JPS585661B2 - 触媒活性金属パラジウムをたばこに沈着する方法 - Google Patents

触媒活性金属パラジウムをたばこに沈着する方法

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JPS585661B2
JPS585661B2 JP55107245A JP10724580A JPS585661B2 JP S585661 B2 JPS585661 B2 JP S585661B2 JP 55107245 A JP55107245 A JP 55107245A JP 10724580 A JP10724580 A JP 10724580A JP S585661 B2 JPS585661 B2 JP S585661B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、たばこおよびそれに関連して触媒作用を有す
る物質としてパラジウムを含んでなるたばこ組成物に関
する。
更に詳しくは、本発明は触媒作用を有する物質としてパ
ラジウムを含むたばこ組成物に関し、該たばこ組成物中
のパラジウムは高度に活性化された形で存在する。
本発明は、たばこおよびパラジウムを混合し、これによ
ってパラジウムが高度の活性触媒形態で沈着する方法に
も関する。
本発明の主題は、米国特許第4055191号(「たば
こ組成物」に対しV,NormanおよびH.G.Br
yantに1977年10月25日特許付与)、および
1973年3月26日出願された出願番号344589
号(「たばこ組成物」に対しH,G,Bryant,J
r.、T.B.WilliamsおよびV.Norma
nによる)に関連している。
米国特許第4055191号に要約されている如くたば
この燃焼からの煙中に含まれる多環式芳香族炭化水素(
PCAH)の割合はたばこにパラジウムを配合すること
によって実質的に減少できる。
硝酸塩、好ましくは硝酸マグネシウムと組み合わせたパ
ラジウムが、更に有効にPCAHを減少セしめることが
更に開示されている。
更に、パラジウムおよび硝酸塩の組み合わせは、説明さ
れている如くウイールータイプスモーカ上のシガレット
をマウスが突煙することにより、得られたたばこの煙濃
縮体の生物活性を実質的に減少することが、マウスにつ
いての試験で明らかにされている。
たばこの煙についての生物活性に関するパラジウムおよ
び硝酸塩の効果を評価するためになされた研究において
、幾つかの異常な結果が得られた。
本研究中において得られたデーターを連続的に評価して
ゆくと、パラジウムの活性は、たばこに沈着されたパラ
ジウムの形状に依存することがわかり、又一方では該活
性は使用された手順に太き《依存した。
更に特に、本発明によれば次のことが5わかった。
すなわち、たばこの煙に関する生物活性を減少させるパ
ラジウムの有効性は、後に定義される如く、たばこに沈
着した「非抽出性パラジウム」の量に依存する、という
ことである。
か《して、本発明の目的は、たばこからの煙の生物学的
活性を最少にする形態でパラジウムが存在するパラジウ
ム処理たばこ製品を提供することにある。
更に他の目的は、より活性な形でたばこにパラジウムを
沈着する方法を提供することである。
更に特に、本発明の目的は、たばこ上への非抽出性
のパラジウムを最犬にする、パラジウムをたばこに沈着
する方法に関する。
本発明の更に別の目的は、たばこの煙の生物学的活性を
減少することのできる形態にあるパラジウムの組合を分
析的に決定する方法を提供することにある。
米国特許第4055191号によれば、パラジウムは微
細に分割した金属形状でおよび/又はそれ自身、好まし
く熱により金属パラジウムに分解しうるパラジウム塩形
のいずれかが配合される。
開示されている好ましい手順は、グリセリン、プロピレ
ングリコールおよび糖類を含む通常の風味物質の溶液か
ら、硝酸化合物を組み合わせた塩化パラジウムアンモニ
ウム塩の形で最初はパラジウムが沈着することである。
本発明によれば、パラジウムの触媒作用は、「非一抽出
性パラジウム」の形で存するパラジウムの割合に高度に
依存し、又一方ではパラジウムがたばこに適用される条
件に大きく依存することが見出された。
本発明において用いられている「抽出性パラジウム」な
る語句は、水性、アルカリ性エチレンジアミンテトラ酢
酸(EDTA)によって処理されたたばこから抽出でき
るたば上に沈着されたパラジウムを意味する。
この「抽出性パラジウム」の化学形態は未知であるが、
該化学形態は、抽出剤が小粒子のパラジウム金属を溶解
しうろことの有用な証拠からすれば金属パラジウムの形
であるか、又はイオン性パラジウム又は金属およびイオ
ンパラジウムの混合物である。
ここで使用される如き「非一抽出性パラジウム」なる語
句は、水性、アルカリ性エチレンアミンテトラ酢酸によ
って抽出されない、たばこ上に沈着したパラジウムを言
うものとする。
しかし、この「非抽出性」パラジウムの形態は、有用な
証拠に基づく金属パラジウムのばすである。
得られる抽出可能なパラジウムの特別の値は、特に、E
DTA剤の組成および風味物質の溶液又はたばこの処理
条件に依存する。
しかし、各条件に対して、一定の結果が得られ、かつ抽
出可能なパラジウムの唯一の決定は0.001%のパラ
ジウムからの標準偏差であり、これは米国特許第405
5191号に従って好ましく用いられる全パラジウムの
約1ないし約10%に相尚する。
本発明の実施にあたって、溶解されたパラジウム化合物
およびイオンパラジウムに対し還元剤として作用する化
合物を含有する水溶液が形成される。
該水溶液は、「水溶性のパラジウム」形成するため十分
な時間約80℃までの温度で加熱され、そして生成混合
物は、たばことブレンドさレタばこ上にパラジウムが沈
着する。
ここで用いる「溶解性パラジウム」は、水溶性混合物中
のパラジウムであり、該パラジウムは、該混合物を水で
希釈しそして0.45μ孔を有するメンプランフィルタ
ーを通じてフィルターされると、r液中に現われる。
フィルター上にとどまっているパラジウムは「不溶性パ
ラジウム」として定義される。
この「不溶性パラジウム」の化学形態は、全てではない
が、殆ど金属パラジウムであることが判明している。
「可溶性パラジウム」の化学形態は、有用な証拠によれ
ば、本質的には全てイオン性であること考えられている
可溶および不溶性のパラジウムの正確な形態は、結論的
には確立されていないが、本発明は、パラジウムの正確
な化学的および物理的形態にかかわらず、説明された方
法で形成した「不溶性パラジウム」までに拡張される。
使用されるパラジウム化合物は、米国特許第40551
91号に開示される塩の如き、イオン性パラジウムを与
えることのできるパラジウムを含有するいかなる水溶性
化合物でもよい。
かかる化合物には、硝酸パラジウムの如き簡単なパラジ
ウム、塩化パラジウムの如きパラジウムハロゲン化物、
二塩化ジアミノパラジウム (Pd(NH3)2Cl2)の如きジアミン錯体および
テトラク口ロパラジウムアンモニウムおよびヘキサク口
ロパラジウム酸アンモニウムの如き特にアンモニウム塩
が含まれる。
もし濃度が所望の触媒効果を得るため十分なパラジウム
をたばこに沈着させるのに十分であれば、溶液中のパラ
ジウム化合物の量は限定されない。
米国特許第4055191号によれば、パラジウムは、
約0.001ないし約1重量%、好まし《は0,01な
いし約0.1重量%量でたばこ内存在しつる。
可溶性パラジウムの不溶性パラジウムに還元される速度
はパラジウム濃度が減少するとともに増加することが見
出された。
一方、溶液が余りに希薄であると、過剰量の溶液が触媒
的に有効な量のパラジウムを沈着させるのに要求される
一般に、約0.1〜約2重量%のパラジウム濃度が有用
であり、約0.2〜約0.5重量%のパラジウム濃度が
好ましい。
溶液の第二の要求成分(水以外で)は、溶解したパラジ
ウムイオンを金属パラジウムに還元できる還元剤である
パラジウム塩は、酸化剤として周知であるので、いかな
る温和な還元剤も使用可能である。
イオン性パラジウムを還元できるいかなる化合物も使用
できるけれども、実際問題として、還元剤は非毒性であ
るべきであり、かつ喫煙中熱分解して毒性の副産物を形
成しないことである。
加えて、還元剤は水溶性であるべきである。好ましい還
元剤は、例えばグルコース、マンノース、ガラクトース
、キシロース、リボース、アルビノースの糖類の如きア
ルデヒドを含有する水酸基を含む、有機アルデヒド類で
ある。
純粋な糖類は使用できるが、不純な糖類および糖蜜、と
うもろこしシロップ、転化シロップ等の如きシロップ類
も使用できる。
他には、有効性は劣るが、該還元剤には、アルコール類
、好まし《は多価アルコール類、例エばグリセロール、
ソルビトール、グリコール類、特にエチレングリコール
およびプロピレングリコール並びにポリエチレンおよび
ポリプロピレングリコールの如きグリコール類が含まれ
る。
他に有効性は劣るが、一酸化炭素、水素、エチレンおよ
びチタニウム塩の如き還元剤が使用できる。
該溶液は、パラジウム化合物と還元剤との相互作用によ
り妨害することのない他の添加剤が含まれる。
か《して、該溶液には、米国特許第4055191号に
開示されたタイプの硝酸塩が含まれる。
以下のことは、当業界に知られている。
すなわち、先に述べられた還元剤は、たばこの製造に今
日まで使用されている風味物質の溶液に通常使用される
成分であり、そして実際通常の風味物質の溶液に水溶性
パラジウム塩を添加することは、好都合であり、かつ好
ましい、本発明の方法である。
かかる風味物質の溶液の使用は米国特許第405519
1号に開示されているけれども、後に述べる如《、該特
許においては加熱工程が実際問題として、不溶性パラジ
ウムを形成するために要求されるという認識はない。
パラジウムの不溶性化は、室温下で徐々に生起し、かつ
法外に長期の時間が、可溶性パラジウムを不溶性パラジ
ウムに実際的に転換するため要求される。
従って、実際的な転換速度を達成するために、温度の増
加に伴い不溶性パラジウムの形成速度を増加させつつ、
該溶液を昇温下で加熱する。
しかし、温度を増加すると、不溶性パラジウムは、金属
の均一分散を得ることを困難にする不溶性パラジウムの
凝集物を形成する傾向にある。
かかる凝集物の形成は、本発明と同日に出願した米国特
許出願第013574号に開示した(この開示は本発明
中参考として挿入されている)如《、約1重量%まで、
好ましくは約0.2ないし約0.6重量%までの量で、
ゲラチン、メラガントガム等の如きガムのような保護コ
ロイドの介在により防止されうる。
しかし、約90℃の過剰温度で、パラジウム凝集物の形
成は多過となる。
更に、高温下での長期の加熱は、水溶液中に存する糖類
又は他の化合物の破壊をもたらし、たばこの味に逆の効
果をもたらす分解産物を与える。
従って、一般に約50℃ないし90℃の温度範囲が用い
られ、その内約70℃ないし約80℃の温度が好ましい
,加熱は、可溶性パラジウムを不溶性パラジウムに所望
程度転換するために十分な時間行なわれる3可溶性パラ
ジウムが不溶性パラジウムに全て実質的に転換するのが
好ましく、かくすることにより最犬の触媒活性度が達成
される。
しかし完全な転換は、不可欠ではなく、しかも可溶性パ
ラジウムの割合が、溶液中の全パラジウムの50%未満
に減少する場合有用な結果が得られる。
しかし、溶液中の可溶性パラジウムが全パラジウムの5
%以下に減少するのが好ましい。
一般に、このことは75〜80℃で少な《とも約4時間
の加熱並びに低い温度では対応して長時間を必要とする
所望ならば、更に長時間の加熱が行なわれうるが、通常
は不必要である。
長期の加熱時間、例えば、特に80℃程度の温度で24
時間程度の時間は、好ましくない。
というのは、凝集又は好ましくない分解産物の形成の危
険性が増加するからである。
不溶性パラジウムの形成後、次いで得られた水性混合物
を、風味物質の溶液をたばこに適用するのに通常使用さ
れるような適当な技術を用いてたばこに適用する。
例えば、混合物をたばこにスプレする。
このように処理されたたばこを、次いで葉巻きもしくは
紙巻きたばこ又はパイプ用タバコとして箱づめされたた
ばこ製品に変える。
得られたたばこ製品は、たばこを処理するのに用いた溶
液中の不溶性パラジウムの量に比例した量で非抽出性パ
ラジウムを含有する。
しかし、たばこ中における全パラジウムに対する非抽出
性の相対的割合は、処理溶液中の全パラジウムに対する
不溶性の割合よりも幾分小さい。
好ましいパラジウムの好ましいレベル(全パラジウムの
5%又はそれ以下)が水媒体中で達成されると、抽出性
パラジウムは、通常、たばこ中の全パラジウムの約10
%以下を含んでいる。
この差は、抽出剤としてのアルカリ性EDTAの使用に
因る。
アルカリ性EDTA抽出剤を製造するのに用いられる特
定の塩基は、得られる抽出性パラジウムの絶対値に影響
を与えることが見出された。
それ故、抽出性パラジウムの分析に当だり、同じ抽出剤
を用いることが重要である。
アルカリ金属水酸化物、例えば、水酸化ナ}リウム、水
酸化カリウムおよび水酸化アンモニウムが、抽出剤を形
成するのに使用される好ましいアルカリ物質である。
特に水酸化アンモニウムが好ましい。抽出剤のpHは、
狭くは限定されていないし、EDTAの濃度も狭くは限
定されていない。
しかし、pHが約10(すなわち、約9.5から約10
.5まで)、およびEDTAの濃度が約0.1モル(す
なわち、約0.09から約0.11モル)が好1ましい
抽出剤の組成が一定に保持される限り、プロセスを正確
に制御する信頼できる結果が得られる。
以下に、本発明を説明するため、不溶性パラジウムを含
有する風味物質の溶液の調製、非抽出性パラジウムを含
むたばこ組成物の形成およびかかるたばこ組成物の試験
を含めて、実施例をもって示す。
実施例中、たばこサンプルおよび風味物質の溶液サンプ
ルを、以下の手順に従って、非抽出性および不溶性パラ
ジウムのそれぞれに対し分析ヌした: ■.たばこ中の非抽出性パラジウムの分析「非抽出性」
パラジウムは、アンモニア性エチレンジアミン四酢酸で
抽出されないたばこ中のパラジウムであり、そして全パ
ラジウムから抽出性パラジウムを減じることによって決
定される。
全パラジウムおよび抽出性パラジウムは以下の手順によ
って決定される: たばこ中の「全パラジウム」の決定 たばこ約17について正確に釈量したサンプルを、10
0mlのビーカーに装入し、試薬用硝酸および試薬用過
塩素酸の1:1溶液5ないし10mlを添加し、ビーカ
ーをカバーグラスでカバーし次いで適度な速度で少なく
とも2時間電熱板上で加熱する。
次いでカバーを取り除き、サンプルが蒸発乾固するまで
加熱を続ける。
次いで、ビーカーを室温まで冷却し、試薬用濃塩酸1m
lを加え、次いでカバーを再び載せる。
直ちに混合物を沸点まで加熱し、次いで溶液を10分間
沸点近く(80〜ioo℃)で加熱することによって温
没する。
溶液を室温まで冷却し、次いで0.IN硝酸で25ml
に希釈し、分析用サンプルを得る。
たばこから「抽出性」パラジウムの決定 約1ないし約27の範囲で正確に秤量したたばこサンプ
ルを、約pH10を有するエチレンジアミン四酢酸(E
DTA)のアンモニア性溶液(EDTA0.IMおよび
NH,OHIM)50mlと混合する。
得られた混合物を30分間連続攪拌し、そして直ちに0
.45ミクロン以下の孔径を有するメンプランフィルタ
ーでr過する。
10.Qml部のf液を100mlビーカー中で蒸発乾
固し、次いで試薬用硝酸および試薬用過塩素酸の1:1
溶液5ないし10mlを残査に添加する。
ビーカーをカバーグラスでカバーし、次いでHCIO4
煙の出現後適度な速度で少なくとも2時間電熱板上で加
熱する。
次いでカバーを取り除き、ザンプルが蒸発乾固するまで
加熱を続ける。
次いで、ビーカーを室温まで冷却し、試薬用濃塩酸Im
lを加え、次いでカバーを再び載せ次いで直ちに混合物
を沸点まで加熱する。
次いで溶液を10分間沸点近く(80〜100℃)で加
熱することによって温没する。
溶液を室温まで冷却し、次いで水で25mlに希釈し分
析用サンプルを得る。
■.風味物質の溶液内の不溶性パラジウムの分析風味物
質の溶液内の不溶性パラジウムは、水に不溶で、しかも
全パラジウムから可溶性パラジウムを抽出することによ
って決定される風味物質の溶液内のパラジウムである。
全てのおよび可溶性パラジウムは次の手順によって決定
される: 風味物質の溶液内の「全パラジウム」の決定十分混合し
た風味物質の溶液約0.37について正確に秤量したサ
ンプルを100mlのビーカに装入し、次いで硝酸およ
び過塩素酸1:1の5ないし10mlを加えた。
次いで、生成した混合物を、たばこ中の全パラジウムを
決定するため説明された手続に従って処理した。
風味物質の溶液の可溶性「パラジウム」の決定風味物質
の溶液の0.3ないし30ml部を10mlメスフラス
コ内で正確に秤量し、次いで水で10mlに希釈する。
得られた溶液を完全に混合し次いで直ちに0.45ミク
ロン以下の孔径を有するメンプランフイルムで沢過する
f液の2ないし5ml部を、硝酸および過塩素酸1:1
の5ないし10mlと混合し、得られた溶液を、サンプ
ル中の「可溶性パラジウム」を分析するため先に述べた
と同様に処理した。
この手順を行うに当たり、分析用サンプル中パラジウム
が少なくとも15μ7および好まし《は50ないし20
0μ7が存在するようにサンプルを選び大きさを選ぶこ
とが好ましい。
■.パラジウム分析 「全」、「抽出性」および「可溶性」パラジウムに関し
以上の如く得られたサンプル中のパラジウムの量を正確
に決定できるいかなる手順も使用できる。
全パラジウムの分析に当たり、原子吸収スペクトロスコ
ピーが有用であることが判明した。
しかし、「抽出可能な」又は「可溶性」パラジウムの分
析に当たり、より高感度の操作が好ましい。
0,MenisおよびT,C,Rains(「a−フリ
ルジオキシムによるパラジウムの比色定量J、Anal
,Chem,27 1932−34頁(1955年))
による方法が、上記目的に好ましい。
以下の実施例「抽出性」又は「可溶性」パラジウムは、
Menisらの方法をTechnicon Auto
−Analyzer Iを有する自動分析に適用するこ
とによって決定された。
実施例1 風味物質の溶液を次の表に従って調製した:*水性 得られた溶液を77℃で加熱し、該溶液を可溶性パラジ
ウムおよび全パラジウムを得るため周期的に分析した。
これらの結果を下記に要約する。不溶性パラジウムの形
成が二段階でおこることが分かった:第一は、約1時間
内で完全に完結する急速な反応により、次いで第二は、
第一の機構に従っているように思えるより遅い反応によ
るものである。
実施例2 以下の組成を有する風味物質の溶液中の不溶性パラジウ
ムの形成速度に対する温度の効果を評価するため、一連
の実験を行った: 三種の別々の混合物を、23℃、60℃又は70℃に保
持して調製し、そして可溶性パラジウムを決定するため
周期的に分析した。
1時間後に形成した不溶性パラジウムを決定し、そして
これを第1段階反応速度の指標とする。
加えて、第一次速度定数、Kは時間に対する可溶性パラ
ジウムの対数をプロツして計算された。
データーは、次の如《要約される二 実施例3 実施例2における(NH,)2PdC16 1.2%の
代わりに(NH4)2Pact4 1.5%およびMg
(NO3)2・6H20、グリセリンおよび水をそれぞ
れ0.1%減じた量を風味物質の溶液が含有する他は、
実施例2でのべたと同様の手順および材料を用いること
により、実施例2の溶液に対しpH0.8であるに対し
pH2.5を有する風味物質の溶液を得た。
該溶液を70℃で加熱し、可溶性パラジウムについて周
期的に分析した。
最初の時間で形成した不溶性パラジウムは全パラジウム
の59%であり、第1次速度定数Kは0.25hr−1
であった。
実施例4 実施例3でのべた実験は、pHが不溶性パラジウムの形
成速度に影響を与えていることを示唆した。
しかし、該実験における全パラジウムレベルは実施例2
でのべた実験におけるよりも太きかつた。
従って、pH自身の影響を調べるため一定の全パラジウ
ム含量下で2種の新しい実験を行った。
風味物質の溶液の組成および70℃に加熱後の分析結果
は次の如くである: 実施例5 種々の量の可溶性パラジウムを含有する数種の風味物質
の溶液を調製したばこサンプルを処理するために使用し
た。
該サンプルは、抽出性パラジウムに対する分析に供せら
れた。
3回の操作に対するデーターを下記の如くである: 前記より明らかな如《、たばこ内の抽出性Pdの割合は
、風味物質の溶液内の可溶性Pdの割合に比例し、それ
よりも太きい。
従って、たとえ風味物質の溶液内の可溶性PdO量が零
に減じても、得られるたばこは、それにもかかわらず抽
出性Pdを多分10%量まで含有している。
実施例6 米国特許第4055191号に開示される生物学的試験
においてのべられたと同様の方法を用いることによって
、紙巻きたばこを、Pdを含む風味物質の溶液で処理し
た。
使用たばこは、種々の天然硝酸塩含量を有し、更にある
場合には、風味物質の溶液は添加硝酸マグネシウムを含
有した。
たばこサンプルは、紙巻きたばこのサンプルを製?する
のに用いられた。
該紙巻きたばこは、マウスーペインテイングテス}(m
use= paintingtests)用に用いられる煙濃縮体
を集めるためウイールータイプスモーカー上で喫煙され
た。
各たばこサンプルに対し、担癌マウスの発生率を、全マ
ウスに対するパーセンテージとして、80週後に決定し
た。
加えて、硝酸塩含量(天然の硝酸塩および添加硝酸塩)
およびPd含量(全体のおよび非抽出性の)を決定した
最後に、乾燥した煙中の多環式芳香族炭化水素の収率を
決定した。
結果を第I表および第■表に要約する。
4系列の試験において、サンダルA−1,B−1、C−
1およびD−1は対照群として用いた。
硫酸塩およびPd含量の変化並びに生物学的活性に対す
る非抽出性Pdの量の変化における影響を調べる目的で
、癌発生の個々の値(%)およびPCAHの収量の平均
値を求めた。
PCAHの収:量の平均値は2,245、癌発生率(%
)の平均は46.8であった。
各実験装作に対し、対照値の平均値に対する得られたP
CAHの収率および癌発生率の割合を計算した。
結果を、第■表に要約して示す。
前記より明らかなように、多環式芳香族炭化水素の収量
およびマウスにおける癌発生率の双方は、非抽出性Pd
が増加すると減少する。
一般的に、癌発生の実質的減少は、全硝酸塩の量が約0
.4重量を超過ししかも非抽出性PdO量が約100p
pm以上である場合に達せられる。
しかしながら、少なくとも約0.7重量%の全硝酸塩窒
素および少な《とも約250ppmの非抽出性Pdが用
いられるのが好ましい。
最も好ましい結果を得るには、少なくとも0.7重量%
の全窒素および少なくとも450ppmの非抽出性Pd
が用いられるべきである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1(a)可溶性パラジウム化合物、およびイオン性パラ
    ジウムカチオンをパラジウム金属に還元し得る化合物と
    を含み、pH3以下を有する水溶液を調製し、 (b)少なくとも約50%のパラジウムを不溶性パラジ
    ウムに変換するのに十分な時間、高温下で該水溶液を加
    熱し、次いで (C)該不溶性パラジウムをたばこ上に沈着させるため
    に風味物質の溶液をたばこと混合することを含んでなる
    、 触媒活性金属パラジウムを喫煙たばこ上に沈着する方法
    。 2 前記還元剤が、水酸基含有のアルデヒドである、特
    許請求の範囲第1項記載の方法。 3 前記還元剤が糖である、特許請求の範囲第2項記載
    の方法。 4 パラジウム含有の前記水溶液が、少なくとも一種の
    糖および少なくとも一種の多価アルコール化合物を含む
    風味物質の溶液である、特許請求の範囲第1項記載の方
    法。 5 前記可溶性パラジウム化合物が、硝酸パラジウム、
    塩化パラジウム、二塩化ジアミノパラジウム、テトラク
    口ロパラジウムアンモニウムおよびヘキサク口ロパラジ
    ウム酸アンモニウムからなる群から選ばれる、特許請求
    の範囲第4項記載の方法。 6 前記パラジウム塩がテトラク口ロパラジウムアンモ
    ニウムである、特許請求の範囲第5項記載の方法。 γ 前記加熱が、約50℃ないし約90℃の温度で行わ
    れる、特許請求の範囲第1項記載の方法。 8 前記加熱が、少なくとも95%の可溶性パラジウム
    を不溶性パラジウムに変転するのに十分な時間で、約5
    0℃ないし約90℃の温度にて行なわれる、特許請求の
    範囲第4項記載の方法。
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