JPS5856778A - 振動遮断型ハンドル装置 - Google Patents

振動遮断型ハンドル装置

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JPS5856778A
JPS5856778A JP15392681A JP15392681A JPS5856778A JP S5856778 A JPS5856778 A JP S5856778A JP 15392681 A JP15392681 A JP 15392681A JP 15392681 A JP15392681 A JP 15392681A JP S5856778 A JPS5856778 A JP S5856778A
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誠 南舘
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は振vIItJ遮断型ノ・ンドル装置に係シ、特
にタイタンパー、ハンマードリルなどの手持式の振動性
機械に装着され、それら機械に生ずる有害振動がハンド
ル部たる握シ部材に伝達されるのを十分に遮断すること
ができる振動遮断型ハンドル装置に関する。
従来、タイタンノや一1電動ドリルなどの手持式の振動
性機械の防振対策は、主に振動性機械の振動源とハンド
ルとの間に、防振ゴムやばね等の弾性乃至弾発部材を介
設して振動を絶縁するというものであった。
しかしながら、このような方法では、タイタン・(−な
どのように、比較的に高周波数の激しい振動に対する振
動絶縁効果を期待できず、白ろう病などの振動災害を引
き起す有害振動の防止は困難であった。また、ある程度
の振動絶縁効果が得られたとしても、防振ゴムやぼね定
数の小さなばね等の介在によシ、操作が柔くなシ振動性
機械がふらついて適確な操作ができないという問題があ
った。
本発明は以上のような従来の問題点を有効に解決すべく
創案されたものである。
本発明の目的は、タイタンパ−1・・ンマードリル等の
振動性機械に実質上剛体的に連結されるにも拘わらず、
有害振動をほぼ完全に遮断することができる振動遮断型
ハンドル装置を提供することにある。
まず、本発明に係る装置の防振作用の理解を容易にする
ために、本発明の詳細な説明に先立ち、本発明の防振原
理を従来の振動絶縁器の防振原理と比較しつつ説明する
第1−には、従来の振動絶縁器の振動系の原理図を示す
。図中、1は上下方向に周波数ω、振幅X1で振動する
振動源である。振動源1には、ばね定数にの片持はり形
のばね2が連結され、ばね2の自由端部には質量Mのハ
ンドル3が設けられている。
振動源1が振動すると、この振動はばね2を介してハン
ドル3に伝えられ、ハンドル3は加振される。ハンドル
3の振幅をXとするならば、振幅比X/X iは周波数
ωの関数として次式で表わされる。
ここに、ω。=〆[習であシ、)・ンドル3の固有振1
tlJ数である。(1)式の振動応答曲線は第3図の曲
線aとなる。第3囚のグラフの横軸は、加振周波数ωと
固有振動数ω。との比(周波数比)λ=−でωn 曲線aよシ明らかなように、λが1より相当に大きくな
いと振幅比X/Xiが小さくならない。つまシ、従来の
振動絶縁器では、加振周波数ωがかなシ高周波のものに
しか振動減衰効果が得られない。
また従来の振動絶縁器において、よシ低周波域のKを小
さくするか、またはハンドル3の質量Mを大きくしなけ
ればならない。しかし、Kを小さくすると、振動源1に
対するハンドル3の操作が柔らかぐなシ、振動源1にふ
らつきが生じ、またMを大きくすると装置が重くなって
しまうことになる。従って、従来の振動絶縁器では、防
振性と操作性とを兼ね備えることは不可能であることが
わかる。
次に本発明の振動系の原理図を第2図に示す。
本発明の振動系は、第1図に示す従来の振動絶縁器のば
ね2に質量mの衝撃グラフe型の重り4を取シ付けたも
のである。重シ4は、ケーシング5とケーシング5内に
ばね6を介して支承された振動質量体7からなシ、振動
質量体1はケーシング5のある周波数以上の振動で激し
く振動し、ケーシング5内壁面と衝突し得るように構成
されている。
第2図の本発明の振動系においては、質量Mのハンドル
3の振幅Xと加振点での振幅X4との振幅比X/Xiは
次のようになる。
kは加振点から重シ4の取付点までのばね2のばね定数
であり、αはばね定数比でαく1の関係にある。またμ
はハンドル3の質量Mと重シ4の質fmとの質量比であ
シ、μ>l(M>m)とする。
上記(2)式の振動応答曲線は、α=0.55.μ=2
.5の場合には、第3図の曲線すとなる。曲線すは2個
の共振点λl、λ2(λl〈λ2)をもっている。曲線
aと曲線すとの比較より明らかなように、λ=3付近に
ある共振点λ2よりも高周波側では曲線すの振1n遮断
特性は曲#aに比べ極めて優れていることがわかる。例
えば、λ=10において、曲線aの振幅比が約1/10
0であるのに対し、曲、@bでは、その約1/10のl
/1000に振幅が減少している。
ところで、片持はシ形のばねの場合には、ばね定数には
、K= 3F)/l’ (E :ヤング率、■:断面2
次モーメント、t:ばねの長さ)となるから、α=0.
55(夕(0,83)’)は重#)4の取付点が加振点
から0.82tの点にあたることになる。一方、共振点
λ2ができるだけ低周波側になるような最適値を数値計
算により求めた結果、α、μはそれぞれ0.5<α(0
,55,2(μく3程度がよいことが見出された。つま
り、ハンドル3の質量Mの1/2〜1/3の質量を有す
る重シ4を、加振点から約0,8tの位置に取り付けれ
ば、第30の曲線すのような振動応答特性が得られる。
しかし、重シ4を取シ付けることによって、高周波側に
第2番目の共振点λ2のピークが現われ、振動源1の周
波数ωが変動して共振点λ2付近の領域に入ってくるこ
メがあシ、この対策が必要となる。ハンドル3の共振点
λ2は、重シ4の共振点でもあシ、重シ4は共振点λ2
で激しく振動することになる。従って、共振点λ2付近
で、重り4の振動質量体7は激しく振動し、振動質量体
7はケーシング5と繰シ返し衝突することとなる。
この振動質量体7とケーシング5との衝突によ広振動源
1からの振動エネルギーは、熱エネルギー(発熱)に変
換されて吸収され、共振点λ2における振動応答曲線す
のピークは取シ除かれる。更に、共振点22以上の周波
数域では、重り4の振幅は小さなものとなシ、重り4の
ケーシング5と振動質量体7とは一体物として振動し、
第3図の曲線すとほぼ等しくなり、結局第4図に示すよ
うな優れた振動遮断特性を得ることができる。
以下には、本発明を、保線作業用として枕木の下の砂利
を突き固めるための振動機械であるタイタン・ぐ−に適
用した実施例を示す。
第5図において、8はその振動により砂利を突き固める
ための突き固め用板であシ、突き固め用板8は、これに
振動を与える駆動モータ9のモータケーシング1oに取
り付けられている。突き固め用板8とは反対側のモータ
ケーシング1oには、板ばね11.12がそれぞれ取Q
付けられてbる。
板はね11のモータケーシング1o取付基部は複数板の
板ばねによって構成され、また板ばね12ハヒン13を
介してモータケーシングioに連結されている。また、
板ばね11.12は駆動モータ9からの振動を減衰させ
るべく、図示するように適宜に湾曲させて形成され、板
ばね11.12の先端部は、棒体14の両端部側に設け
られたプラタン)15.16にビン17.18を介して
それぞれ連結されている。また棒体14の一端部にはハ
ンドル部たる握シ部材19が連設されている。
一方、板ばね11のビン17寄シの位置には、鋼製のケ
ーシング2oが設けられている。ケーシング20は第6
図に拡大示するように、筒体状をなし、その両端開口部
は蓋部20m、20aにょつて覆われている。クー77
グ2o内には、鋼、製置柱状の振動質量体21が設けら
れ、質量体21は、その両端部と蓋部20m、20″a
との間にそれぞれ圧縮状態で介設されたコイルばね22
.22の押圧力によシ支持されている。更に振動質量体
21の両端部には、ばね受は部21m、21mがまたこ
れらと対向する蓋Fi520&、20mにもばね受は物
20b、20bがそれぞれ形成されている。
ケーシング20と振動質量体21とは、わずがな間隙を
隔てて離間しているが、ケーシング20がある周波数以
上で振動すると、コイルばね22の押圧力に打ち勝って
振動質量体21は振動し、ケーシング20の内壁面20
cと衝突し得るように構成されている。
またケーシング20外側には、これを板ばね11に取シ
付けるための取付金具23.23が設けられておシ、ポ
ル)24.24によシ取付は金具23.23と締付は板
25との間に板ばね11を挾み付けてケーシング20を
板はね11に固定するようになっている。
次に本実施例の作用について述べる。
駆動モータ9の作動により突き固め用板8は激しく振動
し、砂利の中に、この振動する突き固め用板8を挿入す
ることによシ砂利は突き固められる。一方、駆動モータ
9の激しい振動は板ばね11.12を介して棒体14に
伝達されるが、板ばね11の基部は複数板の板ばねによ
ってモータケーシング10に取シ付けられているため、
駆蛎モータ9からの振動エネルギーの大部分は板はね1
1に伝達され、板ばね12先端部は、はとんど振動せず
、棒体14及び握シ部材19はピン18乃至棒体14先
端部を支点として上下に加振されることになる。
ところで、ここで、本実施例の振動系と第2図に、握り
部材19がハンドル3に相当し、ケーシング20、振動
質量体21、コイルばね22等が重り4に相当すること
がわかる。
従って、ケーシング20、振動質量体21、コイルばね
22等の総質量と、ケーシング20の板ばね11上の取
シ付は位置とを上述した原理的説明における最適値に設
定するならば、第3因の曲線すの如き振動遮断特性が得
られる。更にケーシング20の高周波数の振動に対して
、振動質量体21は振動しケーシング20と衝突を繰り
返すため、駆動モータ9からの原振部のうち握り部材1
9の共振周波数に当る振動エネルギーは、振動質量体2
1とケーシング20との衝突による衝撃力によって振動
質量体21及びケーシング20に熱エネルギー(発熱)
として散逸される。従って、有害な原振部は握9部材1
9に伝達されることなく、最終的には、第4図に示すよ
うな極めて優れた振動遮断効果を得ることができること
となる。
なお、上記実施例においては、振動質量体21は円柱状
であったが、これに限定されることなく剛体状の大きな
密度を有するものならばどのような形状でもよく、また
、ケーシング20の形状も振動質量体21の形状に応じ
てどのように変更してもよく、更に密閉状でなく適宜に
開口を設けてもよい。またコイルばね22を板ばねに変
えるなど自由である。
以下には、第5図に示すタイタンパ−を用いて行なった
本発明装置の振動実験の結果を第7図(A)。
(B) K示す。第7(2)(A)は、従来のように板
ばね11に何も取p付けない場合に握シ部材19に伝達
される振動加速度を示し、また第7図(B)は、第5図
のようにケーシング20等を取シ付けた場合の振動加速
度を示している。図より6明らかなように、本発明装置
による優れた振動遮断効果が見られ、有害な原振部はほ
とんど完全に遮断できることが確認された。
以上の説明より明らかなように、本発明によれば、タイ
タン・り−、ハンマードリル等の振動性機械に実質上剛
体的に連結されるにも拘らず、有害振動をほぼ完全に遮
断でき、/・ンドル部たる握り部材への伝達は極めて微
弱となシ、白ろう病などの振動災害を確実に防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の振動絶縁器の振動系を示す原理図、第
2図は本発明の振動系を示す原理図、第3図は従来の振
動絶縁器の振動応答曲線及びそれに一体物の重シを付加
したときの振動応答曲線を示すグラフ、第4図は本発明
と等価な振動系の振動応答曲線を示すグラフ、第5図は
タイタ/−9−に本発明に係る装置を適用した一実施例
を示す正面図、第6図は第5図のM−M線矢視拡大断面
図、第7図(8,■)は、タイタンノe−の握シ部材に
伝達される振動加速度を、従来の場合と、本発明の実施
例の場合においてそれぞれ測定した測定結果を示すグラ
フである0図中、1.9は振動源(9は駆動モータ)、
2.11は連結部材(2はばね、11は板ばね)、3.
19は握り部材(3は)・ンドル) 、5.20はケー
シング、7,21は振動質量体、6.22は弾発部材(
6はばね、22はコイルばね)である。 特許出願人南舘  誠(ほか1名)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 振動源に連結されこれよシ延出された連結部材と、該連
    結部材の先端部に設けられた握9部材と、上記連結部材
    に、上記握シ部材と振動源との間に位置させて介設され
    たケーシングと、該ケーシング内・K設けられ、ケーシ
    ングの振動によシケーシング内壁面と当接可能に弾発部
    材を介して支承された振動質量体とを備えたことを特徴
    とする振動遮断型ハンドル装置。
JP15392681A 1981-09-30 1981-09-30 振動遮断型ハンドル装置 Expired JPS6017669B2 (ja)

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