JPS5855215Y2 - 生石灰焼成装置 - Google Patents

生石灰焼成装置

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JPS5855215Y2
JPS5855215Y2 JP1981000525U JP52581U JPS5855215Y2 JP S5855215 Y2 JPS5855215 Y2 JP S5855215Y2 JP 1981000525 U JP1981000525 U JP 1981000525U JP 52581 U JP52581 U JP 52581U JP S5855215 Y2 JPS5855215 Y2 JP S5855215Y2
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JP
Japan
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fluidized bed
cooler
combustion furnace
quicklime
series
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Expired
Application number
JP1981000525U
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English (en)
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JPS56107841U (ja
Inventor
重義 宮本
進 坂本
邦久 藤原
Original Assignee
三菱重工業株式会社
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Publication date
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  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)
  • Crucibles And Fluidized-Bed Furnaces (AREA)
  • Furnace Details (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、粉粒状石灰石を焼成して生石灰を製造する生
石灰焼成装置の改良に関する。
この種装置で従来公知のものに、多段流動層を利用した
石灰石流動燗焼装置がある。
この装置は予熱部分と、鍛焼部分および冷却部分からな
り原料の予熱部分を構成する多段流動層の各流動層1段
当りの圧力損失が750〜850 mmAg、 服焼部
分の圧力損失が1550 mmAg、冷却部分のそれは
1000 mmAg以上である。
このため上記多段流動層の流動用空気源としては、高速
回転のターボコンプレッサ、またはこれに相当する特別
なブロワの装置が必要となり、そのサージング対策が必
要となるため、保守、運転操作が困難であるばかりでな
く、消費動力も大きく、その上多段流動層からなる装置
であるため、築炉その他構造上の制約から300t/d
程度の能力が最大限度であって、それ以上の装置の大形
化をはかることはできないという欠点か′あった。
また、一般に生石灰焼成装置においては、微粉石灰石が
分解平衡温度以下になると、該石灰石は燃焼ガス中のC
O2と吸収反応を起しくCaO+ CO2→CaC03
)、装置に閉塞トラブルを起させることがよく知られて
いるが、これが多段流動式焼成装置の場合は、各流動層
の多孔板aのノズルの閉塞現象を起し、装置の安定運転
に支障を及ぼすという欠点か゛あった。
本考案は、上記従来装置の欠点を解消することを目的と
して提案されたもので、それぞれ単独に形成されたサス
ペンションプレヒータ、流動層式燃焼炉および流動層式
冷却器を直列に接続して配設し、上記流動式冷却器の流
動層内に、該流動層冷却用水冷管を配設するとともに、
上記流動層式燃焼炉および流動層式冷却器に、それぞれ
の流動層を流動化するための専用の通風ファンを取付け
かつそれら通風ファンを直列的に配設してなることを特
徴とする生石灰焼成装置に係るものである。
以下添付図面に示す実施例によ’2本考案装置につき具
体的に説明する。
添付図面において、破線で囲まれた部分1は、従来公知
のサスペンションプレヒータで゛、同すスペンションブ
レヒータ1は多段(本例の場合4段)のサイクロンと、
それらを図示の如く結ぶ゛ガス導管および原料シュート
で形成されており、最終段のサイクロンの原料シュー1
〜およびガス導管は、後述する流動層式燃焼炉3に図示
の如く接続されていて、サスペンションプレヒータ1を
流動層式燃焼炉3に直列に接続している。
2は誘引ファンで゛、同誘引ファン2はタンパ2aを介
装された配管を介して上記サスペンションプレヒータ1
の最上段のサイクロンの頂部に接続されている。
流動層式燃焼炉3は、上記サスペンションプレヒータ1
とは別個に形成されており、さきにも述べた如く該サス
ペンションプレヒータ1の最下段のサイクロンの原料シ
ュートおよびガス導管を介して該サスペンションプレヒ
ータ1と直列に配設されている。
4は該流動層式燃焼炉3の流動層への燃料供給管で、同
燃料供給管4がらの燃料の燃焼ガスにより、該流動層を
高温に加熱し、上記サスペンションプレヒータ1で子か
しめ予熱させて該流動層式燃焼炉3内へ導入された粉状
石灰石を焼成して高温(約920〜950℃)の生石灰
とするようになっている。
5は図示の如く該流動層式燃焼炉3の流動層上方の空塔
部3′の頂部に配管を介して接続された燃焼炉用捕集サ
イクロンで、同サイクロン5は上記流動層式燃焼炉3の
高温のキャリオーバ製品を捕集するための捕集サイクロ
ンである。
6は図示のように上記燃焼炉3の流動層の上面近傍にお
ける側壁に設けられた燃焼炉用オーバフローシュートで
それら部材5,6は配管を介して後述する流動層式冷却
器9の空塔部9′に図示の如く接続されていて、流動層
式燃焼炉3と流動層式冷却器9を直列に接続しており、
流動層式燃焼炉3の流動層内で懲戒された高温の生石灰
を、流動層式冷却器9内へ送り込むようになっている。
14は流動層式燃焼炉3に図示の如く設置された燃焼炉
用多孔板で、同多孔板14の下方の空気室は、配管を介
して流動層式燃焼炉3の流動層を流動させるための専用
の流動ファン7の吐出側に接続されている。
8はダンパ8aを介装された冷風取入管で、同冷風取入
管8は上記燃焼炉専用流動ファン7の吸収側の配管に図
示の如く接続されている。
9は上記流動層式燃焼炉3とは別個に形成され、さきに
も述べた如く該流動層式燃焼炉3と直列に接続された流
動層式冷却器で、その流動層の上方空塔部9′の頂部は
配管を介して製品捕集サイクロン10の頂部の接続され
ており、また該サイクロン10の頂部には、上記燃焼炉
専用流動ファン7の吸込側配管の端部が開口している。
11は上流層式冷却器9の流動層内に図示の如く配設さ
れた流動層冷却用水冷管で、同水冷管11内には、系外
に配設された給水ポンプ12により冷却水が流通し、流
動層内で製品を冷却するようになっている。
13はその吸込側配管にダンパ13aを介装され、吐出
側配管を上記流動層式冷却器9の多孔板15の下方の空
気室に接続された冷却器9の流動層の流動化専用の流動
ファンで、同流動ファン13は、冷却器9の流動層、空
塔部9′、サイクロン]0の頂部および上記流動ファン
7の吸込側配管等を介して該流動ファン7と直列に配設
されている。
15は流動層式冷却器9の多孔板、16はオーバフロー
シュートをそれぞれ示す。
本考案装置における圧力損失は、通常各サイクロンでは
100〜150 mmAg、流動層式燃焼炉3では15
00〜2000 mmAgである。
また上記流動層式燃焼炉3の空塔部3′内の圧力は、上
記誘引ファンスのダンパ2aの制御にヨリ、また多孔板
14の下方の空気室圧力は、冷風取入管8のダンパ8a
の制御により、なおまた流動ファン13の吐出圧は、吸
込側配管のダンパ13aの制御によりそれぞれ所望の一
定値に制御されるようになっている。
本考案装置の一実施例は上記のように構成されており、
いま本装置の運転を開始すると、サスペンションプレヒ
ータ1で予熱された原料(粉粒状石灰石)は、流動層式
燃焼炉3の流動層に導かれ該流動層で燃料供給管14か
ら流動層に供給される燃料の燃焼ガスで加熱焼成されて
高温の生石灰(製品)となり、捕集サイクロン5および
オーバフローシュート6を介して流動層式冷却器9内へ
送り込まれる。
この場合、流動層式燃焼炉3の流動層内は、均一温度に
保持され、該炉3から流動層式冷却器9内へ排出される
製品温度は捕集サイクロン5側およびオーバフローシュ
ート6側とも 920〜950℃の範囲にある。
以上のようにして流動層式冷却器9内へ送り込まれた高
温の微粉生石灰(製品)は、主として該冷却器9の流動
層内に配設された水冷管11内を流通する冷却水によっ
て冷却されたのち、捕集サイクロン10およびオーバフ
ローシュー16から系外へ容易に取出される。
この場合、流動ファン13によって流動層式冷却器9の
流動層へ送入する空気量を、ダンパ13 aの制御によ
り、製品を流動化せしめる足る最小限度の風量にとどめ
、製品の冷却を主として水冷にゆだねて該流動ファン1
3と直列関係にある流動ファン7の吸込温度を下げるこ
とができるため、該流動ファン7および13を通常のフ
ァン(20℃、1500 r 、 p、m)とき、最大
風圧2800 mmAg、280℃、1500r、pl
mのとき最大風圧1450 mmAg程度まで通常のタ
ーボまたはパドル形ファン)で、堰焼炉3および冷却器
9の流動層を流動させるに要する風圧を十分に与えるこ
とができ、またその運転操作も容易である。
またダンパ2 a 、13 aを適当に制御することに
より、服焼炉3の空塔部3′と冷却器9の空塔部9′の
内部圧力差を小さく制御できるので、それら両部材3,
9内を結ぶ捕集サイクロン5、オーバフローシュー6の
配管内のブローアツプを容易に防ぐことができる。
特に捕集サイクロン5のブローアツプを容易に防ぐこと
により、該捕集サイクロン5の製品の捕集効率を向」ニ
させ、CaOの閉塞の起しゃすいサスペンションブレー
ヒータ1のサイクロン内におけるCaO濃度をうすめる
ことにより、該部における閉塞トラブルの発生が防止さ
れる。
なお、この場合、サスペンションプレヒータ1のサイク
ロン内における原料の滞留時間も短かく、この面からも
閉塞トラブルの発生は防止される。
本考案装置は、上記のような構成、作用を具有するもの
であるから本考案によれば、 (1)流動層式燗焼炉3および流動層式冷却器9の流動
層を流動させる流動ファン7.13として通常のファン
を使用できるので、従来装置に比し保守、運転操作が容
易であるばかりでなく、消費動力も少なく経済的である
(2)サスペンションプレヒータ1、流動層式燗焼炉3
、流動層式冷却器9を直列に配設した構成であるため、
従来の多段流動層を利用したものに比し、築炉」−その
他の制約も少なく、従って装置の大形化をはかることが
できる。
(3)流動層式燗焼炉3の捕集サイクロン5の製品の捕
集効率が良好であり、また原料の予熱部分にサスペンシ
ョンブレヒータ1を用いているため原料と燃焼ガス中の
CO2との吸収反応に基づく閉塞1〜ラブルの発生のお
それなく、装置は安定運転を続けることができる。
(4)流動層式燗焼炉3の空塔部3′内圧力は、ダンパ
2aを適当に制御することにより、大気圧または若干の
負圧を容易に与え得るので、内部の運転監視が容易であ
り、失火のおそれに対する不安もなく、局部的流動不良
の発見も容易で操炉上有利である。
などの実用的効果を挙げることができる。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本考案の一実施例の概略説明図である。 1:サスペンションブレヒータ、2:誘引ファン、2a
°ダンパ、3:流動層式冷却器、4:燃料供給管、5:
@焼炉用捕集サイクロン、6:@焼炉用オーバフローシ
ュー1−17:@焼炉の専用流動ファン、8、冷風取入
管、8a:ダンパ、9:流動層式冷却器、10:製品捕
集サイクロン、11:流動層冷却用水冷管、12:給水
ポンプ、13:冷却器の専用流動ファン、13a:ダン
パ、14.15 :多孔板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. それぞれ単独に形成されたサスペンションプレヒータ、
    流動層式燃焼炉および流動層式冷却器を直列に接続して
    配設し、上記流動式冷却器の流動層内に、該流動層冷却
    用水冷管を配設するとともに、上記流動層式燃焼炉およ
    び流動層式冷却器にそれぞれの流動層を流動化するため
    の専用の通風ファンを取付け、かつそれら通風ファンを
    直列的に配設してなることを特徴とする生石灰焼成装置
JP1981000525U 1981-01-08 1981-01-08 生石灰焼成装置 Expired JPS5855215Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981000525U JPS5855215Y2 (ja) 1981-01-08 1981-01-08 生石灰焼成装置

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JP1981000525U JPS5855215Y2 (ja) 1981-01-08 1981-01-08 生石灰焼成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56107841U JPS56107841U (ja) 1981-08-21
JPS5855215Y2 true JPS5855215Y2 (ja) 1983-12-17

Family

ID=29597370

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JP1981000525U Expired JPS5855215Y2 (ja) 1981-01-08 1981-01-08 生石灰焼成装置

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5037875U (ja) * 1973-08-02 1975-04-19
JPS55142830U (ja) * 1979-04-03 1980-10-13

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56107841U (ja) 1981-08-21

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