以下本発明を図面に示す実施例を参照しつつ説明する。
本発明に係る絞りしごき缶用成形工具のパンチ1は、機
械本体(全体図示省略)のラム2に直結されるパンチセ
ンター3と、このパンチセンター3の外周に嵌合ざれ成
形すべき容器の内側形状と近似する外形を有するパンチ
スリーブ4とを備えている。
この両者は例えば工具鋼や超硬合金材などの材質からな
るものである。
パンチセンター3は、その上部において、外径が小さく
なる段部5が形成され、さらに同段部5から先端に向っ
て外径が漸減されるテーパ胴部6を有している。
また前記パンチスリーブ4は、前記テーパ胴部6と同一
のテーパでもって上端部から下端部に至る間内径が漸減
するテーパ内周面7を備え、このテーパ内周面7が前記
テーパ胴部6に周接してパンチセンター3に嵌合されて
いる。
同パンチスリーブ4はパンチセンター3に嵌合された状
態において、パンチセンター3の先端と同一位置にある
内側段部8と、ここからさらに先方に突出して先端内側
に凹所9を形成する先端周壁部10を備えている。
前記パンチセンター3の先端には前記凹所9内において
ストッパー11が螺着され、これにより前記パンチスリ
ーブ4は、その内側段部8がパンチセンター3の先端と
同一高さ位置にあるように規制される。
また、パンチスリーブ4の長さは、内側段部8がストッ
パー11に当接している状態において、上端がパンチセ
ンター3の段部5より間隙12だけ下方にあるようにさ
れている。
図の符号13は被加工物Wを円滑に着脱するためパンチ
センター3およびストッパー11の中心を貫通して設け
られた空気抜き孔、14はテーパ胴部6とテーパ内周面
7に潤滑油を供給するための油孔、15および16は潤
滑油が漏れて被加工物Wに付着することを防止するため
のOリング、17はテーパ胴部外周に設けられた油溝を
それぞれ示している。
なお、本実施例におけるパンチスリーブ4は、下端より
約100mmの長さ部分の外径が上部よりもやや大径と
されているが、ごれは、形成された容器の口縁にネツク
イン・フランジ加工する場合にしわや割れを発生させる
ことなしに加工できる最小限度の板厚を該カップ状容器
に与えるためである。
捷だ前記記テーパ胴部6およびテーパ内周面7のテーパ
は1度〜5度の比較的小さい角度とされている。
すなわち、テーパ1度未満ではパンチスリーブ4はパン
チセンター3との嵌合によって十分な拡張が得られるが
、抜き取り時に復帰しなくなる場合もあった。
とれはテーパ胴部6とテーパ冫内周面7との表面状態お
よび使用した潤滑油の粘性と関係がある。
テーパ5度以上ではパンチスリーブ4よりカップ状容器
を抜き取際に効果のある十分な該パンチスリーブの拡張
は得られなかった。
次に上記実施例の作用について第2図および第13図を
参照して説明する。
ラム1によりパンチセンター3およびパンチスリーブ4
を降下させ、パンチスリーブ4に取り付けた被加工物W
をダイDにより絞りしごき加工する。
このとき、パンチスリーブ4は被加工物Wを・介してダ
イDから上向きの力を受け、その反作用としてテーパ胴
部6およびテーパ内周面7のテーパにおけるくさび作用
が生じ、その直径(外径および内径)が弾性拡大される
とともに上端部が段部5に衝突するまで上方に摺動され
る。
(第2図参照、直径拡大量は該テーパ、間隙12の値に
より決まる)この挙動を第4図に示す。
略中実のパンチセンター3を降下させると、上述の如く
パンチスリーブ4には上向きの力が作用しているので、
パンチスリーブ4内にパンチセンター3が押し込まれる
この相対移動により薄肉のパンチスリーブ4は径方向に
同図鎖線Aで示されるように拡大される。
もちろん、この拡大はパンチスリーブ4の弾性限度内で
行われる。
したがって、逆にパンチスリーブ4からパンチセンター
3を引き抜くようにすると、拡大量に応じて原直径に復
帰することができる。
このことからこの拡大量はパンチスリーブ4の弾性変形
可能な範囲に押える必要がある。
具体的には、工具鋼を用いてパンチセンター3の先端外
径を42φ、テーパ角を2度とし、パンチスリーブ4の
下端から約100mmの長さに亘る大径部を65.37
φ、その上部の小径部を65.25φとして、成形に必
要な荷重約2tnnを与えた場合、パンチスリーブ4の
半径拡大量が20〜30μm程度となるものである。
ここで、前記成形荷重が加わったときにスリーブ4に生
じる応力はα=30〜35kg/mm2となり、工具鋼
の弾性限度(60〜70kg/mm2以上)の範囲内に
おさまる。
なお、超硬合金では拡大量が工具鋼の約半分程度となる
が、弾性限度が高いので、成形荷重を増大することも可
能となり、同様の効果を得ることができる。
アイアニングダイDによる絞りしごき加工を完了した後
、ラム1が戻り行程に入り、パンチセンター3、パンチ
スリーブ4および被加工物Wは上昇させられる。
この上昇の際、被加工物Wの上端に当接するよう予じめ
突出されたストリッパーSに、被加工物Wが衝突し、上
方への移動が阻止され、パンチセンター3に対して相対
的に下向きの力が被加工物Wに加えられる。
したがって、この被加工物Wと圧力嵌台状態にあるパン
チスリーブ4も、下向きの力を加えられパンチセンター
3に対して相対的に下方に摺動され、第3図に示される
如く、ストッパー11に段部8が当接し、かつ上端に間
隙12が形成される位置に移動される。
このとき、パンチスリーブ4は、パンチセンター3のテ
ーパ胴部6の小径部分方向に移動されることとなり、そ
の内径および外径が弾性縮少して原状態に復帰する。
該容器抜き取りの際は、容器上端がストリッパーSに当
接すると容器の内径とパンチスリーブ4の外径との間に
間隙もしくはゆるみが生じ、前記状態からパンチセンタ
ー3およびパンチスリーブ4がさらに上昇して、パンチ
スリーブ4と被加工物Wとの間に相対力が生じても、比
較的小さい力となり、被加工物Wは滑かにパンチスリー
ブ4から抜き取られることとなる。
ここで、当該実施例では、パンチスリーブ4が缶胴に対
応する大径部と容器口縁に対応する小径部とを有する形
状とされているが、抜き取り力は缶胴部長さ(略100
mm)によって、略決定されるので、小径となっている
口縁相当部が抜き取り力に影響を与えることはほとんど
ない。
しかも、パンチスリーブ4の全体は一様に半径方向に拡
縮するので、従来の拡縮がなれれない段差付パンチに比
べて、抜き取り力の軽減効果は著しく大きいものである
なお上記実施例においてパンチスリーブ4の形状は上部
の外径が下部のそれよりも小さくされていたが、これは
全く同径であってもよい。
上記のように本発明は、絞りしごき缶用成形工具におい
て、パンチを先端方向に小径となるテーパ胴部を備えた
パンチセンターと、このパンチセンターのテーパ胴部に
嵌合するテーパ内周面をもったパンチスリーブとにより
形成し、絞シしどき作業時には、該テーパ部のくさび作
用によりパン・チスリーブの径が拡張され、被加工物抜
き取り時には径が縮少復帰するようにしたので、被加工
物抜き取りの時にパンチスリーブの外周と被加工物の内
径との間に間隙もしくはゆるみが生じ、小さい荷重によ
り被加工物を何らの損傷なくパンチから抜き取ることが
できるという優れた効果を有する。
本発明者の実験によれば、パンチセンターおよびパンチ
スリーブのテーパを1度、間隙12をパンチスリーブの
半径拡大量30μmとなるようにしかつパンチスリーブ
の外形状をストレート、粗さRmax 2.0μとした
場合、抜き取り力は従来の約1/7となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る絞りしごき缶用成形工具の実施例
を示す断面図、第2図および第3図は同実施例の作用を
示す断面図、第4図は同工具の横断面図である。 3・・・・・パンチセンター、4・・・・・・パンチス
リーブ、6・・・・・・テーパ胴部、7・・・・・・テ
ーパ内周面、D・・・・・・ダイ、W・・・・・・被加
工物、S・・・・・・ストリッパー。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 先端方向に外径がわずかに漸減するテーパ胴部およ
    び空気抜き孔を備えた略円柱状パンチセンターと、この
    パンチセンターのテーパ胴部に一致するテーパ内周面を
    備えるとともに該パンチセンター胴部の外周に軸線方向
    に一定範囲摺動可能に嵌合された筒状のパンチスリーブ
    と、を有してなる絞りしごき缶用成形工具。 2 前記特許請求の範囲第1項記載の絞りしごき缶用成
    形工具において、前記テーパ胴部およびテーパ内周面の
    テーパ角度はパンチセンターおよびパンチスリーブの軸
    線に対して1度ないし数度有することを特徴とする絞り
    しごき缶用成形工具。
JP49134805A 1974-11-21 1974-11-21 シボリシゴキカンヨウセイケイコウグ Expired JPS585733B2 (ja)

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JPS5159765A JPS5159765A (ja) 1976-05-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2024068463A (ja) * 2022-11-08 2024-05-20 古林工業株式会社 管継手加工装置、扱きユニット及び管継手の加工方法

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